年表

明治以降の書写・書道教育の変遷
寺
子
西暦
1868
学校掛設置(3.15)
2
1869
[府県施政順序]の小学校ヲ設ル事に「専ラ書学素読算術ヲ習ハシメ願書書翰記牒
3
1870
[中小学規則]の小学の項に普通学の学科として「句読・習字・算術…」を設ける
4
1871
5
1872
学校取調御用掛設置(12.10)
育
か
書写・書道教育
M 1
屋
教
教育全般
…」と書教育の重要性を説く(3.17)
ら
(3.2)
近
大学を廃し文部省設置(9.2)
[学制]頒布(9.5)
[学制]の小学校の学科として「習字
[小学教則][中学教則略]公布(10.10)
[小学教則]で「習字(テナラヒ)」の内容を示す(10.10)
字形ヲ主トス」と位置づけ(9.5)
代
6
1873
[師範学校教則]公布(5.1)
教
10
1877
文部省音楽取調掛設置(10.7)
文部大書記官西村茂樹[第二大学区巡視ノ命ヲ受ケ視察スル所ノ記]で行書先習の
華族学校開校し、学習院と称す(10.17)
必要を報告(4.)
育
制
12
1879
[教育令]公布(9.29)
度
[教育令]で読書・習字・算術・地理・歴史・修身と第二位教科目に位置づけ。行
書先習(9.29)
の
13
1880
[教育令]改正公布(12.28)
[教育令]改正で終身を第一教科目とし、以下読書・習字となる(12.28)
創
14
1881
[小学校教則綱領]制定(5.4)
[小学校教則綱領]で“初等科3カ年毎週5時間平片仮名、中等科3カ年4∼5年
始
毎週4時間6年毎週3時間、高等科2カ年毎週2時間(習字は全教科時間数の
と
12.5%)”となる(5.4)
拡
17
1884
充
[中学校師範学校教員免許規程]制定(8.13)
[中学校師範学校教員免許規程](いわゆる“文検”)に習字も規程(8.13)
文部省学務一局に図画取調掛設置(12.10)
18
1885
森有礼初代文部大臣に就任(12.22)
文部省局課を改編し視学部設置(12.28)
19
1886
[帝国大学令]公布(3.2)
[師範学校令]公布し、尋常師範学校と高等師範
学校の二段階とする(4.10)
[小学校令]公布し、尋常小学校(義務教育)4年
と高等小学校4年の二段階とする(4.10)
[中学校令]公布し、尋常中学校と高等中学校の
二段階とする(4.10)
[教科用図書検定条例]制定(5.10)
近
代
20
1887
21
1888
[小学校ノ学科及其程度]制定(5.25)
[小学校ノ学科及其程度]で読書・作文・習字を一括して週 14 時間となる。尋常
[尋常小学校ノ学科及其程度]制定(5.26)
小学科では仮名・行書、高等小学科では楷書・行書・草書。習字の内容は文字を
[尋常中学校ノ学科及其程度]制定(6.22)
書く能力を主とし、従前の総合教育的色彩薄れる(5.25)
[高等中学校ノ学科及其程度]制定(7.1)
学習院学則、教科として「芸術課
習字」を位置づけ(8.)
[教科用図書検定規則]制定(5.7)
教
文部省『小学習字書』1∼4を発行。平仮名・片仮名の用語登場。片仮名先習
育
23
1890
制
(12.15)
東京美術学校を上野公園に移し生徒募集(12.)
