一関市の学力学習状況の現状 一関市の学力学習状況の現状

一関市の学力学習状況の現状
(平成2
(平成28年度数研式標準学力検査CRT
8年度数研式標準学力検査CRTの結果より)
CRTの結果より)
一関市教育委員会
調査結果の概要
小学校、中学校ともに、おおむね全国を上回りました。中学校1年生の数学と英語が若干全国を下回る結果とな
りました。全国との得点率の差が前年度(平成27年度)よりもマイナス幅が小さくなったり、プラスに転じた
り、プラス幅が大きくなったりと、昨年度に引き続き学力の向上がみられます。
関心・意欲・態度の観点は、小学校、中学校ともに、おおむね全国を上回りました。昨年度までは学年が上がる
につれて低くなる傾向がありましたが、平成28年度は上学年においても学習に対する関心・意欲・態度が高く
なっています。
小学校観点別
小学校・国語
得 点 率 全 体 を 見 る と、5 年 生 の「話 す 能
力」、1 年 生 と 6 年 生 の「書 く 能 力」が 高
く、3年生と5年生の「書く能力」が低い傾
向 が み ら れま す。また ど の 学 年も「読 む能
力」は全国より高い結果ですが、他の領域と
力」は全国より高い結果ですが、他の 領域と
比べると低く、改善が必須となります。
Point!
○ねらいに迫る答えを、根拠を明
確にして思考させ、表出させる
こと
小学校・算数
1年生から3年生までは領域間の差が小さ
い傾向です。4年生から6年生は「数学的な
考え方」が多領域より低い傾向にあります。
4年生の「知識・理解」が昨年度より10
ポイント低くなっています。
Point!
○図や式、数直線等で表し、その
意味を説明する場を設けること
○いくつかの考えを比べて、本時
の価値内容に迫ること
中学校観点別
中学校・国語
昨 年 度 と 同 様 に、中
学校1年生より2年生
の方が得点率が高い傾
向にあります。
2年生の「言語能力」
が低くなっています。
Point!
○文章全体を俯瞰
して要旨をまと
めること
小 学校同様 に「読む
能 力」は全 国より高い
結果ですが、他の領域と
結果ですが、他の領域と
比べ得点率は低い傾向にあ
ります。
○内容や表現を相
全ての領域において
全国並みまたそれ以上
という結果になりまし
た。
Point!
互に関連付けて
読むこと
中学校・数学
中 学校2年生 の「数
学的 な考え方」が昨年
度と比べ向上しまし
た。
「数 学 的 な 考 え 方」は
全国並みの結果です
が、小学校 同様に低い
傾向にあります。
○既習を活用して
解決する場面を
位置付けること
○具体例の提示や
操作活動を理解
の支援とするこ
と
中学校・英語
Point!
全ての領域において
全国並みまたそれ以上
という結果になりまし
た。
中 学校2年生 の「表
現能 力」が 低い傾向に
あります。
○体験や考えなど
を、基礎的な英
語で発信する学
習を位置づける
こと
領 域 別
小学校・算数の領域別傾向
中学校・数学の領域別傾向
小学校において、低学年は「図形領域」、
高学年は「数と計算領域」「数量関係領域」
が低い傾向にあります。
Point!
中学校においては、「関数領域」は両学年
ともに低い傾向にあります。
○「数量関係」「関数」は『表に表わ
1年生の「正負の数」「1次方程式」は低
く、昨 年 度 と 同 じ 傾 向 と
なっています。
2年生の「連立方程式」
は昨年度より10
は昨年度より10ポイント高
10ポイント高
く改善が見られました。
○「図形」は量感を大切にすること
して考える』こと
○具体的な場面と結び付け、正負
の数の意味理解につなげること
○方程式は解く過程や結果を定
着するまで丁寧に扱うこと