平成28年小樽市議会第2回定例会 市 長 提 案 説 明 ただ今上程されました各案件について、提案理由の概要を説明申し上げます。 初めに、議案第1号から議案第3号までの平成28年度各会計補正予算につい て説明申し上げます。 まず、議案第1号、一般会計補正予算の主なものといたしましては、国の平成 27年度補正予算で創設された「地方創生加速化交付金」の申請に向けて、本市総 合戦略で掲げた将来の都市像である『訪れる人を魅了し、暮らす人にはやさしい、 市民幸福度の高いまち』を実現するための新たな取組となる、「明日の小樽を支え る観光イノベーション事業費」を計上したほか、ふるさと納税制度で本市へ寄せら れた個人の寄附金を、寄附者の方々の思いを実現するための事業に充てるよう、 適正に管理、運用するため設置する「ふるさと応援基金」への積立金、保育士確 保 策として市立保育所を除く市内の保育所等へ新たに就業する常勤保育士に対して、 被服費や家賃等の一部を助成する「保育士就労支援補助金」、介護療養型医療施設 の特別養護老人ホームへの転換を図るため、施設整備費用の一部を助成する「介護 サービス提供基盤等整備事業費交付金」、不登校児童生徒に対し家庭訪問等を通じ た学習支援や教育相談を行うため、新たに支援員1名を配置する「不登校児童生徒 支援事業費」などについて、所要の経費を計上いたしました。 これらに対する財源といたしましては、国・道支出金、財産収入、寄附金、繰 入金、諸収入及び市債を計上し、以上の結果、一般会計における補正額は、3億 5,508万7,000円の増となり、財政規模は569億9,461万2,0 00円となりました。 次に、議案第2号及び議案第3号、特別会計では、港湾整備事業特別会計にお いて、港町ふ頭分譲地及び隣接する市有地の土地売払収入と、売却予定地内にあ る国有地の購入や水道管の移設など、売却に必要な経費を計上したほか、住宅事 業特別会計において、若竹住宅3号棟建替工事の実施に向け、区分所有者等の移 - 1 - 転補償費と移転後の建物解体工事費、建替えに係る設計委託費を計上いたし まし た。なお、建物解体工事費については、工事が次年度に渡ることから、債務負担 行為として所要の経費を計上いたしました。 続きまして、議案第4号から議案第19号までについて説明申し上げます。 議案第4号 報酬、費用弁償及び実費弁償条例の一部を改正する条例案につき ましては、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部改正に伴い、 所要の改正を行うものであります。 議案第5号 山林基金条例の一部を改正する条例案につきましては、塩谷4丁 目所在の山林の一部の売却に伴い、地積を変更するものであります。 議案第6号 ふるさと応援基金条例案につきましては、ふるさと応援基金を設 置するものであります。 議案第7号 市税条例等の一部を改正する条例案につきましては、地方税法等 の一部改正に伴い、法人市民税の税率の引下げ、軽自動車税の環境性能割の導入、 わがまち特例の特例割合の設定等を行うとともに、所要の改正を行うものであり ます。 議案第8号 市営住宅条例の一部を改正する条例案につきましては、オタモイ F住宅、オタモイF厚生住宅及びオタモイF住宅児童遊園を用途廃止するもので あります。 議案第9号 病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案につきま しては、小樽市立病院の診療科目として、血液内科、糖尿病内科、内分泌内科、 腎臓内科及びリウマチ科を開設するものであります。 議案第10号 市立小樽図書館条例等の一部を改正する条例案につきましては、 市立小樽図書館、小樽市総合博物館、市立小樽文学館及び市立小樽美術館がそれ ぞれ設置する協議会の委員について、公募による委員を加えるとともに、所要の 改正を行うものであります。 議案第11号 不動産の処分につきましては、港町ふ頭の土地を売払処分する ものであります。 - 2 - 議案第12号から議案第14号までの動産の取得につきましては、ロータリ除 雪車、災害対応特殊消防ポンプ自動車及び防火衣を取得するものであります。 議案第15号から議案第19号までの工事請負契約につきましては、山手地区 統合小学校新築工事、山手地区統合小学校新築電気設備工事、山手地区統合小学 校新築機械設備工事、手宮中央小学校外構・グラウンド整備工事及び北陵中学校 大規模改造工事の請負契約を締結するものであります。 以上、概括的に説明申し上げましたが、何とぞ原案どおり御可決、御同意賜り ますようお願い申し上げます。 - 3 -
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