長三州書・官部万之助編『小学校習字帖』出版(23.11.6 文部省検定済)。楷書・
新[小学校令]公布。教科書審査委員について規
行書・草書を順に習えるよう編集(3.31)
程(10.7)
[教育ニ関スル勅語]発布(10.30)
度
24
1891
の
25
1892
確
[小学校教則大綱]制定(11.17)
[小学校教則大綱]で習字教育の目標・方法等が規定され、行書を主とし、楷書を
[中学校令]改正。高等女学校を尋常中学校の一
従とする。さらに「他ノ教科目ノ教授ニ於テ文字ヲ書カシムルコトアルトキハ亦
種とする(12.14)
常ニ其字形及字行ヲ正シクセシメンコトヲ要ス」と規程(11.17)
[教科用図書検定規則]改訂し、検定強化(3.25)
小学校教科用図書は生徒用・教師用二種とす
る。作文・手工・唱歌・裁縫・体操は教師用の
立
み(9.19)
教科書検定秘密漏洩事件(11.)
27
1894
[高等学校令]公布し、高等中学校を高等学校と
改称・改組(6.25)
28
1895
[高等女学校規程]制定(1.29)
[教科用図書検定規則]改訂し、教科書に文部省
検定済の文字を記載させる(5.22)
30
1897
[教科用図書検定規則]改訂し、罰則を厳しくす
る(10.11)
31
1898
[中学校令]改正し、尋常中学校を中学校と改称
-書1-
(2.7)
[実業学校令]公布(2.7)
[高等女学校令]公布(2.8)
32
1899
[図書館令]公布(11.11)
[教育基金令]公布(11.22)
33
1900
[市町村立小学校教育費国庫補助法]公布(3.16)
女子師範学校・高等女学校生徒の心理的生理的
事情配慮し、定期試験等を禁止(3.26)
小学校・中学校・師範学校等生徒の喫煙禁止
(3.27)
[教員免許令]公布(3.31)
[小学校令]改正。尋常小学校を4年に統一、高
等小学校を2・3・4年の三種とする(8.20)
[小学校令施行規則]制定。(8.21)
[小学校令施行規則]で読書・作文・習字が統合され国語科となる。習字は書方と
[教科用図書検定規則]改訂し、小学校教科用図
なり独立教科の位置を失う。書体は楷・行書。一年から楷書に近い行書。また、
書を児童用・教員用・教授用の三種とする
第 16 条と第1・3号表により、変体仮名の廃止につながる仮名字体の一定化、
(8.25)
長音符号“ー”の採用、漢字を制限しその範囲を定めるとともに、従来の字音仮
近
名遣いを改め発音仮名遣い(棒引仮名)採用(8.21)
34
1901
代
[中学校令施行規則]制定(3.5)
[高等女学校令施行規則]制定(3.22)
衆議院小学校教科書の国費編纂(国定)を建議
教
育
制
(3.)
35
1902
教科書疑獄事件(12.)
36
1903
国定教科書制度成立(4.13)
37
1904
小学校国定教科書使用開始(4.1)
国定一期本として、顔法(顔真卿の書風
38
1905
合名会社国定教科書共同販売所設立(5.20)
による日高秩父書『書キ方手本』使用開始(4.1)
書風渾樸雄偉健勁にして気韻に富む)
文部省日露戦争後教育の方針について訓令
度
(10.18)
40
1907
の
[小学校令]改正。義務教育を6カ年に延長、尋
常小学校6年、高等小学校2∼3年とする。翌
年4月施行(3.21)
整
[小学校令施行規則]改正(3.25)
備
第一回全国盲唖教育大会開催(5.)
[師範学校規程]制定(4.17)
[高等女学校令]改正。修業年限4年の短縮不可、
延長1年可とする(7.18)
41
1908
小学校教授用の仮名の字体、字音仮名遣い、漢
字制限等について変更。漢字数制限撤廃(9.7)
42
1909
文部省、学校生徒の飲酒取り締まりについて訓
文部省、玉木愛石に国定教科書書き方の揮毫を依頼
令(9.9)
『秋季始業書キ方手本』使用開始。甲種は日高秩父書、乙種は玉木愛石(4.1)
43
1910
44
1911
南北朝正閏問題(2.4)最終的に南朝を正統とし
国定二期本として、甲種日高秩父書・乙種香川熊蔵書『書キ方手本』使用開始(4.1)
T 2
1913
[小学校令]改正(7.16)
教科書修正。南朝表現を吉野朝に改称(7.21)
文部省、香川熊蔵の後任として板倉折枝に国定教科書書き方の揮毫を依頼(11.)
