file:///D|/temp/D1980.txt 201 1980 Henbit Hawaii Chateaucreek 1970 鹿毛 60 Owner:Mrs.A.Plesch Jockey:W.Carson Trainer:W.R.Hern Time:2:34.77 Runners:24 Odds:7-1 2nd:Master Willie(High Line) 3rd:Rankin(?) 2000G:Known Fact(In Reality) 1000G:Quick as Lightning(Buckpasser) Oaks:Bireme(*Grundy) St.Leger:Light Cavalry(Brigadier Gerard) 1980年の優勝馬ヘンビットは米国産、2歳時に$24,000で購買され、3−5歳時 英で走り8戦4勝(192,305ポンド)。3歳時は3戦1勝、4歳時は3戦無敗でダービーを 制したが、故障により戦線離脱、5歳時に復活したものの2戦未勝利だった。種牡 馬入りするも目立った産駒はいない。 父ハワイは南アの史上最強馬であり、南アで18戦15勝、5歳時に米国に輸入され、 米国で10戦7勝、マンノウオーSなどに勝った名スプリンターである。産駒にはベ ンソン&ヘッジスGCのハワイアンサウンドなど。日本にもハンザダンサーが輸入 されている。 シャトーゲイ産駒の母シャトークリークは米国産で重賞勝ち馬。6勝。ハイペリ オンの4X4を持つ。3号族 file:///D|/temp/D1980.txt (1/17) [2001/09/08 16:52:10] file:///D|/temp/D1980.txt 202 1981 Shergar Great Nephew Sharmeen 1972 鹿毛 61 Owner:H.H.Aga Khan Jockey:W.R.Swinburn Trainer:M.Stoute Time:2:44.21 Runners:18 Odds:10-11 2nd:Glint of Gold(Mill Reef) 3rd:Scintillating Air(?) 2000G:To-Agori-Mou(Tudor Music) 1000G:Fairy Footsteps(Mill Reef) Oaks:Blue Wind(Lord Gayle) St.Leger:Cut Above(High Top) 1981年の優勝馬シャーガーは英国産、3−4歳時英愛で走り8戦6勝(412,103ポン ド)、英愛両ダービー、KジョージVI&QエリザベスS、B&Hゴールド・カッ プを勝った名競争馬である。ダービーでは2着に10馬身差という歴史的な大差で 圧勝した。負けたのは3歳時に2着1回(2戦1勝)、それにセントレジャーで4着 になったもの。この不可解ともいえる敗北により、凱旋門賞を走ることなく引退、 種牡馬入りした。シンジケート価格は25万ポンド、総額1000万ポンドであっ た。供用2年目のシーズンが始まる1983年2月8日夜誘拐された。初年度産駒には輸 入種牡馬のアウザールがいる。産駒は35頭のみ。 父はグランディの父でもあるグレートネヒュー。 母シャーミーンはアガカーン3世の生産馬で仏で生まれ、1勝。父はブランドフ ォード系の仏ダービー馬ヴァルドロア。シャーガーの半弟シャナザールShernazar (b c 1981 Busted)はセプテンバーS(スリップアンカーを破る)など5勝し、種牡 馬となった。9号族、レディジョセフィーヌ系。 file:///D|/temp/D1980.txt (2/17) [2001/09/08 16:52:10] file:///D|/temp/D1980.txt 203 1982 Golden Fleece Nijinsky Exotic Treat 1971 鹿毛 61 Owner:Mr.R.Sangster Jockey:P.Eddery Trainer:M.V.O'Brien Time:2:34.27 Runners:18 Odds:3-1 2nd:Touching Wood(Roberto) 3rd:Silver Hawk(Roberto) 2000G:Zino(Welsh Pageant) 1000G:On the House(Be My Guest) Oaks:Time Charter(Saritamer) St.Leger:Touching Wood Phalaris +-Fairway--Honeyway--Great Nephew--Shergar 1981 +-Pharos--Nearco--Nearctic--Northern Dancer+-Secreto1984 +-Nijinsky1970--Golden Fleece1982 1982年の優勝馬ゴールデンフリースはニジンスキー産駒で米国産、キーンランド イヤリングセールで775,000ドルで購入された。