第10回福岡北九州高速道路懇話会資料 - 福岡北九州高速道路公社

第10回福岡北九州高速道路懇話会資料
平成18年1月16日
福岡北九州高速道路公社
目次
Ⅰ.福岡高速道路の利用特性
Ⅱ.料金制度の現状とETCの整備
Ⅲ.福岡高速道路における
新たなETC料金施策の考え方
Ⅰ.福岡高速道路の利用特性
福岡高速道路の利用交通量(推移と現状)
(供用延長km)
平成16年度実績交通量
154,935台/日
利用交通量の推移
供用延長の推移
H17年度交通量(4~12月)
福岡高速
(台/日)
H17年度
(4~12月)
H16年度
(4~12月)
増減
比率
(H17/H16)
161,562台
156,009台
5,553台
1.036
・交通量は4月~12月の日平均値
・高速5号線板付~野多目間:H16年6月27日供用
1
福岡高速道路利用状況①(起終点内訳)
交通量
構成比(%)
福岡市内々交通
47,170
30.5
福岡市発着交通
100,134
64.6
福岡市通過交通
7,552
4.9
154,856
100.0
計
福岡高速道路の機能と役割
福岡高速道路は、福岡市内の道路延長に対して約7%
を占めているにすぎないが、走行台キロでは約14%と
道路延長比に対して約 2倍の自動車交通を処理してい
る。
道路延長
7%
走行台キロ
14%
※不明分は除外
注)道路延長は主要市道以上のセンサス対象路線長
(道路延長430.9km)
走行台キロはセンサス対象路線利用交通量×走行距離
(総走行台キロ9,557千台キロ)
資料:平成11年度道路センサス
資料:第8回福岡高速道路起終点調査(平成16年度)
2
福岡高速道路の利用状況②(曜日変動)
福岡高速道路の曜日別変動として、月曜から金曜日に向かい増加傾向に
あるが土曜日、日曜日と減少する。
日曜(休日)は平日平均交通量の約8割となっている。
福岡高速曜日別変動
対平日平均交通量
1.06
1
0.97
0.98
0.99
1.00
0.93
0.76
0.5
月
火
水
木
金
土
日
曜日
資料:交通量は車両感知器による(H16年度平均)
3
福岡高速道路の利用状況③(時間帯変動)
福岡高速道路の時間帯交通量は、朝のピーク(7~9時)と夕方のピーク
(17~19時)がある。
土曜日の交通量は平日に比べ朝のみ少ないのに対し、休日(日祝日)の交
通量は昼間全体的に少なくなっている。
福岡高速時間帯変動
交通量(台/時)
15000
12500
10000
7500
5000
2500
0
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10 11
12 13
14 15
16 17
18 19
20 21
22 23
時間帯
全日
平日
土曜
休日
※交通量は車両感知器による(H16年度平均)
4
福岡高速道路の利用目的と理由
福岡高速道路を利用する目的は「商談・打合せ」が最も多く、「貨物輸送」、
「客輸送」、「帰社」も含めた業務交通が約5割となっている。
「出勤」は約2割。
利 用 理 由 (複 数 回 答)
利 用 目 的
無回答 1.3%
時間短縮
98.10%
19.20%
安全で快適
帰宅 12.6%
商談・打合せ
32.3%
家事・買物 7.5%
社交・娯楽 8.5%
登校 0.4%
運転経費(燃料等)の節約
全車
157,495台
(台/日)
貨物輸送 7.9%
12.10%
道路がわかりやすい
4.10%
荷傷みの減少
0.70%
その他
1.00%
出勤 20.6%
帰社 7.6%
無回答 0.40%
客輸送 1.4%
0.00% 10.00% 20.00% 30.00% 40.00% 50.00% 60.00% 70.00% 80.00% 90.00% 100.00%
資料:第8回福岡高速道路起終点調査(平成16年度)
5
福岡高速道路の利用頻度
福岡高速利用頻度調査(構成比)
25.0%
構成比
20.0%
15.0%
10.0%
