宮古民報1507号 - 日本共産党岩手県委員会

第1507号
日本共産党
宮古地区委員会
市内宮町4-6-49
電話62-5808
FAX 62-3897
希望する自治会等には無償で譲渡!
2017. 3.12
しんぶん赤旗
日刊紙3497円
日曜版 823円
市立小・中学校適正配置 教 員 の意 欲 と雇 用
の問題は生ぜす!
学校教育の充実に「宮古 います。
を運行して保護者及び児
遠距離通学となる児童生
【問】教育行政方針では と思いますが、見解を伺 や通学時間等に配慮し、
実施計画を新たに作成し、」
童生徒の負担軽減に努め
学校の適正配置は、少 ています。学校統合は、
徒には、スクールバス等
とあります。学校の統合 【答】伊藤晃二教育長
等で学区が新たに決めら
れ、変わるようなことが 子化が進む中、児童生徒 活力ある学校づくりや小
の増員等をはじめとした
あると、親にも、生徒に の教育環境改善を目的に 規模校の解消による教員
統廃合後の親や生徒の負担は
指導体制の充実を目指す
中島清吾議員は6日(月)、一般質問で仮設住宅で使用された備品の
ものです。一方、教員の
有効活用の具体化を市に求めました。
授業力向上の取り組みは、
内会の集会施設で希望 難な状況であるため、希 も大きな負担がかかると 行っており、学校統合の 児童生徒の確かな学力の
するところにも無償譲 望者へは譲渡は難しいと 思われます。また、優秀 際は、保護者説明会で統 定着に繋げることを目標
渡をすべきではないか 考えております。
な教員を育てる事業を行っ 合後の様々な課題で十分 に実施するため学校統合
と思いますが、見解を
③自治会、町内会の集
てもそれを活かす場所が な協議をしています。ま で教員の意欲と雇用に問
伺います。
会施設で希望するところ
なくなるのは先生方の意 た、学校統合後は、児童 題が生じるものではない
日 常 的 な 使 用 被 への無償譲渡で要望の備 欲と雇用に問題が生じる 生徒の運動着の購入助成 と考えています。
災者が対象
品は可能な限り、再活用
【答】山本市長
したいと考えています。 会所、談話室の備品を対 続利用が可能なものを自 とで再活用を図って参り
入居者全員が退去した この場合、現に使用の集 象に、状態を確認し、継 治会等へ無償譲渡するこ ます。
仮設団地は、計画的に岩
ば小さくなっているし(「アク
サケ成長の場の太平洋は、広
人工増殖が抱える問題
手県に依頼し、解体撤去
この 技 術導 入 は サケ の 「 保 アネット」2013年 月号) 大でも無限ではない。放流稚魚
を進めています。
護」の基本的な考え方だった天 多年魚の尾数は多くなってきて は、太平洋という容器に対して
さんらん
①仮設住宅の備品は、
然産卵から、種苗放流への転換 いる。つまり、サケの生育は遅 過剰になっているのである。
建設リサイクル法に基づ
となった。人工増殖事業は19 くなり、悪化している。この合
人工増殖は、多額の税金を投
き ゅ うじしいく
き、廃棄処分されます。
66年、稚魚を給餌飼育する技 理的な推論は、生息密度が過剰 じ、被告も主体的に取り組んで
②備品の譲渡は、県の
術も開発され、本格的に導入、 になって、人工増殖事業の放流 いる事業である。2015年度
方針により、現に備品を
現在、全国で 億尾もの膨大な 量が過剰ということである。
だけでも、さけ増殖事業には、
ちぎょ
継続使用し、日常的に備
稚魚が放流、岩手県では約4億
人工増殖が開始された197 8億7243万円もの助成がさ
品の状態を把握している
尾放流している。基本的には、 0年代には、放流数と回帰数は れている。
しんぎょ
ふ か
被災者を譲渡対象者とし
親魚から採卵し、孵化させ、稚 ほぼ比例していたが、放流数が
過剰な放流でコストを増大さ
ています。このことから
魚を得た後、給餌をおこない、
億匹程度に達した後は、回帰 せただけでなく、サケの小型化
かか
被災者が退去後、備品が
ある程度成長させたところで、 量は放流数が一定であるにも拘 が進み、多年魚を増やしており
残された状態で長期間使
88 河川に放流する仕組みである。 わらず変動している。従って、 結果として資源利用効率を低下
用されていない場合は、
イ 過剰放流
回帰量の変動は、放流数の増減 させていることは、人工増殖事
備品の状態を把握できず
岩手県に回帰したサケの年度 ではなく、海洋環境の変動によ 業の大きな問題点である。
品質や安全性の保証が困
別平均尾長は、 年代に比すれ るものである。
(つづく)
【問】仮設住宅備品の無
償譲渡についてですが、
宮古市経営方針の基本姿
勢の中に、「公正・公平
・公開」を信条にとあり
ましたが、未だに仮設住
宅の備品の譲渡に関し、
不公平との声があります
ので、次の点について伺
います。
①仮設住宅が解体の際、
備品はどのように処分さ
れてしまうのか。
②早期に仮設住宅から転
居し、譲渡の対象になら
なかった方々が利用を申
し出た場合の対処につい
てはどうか。
③公共施設、自治会、町
中島清吾市議
進むサケの小型化と多年漁
過剰な稚魚放流で悪化
20
70
20
11
第 1507
)
報
民
古
宮
(
3月 12 日 (日 )
2017年
火火
漁漁
東日本 大震災
から満6 年。市
も復旧・ 復興時
期から再生・発
展期を展望する
時期に足を踏み入れる▼
国も被災地には被災前の
元の 姿では なく 、「 創造
的復興」を求める。安全
なまちづくり担う建設作
業員は「刑務所の塀みた
いになりますよ!」と話
すこともあるとか▼「災
害は忘れたころにやって
くる」の例えは過去にな
りつつある。私たちは地
震、台風、豪雨災害など
は毎年来るものと身構え
る必要がある▼東日本大
震災では、堤防などに過
度に 依存せ ず、「逃 げる
が勝ち」を学んだ。GP
SやITなど昔に比べる
と私たちは災害を予知で
きる情報手段を手にした
▼大事なことはその情報
の活用だ。住民への伝達
は最小任務。防災無線が
聞きにくいなどの苦情が
絶えない。アナログから
デジタル化へ巨費を投じ
た事業の検証が必要だ。