第10回九州大学/ロバート・ファン/ アントレプレナーシップ・プログラム (略称:QREP)実施概要 QREP説明会 2014/12/4 九州大学 ロバート・ファン/アントレプレナーシップセンター 谷川 徹 QREPとは Kyushu-University・Robert Huang・Entrepreneurship・Program (九州大学/ロバートファン/アントレプレナーシップ・プログラム) ・ロバート・ファン氏の寄付金等を基に、シリコンバレー(SV)で 一週間行われる研修を中心とした教育プログラム(正規授業) ・起業家精神(アントレプレナーシップ)等を養うことを目的とする Dr. Robert Huang ロ バ ー ト ・ フ ァ ン 氏 台湾出身.九州大学卒業.SVでSYNNEXを 創業.2003年にNYSE上場.他に九大アイス ホッケー部を創設 シリコンバレー位置図 Silicon Forest (Portland, OR)(Seattle, WA) Silicon Mountain Route 123 (Denver, CO) (Boston, MA) ● ・ Bio Cluster ● (S. San Francisco, CA) ● ● ・ ● Silicon Valley (San Jose, etc, CA) ・ ● ● (New York, NY) ● Net Plex ● ● ● Silicon Alley ・ (Greater DC) Research Triangle ● Digital Coast (Raleigh/Durham, NC) (Greater LA,CA) Silicon Desert (Phoenix, AZ) Wireless Valley Software Valley (San Diego, CA) (Salt Lake City, UT) Silicon Hills (Austin, TX) QREP概要(第9回の例) <開催時期> ・2日間の事前講習 (2014.1.23、2.25) ・1週間の現地プログラム (2014.3.2‐3.9) ・成果報告会 (2014.3.21) <参加者> ・受講生 : 九州大学部生および修士計20名、 社会人1名、早稲田大生5名、計26名 ・学部・学府 : 工・農・芸・総・生・経・法・政経 ビジネススクール(QBS)・国際・理工 ・内訳 : 学部生19名、修士6名、社会人1名 女性6名 ・年齢 : 19歳から46歳 極めて 多彩な メン バー構 成 プログラムの目的 • アントレプレナーシップ (チャレンジ精神等) を醸成する • グローバル意識(国際性)を高める • 多様な価値観に触れる経験を与える • 個人としての自覚向上(積極性、主体性向上) • 大学で学ぶ意味・意義の理解と学習意欲の向上 • 世界トップの研究やビジネス水準を知る • (起業に関する知識・実情理解) 社会で競争力あるタフな人材養成が目的。 ベンチャー起業を促すための教育ではない。 研究者、大企業就職者にも有効。 プログラムのポイント ・シリコンバレー(海外、アントレプレナーシップのメッカ、 世界最高水準、多様性、実力主義の世界)現地の 文化風土のなかで実施 ・講師のパーソナルヒストリーに触れる: – – 講師(ロールモデル)の生き方と自己とを対比 知識だけでなく、生き方、考え方を知り、自分の将来を考える ・参加メンバー(男女、留学生、理系文系、社会人、学部1 年~博士、東京の大学生等) が多様: – 多様な価値観、考え方に触れるチャンス提供。