5.0%
0.0%
1回
2回
3回
4回
5回~
1回
3回
2回
日
4回
5回
6回
1回
2回
週
3回
その他
月
利用頻度
回答単位
日
週
月
その他
利用回数
回答者数(人)
構成比率
1回
2回
3回
4回
5回~
1,416
4,467
463
427
264
6%
19%
2%
2%
1%
1回
2回
3回
4回
5回
6回
1回
2回
3回
2,295
3,279
2,068
2,497
1,517
1,793
567
1,144
445
10%
14%
9%
11%
7%
8%
3%
5%
2%
326
1%
合計
22,968
100%
資料:第8回福岡高速道路自動車起終点調査(H16年度)
6
Ⅱ.料金制度の現状とETCの整備
福岡高速道路における料金割引制度の推移
割引制度
回数通行券
・前納制
・多頻度割引
・料金所混雑の緩和
(ブース滞在時間短
縮)
S55年度~H9年度
H10年度~H14年度
H15年度
H16年度
H17年度
S55.10.20
H9.10.6~H11.3.31
大規模偽造券発見
(12千枚)
参考:首都、阪神高速(H17.1.31販売停止
H17.7.31利用停止)
名古屋高速(H18.2.28販売停止
H18.12.31利用停止)
H11.3.27
ハイウェイカード
H15.2.28販売停止
H16.2.28利用停止
3万円、5万円券
・前納制
・キャッシュレス
ETC前納割引
・前納制
・キャッシュレス
・ノンストップ
・料金所混雑緩和
H17.9.15販売停止
H18.3.31利用停止
5千円、1万円券
H14.7.19
H17.12.20
新規登録及び前払金
積増し停止
7
福岡高速道路の料金割引の現状(H16年度)
割引対象
利用率
割引制度の利用構成と割引率・割引額
回数券(割引率17.8%)
34.2%
年間割引額
20.6億円
41.7
%
6.7%
ハイウェイカード
(割引率5.1%)
1.1億円
22.0億円
0.8%
ETC前納(割引率13.7%)
0.3億円
(平均割引率6.7%)
割引対象外
利用構成
58.3%
58.3
%
年間割引額合計
現金等
・現金
・ETC後納(以下合併料金所)
・ETC別納カード
・別納カード
・クレジットカード
その他(政策割引)
路線バス 8.6億円
障害者 2.1億円
H16年度割引総額
約32.7億円
(平均割引率9.2%)
割引率
8
福岡高速道路におけるETC導入の経緯と今後の予定
平成14年3月10日
JHとの合併料金所においてETC運用開始
平成17年7月
福岡高速道路の単独料金所におけるETC
設置工事開始
平成18年度早期(予定)
ETC試行運用開始
ETC路線バス割引・ETC障害者割引開始
試行運用期間終了後
利用頻度割引等ETC割引開始
9
ETC利用率の推移
福岡高速の合併料金所(太宰府・福岡)では、半数がETC利用
料金支払い内訳(H17年12月1日~12月31日)
利用形態
計
利用台数
ETC
441,615
回数券
55,044
ハイカ
16,759
現金等
320,591
834,009
利用率
53.0%
6.6%
2.0%
38.4%
100.0%
福岡高速合併料金所におけるETC利用率
(利用率)
55.0%
50.0%
45.0%
40.0%
35.0%
30.0%
25.0%
20.0%
15.0%
10.0%
5.0%
0.0%
H14 H15 上期 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
(利用台数:台/日)
16,000
14,000
12,000
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
0
H14 H15 H16
H17
利用台数(台/日)
利用率
10
11
Ⅲ.福岡高速道路における
新たなETC料金施策の考え方
新たな料金施策の実施に向けたETCの利用促進
