Vol. Professional The ザプロフェッショナル 14 東邦大学医療センター佐倉病院産婦人科・リプロダクションセンター高島明子講師たかしまあきこ『不妊治療から腫瘍まで、幅広く内視鏡治療で対応します』 2015 年 4 月 1 日発行産婦人科は腫瘍、周産期、生殖内分泌、ヘ周期でも、採卵に向けて患者さん個々に合不妊治療の目的は妊娠することではなく健ルスケアの 4つに大別されます。今回は私わせた排卵誘発法で対応しています。不妊児を得ることです。子宮、卵巣、卵管の手の専門分野である内視鏡治療と生殖補助症の要因や、周産期予後に悪影響を及ぼす術治療を必要とする患者さんの中にはタイム医療を紹介します。と判断される腫瘍があれば内視鏡治療を行リミットが迫った方もおります。その場合はいます。又、妊娠後には地域周産期母子医先に体外受精、受精卵凍結を行い、内視鏡療センターでハイリスク妊娠の管理を行い治療で妊娠と出産にベストな環境を整えたます。不妊精査から分娩までトータルサポー後に解凍胚移植を行う “ ハイブリッド治療 ” トで診療を行うのが当センターの特徴です。を勧めています。 ① 内視鏡治療私は県内唯一の腹腔鏡及び子宮鏡の技術認図を行っています（図 1）。子宮や卵巣の手術 1 定医として、年間約 150 症例の内視鏡手術手技は今後の妊娠予後に大きく影響しますので、妊娠を希望する場合又は不妊症の患者さんには妊孕能温存、機能温存する手法と技術が不可欠です。また全ての患者さんにおいて、症状の改善、再発予防をする事も大切です。内視鏡治療を希望される患者数は増加傾向にある一方で、難易度の高い内視鏡治療に対応できる病院は県内でもごくわずかであり、当院には県内遠方からも多数の紹介患者さんが来院されます。適切で確実な治療を行う事をモットーに、東邦大学医療センター佐倉病院を千葉県におけ図う、尽力しております。 2 ② 生殖補助医療当院は千葉県内でもリプロダクションセンターを併設している数少ない大学病院であります。近年の日本の場合、“ 晩婚化 ”と“ 晩産化 ” が不妊を深刻化させています。当センターでは、不妊要因の精査から一般不妊不妊症の診断から治療へのプロセスる婦人科内視鏡手術の拠点病院となるよ治療、高度生殖補助医療による治療を行います（図 2）。高度生殖補助医療には、1）体外受精胚移植、2）顕微授精、3）凍結胚解凍移植があります。体外受精での治療産婦人科・リプロダクションセンター月曜日火曜日高島 ※午後産婦人科内視鏡外来（紹介患者事前診療予約）（予約可）リプロダクションセンター高島 ※午前水曜日木曜日金曜日高島 ※午後（予約可）高島 ※午前 ※紹介患者事前診療予約をご利用の場合は、かかりつけの医療機関よりお問い合わせください。発行広報委員会・東邦佐倉会事務局土曜日診療についてのお問い合わせ先医療連携・患者支援センター月∼金曜日 9：00∼16：30 土曜日（第 3 土曜日除く） 9：00∼13：00 TEL 043-462-8770 FAX 043-461-2721 〒285 - 8741 千葉県佐倉市下志津564番地1 / TEL：043-462-8811㈹ / FAX：043-462-8820 ㈹ / URL http://www.sakura.med.toho-u.ac.jp