EZSPHERE

イージースフィア
EZSPHERE®
スフェロイド形成培養用容器
EZSPHERE®は均一な胚様体(EB)やスフェロイド
(細胞塊)
を大量に形成・培養することが可能です。
EZSPHERE®によるスフェロイド形成の様子(Mouse ES細胞)
動画提供:
オリンパス株式会社
診断技術開発部
細胞解析 G
ポイント1
大きさが均一
● 未分化の細胞においてスフェロイドの大きさが不均一だと、雑多な細胞に分化誘導してしまう可能
性があります。
EZSPHERE®は細胞培養容器の培養面に微細な穴(well)を施しています。
口径約400∼500μm、深さ150∼200μmのウエルが培養面に隙間なく壁面まで均一に加工されてい
ます。また、その表面にはタンパク低接着(MPCポリマー)コートが施されており、播種された細胞は
ウエル内で均一なスフェロイドを形成します。
ウエル形状はすり鉢構造のため、
細胞球形が均一で細胞回収も容易です。
顕微鏡観察にも適しています。
均一なウエル
EZSPHERE®断面イメージ
MPCポリマーコート
ポイント2
大量に形成
● 1つの培養容器で大量のスフェロイドを産生でき、スフェロイドを使用した実験の再現性が向上し
ます。
35mmディッシュにはおよそ2,300個のウエルが設けられており、
各々のウエルに同形サイズのスフェロイドが作られます。
各種培養容器の培養面積とウエル数
培養容器
ディッシュ35mm
ディッシュ100mm
ポイント3
面積(mm2)
900
5,500
ウエル数(個)
約2,300
約14,000
効率良く形成
● 貴重な細胞をロスさせません。播種したすべての細胞をウエル内に落とし込みます。
EZSPHERE®はウエルが培養面に隙間なく敷き詰められているた
め、平坦な部分が存在しません。
平坦部分が存在しないため、
播種されたすべての細胞はウエル内に
落ち込み細胞をロスすることなくスフェロイドを形成します。
細胞
残った細胞
スフェロイド
(細胞の塊)(細胞のロス)
平坦な部分があると・
・
・
平坦部分に細胞が残りスフェロイドになりにくい
高
低
EZSPHERE®立体画像
EZSPHERE®は平坦部分がないので、
すべての細胞が
ウエル内に落ち、
均一なスフェロイドを形成します。
ポイント4
豊富なバリエーション
● EZSPHERE®はお客様の様々なニーズにお応えすることが可能です。
培養容器の変更
薬剤評価や創薬スクリーニングなど様々な研究目的に対応できる
よう、各種マイクロプレートやフラスコ等にウエルを成型するこ
とが可能です。代理店または弊社までお問い合わせ下さい。
※特注対応となります。
ウエルサイズのカスタマイズ
スフェロイドサイズの調製など研究内容に合わせ、
最適な穴径に成
型することが可能です。
代理店または弊社までお問い合わせ下さい。
口径
約200μm∼2,000μm
※特注対応となります。
深さ
約100μm∼
900μm
加工可能な穴径の範囲
口径
深さ
ポイント5
約200μm∼2,000μm
約100μm∼900μm
他の技術への応用
● 用途はスフェロイド形成だけに留まりません。様々な位置へのウエルパターンも可能です。
1
・1ウエルを等間隔に加工し、受精卵培養用(受精卵の台座)として採用されています。
(写真■)
2 3
・また、タイムラプス観察に適したパターンニングも可能です。
(写真■■)
1 35mmDISH
2 60mmDISH
3 35mmDISH