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巻頭特集
志 望 大 学 を 決 め よう
こんにちは。Zナビゲーターです。
年が明けると、すぐに今年度のセンター試験が実施され、いよいよ
受験生としての1年が始まります。この1年を有意義なものにするために
は、志望大学の決定が不可欠です。
Zナビゲーター わく先生
志 望 大 学 を決 め る 理 由
志望大学を決めるメリットはいくつでも挙げることができますが、大別すると、以下の3点となります。
、
向けた
に
験
大学受 ションの
ー
モチベ
ため
持続の
1年という長い期間、大学進学へのモチベーションを保ち続けるには、その
大学に進学したいという、強い想いが不可欠です。極端な話、
「入学できる
ならどこでもいい」という気持ちになったら、勉強へのモチベーションはほ
ぼ消滅してしまいます。
モチベーションを高く保ち続けるには、大学に入学するところまでのイメー
ジではなく、その後、大学でどんな勉強を行うか、将来どんな形で社会で
活躍するかまでイメージできていることが必要です。
「大学に早く入学して遊
びたい!」というモチベーションだけだと、結局どこでもよいから入学したら
よい、という結論になってしまいます。
各大学によって入学に際して求める条件が異なる(=試験の方法が異なる)
ため、合格の可能性を高めようとすると、志望大学に合わせた対策が必要
になります。
実際の対策は、入試の傾向や難易度の関係ない、基本レベルの事項の習得・
定着、そして基本問題を解く力の養成から始まります。しかし、この時点か
ら「今勉強している箇所は入試頻出である」という事実が分かった上で勉強
を進めることができれば、よりモチベーションアップに繋がるはずです。
志望大学を決定した後の確認ポイントについては、
「志望大学が決まったら
すべきこと」の項で後述しますので、こちらも参照してください。
る
力を得
協
の
家族
ため
1
志 望大
学合 格
への
最 短ル
ートを
通る
ため
受験は最終的には自分自身の力のみで戦うものですが、周囲の協力なしに
勝ち抜くことは不可能です。人間には勉強だけでなく、生きるための生活も
必要ですから、特に家族の協力は不可欠です。
こうしてZ会の受講ができているということは、保護者の方は、基本的には
皆さんの受験に賛成してくださっているはずですよね。賛成だけでなく、応
援してくださっているご家庭も多いと思います。
そのご理解に応えるためにも、志望大学の決定は家族で共有し、併願校に
ついても合わせて相談しておくとよいでしょう。下世話な話、受験や大学進
学にはお金が必要ですから、その協力まで取りつけておく必要もあるのです。
志望大学を決定するためのポイント
基本的には「将来やりたいこと」をベースに決定しよう
将来やりたいことが決まっている場合、大学で学びたいことが決まっている場合は、それが実現できる大学・
学部・学科を探し、志望大学を絞り込んでください。その際、決め手となる項目の代表例は、以下の通りです。
●国公立大学か、私立大学か
●キャンパスの所在地、周辺環境
これら2点は、大学進学・通学に関する費用に繋がるポイントになります。経済
的な負担は大学進学において避けて通ることのできないポイントなので、保護者
の方としっかり相談して決めましょう。
●総合大学か、単科大学か
●大学の雰囲気、学習環境はどんな感じか
●研究のための環境は充実しているか
「将来やりたいこと」をベースに、大学名から受けるイメージで志望大学を決定するケースが多いので、上記
の点は見落としがちです。少なくとも4年間通う大学ですから、実際に行ってみる、進学した先輩に話を聞
いてみるなど、イメージだけではわからない部分にまで注意を向けられるとよいでしょう。
「やりたいこと・学びたいこと」が見つからない場合は……
現時点で、
30 歳、40 歳の自分をイメージして進路を決めることは、実はものすごく難しいことです。そのイメー
ジができない人は、
「社会で活躍するための武器を手に入れる」ことを目的に大学に進学することを考えてみ
ましょう。
医学部医学科への進学は、医師、あるいは医学の研究者になることを前提としますが、
その他のほとんどの学部への進学については、将来の進路を限定することはまずありま
せん。
これだけ社会が複雑化すると、1 つの専門知識・能力だけで何かを成し遂げることはな
かなか難しいです。そのため、実社会では、さまざまな専攻で学んできた人たちが集合
して、社会貢献へ関わる形態をとることがほとんどです。
そのため、将来の職業などを考えると思考停止してしまう人は、「現時点で一番学んでみ
たいこと」をベースに、志望大学・学部・学科を決めてよいと思います。将来の進路は、
大学で学んでいる中で、また大学生活を送る上で改めて考えれば十分です。
情報収集ツールを使いこなそう!
