啓発冊子(PDF:1MB)

相談窓口
もしもの 時 の 相 談 先
病 院 に 行 っ た 方 が い い か 迷 っ た 時 は?
大阪 府 小 児 救 急 電 話 相 談 #8000( 20:00∼翌日8:00/365日対応) ※ダイヤル回線、IP電話からは 06-6765-3650
救急 安 心センターおおさか
#7119( 24時間/365日対応) ※ダイヤル回線、IP電話からは 06-6582-7119
こど もが 誤 飲 し たら?
こど もの 年 齢 、体 重 、誤 飲 し た 品 の 名 称 、飲 ん だ 量 など 事 故 の 状 況 を 伝 えましょう。
(公 財 )日本中毒 情 報センター 中毒1 1 0 番
●大阪 072-727-2499( 24時間/365日対応)
こど もの 事 故 は 大 人 が 注 意 することで
●つくば 029-852-9999( 9:00∼21:00/365日対応)
予 防 で きることが たくさん あります!
たばこ誤 飲 事 故 専用電 話(テープ方式)
072-726-9922( 24時間/365日対応)
泉 佐 野 市 消 費 生 活 センタ ー の 支 援
■消費者問題に関する相談窓口
■消費生活センターの情報提供
■消費者教育推進活動
「いずみさのメール」を通じて、消費
■消費者生活にかかるメール
泉 佐 野 市にお住まいの方は、だれ
消費生活センターではホームペー
消費者庁から消費者教育推進大使に
者トラブルについての情報を配信し
でも無 料で相 談できます。相 談 受
ジ、
フェイスブックなどで最近の消費
任命されている
(平成28年度)
泉佐野
ています
(事前登録が必要です)。
付は平日の9:00 ∼16:30です。
者トラブルに関する情報を提供して
市の公式キャラクター
「イヌナキン」
が消
います。
費者問題の啓発活動を行っています。
メモ
発行:泉佐野市消費生活センター
〒598-0007 泉佐野市上町3丁目11-48 TEL:072-469-2240
泉 佐 野 市 消 費 生 活 センタ ー
こど もの 事 故 防 止
家 の キ ケン
こど もの 事 故 防 止 に 向 け た 取 り組 み
年 齢 によっ て 家 の 中 の 事 故 も 変 化
■家庭内での事故あるいはヒヤリハットの発生率
(年齢別)
事故やヒヤリハットがあった
事故やヒヤリハットがなかった
不明・無回答
屋 内 で 起 こる 事 故 の 分 析
100
調査結果では、屋内での事故・ヒヤリハットの発生率が4
こど もの 事 故 を
地 域 の み ん な で 防ぐた め に 。
80
歳児が一番多く、年齢の上昇とともに事故・ヒヤリハット
の発生率が下がっています。年齢の上昇に伴い、注意力
60
がつくことで家の中での事故が減っていると考えられま
この調査は、市が地方消費者行政推進交付金を活用し、
「子ど
40
もの事故防止にむけた消費者啓発事業」
として、普段の生活の
20
中でこども達が
「思わぬ事故」
に巻き込まれた、
あるいは巻き込
0
まれそうになった体験や、普段からこどもの事故に関してどのよ
(%)
す。家の中の事故は大人が注意することで防げることも
多くあるので、事前の注意を心がけましょう。
4歳
5歳
6歳
7歳
8歳
不明・
無回答
うな注意を払われているかを調査し、市民の皆様が安心して暮
■屋内での事故の場所
らすことができるよう役立てることを目的として実施しました。
こ
幼児期は運動能力が未成熟であるために、家具等に接触するなどの事故が多くなって
の調査結果をふまえて、保護者だけでなく地域の皆様でこども
※複数回答のため合計が100%にはなりません。
います。
転倒から大きな事故につながらないための注意が必要です。
ベランダ 1.4%
トイレ 1.7%
玄関 5.4%
事故防止CHE CK
□階段や玄関など段差のある場所には移動防止柵をつけましょう。
その他
9.1%
□活発になると高い場所からの転落も増えるので、
ケガにつながる危険物
がないかチェックしましょう。
□ベランダや浴槽、
危険な場所には一人で行かないよう注意しましょう。
転落する
転落する
転倒する
転倒する
おぼれる
おぼれる
やけどする
やけどする
飲み込む
飲み込む
ぶつかる・当る
ぶつかる・当る
さわる・接触する
さわる・接触する
刺す・切る