[小学校令施行規則]改正の第3条で「他ノ教科目ヲ授クル際ニ於テモ常ニ言語ノ
練習及文字ノ書キ方ニ注意セシメルコトヲ要ス」と規程(7.16)
3
従来のものを第一種とし、玉木愛石書『第二種尋常小学校書キ方手本』使用開始
1914
(4.1)
6
1917
[公立学校職員制]公布。初の公立学校全般に通
じる職員制度。あわせて[公立学校職員待遇官
等等級令]制定(1.29)
教
7
1918
[市町村義務教育費国庫負担法]公布。小学校教
育
員の俸給の一部を国庫負担(3.27)
制
第二次大修正の新国定教科書使用開始(4.1)
国定三期本として修正本日高秩父・山口半峰書『書方手本』と新手本『書方手本
度
帝国連合教育会結成(5.3)
甲・乙』(甲種日高秩父・山口半峰書、乙種西脇呉石書)使用開始(4.1)
の
拡
充
[大学令][高等学校令]公布(12.6)
8
1919
[帝国大学令][小学校令][中学校令]改正(2.7)
[小学校令施行規則][中学校令施行規則][高等
学校規程]改正。小学校5年修了者の中学校入
学を認める。高等学校の学年始めを9月 11 日
から4月 1 日に変更。あわせて[高等学校教員
-書2-
規程][高等学校高等科入学資格試験規程]制定
(3.29)
文部大臣諮問機関臨時教育委員会設置(5.23)
我が国初の全国的教員組合啓明会創設(8.4)
9
1920
『文部時報』刊行(5.1)
10
1921
[職業学校規程]制定。制度上、職業学校成立
(1.13)
文部大臣諮問機関教育評議会設置(7.9)
11
1922
13
1924
教
メートル法実施のため算術教科書の修正はじま
る(7.1)
14
1925
育
[教練教授要目]制定。[陸軍現役将校学校配属
令]公布(4.13)
S 1
1926
制
度
女性教員の産前産後休養を認める訓令(9.18)
[小学校令][小学校令施行規則]改正(4.22)
[幼稚園令]公布。[幼稚園令施行規則]制定
2
1927
(4.22)
書道振興に関する請願書が貴衆両院に提出され採択(12.)
中学校・高等女学校・高等学校等の入学試験制
書道振興に関する建議案第 52 帝国議会で可決(3.)
度改正。入試準備の弊害を除くため内申書重視
の
を指示(11.22)
[児童生徒ノ個性尊重及職業指導ニ関スル件]を
拡
充
訓令(11.25)
3
1928
文部省第一回思想問題講習会開催。対象は高等
小学校教員(8.1)
6
1931
[師範学校規程][中学校令施行規則]全面改正。
法制と経済を改め公民科とする等(1.10)
文部省に学生思想問題調査委員会設置(6.23)
7
1932
辻本史邑『習字教育の根本的革新』刊行(8.15)
8
1933
国定四期本『小学書方手本』(甲種鈴木翠軒書、乙種高塚竹堂・鈴木翠軒書、女
10
1935
子用比田井小琴書)使用開始(4.1)
[青年学校令]公布。実業補習学校・青年訓練所
廃止。[青年学校教員養成所令]公布。[青年学
国定国語教科書を木版下(文部省活字・教科書体と称す)から活字に移行。木版下
校教員養成所規程][青年学校教員資格規定]制
は井上千圃書、新活字もこの書体を写す。硬筆手本としても活用
定(4.1)
全国向け学校放送開始(4.15)
11
1936
13
1938
14
1939
NHK 放送で文部省図書監修官各務虎雄が「新手本編纂要旨」講演。分量・文字・
書体・辞句・字体等(4.24)
[小学校令施行規則]改正。学籍簿を改正、教科
目の成績を十点法にする(1.29)
[青年学校令]を廃し、青年学校を義務制とする
(4.26)
