中古車輸出月次統計（2017年1月）

浜銀総合研究所調査部
2017年３月10日
調査速報
中古車輸出月次統計（2017年１月）
中古車輸出台数は増加傾向続くも、市況軟化が続いて
おり収益環境は依然厳しい。スリランカは復調の兆し
主任研究員
深尾三四郎
０４５－２２５－２３７５
[email protected]
要約
 中古車輸出台数の増加傾向続く。乗用車も商用車もトレンドは上向き。スリランカ市場に復調の兆し
 しかし、金額ベースでは前年割れが続く。市況軟化が続いており、収益環境は依然として厳しい。
 本年１月より電動中古車の輸出台数が判明。世界的な電動化の波に中古車流通業者も乗れるかに注目
１．17 年１月の中古車輸出台数（季調値）は年率 136 万台と 16 暦年実績 118 万台を上回る
国内自動車流通業者に注目されている、中古車輸出の動向について、財務省貿易統計を基にした月次統
計レポートの発行を開始する。
なお、３月１日発行「国内新車販売統計（2017 年２月）
」において、１月の中古乗用車の輸出統計につ
いてコメントしたが、同レポート発行後、財務省が本年１月より電動車両に対して新しい H.S.コードを付
与していることが判明した（詳細は５ページ）
。同レポートでの集計にはこの新カテゴリーの数値を捕捉し
ていなかったため、実態より少ない数字となっていた。本レポートにて訂正し、お詫び申し上げる。
2017 年１月の中古車輸出台数（乗用車＋商用車：貿易統計 8703/8704 項）は前年同月比 5.8％増と３か
月連続で前年超えとなり、季調済年率換算値（X-12-ARIMA にて当社試算、以下 SAAR）も前月比 1.3％増の
136 万台と５か月連続の増加となった。３か月後方移動平均値でみるトレンドは前年９月を底に増加基調
が続いており、中古車輸出台数は復調している（図表１）
。
内訳を見ると、中古乗用車輸出台数は前年同月比 6.3％増と３か月連続の前年比プラスとなり、SAAR も
前月比 0.4％増と５か月連続の増加となった（図表２）
。中古商用車輸出台数も前年同月比 3.5％増と２か
月連続で前年超えし、また SAAR も前月比 5.4％増と３か月連続で増加するなど堅調であった（図表３）
。
もっとも、輸出金額に目を向けると、１月の中古車輸出金額は前年同月比 0.9％減の 439 億円と 11 か月
連続で前年割れとなり、厳しい状況が続いている（図表４）
。うち、中古乗用車の輸出金額は同 0.5％増と
ほぼ前年並みにとどまり、中古商用車は同 6.0％減の 94 億円と 11 か月連続の前年割れとなっている（図
表５、６）
。従って、輸出される中古車の平均 FOB 価格は前年割れの状況で、市況軟化が続いている。国内
大手オークション会場での成約単価が前年割れしていることから、堅調な国内新車販売を背景とした中古
車発生量の増加により、国内中古車市場の需給が緩んでいると言える。中古車輸出台数の復調は、海外需
要が回復しているというよりも、国内中古車市況の軟化が台数押し上げに大きく寄与していると考えら
れ、輸出金額の動きからも判るように、中古車輸出市場が本格回復したと判断するのは依然難しい状況と
言える。
中古乗用車輸出台数にフォーカスすると、主要仕向け地別では、１月統計ではチリやモンゴルといった
FOB 単価が 40 万円を切る低価格車が流通している国への輸出が大きく伸びたことが目を引いた（図表
７）
。他方、高単価市場であるバングラデシュ向けも伸長したことで、市場全体の FOB 単価は昨年 12 月の
51.2 万円からこの 1 月には 56.5 万円にまで上昇した（図表８）
。
高年式・高額車両の代表市場であるスリランカ向けの１月の中古乗用車輸出台数（SAAR）は、前月比
78.5％増と急伸した 12 月とほぼ同水準の前月比 0.8％増（3.2 万台）となり、復調の兆しがみられる（図
表９）
。
1
浜銀総研
調査速報
図表１中古車輸出台数の増加基調が続く
中古車輸出台数の推移（乗用車＋商用車）
季調済、万台
160
季節調整済年率換算値：SAAR（左軸）
SAARの３か月後方移動平均値（左軸）
前年同月比（右軸）
140
前年同月比、％
60
17年1月 SAAR 136万台
前月比＋1.3％
40
120
20
100
80
0
60
-20
40
20
13年 115万台
前年比＋15.7%
11年 85万台
前年比＋2.5%
-40
16年 118万台
前年比▲5.3%
14年 127万台
前年比＋10.4%
12年 100万台
前年比＋17.2%
0
15年 124万台
前年比▲2.3%
.