3−4歳時英愛で走り4戦4勝 (162,267ポンド)、3歳時は1戦1勝、4歳時にバリーモスS、ニジンスキーSとG2 を連勝後、ダービーに臨み、これを制した。愛ダービーを体調不良で回避、Kジョ ージ&QエリザベスSに臨む予定であったが、結局このダービーが最後のレースと なり、無敗のまま引退してしまった。3歳戦とニジンスキーSでゴールデンフリー スの2着になったのが、同じ馬主のアサートであり、アサートは仏ダービーに勝ち (2着にリアルシャダイ)、愛ダービーにも勝ってしまった。ネアルコの4X4。 種牡馬としては癌で早世したのは残念である。種付け料は10万ポンド、カーリ アンよりも高かった。 母エキゾティックトリートはヴェイグリーノーブル産駒で米国産、未出走馬。そ の半姉 What a Treat(b f 1962 Tudor Minstrel)の産駒にビーマイゲストがいる。 8号族。 file:///D|/temp/D1980.txt (3/17) [2001/09/08 16:52:10] file:///D|/temp/D1980.txt 204 1983 Teenoso Youth Furioso 1971 鹿毛 61 Owner:Mr.E.B.Moller Jockey:L.Pigott Trainer:G.Wragg Time:2:49.07 Runners:21 Odds:9-2 2nd:Carlingford Castle(Le Bavard) 3rd:Shearwalk(?) 2000G:Lomond(Northern Dancer) 1000G:Ma Biche(Key to the Kingdom) Oaks:Sun Princess(*English Prince) St.Leger:Sun Princess Whalebone1810--Camel--Touchstone--Orlando1844--Eclipse--Alarm-* *-Himyar--Domino--Commando--Colin--Neddie--Good Goods--Aslab-** **-Armageddon--Battle Joined--Ack Ack--Youth--Teenoso1983 1983年のティーノソは米国産、3−4歳時英愛仏で走り戦6勝(452,001ポンド)、英 ダービー、KジョージVI&QエリザベスS、サンクルー大賞を勝った名馬である。 ダービーでは1番人気に支持され、重馬場でタイムはよくなかったが、直線抜け出 してそのままの楽勝であった。仏ダービーを勝ったのはカーリアンであり、両馬は 愛ダービーで激突したが、優勝したのはシャリーフダンサーだった。 父ユースは仏ダービー馬。米国に伝わるヒミヤー系。 母フリオーソは1勝、オークスで2着になっている。産駒トプシー Topsy(ch f 1976 Habitat)は英仏の重賞勝ち馬で、1987年ダービー2着のMost Welcome(ch c 1984 Be My Guest)の母。フリオーソの全姉フェイヴァレッタ Favoletta(b or br f 1968 Baldric)は愛1000ギニー優勝馬、3号族。 file:///D|/temp/D1980.txt (4/17) [2001/09/08 16:52:10] file:///D|/temp/D1980.txt 205 1984 Secreto Northern Dancer Betty's Secret 1977 鹿毛 61 Owner:Mr.L.Miglitti Jockey:C. Roche Trainer:D.V.O'Brien Time:2:39.12 Runners:17 Odds:14-1 2nd:El Gran Senor(Northern Dancer) 3rd:Mighty Flutter(?) 2000G:El Gran Senor 1000G:Pebbles(Sharpen Up) Oaks:Circus Plume(High Top) St.Leger:Commanche Run(Run the Guntlet) 1983年のセクレトは米国産、3−4歳時英愛で走り4戦3勝(244,904ポンド)、3歳 初戦を勝った後、4歳緒戦のテトラークSを勝ち、愛2000ギニーに挑戦するも、サ ドラーズウエルズの3着。ダービーでは大本命の2000ギニー馬エルグランセニョー ルと直線マッチレースとなるが、短頭差抑えた。ダービーが最後のレースとなった。 種牡馬としては、米国で供用され、1991年の2000ギニー馬ミスティコMystiko(gr c 1988)を出した後、1993年から日本で供用されている。 父はノーザンダンサー。 母ベティーズシークレットは米国産、セクレタリアート産駒で未出走。セクレト は初仔で、母5歳の時の仔である。