またそのような メンバーにおいてチームワーク形成法を学ぶ カリキュラム内容 その1 ・現地の起業家(アジア系や日本人)、ベンチャーキャピタリスト、 NPO主宰者等による講義と意見交換 ・日本人留学生、現地エンジニア、研究者達とのパネルディスカッ ション ・スタンフォード大学のクラスで学生とディスカッション ・現地企業(ベンチャー、IDEO、IBM等)訪問など (講義例) アントレプレナーシップ論:VB創始者、社会起業家、留学生、移民、現地日本人 エンジニア他 起業関連基礎:組織マネジメント、人材調達、法務、知財戦略、資金調達、 マーケティング他) 技術経営論:現地VB,VC,スタンフォード大学教授、研究者 国際職業人論:現地日本人エンジニア 企業訪問等:ベンチャー、NPO、SV大企業(研究所)等 シリコンバレーの実態:スタンフォード大学訪問、ハイテク街訪問等 過去の主要講師、訪問先例 • 講師例(敬称略): • 訪問先例: – – – – – – – – – – – – – 大澤弘治:GCP (VC) ゼネラルパートナー 伊佐山元:Doll Capital パートナー 平強:Tazan Intl.社長(エンジェル) 西義雄:Stanford教授、元TI CTO R. Dasher:Stanford教授、東北大総長顧問 Seth Fearey:JVSVN(NPO) COO Vish Mishra:TiE(インド系NPO) President Robert Huang:Synnex創業者/会長、九大OB 神部信幸:Nanogram創業者、CTO 吉原博章:前KPMG Intl.副会長 梅田望夫:「ウェブ進化論」作者 Daniel Okimoto:Stanford教授APARC創始者 故伊藤洋:IBM Almaden研上級フェロー – – – – – – – – – – – – Apple Yahoo Google eBay AKT (Applied Material) IBM Stanford University Namco Plug & Play Oracle IDEO Gradstone Institute カリキュラム内容 その2 • 講師陣: – SV現地の現役起業関係者(VB,VC他)、大学生、留学生、 研究者、米国企業エンジニア、NPO関係者、移民関係者他 • チャレンジ精神、モチベーション喚起第一のプログラム • How to doよりもむしろ Why do? What to do重視 バラエティ豊か+密度の濃い現地カリキュラム ロールモデルとの比較+自ら考えるプログラム 第9回QREP現地でのカリキュラム内容 第9回(2013年度)九州大学/ロバート・ファン/アントレプレナーシッププログラム現地スケジュール(2014/2/23現在) 3/2(日) 7:30 8:00 ホテルで の講義日 3/4(火) バス移動 日 ホテルで の講義日 バス移動 日 3/7(金) ホテルで の講義日 9:30 10:00 10:30 入国手続 き 11:00 11:30 12:00 12:30 移動 国際キャリア論、国際企業論: Oracle訪問 Oracle日本 人社員とディスカッション 国際経営論、キャリア 論: 前KPMG副会長 吉原寛 休憩 章氏 移動 バスで空港へ移 動 13:30 14:00 14:30 休憩 15:30 16:00 16:30 17:00 17:30 休憩 18:00 国際キャリア論:日本人留学生パネ ルディスカッション Stanford Univ., SJSU他 5名 18:30 起業家精神論、SV 論: Evernote, 寺崎和 休憩 中間課題整理/ 討議 久氏 移動 Techshop San Jose 訪問 国際キャリア論、BOP論: Cook Pad Ms. Riku Shan 昼食/休憩 出国手続き等 19:30 20:00 20:30 21:00 夕食会(留学生有志と) 移動 休憩 よりプレゼン) 昼食/買物等 19:00 移動 新事業創造論:Plug & 技術経営論、国際企業論; 移動 Play訪問 (日本人VB Cisco Systems社 訪問 昼食 移動 Xilinx等の企業人5名 起業論、起業家精 神論:Zeptor Co. CEO Tatsunori Suzuki氏 15:00 「SVで何を学ぶ QREP趣 九大/早稲田OBとの懇談会 か」 九 ホテルチェックイン 旨説明: 大CAオフィス所長 休憩 九大カルフォルニアオフィス主催 Welcome 休憩 谷川教 松尾正人特任教 Reception 授 授 Social Entrepreneurship: Benetek Inc. Manager Mr. Aaron