ETC普及による料金所混雑の緩和、沿道環境の改善等により、非ETCユーザー
を含め全道路ユーザー等にも利便をもたらすこと。
利用頻度や時間帯に応じた弾力的な料金施策を実施するのに有効であることか
らETCの利用促進を図る。
■ETCの役割効果等の整理
利用者のメリット
社会的メリット
①利便性、快適性の向上
(ノンストップ、キャッシュレス、悪天候、左ハンドル等)
②料金所混雑の緩和
③多様な料金施策
・利用頻度
・渋滞緩和
・環境改善
・利用時間帯等
に応じた料金制度
12
新たなETC料金施策の前提と検討方向
■採算性
第12回整備計画変更(H17年2月9日許可)において現行料金水準を維持しつつ
整備計画(56.8km)全線を整備するとの償還見通し(40年)を策定
(変更前料金見通し:5号線堤供用以降 普通車650円)
新たな割引制度の導入に当たっては、利用者及び関係機関の理解が得られるよ
う、福岡高速道路の採算性を考慮し、各種割引施策を合わせた平均的な割引率
が今後とも現状程度に維持することが必要
そのため、各施策の具体的な割引率は、現行の各種割引の割引率に配慮しつつ、
この条件を満たすものとすることが必要
■検討の方向性
回数券からETC割引への移行を図るため、利用頻度、利用時間帯等に応じた割
引を総合的に検討
時間帯等による割引は、社会資本としての福岡高速道路の有効利用、交通課題
解決及び利用者サービスの観点から検討
13
従来の割引制度について
■福岡高速の検討方向
割引制度
公社の方針
回数券
他事業者の事例を踏まえ、ETC割引に移行する方向で検討
ハイウェイカード
ETC前納
民営化会社(各高速道路株式会社)の廃止等に併せて、自動的に販売・
利用停止
■他事業者の実施状況
割引制度
東・中・西日本高速
回数券
販売停止
H17年3月末
(一部路線H17年1月末)
利用停止
H17年7月末
首都高速、阪神高速 H17年1月末
H17年7月末
名古屋高速
H18年2月末
H18年12月末
ハイウェイカード
H17年9月15日
H18年3月末
ETC前納
H17年12月20日
備考
一般有料道路につ
いても、ETCを整備
した上で販売停止
新規申込停止
積増し停止
14
福岡高速道路の検討状況と他事業者の実施状況
利用頻度に応じた割引
■福岡高速の検討方向
マイレージ割引(ETCクレジットカード)
マイレージ割引の導入
利用促進のための制度として広く社会にお
いて浸透しているマイレージ制度の導入
(前納せずともひろく利用者に還元)
◆ポイント還元料金の共通利用
(東・中・西日本高速、本州四国連絡高速、阪神
高速、名古屋高速との共通利用)
割引設定の方向性
◆利用頻度割引とするため、月毎の利用金額
に応じた割引設定
◆東・中・西日本高速のETCマイレージ・サー
ビス(2年間の累積利用額に応じて割引し、最
大ETC前納並みの割引率)とは異なる福岡高
速の利用特性、採算性を踏まえた割引設定
◆利用金額区分及び割引率(ポイント付与
率)は、採算性の範囲内で設定
マイレージ割引のイメージ
●加算ポイントの設定
ポイント
(還元
額)
加算
ポイント
加算
ポイント
加算
ポイント
基本ポイント
月間利用金額区分
加算
ポイント
月毎の利用金額に応じて積み上がる(月毎利用額を階層
ごとにポイントを付与)
○○千円超○○千円以下の部分:100円につき**ポイント
○○千円超○○千円以下の部分:100円につき**ポイント
●基本ポイント:1回の通行毎に100円につき一定ポイント
●ポイントの有効期間(還元額に交換できる期間)
最大2年(ポイントが発生した年度の翌年度末)
●ポイントの還元率は一定(100ポイント=100円)
15
コーポレート割引(ETCコーポレートカード)
ETCコーポレートカード
東・中・西日本高速(株)が発行する事業者向けETCカード
(現在、福岡高速では割引措置を行っていない)
割引制の導入
割引設定の方向性
◆利用頻度割引とするため、月毎の利用金額