プリンスキーロの3X3、ネアルコの4X4のインブ リードをもつ。4号族。 file:///D|/temp/D1980.txt (5/17) [2001/09/08 16:52:10] file:///D|/temp/D1980.txt 206 1985 Slip Anchor Shirley Heights Sayonara 1965 鹿毛 62 Owner:Lord Howard de Walden Jockey:S.Cauthern Trainer:H.Cecil Time:2:36.23 Runners:14 Odds:9-4 2nd:Law Society(Alleged) 3rd:Damister(Mr.Prospector) 2000G:Shadeed(Nijinsky) 1000G:Oh So Sharp(Kris) Oaks:Oh So Sharp St.Leger:Oh So Sharp Nearco +-Nasrullah │ Never Bend--Mill Reef1971+-Shirley Heights1978--Slip Anchor1985 │ +-Reference Point1987 +-Nearctic Northern Dancer Nijinsky 1970+-Shahrastani 1986 +-Ile de Bourbon--Kahyasi1988 1985年の優勝馬スリップアンカーはシャーリーハイツ産駒であり、親子3代ダー ビー制覇の偉業を成し遂げた。いまだ4代という例はなく、その産駒には期待がか かる。英国産、3−5歳時英で走り9戦4勝(296,387ポンド)。3歳時2戦1勝。4歳時 はトライアルレースを逃げきり、ダービーに臨んだ。1番人気に支持され、その期 待とおり逃げきり、ローソサイエティに7馬身差の圧勝。愛ダービーは出走せず、 チャンピオンSは2着。5歳時はジョッキークラブSに2着した後引退した。 種牡馬として英国で供用され、ジャパンCに来日したオークス、セントレジャー 馬のユーザーフレンドリー(凱旋門賞2着)を出している。 母サヨナラはドイツ産で5勝、ドイツの名門牝系の出であり、3代母シュワルツ ゴールドは独ダービー馬、半姉サベラSabera(b f 1961 Fast Fox)は独オークスを 制し、輸入種牡馬のスタイヴァザントの母となった。近親には凱旋門賞のサガスや ビワハイジがいる。アルキミストの2X4のインブリードを持つ。16号族 file:///D|/temp/D1980.txt (6/17) [2001/09/08 16:52:10] file:///D|/temp/D1980.txt 207 1986 Shahrastani Nijinsky Shademah 1978 栗毛 62 Owner:H.H.Aga Khan Jockey:W.R.Swinburn Trainer:M.Stoute Time:2:37.13 Runners:17 Odds:11-2 2nd:Dancing Brave(Lyphard) 3rd:Mashkour(Irish River) 2000G:Dancing Brave 1000G:Midway Lady(Alleged) Oaks:Midway Lady St.Leger:Moon Madness(*Vitiges) 1986年の優勝馬シャーラスタニはニジンスキー産駒で、ニジンスキー産駒として はゴールデンフリースにつぐ2頭目の優勝馬となった。米国産、3−4歳時英愛仏 で走り7戦4勝(650,361ポンド)。3歳時1戦0勝、4歳時6戦4勝。ダンテSから英愛両 ダービーを制した。ダービーでは2000ギニー馬で絶対の本命だったダンシングブレ ーヴの猛追を半馬身差押さえた。ダンシングブレーヴが出走しない愛ダービーでは 8馬身差の楽勝。続くKジョージVI&QエリザベスSでの両馬の対決は大変な話 題となったが、ダンシングブレーヴが勝ち、シャーラスタニは4着に沈んだ。凱旋 門賞でもダンシングブレーヴの4着だった。 米、愛で供用されたが、種牡馬としては成功していない。1994年からは輸入され 浦河で供用されている。 母シャデマはアガカーン4世の生産馬で、愛国産、愛で3勝。輸入種牡馬のシャカ プールの半妹である。3号族 file:///D|/temp/D1980.txt (7/17) [2001/09/08 16:52:10] file:///D|/temp/D1980.txt 208 1987 Reference Point Mill Reef Home on the Range 1978 鹿毛 62 Owner:Mr.L.Freedman Jockey:S.Cauthern Trainer:H.Cecil Time:2:33.90 Runners:19 Odds:6-4 2nd:Most Welcome(Be My Guest) 3rd:Bellotto(Mr.Prospector) 2000G:Don't Forget Me(Ahonoora) 1000G:Miesque(Nureyev) Oaks:Unite(Kris) St.Leger:Reference Point 1987年のリファランスポイントはミルリーフの直仔であり、2頭目のミルリーフ 産駒のダービー馬となった。