12
2011年
13
14
15
-60
.
16
.
17
注１：赤塗りマーカーは各年の１月実績値。
注２： SAARは米国センサス局法X-12-ARIMAを用いて浜銀総合研究所が試算。
出所：財務省「貿易統計」より作成
図表２中古乗用車の輸出台数が復調
中古乗用車輸出台数の推移
季調済、万台
140
80
季節調整済年率換算値：SAAR（左軸）
SAARの３か月後方移動平均値（左軸）
前年同月比（右軸）
120
前年同月比、％
17年1月 SAAR 111万台
前月比＋0.4％
60
100
40
80
20
60
0
40
20
-20
13年 94.8万台
前年比＋14.1%
11年 70.0万台
前年比＋4.1%
-40
16年 96.0万台
前年比▲6.0%
14年 106.0万台
前年比＋11.8%
12年 83.1万台
前年比＋18.7%
0
15年 102.2万台
前年比▲3.2%
.
12
2011年
13
14
15
-60
.
16
.
17
注１：赤塗りマーカーは各年の１月実績値。
注２： SAARは米国センサス局法X-12-ARIMAを用いて浜銀総合研究所が試算。
出所：財務省「貿易統計」より作成
図表３中古商用車輸出台数も上向いてきている
中古商用車輸出台数の推移
季調済、万台
40
35
前年同月比、％
80
季節調整済年率換算値：SAAR（左軸）
SAARの３か月後方移動平均値（左軸）
前年同月比（右軸）
60
17年1月 SAAR 25万台
前月比＋5.4％
30
40
25
20
20
0
15
10
5
-20
11年 15.1万台
前年比▲4.3%
13年 20.5万台
前年比＋23.7%
12年 16.5万台
前年比＋10.2%
15年 22.1万台
前年比＋3.8%
14年 21.3万台
前年比＋4.0%
-40
16年 21.7万台
前年比▲2.0%
-60
0
.
2011年
12
13
14
15
.
16
.
17
注１：赤塗りマーカーは各年の１月実績値。
注２： SAARは米国センサス局法X-12-ARIMAを用いて浜銀総合研究所が試算。
出所：財務省「貿易統計」より作成
2
浜銀総研
調査速報
図表４中古車輸出金額は前年割れが続いている
中古車輸出金額の推移（乗用車＋商用車）
億円
前年同月比、％
1,000
60
輸出金額
900
前年同月比（右軸）
40
800
17年1月 439億円
前年同月比 ▲0.9％
700
20
600
500
0
400
-20
300
200
100
14年 7,462億円
前年比＋18.9%
12年 4,977億円
前年比＋11.4%
0
15年 8,269億円
前年比＋10.8%
13年 6,277億円
前年比＋26.1%
11年 4,468億円
前年比＋1.8%
-40
16年 6,796億円
前年比▲17.8%
.
12
2011年
13
14
-60
.
15
.