Furestine 昼食/休憩 国際職業人論:米国企業メンバーの パネルディスカッション 昼食/休憩 Apple, ATA VC, Applied Materials, Stanford デザイン思考論:IDEO訪問 移動 /d.school 見学 人材論・グローバルキャリア 論:TP Partners MD 立野智 之氏 13:00 10:00am集合 バス移動(サンフランシスコ観光予定) 起業家精神論、 新も 起業家精神論、 VC論: のづくり論: Beans WiLFounder 伊佐山 休憩 Interbational CEO遠藤吉紀 元氏 氏 3/6木) 3/8(土) 9:00 九大メイン9:30 am SFO到着 (NH008) 3/3(月 ) 3/5(水) 8:30 移動 休憩 見学 夕食(JBCメン バーと) 休憩 国際ビジネス論: Stanford 大クラス参加: Stanford学生との Stanford学生と討議 交換会(含夕食) (Prof. Richard Dasher) 総括課題整理/ 討議 休憩・帰国準備 起業家精神論、起業手法論:SVIセミ ナー参加 講師 miseru inc. CEO 吉川欣也氏 (含夕食) 研究・技術・キャリア論 JBC(日本人バイオ研究者団体) パネルディスカッション) 移動 九大カルフォルニアオフィス主催 Farewell Reception (学生よりの発表:講師 陣、卒業生等参加) 帰国 SFO発 11:10 am発NH007 (成田経由福岡3/10の19:05 pm着) ホテル名 San Jose Airport Hotel: 1471 North 4th Street, San Jose, California 95112 (http://www.sanjoseairporthotel.com/) 正式講義 準公式行事 バス移動 赤字 英語によるクラス 現地研修風景 受講対象者像 • • • • • • • • 将来のキャリア形成のあり方を模索する学生 学ぶことの意味を模索する学生 海外で研究又は働くことの意義を検討する学生 受身でなく、積極的に何かを得ようとする学生 世界(市場)における自分の位置を確認したい学生 目標を見つけたい学生 九州だけでなく世界で通用する人間を志向する学生 起業を検討する学生 決して起業意識の高い学生が対 象ではありません 学生の反応例 • 今までに大学で受けたどの講義よりも充実した密度の濃いものでした。(二十 一世紀プログラム一年生 男) • このツアーに参加するまでは、失敗したときのことばっかり気にしていた私だ が、たくさんの前向きな人やカリフォルニアの風土に触れ、私も前向きでポジ ティブな考え方をしようと思うようになった。(経済学部二年生 女) • 社会で活躍したければ、自ら刺激のある環境に身を置き、常に自分の能力を 高めていく努力をして自己の市場価値を高める必要があると痛感した。(農学 部三年生 男) • 今回の体験は人生の転機になる事と思います。シリコンバレーの状況を見る 事でより広い視野で物事を考える事が出来るようになりました。(理学府修士 二年生 男) • 女性の自分には研究者は無理と思い就職を考えていたが、子育てしながら頑 張る女性、定年過ぎて起業し頑張る人、失敗してもまた頑張る人を知り、チャ レンジする前から諦めていた自分が恥ずかしかった。超一流の研究者になる べく努力する事に決めた。(医学系学府修士一年生 女) 人生観、生き方に大きな影響を与える結果 QREPの成果 • 参加者の反応 – モティベーションの劇的向上 – 世界観の広がり – 自らの可能性の再認識 – 自己革新・自己研鑽の必要性認識 – 人生の目標再検討開始(本当にやりたいこと を目指していたか等) 具体的努力開始(多様な進路選択) 新しい道を歩み始めたQREP生 • • • • • • • • • • 研究室を変更(本当にやりたかった分野に変更) 「何となく就職・・」をやめ一念発起、東大大学院に入学 研究者の道に邁進(自信がなく迷っていたが決断) 環境コンサルの道を目指し海外ボランティア活動開始 NPO活動など新しいことにチャレンジ 友人と一緒にベンチャービジネスに挑戦 米国の大学の博士課程に挑戦。 