英国産、3−4歳時英仏で走り10戦7勝(774,368ポンド)、 3歳時はフューチュリティSなど3戦2勝で、全欧3歳チャンピオン。2000ギニーに は出走せず、G2ダンテSからダービーに臨んだ。先行早めに先頭に立ち、すばら しいタイムでそのまま逃げ切ってしまった。続くKジョージVI&QエリザベスS も制し、秋は並みのG1になってしまったセントレジャーに行き、勝って2冠とな ったが、凱旋門賞で惨敗。ニジンスキーの前例をくつがえすことはできなかった。 紛れもない名馬であった。エクリプスSはムトトの2着。 供用3年目の1991年に死亡したため、後継種牡馬は残せなかった。初年度産駒に は伊オークス馬のIvyanna(b f 1989)がいる。 母ホームオンザレンジは英国産、ハビタット産駒の重賞勝ち馬で、サンチャリオ ットSなど5勝している。10号族 file:///D|/temp/D1980.txt (8/17) [2001/09/08 16:52:10] file:///D|/temp/D1980.txt 209 1988 Kahyasi Ile de Bourbon Kadissya 1979 鹿毛 62 Owner:H.H.Aga Khan Jockey:R.Cochrane Trainer:L.Cumani Time:2:33.84 Runners:14 Odds:11-1 2nd:Glacial Storm(Arctic Tern) 3rd:Doyoun(Mill Reef) 2000G:Doyoun(Mill Reef) 1000G:Ravinella(Mr.Prospector) Oaks:Diminuendo(Diesis) St.Leger:Minster Son(Niniski) 1988年のカヤージは日本に輸入されているイルドブルボン産駒であり、ニジンス キーの孫になる。英国産、3−4歳時英愛仏で走り7戦5勝(648,772ポンド)、3歳時 は2戦無敗、4歳時はダービートライアルから無敗でダービーに挑み、電子計時で はレコードタイムでダービーを制した。愛ダービーも勝った後、発症。復帰戦のニ エユ賞を短首差の2着、凱旋門賞はトニービンの6着に破れた。 種牡馬としてはまだ結果をだせないでいる。 母カディーシャは米国産、ブラッシンググルーム牝馬のアガカーンIVの生産馬 で、重賞を含む2勝。4代母のマサカMasakaは英愛オークス馬。5号族 file:///D|/temp/D1980.txt (9/17) [2001/09/08 16:52:10] file:///D|/temp/D1980.txt 210 1989 Nashwan Blushing Groom Heights of Fashion1979 栗毛 63 Owner:Sheik H.Al-Maktoum Jockey:W.Carson Trainer:W.R.Hern Time:2:34.90 Runners:12 Odds:5-4 2nd:Terimon(Bustino) 3rd:Cacoethes(Alydar) 2000G:Nashwan 1000G:Musical Bliss(The Minstrel) Oaks:Snow Bride(Blushing Groom) St.Leger:Michelozzo(Morthern Baby) Nearco +-Nasrullah--Red God--Blushing Groom+-Nashwan1989 │ +-Rainbow Quest--Quest for Fame1990 +-Nearctic Northern Dancer +-Danzig--Chief's Crown--Erhaab1994 +-Lyphard--Dancing Brave--Commander in Chief1993 +-Nijinsky1970+-Caerleon--Generous 1991 +-Lammtarra 1995 210回のダービーを制したナシュワンは米国産、3−4歳時英仏で走り7戦6勝 (793,360ポンド)、3歳時は新馬、リステッドレース(3着カコイーシーズ)を圧勝 し、高い評価を得た。4歳初戦が2000ギニー、重賞初挑戦ながら1番人気に支持さ れ、レコードで制覇。ダービーでも絶対の本命になり、テリモンに5馬身差の圧勝、 2冠を制したのはニジンスキー以来となる。その間には、エルグランセニョールや ダンシングブレーヴなどの2000ギニー馬がダービーでは破れている。