AutoCADのハッチングデータをRevitに移植する方法１・ＡｕｔｏＣＡＤのハッチングパターンが保存されているフォルダを開きます。ハッチングパターンには二種類のファイルが保管されているので、「acadiso.pat」を使用してください。例：Windows7の場合： C¥Programfiles¥Autodesk¥AutoCAD 201Japanese¥acadiso.patおよび、acad.patの二つになります。 Tips：ファイルが見つからない場合は、フォルダダイアログ右上の検索用窓に.*patとタイピングして検索をかけてください。１２・下図の様にテキスト形式で保存されていますので、それらを開いた状態にします。 Tips： *XXXXXX⇒ハッチング名 XX. X.X. . XXX・・・：ハッチングの間隔の様にAutoCADの中で定義づけがされています。３・次にRevitのプログラムファイルより、Revitのハッチング形式を保存しているテキストを開きます。保存場所：Windows7の場合 SystemC¥Program Files¥Autodesk¥Revit Architecture2012¥Data Tips：Revitには、revit metric.patというメートル形式のハッチングパターンと、revit.patというインチ形式のハッチングパターンファイルの２種類がありますが、今回は、revit metric.patを使用します。 2 ４・このファイル中にもAutoCADと同様の定義でハッチパターンが記録されているので、頭より２～３項目分をコピーをして新規にメモ帳に貼りつけます。 ※AutoCADのハッチングファイルと若干異なり、ハッチング名と、ハッチング間隔の間に%TYPE=MODELもしくは、DRAFTINGという名称の2種類があります。また、ハッチングを新たに作成する際に、「ミリメートル」換算で表示させるために、赤印の「；％UNITS=MM」を必ず入れてコピー&ペーストを行ってください。 ex：MODEL＝モデルハッチパターン DRAFING＝製図用ハッチパターン５・ファイル名をOriginal_pattern.patと明記し、下記画面の場所へ保存を行います。 ※保存場所は、C¥Program Data¥Autodesk¥RAC2012¥Librariesを指定してオリジナルのハッチパターンと認識出来る様にしてください。 3 ６・保存したOriginal_pattern.patと、AutoCADのハッチパターンファイルを両方開き、Original_pattern.patにAutoCADのハッチパターンから以下のハッチングをコピー&ペーストします。 *ANSI32,ANSI Steel / *ANSI33,ANSI Bronze, Brass, Copper / *ANSI34,ANSI Plastic, Rubber その後、下図の様に改行を行います。点線より下をAutoCADのハッチパターンをコピー&ペースト ※%UNITS=MMは消去しない様注意してください。また、ハッチパターンとの間は必ず改行を行ってくださいハッチパターンの下を改行します。 4 ７・Revitのハッチパターンに記されている「:%TYPE=DRAFTING」を改行をした行に貼りつけます。 Revitのハッチング適応要件を貼り付ける８・作成したテキストを指定の場所へ保存します。 Tips：DRAFTINGが製図用ハッチングパターンという認識定義になります。 5 ９・Revitを起動し、管理⇒「その他の設定」⇒ 「塗りつぶしパターン」でダイアログを開きます。１０・塗りつぶしパターンダイアログの「新規作成」をクリックして「新しいパターン」ダイアログを開きます。 6 １１・カスタムを選択し、「読み込み」をクリックして、“８”で保存したハッチングパターンを読み込み、希望するハッチパターンを選択して、読み込みを行います。ファイル単位が「ミリメートル」になっていることを確認してください１２・AutoCADの情報は、（１：１）で作成されているので、 Revitに適合させるためには、尺度別にあらかじめ作成してください。 Tips：1/10であれば、0.1、1/100であれば0.01です。 7 １２・尺度等の設定が完了したら、新しいハッチングパターンの名称を入れ、「OK」を押してダイアログを閉じます。１３・以上で操作は完了です。 8 この作業によって、AutoCADで定義づけされているハッチングパターンがAutoCAD側の内容のままRevit Architectureへ移植を行えるので、AutoCADとのハッチングに関しての互換性は 100%となります。 9