に応じた割引設定
◆東・中・西日本高速の大口・多頻度割引(高
速国道対象)のうち契約単位割引(大口割引)
は、福岡高速の現行割引においても導入して
いないことから、行わない。
◆割引制(月毎に割引いて請求)
◆利用金額区分及び割引率(ポイント付与
率)は、採算性の範囲内で設定
コーポレート割引のイメージ
割引率
割引率
割引率
割引率
割引率
月毎の利用金額の階層ごとに割引率を設定
(毎月の利用額から割引額を差引いて請求)
○○千円超○○千円以下の部分:割引率**%
○○千円超○○千円以下の部分:割引率**%
月 間 利 用 金 額 区 分
16
利用頻度に応じた割引の概要(他事業者)
ETCクレジットカード
事業主体
割引方法
概要
東・中・西日本高速
ETCマイレージサービス
(H17.4~)
利用金額に応じた割引(最大でハイカ・ETC前納割引
の割引率14%と同程度のポイント付与)
首都高速
お得意様割引
(H17.10~)
前々月の利用金額に応じて、当月の割引額を決定
(最大利用金額区分に対して8%割引)
阪神高速
一般向けマイレージサービス
(H17.10~)
月毎の利用金額に応じた割引
(最大利用金額区分に対してポイント13%付与)
名古屋高速
一般向けマイレージ割引
(H18.2~)
月毎の利用金額に応じた割引
(最大利用金額区分に対してポイント20%付与)
ETCコーポレートカード(東・中・西日本高速道路(株)が発行する事業者向けETCカード)
事業主体
割引方法
概要
東・中・西日本高速
大口・多頻度割引
(H17.4~)
月毎の利用実績に応じた割引+契約者単位割引
(最大利用金額区分に対して30%割引)
首都高速
お得意様割引
(H17.10~)
月毎の利用金額に応じた割引
(最大利用金額区分に対して12%割引)
阪神高速
事業者向け多頻度割引
(H17.10~)
月毎の利用金額に応じた割引
(最大利用金額区分に対して13%割引)
名古屋高速
コーポレートカード割引
(H18.2~)
月毎の利用金額に応じた割引
(最大利用金額区分に対して18%割引)
17
利用頻度に応じた割引の実施内容(他事業者)
東・中・西日本高速
ETCマイレージサービス(ETCクレジットカード)
割引例
・高速国道・・・・・・・・・・・50円→1ポイント
2年間で、以下のように高速道路を普通車で計8回利用した場合
・一般有料道路・・・・・・100円→1ポイント
①太宰府ICと熊本ICの間(2,500円)を1年目に2回、2年目に3回、計5回往復
②太宰府ICと鹿児島ICの間(5,850円)を1年目に1回、2年目に2回、計3往復
ポイントの交換単位
還元額(無料通行分)
獲得ポイント数(1ポイント50円)
100ポイント
200円分
200ポイント
500円分
600ポイント
2500円分
1年目 200P(2往復 10,000円÷50円)+234P(1往復 11,700円÷50円)
=434P(21,700円)
2年目 300P(3往復 15,000円÷50円)+468P(2往復 23,400円÷50円)
=768P(38,400円)
1000ポイント
8000円分
・ポイントの有効期間(還元額に交換できる期間)は、
最大2年(ポイントが付いた年度の翌年度末まで)
大口・多頻度割引(高速国道)(ETCコーポレートカード)
車両1台ごとの
高速道路利用額/月
割引率
5千円超~1万円までの部分
10%
1万円超~3万円までの部分
15%
3万円超の部分
契約単位
の割引
計1,202P
計1,202Pから1,000Pを8,000円の還元額に交換。残り202P(2年目発生分)は3年目に繰
越し可能。8,000円の還元額は、交換後の通行料金のお支払いにご利用いただけます。
割引例
1台あたりの高速道路の利用額が4万/月、
契約単位(200台)での利用総額が800万円の場合
①車両単位の割引額 :
+
10%
20%
(10,000円- 5,000円)×10%=