文部省、学生の運動競技を休日・土曜午後以外
禁止(8.16)
戦
全国中学校入学試験廃止。小学校長の報告書・
人物考査・身体検査による総合判定(9.28)
時
16
1941
下
[国民学校令]公布(3.1)
[国民学校令施行規則]制定(3.14)
国民学校発足により、芸能科習字として独立、週 1 時間教科としての目的明示。
学校単位に学校報国隊編成を訓令(8.8)
国定五期本として井上桂園書『テホン上 』『てほん下 』『初等科習字一∼四』使
用開始。文部省教師用書・掛図編纂発行。国民学校専科訓導検定科目に習字(4.1)
の
17
1942
[学徒動員令]公布(1.9)
[中学校・高等学校学年短縮案要綱]閣議決定。
教
修業年限を中学校4年、高等学校2年に(8.21)
18
1943
育
[中等学校令]公布。修業年限4年、国定教科書
[中等学校令]により芸能科書道として指導始まる(4.1)
の使用、[中学校令][高等女学校令][実業学校
令]廃止。(1.21)
学生生徒の徴兵猶予停止(10.2)学徒兵入営始ま
る(12.1)
19
1944
[学徒勤労令][学徒勤労令施行規則]公布。学校
報国隊の組織始まる(8.23)
20
1945
[決戦教育措置要綱]を閣議決定し、4月から一
-書3-
年間国民学校初等科を除く全ての学校の授業を
停止(3.18)
[戦時教育令]公布(5.22)
学校授業再開について通達(8.28)
[戦時教育令]廃止(10.6)
学校放送再開(10.8)
[新教育方針]文部大臣が声明(10.15)
GHQ[日本教育制度ニ対スル管理政策]指令
(10.22)
GHQ[教員及ビ教育関係官ノ調査、除外、認
可ニ関スル件]指令。軍国主義者、国家主義者
進
の追放、復員軍人の教職従事禁止等(10.30)
駐
GHQ[修身、日本歴史及ビ地理停止ニ関スル
全日本教職員組合結成(12.1)
件]指令。授業停止と従来の教科書収集破棄
軍
(12.31)
21
1946
占
アメリカ教育使節団来日(3.6)
GHQ、アメリカ教育使節団来日報告書を公表
(4.7)
領
文部省[新教育指針]発行(5.15)
総理大臣諮問機関教育刷新委員会(8.10)
時
教育刷新委員会6・3制義務教育原案決定
書道習字教育者全国大会開催(10.1)
(10.16)
期
22
1947
文部省新学制実施方針発表(2.5)
学習指導要領一般編(試案)発行(3.20)
の
[教育基本法][学校教育法]公布。[国民学校令]
[中等学校令][師範教育令][大学令]等を廃止
教
(3.31)
育
23
1948
改
新制度において、小学校国語科(5)書くこと(書き方)として硬筆のみ指導、毛筆
[学校教育法施行規則]制定(5.23)
は自由研究。中学校国語科習字週1時間となる。金田心象書『習字一∼三』文部
国語審議会義務教育用漢字 881 字を選定(9.29)
省著作中学校用教科書として発行(4.1)
[高等学校設置基準]制定(1.27)
内閣、当用漢字別表として義務教育漢字 881 字
を訓令・告示(2.16)
革
新制高等学校発足(4.1)
新制高等学校発足。教科書『芸能科書道』(4.1)
[教育委員会法]公布(7.15)
尾上柴舟・豊道春海が中心となり書道教育振興協議会発足(4.1)
都道府県五大都市任意市町村に教育委員会発足
(11.1)
24
1949
[教育公務員特例法]公布(1.12)
検定教科書使用開始(4.1)
[教育職員免許法][教育職員免許法施行法]公布
(5.31)
第一回教育課程審議会に「毛筆習字存廃」の提案(12.)