16
17
注：
赤塗りマーカーは各年の１月実績値。
出所：財務省「貿易統計」より浜銀総合研究所が作成
図表５中古乗用車輸出金額は久方ぶりに水面上に浮上
中古乗用車輸出金額の推移
億円
前年同月比、％
700
80
輸出金額
前年同月比（右軸）
600
17年1月 345億円 60
前年同月比＋0.5％
500
40
400
20
300
0
200
100
-20
11年 3,529億円
前年比＋2.2%
13年 4,959億円
前年比＋26.1%
15年 6,614億円
前年比＋10.0%
14年 6,013億円
前年比＋21.2%
12年 3,933億円
前年比＋11.4%
0
-40
16年 5.294億円
前年比▲20.0%
.
12
2011年
13
14
-60
.
15
.
16
17
注：
赤塗りマーカーは各年の１月実績値。
出所：財務省「貿易統計」より浜銀総合研究所が作成
図表６中古商用車輸出金額の低迷が足を引っ張っている
中古商用車輸出金額の推移
億円
200
輸出金額
前年同月比、％
60
前年同月比（右軸）
17年1月 94億円
前年同月比 ▲6.0％
40
150
20
100
0
-20
50
11年 939億円
前年比＋0.2%
13年 1,318億円
前年比＋26.3%
15年 1,655億円
前年比＋14.3%
14年 1,448億円
前年比＋9.9%
12年 1,044億円
前年比＋11.2%
0
-40
16年 1,502億円
前年比▲9.3%
.
2011年
12
13
14
15
-60
.
16
.
17
注：
赤塗りマーカーは各年の１月実績値。
出所：財務省「貿易統計」より浜銀総合研究所が作成
3
浜銀総研
調査速報
図表７チリ、モンゴル、バングラデシュ向け中古乗用車台数（SAAR）が大きく伸長
季調済、万台
25
20
仕向地別中古乗用車輸出台数の推移
ロシア（17年1月SAAR 4.2万台）
ミャンマー（9.5万台）
チリ（10.1万台）
スリランカ（3.2万台）
バングラデシュ（5.9万台）
ニュージーランド（11.1万台）
アラブ首長国連邦（12.0万台）
アフリカ南部・東部６か国（16.7万台）
シンガポール（0.8万台）
モンゴル（5.3万台）
15
10
5
0
.
12
2011年
13
14
.
15
.
16
17
注１：アフリカ南部３か国：南アフリカ、モザンビーク、ザンビア、東部３か国：ケニア、タンザニア、ウガンダ。
注２： SAARは米国センサス局法X-12-ARIMAを用いて浜銀総合研究所が試算。
出所：財務省「貿易統計」より作成
図表８１月の中古乗用車の市況は改善したが前年割れが続く
仕向地別中古乗用車FOB平均価格の推移
千円
千円
800
800
700
700
600
600
500
500
400
400
300
300
200
200
ロシア
アラブ首長国連邦
乗用車（全世界）
100
ニュージーランド
チリ
モンゴル
ミャンマー
アフリカ南部・東部６か国
100
0
0
.
12
2011年
13
14
.
15
.
16
17
注１：アフリカ南部３か国：南アフリカ、モザンビーク、ザンビア、東部３か国：ケニア、タンザニア、ウガンダ。
注２： FOB平均価格は輸出金額を輸出数量で除した。
出所：財務省「貿易統計」より浜銀総合研究所が作成
図表９スリランカ向け中古乗用車輸出台数には復調の兆し
季調済、千台
80
70
スリランカ向け中古乗用車輸出台数とFOB平均価格の推移
FOB平均価格（右軸）
季節調整済年率換算値：SAAR（左軸）
千円/台
3,000
17年1月 SAAR 3.2万台
前月比＋0.8％
2,500
13年 1.7万台
前年比×1.4%
60
50
2,000
12年 0.7万台
前年比▲74.1%
40
1,500
30
1,000
20
10
500
11年 2.7万台
前年比＋20.3%
14年 3.2万台 15年 5.2万台 16年 2.1万台
前年比＋90.5% 前年比＋62.1% 前年比▲60.1%
0
0
.