500円
(30,000円-10,000円)×15%=3,000円
5,500円
(40,000円-30,000円)×20%=2,000円
(割引率 : 13.8%)
②契約単位の割引額 : 80万円 (800万円×10%)
契約者の高速道路の利用総額が500万円/月を超え、
かつ1台平均の利用額が3万円/月を超える場合
③最終割引額 : 5,500円×200台+80万円=190万円
(割引率23.8%)
18
東・中・西日本高速のETCマイレージサービス(ETCクレジットカード)
ポイント
(還元額=無料通行分)
還元額は、各時
点において蓄積
ポイントを還元し
た場合
利用金額
(千円)
高速道路: 50円毎に1ポイント付与(最大割引率13.8%)
1000P
(8,000円分)
一般有料:100円毎に1ポイント付与(最大割引率7.4%)
600P
(2,500円分)
100P
(200円分)
200P
(500円分)
高速道路
5
10
30
50
一般有料
10
20
60
100
ポイントの有効期間
還元額に交換できる期間は最大2年間(ポイントの付いた年度の翌年度末)
福岡高速道路の割引設定の方向性
東・中・西日本高速
割引方法
ポイント付
与の対象
利用期間
及び割引
率
福岡高速道路
マイレージサービス(ポイント制)
マイレージサービス(ポイント制)
・ポイントの有効期間最大2年
・ポイントの有効期間最大2年
一定期間(最大2年間)の累積利用額
に応じて割引(利用頻度の反映:小)
利用頻度に応じた割引とするため、毎月の利用
額に応じた割引設定
ポイントの還元率は一定(100ポイント=100円)
ポイントの還元率は蓄積に応じて上昇
最大、従来のETC前納割引と同程度
の割引率(13.8%)
前納から後納へと移行し、割引対象者が増加す
るため、ETC前納とは異なる割引設定が必要
19
東・中・西日本高速の大口・多頻度割引(ETCコーポレートカード)
割引率
(最大30%)
カード単位割引
割引率
10%
割引率
20%
割引率
15%
契約者の高速道路の利用額が500
万円/月を越え、かつ1台平均の利
用額が3万円/月を越えた場合
契約者単位割引:10%
1ヶ月毎の
利用金額(千円)
5
10
30
車両1台ごとの高速道路利用額
に応じて割引
50
福岡高速道路の割引設定の方向性
東・中・西日本高速
福岡高速道路
割引方法
割引制(毎月の利用額から割り引いて請求)
割引制(毎月の利用額から割り引いて請求)
割引構成
車両1台ごと(カード単位)の月毎利用額に応
じた割引と一定の適用条件の下での契約者
単位の割引から構成
車両1台ごと(カード単位)の月毎利用額に応じ
た割引設定(利用金額区分、割引率は採算の
範囲内で設定)
※契約者単位割引は、大口契約者に対する割
引であり、現行割引制度においても導入してい
ないため、行わない。
20
首都高速
お得意様割引(一般向け)(ETCクレジットカード)
割引例
○前々月の利用実績に応じて当月の利用料金を割引
月40回、普通車で東京線を利用した場合
前々月の利用実績
割引率
5千円以上~1万円未満
1%
1万円以上~3万円未満
2%
3万円以上~5万円未満
4%
5万円以上~7万円未満
6%
7万円以上
8%
通常料金 : 700円×40回=28,000円
※前々月のご利用実績が3万円の場合
お得意様割引適用 : 28,000円×4%=1,120円割引
(割引率 4%)
当月の利用料金の支払い 26,880円(28,000円-1,120円)
※翌々月のご利用に対しては、お得意様割引は2%となります。
お得意様割引(大口向け)(ETCコーポレートカード)
割引例
○当月の利用実績に応じて割引
月40回、大型車で東京線を利用した場合
当月の利用実績
5千円超~1万円までの部分
割引率
2%
通常料金 : 1,400円×40回=56,000円
お得意様割引適用 :
(10,000円- 5,000円)× 2%=
100円