愛ダービーに は向かわず古馬混合戦のエクリプスSを勝ち(ウォーニング3着)、続くKジョー ジVI&QエリザベスSをカコイーシーズに首差で勝ち、無敗の6連勝(G1を4 連勝)となった。近年の最強馬の1頭である。秋緒戦は仏のニエユ賞、ここでまさ かの3着となった。結果的にはこれは唯一の敗戦であり、また最終戦でもあった。 凱旋門は回避し、そのまま引退した。 種牡馬としても大変期待され、1800万ポンド(約43億円)のシンジケートが組まれ、 英国で供用されている。すでにワンデスタやスウェインなどを出している。 父ブラッシンググルームは仏2000ギニー、グランクリテリウムなどGI5勝を含 む10戦7勝。ダービーはザミンストレルの3着だった。ナスルーラはレッドゴッド 系であるが、初期の代表産駒レイボークエストなどの活躍によりブラッシンググル ーム系として発展している。他の産駒にはアラジ、グルームダンサー、バイアモン、 クリスタルグリッターズ、スノーブライドなど。1989年英愛リーディングサイアー。 母ハイトオブファッションは英エリザベス女王の生産馬で仏国産、プリンセスオ ブウェールズSなど5勝している。産駒成績もすばらしく、ナシュワンの1歳上の 半兄ウヌフワインUnfuwain(b c 1985 Northern Dancer)はプリンセスオブウェール ズS、ジョッキークラブSなど10戦6勝、KジョージVI&QエリザベスSはムトト の2着、凱旋門賞はトニービンに差のない4着。種牡馬としても大成功している。 同じくアルワスミやムクダームも重賞を勝っている。父バスティノはブランドフォ ード系でセントレジャー馬。ハイトオブファッションは輸入種牡馬のミルフォード の半妹である。その母ハイクレアは1000ギニー、仏オークスに勝ち、Kジョージ VI&QエリザベスSで2着になった名牝である。2号族 file:///D|/temp/D1980.txt (10/17) [2001/09/08 16:52:10] file:///D|/temp/D1980.txt 211 1990 Quest for Fame Rainbow Quest Aryenne 1977 鹿毛 63 Owner:Mr.K.Abdulla Jockey:P.Eddery Trainer:R.Charlton Time:2:37.26 Runners:18 Odds:7-1 2nd:Blue Stag(Sadler's Wells) 3rd:Elmaamul(Diesis) 2000G:Tirol(Thatching) 1000G:Salsabil(Sadler's Wells) Oaks:Salsabil St.Leger:Snurge(Ela-Mana-Mou) 1990年のダービー馬クエストフォーフェイムは英国産、3−6歳時英愛仏米日で 走り、19戦5勝(1,024,750ポンド)。4歳春に初勝利をあげ、チェスターヴェース2 着の成績でダービーに挑戦、直線抜け出して混戦ダービーを制した。愛ダービーは 1000ギニー、オークス馬のサルサビルに敗北、5歳ではインターナショナルSを2 着、その後米国に転じ、ハリウッドターフカップH3着、BCターフはミスアレジ ッドの3着、6歳時はハリウッドターフカップH、サンルイオビスポHに勝ち、B Cターフはフレイズの3着であった。ドクターデヴィアスよりは先着(4着)して いる。ジャパンCではトウカイテイオーの11着。 種牡馬としては米国で供用されている。昨年の新種牡馬。 父レインボークエストは凱旋門賞、コロネーションCなど14戦6勝。産駒には凱 旋門賞のソーマレズ、アーミジャー、レイントラップ、サクラローレルなど多数の G1馬がいる。ブラッシンググルームの系統を発展させている。 母アリアンヌはグリーンダンサー産駒で仏国産、仏1000ギニー、クリテリウム・ デ・プーリッシュ(G1)など4勝している。仏オークスは2着。産駒エンダYenda (父Dancing Brave)はロングアイランドH(G2)、ヴェルメイユ賞2着。4号族 file:///D|/temp/D1980.txt (11/17) [2001/09/08 16:52:10] file:///D|/temp/D1980.txt 212 1991 *Generous Caerleon Doff the Derby 1981 栗毛 63 Owner:Mr.F.Salman Jockey:A.Munro Trainer:P.Cole Time:2:34.00 Runners:13 Odds:9-1 2nd:Marju(Last Tycoon) 3rd:Star of Gdansk(Danzig Connection) 2000G:Mystiko(*Secreto) 1000G:Shadayid(Shadeed) Oaks:Jet Ski Lady(Vaguely Noble) St.Leger:Toulon(Top Ville) 今回は1989−1996年の優勝馬ですが、ジェネラス、ドクターデヴィアス、コマン ダーインチーフ、エルハーブ、ラムタラはいずれも日本に繋養されておりますので、 各種種牡馬本を参照してください。