25
1950
第二次アメリカ教育使節団来日(8.27)
文部省、小学校4年生以上に毛筆習字を適宜課すると発表(10.28)
26
1951
文部省、教育課程審議会答申に基づき修身科を
復活せず、道徳教育のための手引書作成等によ
新
る道徳教育振興方針決定(2.8)
教
[昭和 26 年度に入学する児童に対する教科書
育
(国語・算数)無償給与に関する法律]公布
制
(3.29)
度
学習指導要領一般編(試案)改訂発行(7.10)
学習指導要領一般編(試案)で、小学校毛筆習字を国語科の一部として 4 年生以上
の
小学校学習指導要領国語科編(試案)発行
で指導(学校選択)、中学校国語科の一部として習字を指導(7.10)
整
備
(12.15)
27
1952
・
文部省、標準教科書の発行計画を世論の反対で
充
[幼稚園基準]発表(5.21)
実
文部大臣諮問機関として中央教育審議会設置
・
(6.6)
拡
日本 PTA 全国協議会結成(10.14)
充
文部省、新学年から現行教育課程範囲内で漢文・倫理・芸能教育教科を決定(4.4)
中止と発表(1.23)
29
1954
[学校給食法]公布(6.3)
30
1955
高等学校学習指導要領(一般編)発行。翌年 4 月
文部省『中学校高等学校学習指導法国語科編』発行(7.1)
国語審議会[仮名の教え方]について、片仮名・平仮名の並行学習を答申(7.12)
より実施(12.5)
文部省、高等学校芸術科学習指導要領改訂について通達(10.20)
-書4-
日本書道連盟[書道教育振興に関する請願]提出。小・中学校の習字科の独立必修
科とする請願(12.5)
31
1956
[幼稚園教育要領]制定。[保育要領]を廃止(2.7)
昭和 31 年度改訂高等学校学習指導要領芸術科編で、芸術科の目標、芸術科書道
初の全国抽出学力調査実施(9.28)
の目標示す(1.13)
任命制教育委員会発足(10.1)
33
1958
新
[学校保健法]公布(4.10)
文部省『筆順指導の手引き』発行(3.31)
[学校教育法施行規則]一部改正し、小・中学校
の教育課程を 4 領域編成とし、学習指導要領を
教育課程の基準とする(8.28)
教
小学校学習指導要領・中学校学習指導要領告
小学校学習指導要領告示。36 年度実施。毛筆習字・硬筆書き方とも国語科書く
示。(10.1)
こと「書写」となる。毛筆 4 年生以上学校選択、年間 35 時間以内(10.1)
中学校学習指導要領告示。37 年度実施。1 年生書写授業時数明示、国語総時間数
育
の 10 分の 1。2・3 年生時宜に応じて指導(10.1)
文部省初等中等教育局長[教科用図書検定基準内規]通知で教科書体活字統一。書
写教科書でのいわゆる許容体使用不可(12.12)
制
34
1959
35
1960
度
全日本書写書道研究会(全書研)発足(4.4)
高等学校通信教育のためのテレビ放送開始
第 1 回全日本書写書道研究会大阪大会。以後毎年全国各地で開催。唯一の小学校
(6.5)
から大学までの一貫した書写書道教育の研究組織(6.8)
高等学校学習指導要領告示。38 年実施(10.15)
36
1961
小学校新学習指導要領完全実施。全学年に新検
定教科書を使用させる(4.1)
の
初の中学校 2・3 年生全員対象の 5 教科全国一
斉学力調査実施(10.26)
整
37
1962
中学校新学習指導要領完全実施。全学年に新検
定教科書を使用させる(4.1)
全国小・中学校一斉学力調査実施(7.11)
備
初の広域通信制独立校として NHK 学園高等学
校認可(10.1)
38
1963
・
養護学校指導要領実施(4.1)
学年進行で高等学校新学習指導要領完全実施
(4.1)
「幼稚園と保育所との関係について」文部・厚生
充
両省から共同通達(10.28)
[義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関
する法律]公布(12.21)
実
40
1965
中央教育審議会[期待される人間像]中間草案
発表(1.11)
小学校 5 年生まで教科書無償給与。翌年以降順
・
教育課程改善のための審議会書写書道関係専門調査委員会開催(9.)