刺す・切る
口にふくむ
口にふくむ
その他
その他
0
10
20
30
40
50(%)
4歳 2.5%
6歳 11.4%
家事を手伝う年齢になると、
やけどの事故が増えているのが分かります。
こどもの皮膚
は薄く、
やけどは重症化しやすいため早めの対応が大切です。
事故防止CHE CK
8歳 35.4%
□こどもが幼い時には、
やけどの危険がある電化製品は、手の届かない高
0
10
20
30
40
50(%)
ዊቇ↢߇
․ߦᄙ޿ߩߪ
い場所に置き、
ストーブなどには安全柵をつけましょう。
7歳 39.2%
□ストーブ、
アイロン、
ポット、鍋などやけどの原因になるものに直接触れな
߿ߌߤ㧋
いように注意し、危ないことを教えましょう。
この調査では保護者アンケート調査として、泉佐野市
転倒する
の市立幼稚園児、小学校1、
2年生のこどもの保護者
おぼれる
やけどする
を対象に、
幼稚園・小学校を通じてアンケートの配布回
飲み込む
そ の 他 の キ ケン
収を行い、1,536人ものご協力をいただきました。
また、
ぶつかる・当る
さわる・接触する
刺す・切る
口にふくむ
その他
不明・無回答
0
2
キッチン
22.4%
不明・無回答 1.4%
5歳
10.1%
■学校園での事故
転落する
風呂場
12.8%
■キッチンでの事故の割合
(年齢別)
不明・無回答
不明・無回答
リビング
41.8%
敷地内の庭
10.8%
階段
22.2%
■屋外での事故
■屋内での事故
ォୟ㧋
寝室5.4%
□なるべく丸みのある家具を選び、
角には保護材をつけましょう。
保 護 者 アン ケ ート 結 果
ᐜఽ߇
․ߦᄙ޿ߩߪ
不明・無回答 2.3%
の事故を防ぎましょう。
10
20
30
40
50
60(%)
地域アンケート調査として各小学校区の主任児童委
■誤飲、鼻や耳に詰める
■ドアなどで指をはさむ
員の皆様や幼稚園・小学校のご協力もいただき、地域
誤飲は1才前後に多く、鼻や耳に物を詰める事故は
こどもが指をはさむ事故は、
ドアや引き戸、
サッシなど
2∼5歳に多く発生しています。
また などの食べ物を
さまざまな場所で多く発生しています。
ドアの開閉時
の特性から起こる事故も調査結果から導いています。
喉に詰まらせる事故も多く、小さいものの保管には十
には周囲を確認したり、
ドアストッパーをつけるなど
分注意し、食事中も気をつけて見てあげましょう。
の安全対策を行いましょう。
3
外 の キ ケン
幼稚園・小学校にあるキケン
大 人の目の届かない場所での事故
多くが 遊 び の 中 で 起 こる 事 故
■屋外での事故原因 ※複数回答のため合計が100%にはなりません。
屋 外 で 起 こる 事 故 の 分 析
教 育の場で起こる事 故の分 析
年齢の上昇とともに、屋外の事故・ヒヤリハットが増加し
アンケート調査によると、各校園の事故の総数は323件、
アンケートの調査によると、特に
「登下校時の交通事故」
が多
ています。特に事故の原因として
「自転車」の割合が増
平均20件の事故が起こっています。事故の発生場所は
く発生しています。
登下校時の交 通 事 故
不明・無回答 3.0%
一輪車 0.2%
エレベーター 0.2%
荷物運搬用カート 0.9%
੐᡿ߩᄙ޿
その他
15.8%
キックボード 3.1%
自転車
39.8 %
ドア・扉 3.6%
縁石 3.6%
⥄ォゞ㧋
階段・エスカレーター
4.5%
床・足の踏み場※
8.0%
加しており、行動範囲が広がると大人の目の届かないと
「校庭・グラウンド」、事故の原因は
「床・足の踏み場」
が
ころでの事故が増えていきます。
また、事故の場所として
特に多い調査結果となっています。校庭やグラウンドで
「歩道・道路」の割合が多く、車の運転時など大人の注
運動中・遊んでいる最中の事故が多いと考えられるため、
意も必要です。親子で交通ルールや危ない場所の確認
遊具
8.9%
●こどもが急いで登校することがないよう、時間に余裕を
持って朝の準備をさせましょう
●運転時、学校周辺や狭い道ではこどもの飛び出しに注意
安全に活動できる環境や指導を行う必要があります。
し、
一時停止線の前で必ず停止しましょう
などを行い、
交通事故の防止に努めましょう。
側溝
9.4%
自動車
30.0%
■幼稚園・小学校の事故の場所
※足を踏み外したなど床にうまく足をのせられなかったことが原因の事故