2011年
12
13
14
15
.
16
.
17
注１：赤塗りマーカーは各年の１月実績値。
注２： SAARは米国センサス局法X-12-ARIMAを用いて浜銀総合研究所が試算。
出所：財務省「貿易統計」より作成
4
浜銀総研
調査速報
２．電動中古車の輸出実態が判明：モンゴルが台数で最大市場。金額ベースではスリランカが王座君臨
前述の通り、本年１月の統計から電動車両に対する H.S.コードが新規付与されたことで、ハイブリッド
車、プラグインハイブリッド車、電気自動車（燃料電池車含む）の輸出台数が判るようになった（図表 10）
。
図表 11 に１月の電動車両の品目別国別輸出台数をまとめた。注目点は以下の４点である。①低年式の廉
価ハイブリッド車の主要仕向け地となっているモンゴルが電動中古車の輸出台数ランキングでトップとな
っている。②高年式ハイブリッド車の主要市場であるスリランカ向けは金額ベースでトップに君臨してい
る。③電気自動車（燃料電池車含む）の中古車輸出台数はニュージーランドが最大市場となっている。④
電動車の中古車平均 FOB 価格は 84 万円と中古車輸出全体平均の 59 万円を上回っており、世界的な電動化
の流れで中古車輸出市場においても電動車の流通が増えることは、中長期的にも同業界の市況改善に貢献
しよう。
電動車の中古車輸出市場の動向を追っていくことの意義、そして、流通業界関係者にとってビジネス機
会を探る手掛かりになる材料として期待できることは以下の３点。すなわち、①世界的に電動車両の普及
が進む中、日本で発生する電動中古車の輸出先としてどの国をターゲットとするか、②電子部品の交換・
メンテナンスなど特殊技能を要する電動車の整備・アフターサービスでの事業機会がどこにあるか、③リ
チウムイオン電池を中心としたリサイクル・リユースビジネスのニーズがどこにあるか、である。
図表 10 2017 年１月より電動車両の輸出入台数が明らかに
H.S. code
87.03
8703.10
8703.21
品　名
乗用自動車その他の自動車（ステーションワゴン及びレーシングカーを含み、主として人員の輸送用
に設計したものに限るものとし、第87.02項のものを除く。）
－雪上走行用に特に設計した車両及びゴルフカーその他これに類する車両
－その他の車両（ピストン式火花点火内燃機関（往復動機関に限る。）のみを搭載したものに限る。）
2017年１月より新たに集計される品名
8703.40
－その他の車両（駆動原動機としてピストン式火花点火内燃機関（往復動機関に限る。）及び
電動機を搭載したものに限るものとし、外部電源に接続することにより充電することができるも
のを除く。）＝ハイブリッド車（ガソリンエンジン搭載）
100 =-- 中古のもの
900 =-- その他のもの
8703.50
－その他の車両（駆動原動機としてピストン式圧縮点火内燃機関（ディーゼルエンジン及びセ
ミディーゼルエンジン）及び電動機を搭載したものに限るものとし、外部電源に接続することに
より充電することができるものを除く。）＝ハイブリッド車（ディーゼルエンジン搭載）
100 =-- 中古のもの
900 =-- その他のもの
8703.60
－その他の車両（駆動原動機としてピストン式火花点火内燃機関（往復動機関に限る。）及び
電動機を搭載したもので、外部電源に接続することにより充電することができるものに限る。）
＝プラグインハイブリッド車（ガソリンエンジン搭載）
100 =-- 中古のもの
900 =-- その他のもの
8703.70
－その他の車両（駆動原動機としてピストン式圧縮点火内燃機関（ディーゼルエンジン及びセ
ミディーゼルエンジン）及び電動機を搭載したもので、外部電源に接続することにより充電する
ことができるものに限る。）＝プラグインハイブリッド車（ディーゼルエンジン搭載）
100 =-- 中古のもの
900 =-- その他のもの
8703.80
=- その他の車両(駆動原動機として電動機のみを搭載したものに限る。)
＝電気自動車（燃料電池車含む）
100 =-- 中古のもの
900 =-- その他のもの