1万円超~3万円までの部分
5%
(30,000円-10,000円)× 5%=1,000円
3万円超~5万円までの部分
8%
(50,000円-30,000円)× 8%=1,600円
(56,000円-50,000円)×12%=
5万円超の部分
720円
割引額3,420円
(割引率 6.1%)
12%
21
阪神高速
一般向けマイレージサービス(ETCクレジットカード)
割引例
○1回あたりご利用金額100円につき基本ポイント3ポイント+
月あたりご利用金額1万円を超える部分にポイント付与
月40回、普通車で阪神東線を利用した場合
700円×40回=28,000円
基本ポイント +
1通行
ごと
100円
につき
3ポイント
利用金額
加算ポイント
①基本ポイント
700円÷100円×3P×40回/月=840P
1万円超~3万5千円以下の部分 3ポイント
+
3万5千円超~7万円以下の部分 5ポイント
②加算ポイント
(28,000円-10,000円)÷100円×3P=540P
10ポイント
7万円超の部分
・蓄積ポイントが500ポイントに達すると100P=100
円分の還元額(無料通行分)に交換できます。
・ポイントの有効期間(還元額に交換できる期間)は、
最大2年(ポイントが付いた年度の翌年度末まで)
計1,380P( * 割引率4.7%)
*1,380/(28,000+1,380)
500Pに達すると100P=100円に還元できる。
計1,380Pから1,300Pを1,300円の還元額に交換。残り80Pは次回に繰越し可
能。1,300円の還元額は、交換後の通行料金のお支払いにご利用いただけます。
多頻度割引(事業者向け)(ETCコーポレートカード)
割引例
○当月の利用実績に応じて割引
月40回、大型車で阪神東線を利用した場合
利用金額
割引率
5千円超~1万円までの部分
3%
1万円超~3万5千円までの部分
6%
3万5千円超~7万円までの部分
8%
通常料金 : 1,400円×40回=56,000円
多頻度割引適用 :
5,000円 × 3%=
7万円超の部分
150円
(35,000円-10,000円)× 6%=1,500円
(56,000円-35,000円)× 8%=1,680円
割引額3,330円
(割引率5.9%)
13%
22
名古屋高速
一般向けマイレージ割引(ETCクレジットカード)
基本ポイント + 月間利用額区分
割引例
加算ポイント(100円につき) 月40回、普通車で名古屋線を利用した場合
3ポイント
5千円超~1万円以下の部分
1通行ごと
100円に
つき
1ポイント
750円×40回=30,000円
①基本ポイント
1万円超~2万円以下の部分
6ポイント
750円÷100円≒7P
2万円超~3万円以下の部分
12ポイント
7P×40回/月=280P
3万円超の部分
19ポイント
+
②加算ポイント
(10,000円- 5,000円)÷100円× 3P=
150P
・利用100円につき1ポイント
(20,000円-10,000円)÷100円× 6P=
600P
・100ポイント=100円に還元
(30,000円-20,000円)÷100円×12P=1,200P
・有効期間(ポイントに還元できる期間)は最大2年
1,950P
※期間限定キャンペーン : ETC普及促進キャンペーンとし
て基本ポイントに+3ポイント付与(1年間)
*2,230/(30,000+2,230)
割引例
コーポレートカード割引(事業者向け)
月間利用額区分
計2,230P( * 割引率6.9%)
割引率
5千円超~1万円以下の部分
4%
1万円超~2万円以下の部分
7%
2万円超~3万円以下の部分
12%
3万円超の部分
18%
月40回、大型車で名古屋線を利用した場合
通常料金 : 1,500円×40回=60,000円
多頻度割引適用 :
(10,000円- 5,000円)× 4%=
200円
(20,000円-10,000円)× 7%=
700円