校庭やグラウンドは、元気に遊ぶこども達にとって絶好の遊び場ですが、危険な遊具の
使い方や遊具の破損によって大きな事故になる可能性もあります。
自転 車の交 通ルールの基本
事故原因は自転車が一番多くなっており、
自転車事故で多いのが出会い頭の事故で
●信号を守り、道路の左側を走る
す。
こどもにとって一番身近な乗り物であるため、
日常的に注意が必要です。
●歩道を走る時は車道に近い側をゆっくり走る
事故 防 止 C H E C K
□ヘルメットの着用やブレーキの点検などを行い、大きな事故の原因とな
るものをなくしましょう。
□交通ルールを教える際には
「なぜ危ないか、
どう行動すべきか」
を理解さ
不明・無回答 0.9%
事故防止CHE CK
□遊具が破損していないか確認し、不具合や破損を見つけたら、利用を控
え、
学校園に連絡しましょう。
●二人乗りはせず、夜は必ずライトをつける
□天候によって遊具の安全性も変わるので、
使用する際には注意しましょう。
●友達と話しながら横に並んで走らない
□危険な遊具の遊び方をしているこどもがいたら声をかけましょう。
●ハンドルにものをかけたり、手に荷物を持った
□遊具に引っかかったりする服装や持ち物は思わぬ事故につながるので、
りしない
※複数回答のため合計が100%にはなりません。
ㆆౕߦᵈᗧ㧋
階段
7.7%
廊下
18.9%
動きやすい服装で遊ばせましょう。
校庭・グラウンド
56.7%
教室
23.5%
●「止まれ」
の標識のある場所ではいったん停止
せ、
危険な場所に対しての情報を教えましょう。
ᩞ ᐸ࡮ࠣ࡜ ࠙ ࡦ ࠼
ߦ޽ࠆ
その他
13.0%
し、
必ず左右の安全を確認する
■屋外での事故の場所 ※複数回答のため合計が100%にはなりません。
■幼稚園・小学校の事故原因 ※複数回答のため合計が100%にはなりません。
不明・無回答 0.7%
海 0.9%
川・河川敷 1.2%
プール 1.2%
車の中 2.1%
事故の場所は
「歩道・道路」
が多く、安全確認が十分にできないこどもの飛び出しには
その他
12.0%
運動場 4.5%
大人も十分注意が必要です。
歩道・道路
67.7%
ᑈਅ߿㓏Ბ‫ޔ‬
ᐥߦ߽ᵈᗧ㧋
事 故 防 止 C HEC K
□道路の反対側に親がいる時、親と手をつないでいない時、数人のこども
駐車場 14.6%
不明・
無回答
9.9%
廊下や階段などは水に濡れると滑りやすく、転倒や転落をすると大きな事故になりかね
床・足の踏み場
24.1%
その他
45.5%
がいる時、駐車車両や看板などがある時など、飛び出しが想定される場
公園 16.1%
ᄢੱ߽ᵈᗧ
ゞߩ੐᡿㧋
事故防止CHE CK
□廊下の曲がり角では出会い頭での衝突があるので、走らないように注意
遊具 19.2%
させましょう。
□階段を駆け上がったり下りたり、飛び降りたり、手すりで滑り降りたりしな
面での運転には十分気をつけましょう。
いよう注意しましょう。
□こどもと外に出る時はしっかり手をつなぎましょう。
□熱中症などの危険があるので、
車内にこどもを一人で残さないようにしましょう。
調理設備(コンロ等)0.3%
調理器具(包丁等)0.3%
教材 0.6%
そ の 他 の キ ケン
4
ませんので、
雨の日などは特に注意が必要です。
ドア・扉 2.8%
文房具 2.5%
はさみ・カッター 1.9%
楽器 0.9%
□具体的な場面をイメージさせながら、
事故に気をつけるように話しましょう。
そ の 他 の キ ケン
■海やプールなどでの 水
■エスカレーター、
エレベーター
■掃除用具
■体育の時間や体育用具
浮き輪で沖合に流されたり、
遊泳中に足がつかなくなり
エスカレーターを降りる時に手をついて指を挟みそう
ほうきの柄が目に当たったり、窓掃除をしていて指を
鉄棒や跳び箱など体育の時間に起こる事故も多く報
れかける事故が起こっています。
浅いプールでも れ
になった、
エレベーターのドアの近くにいて危なかった
はさんだり、雑巾がけをしているときに頭をぶつける
告されています。転倒によるねんざや骨折などのケガ
る可能性があるので目を離さないようにしましょう。
家庭
など、大事故につながる可能性があります。利用する
など、掃除中の事故も頻発しています。
日頃からよく
を防止するためには、準備体操や柔軟体操をしっか
