○○小学校 校内会計取扱要領 平成23年4月 学校内には、市配当学校予算や給与・旅費などの一般に公金といわれる金銭のほかに、定期的に 保護者から集金している給食費・PTA会費・教材費等の一括集金をはじめ、臨時に集金する費用 など、数多くの金銭を取り扱っています。学校という組織体においては、これらの金銭を有効に使 い、教育活動の効果をあげることをめざさねばなりません。また、経済不況のなか、保護者の経費 負担軽減と、情報公開にも適応できる明確な会計処理をめざす必要があるため会計の取り扱い方法 を明記します。 1 一括集金について 〔計画〕 学校で必要なお金については、目的・必要額等を十分検討し保護者負担ができるだけ軽減され るような計画をたて、年度当初に見込めるものは一括集金に組み込んで集金計画を立てます。 〔一括集金に含まれるもの〕(予定) ①PTA会費 一世帯 ②印刷費 児童一人当たり ③給食費(8月を除く) 4,000 円を 2回に分けて(5月・10 月) 300 円を 6月に集金 1ケ月 1年~3年 4,100 円 1ケ月 4年~6年 4,450 円 1ケ月 職員 4,800 円 (連続して 5 日間欠食した時は日額計算します) ④修学旅行積立 5・6年生 ⑤教材費 各教科教材・学年経費・各種負担金・遠足等行事関係費 〔集金方法〕 ・一括集金については、4月~3月(8月を除く)11 回で集金します。集金日毎月 27 日前後 にします。(但し7月・12月・3月は8日前後となります) ・毎月の集金額は保護者の個人口座より「○○小学校一括集金」の口座に口座振替により入金 そこから各会計の口座へ振り替えます。(JA○○支店) 2 会計の種類 〔一括集金に含まれる会計〕 ① PTA会計 ② 印刷費会計 ③ 給食費会計 ④ 修学旅行積立会計 ⑤ 学年会計(教材費等) 〔その他の会計〕 ・県関係(⑥給与資金会計・⑦資金会計・⑧旅費会計) ・市関係(⑨市会計・⑩就学援助費会計・⑪特別支援就学奨励費会計・⑫市補助金会計) ・PTA関係(⑬特別会計) ・厚生関係(⑭職員会計) 3 予算・決算について 〔予算計画〕 ・会計には予算が必要です。会計の種類によっては、くわしい予算書を作成します。金額の少 ない会計でも、予算計画をたてて執行するようにします。 〔決定と通知〕 ・予算案は担当者が作成した後、職員会議等で検討を加えて決定し、必要なものについては保 護者に知らせます。 〔決算〕 ・会計が終了しだい決算書を作成します。予算計画に対し計画どおり支出されたか、また効果 的に執行されたかどうか決算をすることにより次年度計画の参考とします。 〔公開の原則〕 ・会計は公開が原則です。 4 会計処理方法について 〔通帳および会計簿の作成〕 ・会計は必ず通帳をつくり会計簿(パソコン記帳でもよい)をつけます。 〔預金口座届出印〕 ・校内会計の預金口座届出印は、校長職印とします。 〔会計年度〕 ・会計年度は、4月1日に始まり、3月 31 日に終わります。 〔書類保存期間〕 ・市費会計に関する書類は5年間保存します。学校の公文書保管ロッカーに全ての会計帳簿を 一括保存します。 〔現金の取扱〕 ・現金集金や現金収入があった場合は、机の引出しなど個人的な保管は避け、すみやか に金融機関へ預け入れます。 ・収入は通帳に入金記録を残すために所定金融機関に一度預け入れてから支出します。 5 金銭出納簿・予算差引簿の記入方法 〔金銭出納簿〕 ・金銭の収支はすべて金銭出納簿に記帳します。 ・支出伺兼支出命令書を作成したら、支出命令番号をつけて金銭出納簿に記帳します 〔訂正方法〕 ・誤記を訂正する場合は、数字の時は一連の数字を全部訂正し、文字のときは誤った字だけ訂 正します。 ・訂正は、赤線2本で抹消し、その上に正しい数字または文字を記入します。訂正印は赤線の 上に押印します。この場合訂正する以前の数字や文字、訂正後の数字や文字が見えにくくな らないように注意します。誤記を訂正する際は、インク消し・消しゴムを使用してはいけま せん。 〔ページの繰越〕 ・帳簿の最終欄には「次ページへ繰越」とし「収入金額」 「支出金額」を合計して記入します。 ・次・ページの 1 行目には、 「前ページより繰越」と記入し、前ページの「収入合計」 「支出合 計」「差引残高」を転記します。 〔締め切り〕 ・年度末には、帳簿の最後に記帳された行の後に、字や数字が記入できないように線を引いて 締め切ります。1年度間の「収入合計」「支出合計」次年度への「繰越金額または残高」を 明確にしておきます。 6 監査について ・会計には監査が必要です。監査の目的は、不正が起きないようにどのような事務手続きが取 られているかを確認して、場合によっては改善の勧告をするものです。 ・学期ごとに管理職が、会計の点検を行います。 (但し、会計の種類によっては年度末に行います) 坂井市会計〔支出手順〕 決算残高確認 物品購入伺 物品注文 業者支払 (出納室) 物品納入検収 支出伺作成 (パソコン入力) 決裁 ・支払は、すみやかに処理し、業者への支払の遅延がないようにします。 〔物品購入伺〕 ・物品を購入する際は、事前に決裁を受けてから購入し、支出するときにも再び決裁を受ける のが原則です。しかし毎日の事務が煩雑にならないよう、あらかじめ予算執行計画を立てて 決裁を受けたものについては、支出の決裁のみとします。計画外の購入については、事前に 必ず、購入伺いをたてます。(口頭で可) ・金額が大きくなる契約には、2~3社の見積りを取ることが必要です。 (市の財務規則では、3万円以上は2社、5万円以上は3社の見積りが必要です) 〔物品納入検収〕 ・納品された物品については、ただちに品質、規格、数量について納品書と照合し検品します。 〔支出決裁〕 ・お金を支出する場合は、「支出伺兼支出命令書」で決裁を受けます。 「支出伺兼支出命令書」をパソコンで入力します。必要事項を入力後し予算高を確認します。 支出伺兼支出命令書を印刷し裏面に請求書を貼付して、月毎に出納室へ提出します。
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