留学・インターンに挑戦、または留学のため勉強開始 英語の勉強を開始 書物を年間100冊読破 他の類似ツアーとの違い • 大学の正規授業 – 単位認定、授与(教員監修による質の高さ) • 大学連携プログラムの充実 – スタンフォードクラス参加、プロジェクト見学等 • SVに関する豊富かつ総合的なプログラム – ベンチャー企業だけでなくNPO、職業人、日本人留学生、ベンチャーイン フラ等、米国の文化風土を含めたカリキュラム – 屋内外、硬軟あわせた多様・多彩なカリキュラム • ツアーメンバーの多様性 – 博士課程から学部一年生、社会人、文系理系、留学生、早稲田大生等、 多様なツアーメンバーとの交流 • サポート体制の充実 – 九大教員同行+現地オフィススタッフ等のフルアテンド 第10回QREP実施予定の概要 〇事前講習:1/26,2/20(オリエンテーションと事前講義) 2日間18時〜19時以降約2時間~3時間(2/20は18時開始) 2/20事前講義は外人教師による英語討論演習 九大箱崎キャンパス・創造パビリオンで実施 ○現地プログラム:3/1(日)~3/8(日) 実カリキュラムは3/1(日曜午後)~3/6(金曜)の実質5.5日 昨年度は23コマ34時間、講師数延約40人の実績 実施場所はシリコンバレー滞在ホテルの会議室や訪問先 ○総括講習:3月21日(土)午後 参加者成果発表とアントレプレナーシップ関連のセミナー併催 (公開形式) 昨年度は3時間強 天神スタートアップカフェで実施予定 費用等 • 参加費用: 参加者の個人負担=宿泊費+食費(合計7~8万円/人程度) ※サンフランシスコ空港に3/1(日)朝10:00集合とし、渡航費 (航空運賃等)は各自負担。なお希望者には航空チケット を一括して手配し同行する (現地講習前後の計画は自由)。 その他現地費用(講師謝金、移動費用、施設利用費、レセプショ ン費用等)は大学が負担する。 • 現地サポート体制: 本学教職員が同行する。また、現地では九大カリフォルニアオ フィスがサポートする。 単位及び募集人数 ー単位認定:谷川教授が責任教員 • 認定単位:2単位(部局にて認定)但し2015年度に付与 • 評価方法:講義中の積極性と出席、研修成果*による *レポートとプレゼンテーションにて評価 ー募集人数:26人予定(九大20名) ー募集対象範囲: • 九州大学20名:全学学部生、修士課程生、博士課程生(含 留学生 • 早稲田大学(九大提携校)5名:同上 • 福岡在社会人1名予定 参加申し込みと選考 参加申し込み: • レポート提出をもって申し込み • 募集開始:2014年12月5日(金) • レポート提出期限:2014年12月25日(木) QRECホームページの申込みフォームより申込み。 http://qrec.kyushu-u.ac.jp/qrep/ 選考 • 選考方法: – レポートと面接(グループ面接) 「受講希望動機と現地で学びたい事、自らの将来設計」につき、2000 字以内で作成、QRECに提出(面接時間は年明けに連絡) – 面接日:2015年1月9日(金):原則 箱崎キャンパス産学連携棟Ⅰ,2Fシリコンバレールームにて実施 応募者多数の場合はレポートで30名程度に絞り面接 実施責任主体 • 主催:九州大学 /ロバート・ファン/ アントレプレナーシップ・センター(QREC) 企画運営責任者:谷川徹 (産学連携センター教授/副センター長、QREC長) 補佐: 山田裕美(QRECプログラム・マネージャー) 事務局: シルバーマン・寿々子(QRECテクニカルスタッフ) 山田裕美、中原麻里子(QRECアシスタント) 箱崎キャンパス産学連携棟Ⅰ, 3F TEL: 092-642 -4012、4013 Email: [email protected] • 後援 :九州大学 カリフォルニアオフィス 代表:松尾正人 皆さんの積極的な応募をお待ちします
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