ドクターデヴィアスは今年アイルランドにもど りました。 file:///D|/temp/D1980.txt (12/17) [2001/09/08 16:52:10] file:///D|/temp/D1980.txt 213 1992 *Dr.Devious Ahonoora Rose of Jericho 1984 栗毛 63 Owner:Mr.S.H.Craig Jockey:J.Reid Trainer:P.Chapple-Hyam Time:2:36.19 Runners:18 Odds:8-1 2nd:St.Jovite(Pleasant Colony) 3rd:Silver Wisp(?) 2000G:*Rodrigo de Triano(El Gran Senor) 1000G:Hatoof(Irish River) Oaks:User Friendly(Slip Anchor) St.Leger:User Friendly Tourbillon--Djebel--Clarion--Klairon--Lorenzaccio-* *-Ahonoora--Dr.Devious1992 file:///D|/temp/D1980.txt (13/17) [2001/09/08 16:52:10] file:///D|/temp/D1980.txt 214 1993 *Commander in Chief,Dancing Brave,Slightly Dangerous1979鹿毛/黒鹿毛 Owner:Mr.K.Abdulla Jockey:M.Kinane Trainer:H.Cecil Time:2:34.15 Runners:16 Odds:15-2 2nd:Blue Judge(Rainbow Quest) 3rd:Blues Traveller(Bluebird) 2000G:Zafonic(Gone West) 1000G:Sayyedati(Shadeed) Oaks:Intrepidity(Sadler's Wells) St.Leger:Bob's Return(Bob Back) file:///D|/temp/D1980.txt (14/17) [2001/09/08 16:52:10] file:///D|/temp/D1980.txt 215 1994 *Erhaab Chief's Crown Histoire 1979 黒鹿毛 63 Owner:Sheik H.Al-Maktoum Jockey:W.Carson Trainer:J.Dunlop Time:2:34.16 Runners: Odds:7-2 2nd:King's Theater(Sadler's Wells)3rd:Colonel Collins(El Gran Senor) 2000G:Mister Baileys(Robellino) 1000G:Las Meninas(Glenstal) Oaks:Balanchine(Storm Bird) St.Leger:Moonax(Caerleon) file:///D|/temp/D1980.txt (15/17) [2001/09/08 16:52:10] file:///D|/temp/D1980.txt 216 1995 *Lammtarra Nijinsky Snow Bride 1986 栗毛 63 Owner:S-Maktoum Jockey:W.R.Swinburn Trainer:S.スルール Time:2:32.31*R Runners:15 Odds:14-1 2nd:Tamure(Sadler's Wells) 3rd:Presenting(Mtoto) 2000G:Pennekamp(Bering) 1000G:Harayir(Gulch) Oaks:Moonshell(Sadler's Wells) St.Leger:Classic Cliche(Salse) file:///D|/temp/D1980.txt (16/17) [2001/09/08 16:52:10] file:///D|/temp/D1980.txt 217 1996 Shaamit Mtoto Shomoose 1985 鹿毛 63 Owner:Khalifa Abdulla Dasmal Jockey:M.Hills Trainer:W.Haggas Time:2:35.05 Runners:20 Odds:12-1 2nd:Dushyantor(Sadler's Wells) 3rd:Shantou(Alleged) 2000G:Mark of Esteem(Darshaan) 1000G:Bosra Sham(Woodman) Oaks:Lady Carla(Caerleon) St.Leger:Shantou(Alleged) 1996年のシャーミットは海外競馬会議室の書き込みから。