■ 学部・学科の内容が知りたい場合
・大学が発行する大学案内
・大学の学部の WEB サイト
・大学の公開授業
・
『全国大学 学部・学科案内号』
(旺文社)など
の大学情報誌
■ 入試科目を知りたい場合
・大学が発行する選抜要項・募集要項
・大学(入試課)の WEB サイト
■ 大学の雰囲気を知りたい場合
・
『東大〈2016〉CHANGE 東大』
(東京大学新聞社)など
の大学情報誌
・オープンキャンパス・大学祭、先輩・大学生などの話
■ そのほか様々な情報を知りたい場合
・Z 会の公式大学受験情報サイト『Z-Wiki』
(http://www20.atwiki.jp/zwiki/)
・高校の進路指導室…大学情報誌や過去問などの冊子がそ
ろっている。
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志望大学が決まったらすべきこと
志望 大 学 の 入 試 形 態・ 傾 向 ・ 難 易 度 の 確 認
国公立大学の入試は 2/25、26 で行われますし、私立大学の入試はそれ以前に終わることがほとんどですから、
2 月の終わりには、最新の入試問題を手に入れることが可能となります。できればこのタイミングで最新年
度の過去問を見て、結果は何点でもよいので解いてみて、その難易度や傾向を体感しておくことをお勧めし
ます。最新年度の過去問が手に入らない場合は、赤本等で、1 年前の過去問を確認しておきましょう。
その際、確認するポイントは、以下の3点です。
センター試験を除けば、文系は英数国、理系は英数理の
3教科受験がメジャーですが、そうでない大学もたくさ
んあります。また、一口に理科といっても、1科目なの
か2科目なのかによって、受験対策の負担が変わります。
教科・科目
受 験に必要な
大学によって求める力が異なるため、配点も異なります。
そのため、例えば英語の配点が突出して高ければ、英語
率
上記の配点比
の対策に力を入れるべきです。
センター試験は、試験としては全国で同じものが課されますが、その結果をどのように使うかは、各大
学に任されています。極端な例で言うと、センター試験の受験はしなければならないが、その得点は合
否に用いない、というケースもありますので、配点比率を確認しておかないと、志望大学合格に向けて、
遠回りをしてしまう可能性があります。
一口に英語の試験と言っても、どれくらいの分量の長文
が出るのか、英作文は出るのか、リスニングは行われる
のかなど、大学によって試験の形式は大きく異なります。
それを知っておかないと、対策漏れが生じる恐れがあります。
また、難易度も知っておかないと、どのレベルまで対策しておくべきか決定できません。概ね偏差値に
したがって難易度は変わるとは言え、比較的易しいが高得点が必要、難易度は高いが半分くらい得点で
きれば OK、のように、入学難易度と問題難易度は必ずしも相関があるわけではないので、注意が必要
です。この辺りの情報は、各大学の発表している「前年の入試結果」を参考にしましょう。
、試 験
易度、出題傾向
入試問題の難
時間
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受験生向けに志望大に合わせたメルマガの配信を行っていましたが、そのような情報提供を行う
際にも、志望大学の情報を参照しています。そのため、皆さんの志望大学の登録は必須となります。
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「12 月 26 日(月)」となります。
次ページに登録の方法を載せますので、この日に間に合うように、志望大学の登録、あるいは変
更をお願いします。
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