順次中学 3 年生まで学年進行(4.1)
41
全国書道教育連合・全日本書写書道教育研究会合同調査で小学校書写、学校選択
1966
ILO87 号条約(教師の地位に関する勧告)発効
拡
制下で実施率 96 %と報告(3.)
(6.14)
中央教育審議会[後期中等教育の拡充整備につ
いて]答申(10.31)
充
42
文部省『書くことの学習指導Ⅲ』で書写の学習指導基準・目標・範囲・関連・評
1967
価・測定等示す(5.1)
43
1968
小学校学習指導要領告示。46 年度実施(7.11)
小学校学習指導要領告示され、3 年生以上の毛筆書写必修、各学年とも年間 20
44
1969
中学校学習指導要領告示。47 年度実施(4.14)
中学校学習指導要領告示され、1 年生は国語総時間数の 10 分の 2、2 年生は国語
45
1970
高等学校学習指導要領告示。48 年度実施(10.15)
高等学校学習指導要領告示。書道Ⅰ、書道Ⅱ、書道Ⅲとなる(10.15)
46
1971
47
1972
文部省『高等学校学習指導要領解説芸術編』発行(5.30)
48
1973
文部省中学校国語指導資料第 1 集『書くことの学習指導』発行(3.30)
49
1974
時間程度となる(7.11)
総時間数の 10 分の 1、3 年生は時宜に応じ指導となる(4.14)
文部省五カ年計画小・中学校教職員「毛筆書写実技講座」開催(4.)
文部省、書写・書道選任の教科調査官任命(6.1)
全日本高等学校書道教育研究会(全高書研)結成(12.4)
中央教育審議会[教育・学術・文科における国
際交流について]答申(5.27)
[学校教育法]一部改正。教頭職の法制化成立
第 1 回全日本高等学校書道教育研究会東京大会。以降毎年全国各地で開催。唯一
(6.1)
の高等学校書道科の専門研究調査組織(7.25)
-書5-
50
1975
文部省、小・中・高等学校の主任を制度化
文部省『高等学校芸術科書道指導資料表現編』発行(1.20)
(12.26)
52
1977
国立大学共通一次試験実施のための大学入試セ
ンター設置(5.2)
小学校・中学校新学習指導要領告示(7.23)
小学校学習指導要領告示され、総則に言語環境を整えることを明示。書写を[言
語事項]に位置づける。学年別漢字表を教科書体活字で示す(7.23)
中学校学習指導要領告示され、総則に言語環境を整えることを明示。書写を[表
現]に位置づける(7.23)
53
1978
高等学校新学習指導要領告示(8.30)
文部省『小学校指導書国語編』『中学校指導書国語編』発行(5.20)
文部省に教科用図書検定基準等改善のための調査研究会書写字体小委員会設置。
書写教科書の字体・筆順等を審議(5.31)
54
1979
55
1980
初の共通一次試験実施(1.13)
文部省『高等学校学習指導要領解説芸術編』発行(1.20)
中教審[地域社会と文化について]答申(6.8)
標準法改正法成立。小中学校 40 人学級 12 カ年
書道に関する学科を設置した千葉県立幕張北高等学校開校(4.1)
計画はじまる(4.25)
NHK学校放送番組「中学校特別シリーズ・行書入門(書写)」開設(4.1)
文部省『小学校国語指導資料指導計画の作成と書写の指導』発行(8.20)
文部省『小学校国語指導資料第二集言語事項の学習指導』発行(11.13)
56
1981
文部省『高等学校芸術科書道指導資料鑑賞編』発行(6.15)