よろしく>たいてえむ (出走馬紹介) ◇P. シャーミット SHAAMIT 鹿毛 父 Mtoto -- 母 Shomoose(Habitat) 調教師:W. Haggas 昨年の11月のデビュー戦以来、不安などもあって、レースをしていない。つま り、昨年のラムターラと同じ足跡(ただし2戦1勝)を辿ることを夢見ているとい うことになる。父ムトトは、キングジョージなどに勝っており、1マイル半は血統 的には問題がない。 ウイリアム・ハガス調教師は、レスター・ピゴット元騎手の娘婿にあたる。 名前は、「相手を見下す」といった意味だそうだ。 たいてえむ (レース結果) ●英ダービー着順(6/8・エプソム・12F・4歳G1・21頭) 馬 名 1.シャーミット Shaamit 2.ダシアンター Dushyantor 3.シャンタウ Shantou 4.グロリーオブダンサー Glory Of Dancer 5.アルハレス Alhaarth 6.ミスティックナイト Mystic Knight 7.ジャックジェニンズズ Jack Jennings 8.アチャーン Acharne 9.チーフコンテンダー Chief Contender 10.ダブルリーフ Double Leaf 11.クラシックイーグル Classic Eagle 12.タスディド Tasdid 13.イーヴントップ Even Top 14.スパータンハートビート Spartan Heartbeat 15.ストームトゥルーパー Storm Trooper 16.ザフォーラム Zaforum 17.セントモーズ St Mawes 18.ビジーフライト Busy Flight 19.プリンスオブマイハート Prince of my Heart 20.ポーチュギーズリル Portuguese Lil 消.クレヴァークリーシェイ Clever Cliche 調教師 Haggas Cecil Gosden Kelleway Hern Charlton McMahon Brittain Chapple-Hyam Stoute Harris Prendergast Tompkins Brittain Cecil M. Hall Dunlop Hills Hills Nichols Cecil 騎 手 着差 M. Hills Pat Eddery 1 1/4 L. Dettori 1 1/4 O. Peslier 1 W. Carson アタマ K. Darley 1 1/4 J. Reid 1 W. O'Connor 1 1/4 D. Harrison 1 3/4 J. Murtagh 1/2 A. Mackay クビ W. Supple ハナ P. Robinson アタマ M. Birch 6 M. Kinane 1 1/2 D. O'Neill 1 3/4 R. Quinn 1 C. Asmussen 5 B. Thomson 7 A. Greaves 3 R. Hughes 取消 W. H. J. P. D. R. B. C. P. M. R. K. M. C. H. L. J. B. B. D. H. シャーミットの馬主のカリファ・ダスマル Khalifa Dasmal氏は、リスティッド・ レースでもいいと思っていたそうで、ビッグな幸運に驚きの喜びを隠せないようだ。 鞍上のマイケル・ヒルズ騎手も、最後の100ヤードは、人生で最も長い100ヤードに 感じたということだ。2F標あたりで先頭に立って、デュシャンター(ダシアンタ ーよりもデュシャンターと発音しているように聞こえた)の追撃を見事1馬身1/4 振り切った。 シャーミットの父はムトト(その父バスティッド、その母の父ミンシオ)、母は ショムース Shomoose(その父ハビタット)。ムトトは、キングジョージ6世&クイ ーンエリザベスSで、アンフウェイン、トニービンらに勝っている。凱旋門賞では、 そのトニービンの2着という実績がある。 たいてえむ その後の戦績は、脚部不安のため愛ダービー、エクリプスSを回避、Kジョージ VI&QエリザベスSはペンタイアの3着、愛チャンピオンSはティマリダの4着、 凱旋門賞はエリシオの7着となり、同レースで負傷したためダービー後は1勝もで きずにそのまま引退してしまった。6戦2勝。 [完] file:///D|/temp/D1980.txt (17/17) [2001/09/08 16:52:10]
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