平成29年度「糸満市子供の居場所(学習等支援)運営業務委託」仕様書

平成29年度「糸満市子供の居場所(学習等支援)運営業務委託」仕様書
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件 名
平成29年度糸満市子供の居場所(学習等支援)運営業務委託
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委託期間
平成29年4月1日から平成30年3月31日まで
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事業の主な概要
子供の居場所を提供し、地域の実情に応じて食事の提供や共同での調理、生活指導、学習支援を行
うとともに、キャリア形成等の支援を随時行う。
なお、実施にあたっては「糸満市子供の居場所事業実施要綱」により行う。
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委託業務内容
日中及び夜間の居場所がないことにより、街を出歩き登校に支障が生じる、非行行動に至るなどの
問題を抱える子供に居場所を提供し、食事の提供や共同での調理、生活指導、学習支援を行うととも
に、キャリア形成等の支援を行うことを目的に、子供の居場所の運営業務について次の内容で委託を
行う。
(1) 実施場所
場所は任意とするが、支援対象者が徒歩、自転車または公共交通機関で容易かつ安全に参加でき
る場所を受託者において確保するものとする。複数の拠点を設置して実施する場合も、実施地域に
偏りがないようにする。
(2) 事業内容
ア
対象者
おおむね18歳以下の者で生活困窮者自立支援法に定める生活困窮者、学校教育法に基づく
就学援助制度の対象者及び本市内に居住する現に経済的に困窮し、最低限度の生活を維持する
ことができなくなるおそれのある者で日中及び夜間の居場所がないことにより、非行行動に至るな
どの問題を抱えている子供。
なお、本事業の定員は、1月あたり5人以上30人以下の範囲で、本市と受託者で協議の上、決
定するものとする。ただし、実際の利用者数が定員に満たない場合であっても、事業を行うことは
可能とする。
イ
人員配置
支援施設には、事業趣旨を十分理解し、児童の育成に関する知識と経験を有する者のうちから、
次の職員を配置する。
(ア)常勤職員 2名以上
常勤職員を2名以上配置する。常勤職員2名のうち1人を施設長とし、施設長は支援施設の
責任者として、支援方針の確認、本市及び他機関との調整を行う。開所時間中は、常勤職員は
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必ず1名以上施設にいること。
(イ)ボランティアについて
受託者は、地域の学生ボランティア等の協力を得て支援にあたる。※ただし、利用する児童
が1名以上いる場合は、常勤職員等(ボランティア含む)を2名以上配置する。
ウ
支援内容
次の支援を行う。
(ア) 子供の居場所の運営
食事の提供や共同での調理、生活指導、学習支援を行うとともに、キャリア形成等の支援を
随時行う。
(イ)その他
市長が必要と認めるもの。
エ
支援にあたっての留意点
(ア)対象者を取り巻く状況と課題について、十分検討すること。
(イ)対象者を支援するための人材と社会資源のネットワークを形成すること。
(ウ)本事業の実施にあたっては、本市の関連する部署等と必要に応じて協議しながら進めるこ
と。
オ
支援調整会議等への出席
市職員、その他関係する機関と連絡を密にし、利用者世帯の状況を把握すること。
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開所日
平成29年4月3日(月)
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開設日時
週5日以上、1日6時間以上開設すること。1回あたりの参加者は15名程度を目安とする。詳細
な時間については、別途本市と協議して決定すること。実施日以外の日においても、可能な限り施設
を自習室等として開放し、利用を希望する小学生・中学生・高校生等の学習支援、居場所の提供をす
る。
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利用日数
利用日数の制限は設けない。
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利用料
支援施設の利用は無料とする。
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利用の流れ
(1) 利用促進のための見学対応
受託者は、本市が行なう利用促進に協力し、対象世帯が利用申込前に見学を希望した場合等の
対応を行なう。
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(2) 利用申込受付
利用対象者が本事業の利用を希望した場合、保護者は「利用申込書」を本市に提出する。
(3) 利用決定
「利用申込書」をもとに、本市が保護者、関係機関等の意見を聞き、利用可否を決定する。結
果については、本市から保護者に対して「利用承認通知書」または「利用不承認通知書」により
通知する。
(4) 支援開始
原則として、本市が利用者に「利用承認通知書」を送付した後、受託者は利用者に対して支援
を開始する。
(5) 利用者情報提供
本市は、支援に必要な利用者情報を、本人及び保護者の同意を得て、受託者に提供する。
(6) 支援内容の記録
受託者は、利用者の参加状況等を「業務日報」に、個々の支援内容の詳細については、利用者
ごとに作成する「記録簿」に記載する。
(7) 報告
受託者は、事業の実施状況を「支援内容報告書」により、毎月15日までに本市に報告する。
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安全管理
受託者は、日常、危険を防止する措置を講じるとともに、事件、事故及び災害等(以下「事故等」
という。)の発生時に迅速かつ的確な緊急対策を実施できるよう関係機関と連携すること。必要に応
じて、傷害保険等に加入すること。
受託者は、支援施設において事故等が発生した場合、速やかに必要な措置を行うとともに事故報告
書により本市に報告する。
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個人情報の保護
受託者は、糸満市個人情報保護条例及び糸満市個人情報保護条例施行規則に基づき、個人情報の保
護に努めなければならない。なお、個人情報を取扱う常勤職員等に対し、以下の取組を実施する。
(1) 規程の周知について
受託者は、個人情報の取扱いに関する規程(個人情報の使用・保存・廃棄等に関する規程及び個人
情報漏えい・紛失・滅失・盗難等事故時の対応規程)を整備する。規程は、雇用時及び個人情報保護
の研修時に周知する。
(2) 個人情報保護の研修
常勤職員については委託契約期間内、ボランティアについては契約時から支援に携わるまでの期間
内に、個人情報保護の研修を実施する。
(3) 誓約書について
個人情報を適切に取扱う旨の誓約書を、雇用契約時に取り交わすこととする。
(4) 常勤職員等の責務
常勤職員等は、その業務を行うにあたり、当該利用者世帯等に関して職務上知り得た秘密を他に漏
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らしてはならない。常勤職員等の業務に従事しなくなった後においても同様とする。
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その他
(1) 事業実施にあたっては、関係法令を遵守して行う。
(2) 委託業務の全部または一部を第三者に委託し、または請け負わせることを禁止する。ただし、本
事業の達成のために必要と認めるものについて、あらかじめ市と協議のうえ第三者に再委託する
ことができる。
(3) 本仕様書に定めのない事項については、本市との協議により決定する。
(4) 本市は必要に応じて、施設、物品、各種帳簿等の現地調査を行なうことができるものとする。
(5) 電気料金、上下水道料金、電話料金、インターネットプロバイダ料金等は運営者がそれぞれ契約
の相手方に支払うこと。また、これらの契約に基づく支払債務について、履行遅滞、不履行など
をしないこと。
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