57
1982
NHK学校放送番組「中学校特別シリーズ・書写入門」開設(4.1)
58
1983
全日本書写書道教育研究会、日本教育大学協会第二部会書道部門会、全国大学書
道学会が文部省に[小学校教員養成課程における書写教育強化に関する要望書]提
出(2.26)
文部省『小学校国語指導資料第三集書写の学習指導』発行(8.25)
59
1984
臨時教育審議会法公布(8.8)
60
1985
臨時教育審議会[教育改革に関する第一次答申]
61
1986
62
1987
文部省『高等学校芸術科書道指導資料理論編』発行(8.1)
提出(6.26)
臨時教育審議会[教育改革に関する第二次答申]
提出。生涯教育体系への移行を提唱(4.23)
臨時教育審議会[教育改革に関する第三次答申]
提出。(4.1)
臨時教育審議会[教育改革に関する第四次(最
終)答申]提出。(8.7)
教育職員養成審議会[教員の資質能力の向上方
策等について]答申。免許状の専修・一種・二
種の三本立てと初任者研修制度創設を提言
(12.18)
63
1988
H1
1989
文部省教育改革実施本部[教育改革の推進‐現
状と課題]発表(1.5)
小学校学習指導要領・中学校学習指導要領・高
等学校学習指導要領・幼稚園教育要領告示
(3.15)
小学校で初任者研修制度開始(4.1)
2
1990
[生涯学習振興法]成立(6.26)
3
1991
第 14 期中央教育審議会[新しい時代に対応する
教育の諸制度の改革について]答申。高校教育
の改革等を提言(4.19)
4
1992
5
1993
6
1994
7
1995
文部省『高等学校芸術科書道指導資料指導計画の作成と学習指導の工夫』発行
(5.20)
第 19 期国語審議会[現代の国語をめぐる諸問題
について]答申(6.8)
子どもの権利に関する条約発効(5.20)
経済同友会、教育改革提言として[学校から『合
校』へ]発表(4.19)
[地方分権推進法]公布(5.19)
8
1996
9
1997
生涯学習審議会[地域社会における生涯学習機
会の充実方策]答申(4.24)
文部省[学校教育法施行規則]改正。不登校生徒
を対象に中学校卒業認定試験を弾力化する等
(3.24)
中央教育審議会[21 世紀を展望した我が国の教
-書6-
育の在り方について(第二次答申)]提出。入
試改革、飛び入学等を提言(6.26)
文部省[学校教育法施行規則]改正。飛び入学の
制度化等(6.31)
10
1998
文部省[教育改革プログラム]発表(4.28)
中央教育審議会[新しい時代を拓く心を育てる
ために‐次世代を育てる心を失う危機]答申。
幼児期からの心の教育の在り方等を提言(6.30)
教育課程審議会[幼稚園、小学校、中学校、高
等学校、盲学校、聾学校及び養護学校の教育課
程の基準の改善について]答申。総合的な学習
の時間の創設等を提言(7.29)
中央教育審議会[今後の地方教育行政の在り方
について]答申(9.21)
小学校・中学校学習指導要領告示(12.14)
高等学校、盲学校、聾学校及び養護学校新学習
11
1999
14
2002
小学校・中学校学習指導要領全面実施
15
2003
高等学校学習指導要領実施
指導要領、幼稚園教育要領告示(3.29)
参考文献・加藤達成他『書写・書道教育史資料』(全3巻)昭和 59 年
日比野丈夫『世界史年表』第 4 版
-書7-
1997 年
河出書房新社
東京法令出版