I n t e r v i ew | おとな り の心つく前から音楽は体の一部分と いう感じ。父親を驚かせたくて一日 中トランペットを吹き、中学生のこ ろにはもう、将来はプロのトランぺッ ターになろうと決めていた」と言い ます。でも、誰に教わることもなく 演奏は独学。それでも高校生の時 とのコラボレーション、さらには大学 ドでの演奏、国内外の著名な音楽家 自身がリーダーを務めるビッグバン 美しさには魅了されます。ソロ活動、 なトランペットの音色、特に高音の シロさん。どこまでも胸のすくよう として名を馳せる、エリック・ミヤ トランペット奏者でハイノートヒッ ター(高音域を綺麗に正確に吹く) たエリックさんは、ジャズクラブに に行こう」 と来日。すでに有名人だっ みがとれたのでおばあちゃんに会い だ楽しかった」 。そんなある日、 「休 カ中を演奏旅行することがただた シャンたちと一緒に演奏し、アメリ た。 「そのころは憧れだったミュージ ロとしての活動をスタートさせまし 僕の演奏を聴いて、 笑顔になり、 癒やしを感じてくれたらいいな に全米の選抜バンドにハワイ州代表 として選ばれ、その後、奨学金を 得てボストンにある名門バークリー で学生を教えるという多彩な活動は 行くたびに、 「エリックだよね? 一 緒に演奏しないか?」と声をかけら 音楽院に進み、若くして本格的にプ とどまるところを知りません。多忙 れ、 「気が付いたら 年経っていま な毎日にもかかわらず、ご本人から 日 系アメリカ人でプロのトラン ぺッターの父と日劇のダンサーだっ 思ってしまいました。 んですよ」との言葉に、なるほどと ます。 「僕は生まれも育ちもハワイな はとてもおおらかな空気が感じられ 自分の音楽を聴いてくれる人が笑顔 に音楽があふれている。僕はいつも たり、ウエディングソングだったり、 「音楽って生活になくても困りま せんよね、でもバースデーソングだっ した」と、笑います。 お祭りやお葬式も気が付けば周り た日本人の母との間に生まれ、 「も 27 4
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