割引額7,500円
(30,000円-20,000円)×12%=1,200円 (割引率12.5%)
(60,000円-30,000円)×18%=5,400円
※期間限定キャンペーン : ETC普及促進キャンペーン
として+3%割引(1年間)
23
時間帯・曜日に応じた割引
■福岡高速の検討方向
・時間帯に応じた割引 : 環境改善等に向けて、時間帯に応じた割引の導入を検討。
・曜日に応じた割引
: 利用者へのサービス、施設の有効活用に向けて、曜日に応じた
割引の導入を検討
■他事業者における実施状況
東・中・西日本高速
時間帯に応じた割引
深夜割引
通勤割引( 大都市近郊を除く)
全日
全日
0~4時
6~9時、17~20時
30%
50%
平日夜間割引
平日オフピーク割引
平日(土曜日含む)
平日(土曜日含む)
22~6時
11~15時、18~22時
20%
10%
平日時間帯割引
平日(月~金)
19~7時、11~16時
10%
(※西線は19~7時については5%)
夜間割引
平日(月~金)
土曜及び日祝日
22~6時
0~6時
10%
10%(22~24時)
20%(0~6時)
曜日に応じた割引
日祝日割引
日祝日
首都高速
0~24時
20%
土曜・休日割引
土曜及び日祝日
阪神高速
0~24時
20%
(※西線は10%)
土曜割引、日曜(祝日) 割引
土曜及び日祝日
0~24時
名古屋高速
10%
※土曜日は1年間の期間限定キャン
ペーン
※首都高速・阪神高速は平日ピーク時間帯割引キャンペーン実施中(H17.10月~H18.3月末 3%割引)
備考
社会実験含む
社会実験含む
社会実験含む
24
特定区間割引
■福岡高速の検討方向
沿道環境の改善、物流支援等を目的とし、特定区間割引の導入を検討。
■名古屋高速における実施例
【実施区間】
社会実験を経て、黒川~楠JCT等の特定区間割引を実施予定。
【料金割引】
普通車200円引、大型車400円引
【目的】
交通量の比較的少ない区間での施設の有効活用等
25
現行割引施策からETC割引施策への移行
■現行の割引施策
前納割引
ハイカ
回数券
(H18.3.31
利用停止)
ETC前納
(H17.12.20
新規登録及び前
払金積増し停止)
路線バス割引
障害者割引
ETCの普及は料金所混雑の緩和、沿道環境の改善等により、非ETCユーザーを含め全道
路ユーザーにも利便をもたらすこと、また時間帯割引等弾力的な料金施策を実施するのに有
効であることから、ETCの普及促進策を積極的に実施していくとともに、回数券については、
他の都市高速道路の事例を踏まえ、ETC割引へ移行する方向で検討
■新たなETC料金施策による割引
後納割引
利用頻度
マイレージ割引
コーポレート割引
利用時間帯
時間帯によ
る割引
曜日によ
る割引
利用区間
特定区間
割引
路線バス割引
障害者割引
26
■新たなETC料金施策への移行
現状(H16年度)
(*平均割引率6.7%)
*割引前収入に対する
割引額の比率
約90%
■ETC後納割引
○利用頻度割引
・マイレージ
・コーポレート
○時間帯等割引
現金等
対象外
割引対象外
約58%
年間割引額約22億円
割引対象者
割引対象者
約42%
■前納割引
・回数券
・ハイカ
・ETC前納
将来
約10%
現金等
路線バス、障害者を除く
H16年度割引額:約22億円
(平均割引率6.7%)
新たなETC割引の導入に当たっては、福岡
高速道路の採算性を考慮し、各種割引施策
を合わせた平均的な割引率が今後とも現状
程度に維持することが必要
現行の平均割引率6.7%を維持
前納割引等(H16年度約42%)
全ETC利用者対象の後納割引に切替
全ETC利用者(約90%)への割引
のため、割引対象者毎の割引率は
縮小
主に多頻度割引
(利用回数等による割引)
時間帯、利用区間による割引は、福岡高速
道路の有効利用、交通課題の解決にも効果
的
利用頻度、時間帯、利用区間によ
る総合的な割引制度
27