東シナ海眺望記15 ~こんな時もあった?!これらを創った日々は

東シナ海眺望記⑮~こんな時もあった?!これらを創った日々は、一体どんな日々だったのか?!~
堂本 彰夫
私は たんぽぽ
1.お花畑に出かけたの
白木照夫 作詞/堂本彰夫 補詞・作曲
か ぜ
爽風に誘われて
2.お花畑に出かけたの
く も
白雲を追いかけて
白いたんぽぽ跳んだわ
それはきっとあなたに
お空の向こうの
小指でつま弾けば
届くのね
小さな木立へ
爽風に誘われて
私は跳んで行きたい
白雲を追いかけて
肩に止まるのよ
独りぼっちのあなたの
肩に止まるのよ
白いたんぽぽ飛んだわ
それはきっとあなたに
お空の向こうの
口づけしたら
届くのね
小さな野辺へ
私は飛んで行きたい
独りぼっちのあなたの
か ぜ
く も
上の歌は、私が学生時代に、友人の白木照夫(本名!)氏?と一緒に作ったものである!今では、とても考え
られないような、怪しげな所業?であるが、そこに示されているように、補詩・作曲したのは私である!ただ
し、残念ながら、私は、音楽の専門家ではないので、メロディを譜面に落とすようなことはできなかった!そ
の時奏でたメロディ(いわゆる即興!)を、ただ頭?で覚えて、思い出し、歌ってきただけである!しかし、不
思議なことに、今でも歌えるし(上手かどうかは?!)
、下手なギター伴奏(もちろんコード弾き)もできるのである!
だが、当然、多くの人達は、この歌の存在は知らないであろうし、今は、こうしたギター伴奏をしながら歌う
ことなんて、ほとんどやっていない!否、本当は、この曲以外はできないことを、予め断っておいた方がよい
であろう?!それはともかく、問題は何で今、この「眺望記」に、この歌を載せたのかである!
早速、その理由であるが、おそらく既にお気づきの方もおられようが、この「眺望記」は、私のこれまでの
人生を(直接的には、沖縄でのそれが中心ではあるが)
、ひょんなことから、新たに住み出すことになった、ここ宜
野湾・大謝名の拙宅から見える「東シナ海」の眺望にかこつけて、思い出したり、そこで去来したりする様々
な思惟物?を、一つの「形」として書き記しておきたいという、私の秘かな想い、願望を表すものでもあるの
である!故に、過去において書き記していたものも、たとえ若き日(学生時代等)のものであったとしても、必
要であれば、ここに入れておきたいのである!否、むしろそうした部分も、積極的に組み入れたいのである!
もちろん、気恥ずかしさもないわけではないが、その後の私の原点(格好良く言えば、
「心の原点」?とでも呼べよ
うか?!)は、ある意味、そこにあるからでもある?!
ところで、今のところ、この歌と「私の東シナ海」とは、直接的には結びつかない!ただ、学生時代(特に学
部時代、とりわけ2~3年次頃?)の私と、その後に繰り広げられていく、長くて、辛い?正職への道のり(もち
ろん、私より、さらに厳しい日々を送った人もいるであろうが?!)
、そして、その後の、ある意味奇跡的な?社会教育
との出会い、それが、まがりなりにも、これまで延々と続いてきたのであるが、そこにおいて、強いてその共
通点を見出すとすれば、ある理想(自らがそうであるべきと思うこと?!)を持ちながら、一方では、その時々の、
目の前にある諸現実(人間関係も含めて!ひょっとしたらマスコミ対応も?!)に苦慮し、結局は、自らそれらを忌避
する方向で動いたとも言えるのかもしれない?!そして、おそらく他方で、そのことに対する腹立たしさや悔し
さを、ある種の意地?としてカムフラージュするために、悲哀とか浪漫とか?を演じるための言葉や文章(下手
な詩や短歌であるが!)を持ち出し、自らの世界を創出し、そこで酔っていただけなのかもしれない?!まさに、上
記の歌は、そうした私(達?)の演技?の一コマを、表すものでもあったかもしれない?!ただし、それは、いわ
ゆる青春時代特有のものとも言えるであろう?!
とにかく、その時とは違って、既に 60 代半ばになった今、果たしてそのような心情あるいは言動が、新たに?
許されるのかどうか?!本当は、理想の実現とは、その時々の、目の前の諸現実と真摯に向き合いながら、そこ
に横たわる障壁を、逃げずに粘り強く、一つひとつ取り除いていくことでしか、実現できないのではないか?
その意味では、理想とは、完全には(あるいは一挙には?)実現できない代物なのではないか?!言い換えれば、少
しでもそれに近づくことを目指す行為、あるいはそれを目指している状態こそが、意味あるものではないか?!
だが、それが分かっていて、否、分かったとしても、今の(究極の?)私には、そうした分別?は不要なのであ
る?!ある種の、あの学生時代の頃の私が、再び(最後にまた?)頭を擡げてきたとも言えるのであろうが、今回
のそれは、言わば納得のそれなのである!そのことによって、誰も困らせてはいないからである!ただ、多分?
一人の人を除いてではあるが…。末尾になるが、今日の「私の東シナ海」は、まるで梅雨時期のように、数日
来続いている降雨のために、薄暗い灰黒色の雲&霧に、すっぽりと包まれている!何も、見えない‼