出所：　財務省「貿易統計」より作成
5
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調査速報
図表 11 モンゴルが電動中古車の輸出台数でトップ。金額ベースではスリランカが王座に君臨
品目/国名（仕向け地）
輸出台数
（台）
ハイブリッド車（ガソリンエンジン搭載）
8703.40.100
モンゴル
スリランカ
ミャンマー
パキスタン
ロシア
シンガポール
ニュージーランド
モーリシャス
香港
トリニダード・トバゴ
アイルランド
英国
ケニア
フィジー
ジャマイカ
セーシェル
大韓民国
ジョージア
タイ
キプロス
アラブ首長国連邦
オーストラリア
マレーシア
モルディブ
マカオ
ケイマン諸島（英）
ザンビア
バングラデシュ
バハマ
東ティモール
トルコ
ナイジェリア
タンザニア
マラウイ
フィリピン
アフガニスタン
バルバドス
ガイアナ
ブルンジ
ウガンダ
合計（①）
2017年１月
輸出金額 FOB平均価格
（千円）
（万円）
2,592
1,258
618
455
256
240
233
155
110
891,419
1,925,340
364,602
504,135
133,269
516,417
140,227
175,277
127,703
34
153
59
111
52
215
60
113
116
103
213,027
207
72
64
50
40
33
28
19
12
11
11
9
9
8
5
4
4
4
3
3
2
2
2
2
2
1
1
1
1
1
1
6,425
35,160
48,820
46,436
16,820
36,274
58,128
25,552
4,493
45,585
6,066
3,620
31,266
13,870
2,231
11,400
3,019
1,643
3,927
1,249
996
1,028
570
1,550
626
1,022
306
2,402
2,690
461
206
5,398,832
49
76
93
42
110
208
134
37
414
55
40
347
173
45
285
75
41
131
42
50
51
29
78
31
102
31
240
269
46
21
84
品目/国名（仕向け地）
輸出台数
（台）
プラグインハイブリッド車（ガソリンエンジン搭載）
8703.60.100
ニュージーランド
ミャンマー
ロシア
パキスタン
スリランカ
ジョージア
セーシェル
合計（②）
電気自動車（燃料電池車含む）
8703.80.100
ニュージーランド
ロシア
ミャンマー
スリランカ
ジョージア
モルディブ
バーミュダ（英）
バルバドス
クック
合計（③）
電動車合計（＝①＋②＋③）
中古車輸出合計
電動車シェア
うち
ハイブリッド車（ガソリンエンジン搭載）
プラグインハイブリッド車（ガソリンエンジン搭載）
電気自動車（燃料電池含む）
2017年１月
輸出金額 FOB平均価格
（千円）
（万円）
7
3
3
1
1
1
1
17
10,498
616
2,397
1,305
3,235
538
3,257
21,846
150
21
80
131
324
54
326
129
86
15
14
8
5
1
1
1
1
132
98,301
7,960
7,768
9,565
2,197
603
1,613
1,050
635
129,692
114
53
55
120
44
60
161
105
64
98
6,574
5,550,370
84
74,874
43,883,466
59
8.8%
12.6%
8.6%
0.0%
0.2%
12.3%
0.0%
0.3%
出所：　財務省「貿易統計」を基に浜銀総合研究所が作成
本レポートの目的は情報の提供であり、売買の勧誘ではありません。本レポートに記載されている情報は、浜銀総合研究
所・調査部が信頼できると考える情報源に基づいたものですが、その正確性、完全性を保証するものではありません。
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