の浴槽でも水を溜めておかないなど注意が必要です。
際には必ずしっかり手を繋いで乗ることが大切です。
周囲を見て行動するように声かけをしましょう。
りすることが大切です。
5
地 域 の キ ケン
みんなで 事 故 防 止
地 域 ごとに 見 る 事 故 の 特 性
事 故 防 止のために、保 護 者や地 域の大 人にしてほしいこと
▶ こど もの 事 故 を 防ぐた め に 地 域 で 取 り組 ん で い ること
ᄙߊߩੱ߇
㓸߹ࠆ
ߚ߼ᳰߦ
ᵈᗧ㧋
࿾ၞⴕ੐
■こどもの事故防止のために地域で取り組んでほしいこと ※複数回答のため合計が100%にはなりません。
予防講座の開催
10.7%
その他 4.8%
不明・無回答 10.1%
イベント時の
呼びかけ
12.1%
■地域での現在の取り組み内容(地域アンケートより抜粋)
◎登下校時の見守り活動、
警察によるパトロールを行う。
見守り活動
62.4%
◎登下校時のあいさつや世代間交流を行い、
顔見知りとなる。
登下校時の送迎
30.3%
多くの人が集まるお祭りなどでは事故も起こりやすくなっています。地域の
市内にはため池が多数あるので、転落事故などを未然に防ぐためにも十分
行事を安全に楽しむためにも、
保護者等の見守りが大切です。
に注意を呼びかけることが重要です。
事故防止CHECK
事故情報の
発信・共有
45.6%
事 故 防 止 C HEC K
□人が密集するところで食べ物を食べながら歩くと、転倒して大
□こどもだけでため池のそばで遊ばないよう声かけをしましょう。
きなケガにつながる可能性があるので十分注意しましょう。
□もし、
こどもだけでため池で遊んでいるのを見かけたら、
自分
□夜はこどもだけで出歩かないよう保護者が付き添いましょう。
◎不審者情報が入れば民生児童委員に連絡し、
見守りを行う。
◎民生委員の懇談や、
学校協議会での情報交換、
意見交換会を行う。
◎地域住民による見守り、
危険行為に対する声かけを行う。
危険箇所の確認
61.0%
◎公園での事柄については、
地域での関心事として注意を怠らない。
のこどもでなくても地域の大人が注意しましょう。
▶ 保 護 者 が で きること
□事故の危険があるものは、
こどもの手の届かないところにしまいましょう。
□喉に詰まりやすい やおもちなどを食べさせる時は、
注意して見てあげましょう。
□ドアを閉める時、
こどもが指を挟まないか確認しましょう。
Ꮢⴝ࿾ߪ
ਛጊ㑆ㇱߪ
㚞๟ㄝߦᵈᗧ㧋
ㄘ࿾ߦᵈᗧ㧋
□窓やベランダの側には、
こどもの踏み台になるものは置かないようにしましょう。
□いつもこどものいる位置を把握し、
外出時は特にこどもから目を離さないようにしましょう。
□公園で遊ばせる時は、
遊具の周りにガラス瓶や缶など危険なものがないか確認しましょう。
□交通ルールや遊具の安全な使い方などを教える機会を持ちましょう。
□登校時や自転車などで遊びに行く時は、
交通ルールを守るよう声かけをして送り出しましょう。
「泉佐野駅」
や
「日根野駅」
など、
駅周辺の市街地は交通量が集中するので、
市内の中山間部には農地が多くあり、
農地特有の事故にも注意が必要です。
より注意を促すことが大切です。
事 故 防 止 C HEC K
事故防止CHECK
□農機具や電気柵などを触らないよう指導しましょう。
□交通ルールを再確認し、
特に危ない場所では声をかけましょう。
□駅のホームでは手をつなぐなど、
こどもから目を離さないよう
にしましょう。
□信号の無い場所、見通しの悪い場所を通る時は、大人もこど
もも安全確認をして通りましょう。
□農業用水路は時期により水量の増減があるので、転落には十
分注意しましょう。
▶ 地 域 の 大 人 が で きること
□危ない場所や遊びをしているこどもがいたら注意しましょう。
□遊具の老朽化や危険箇所を見つけた場合は、管理者に通報しましょう。
□日頃からあいさつなどをし、
地域のこども達と顔見知りになりましょう。
□こどもが飛び出してきそうな場所の運転はより慎重になりましょう。
そ の 他 の キ ケン
■電車の踏切や信号の無い横断歩道
■フタのない側溝
狭い踏切や道路では車や自転車とのすれ違い時の危
狭い歩道の端を歩いていて、
フタの無い側溝に転落
険や、信号の無い横断歩道では無理な横断による危
するなどの報告がされています。
こどもには足元を見
険があります。道を渡る際にはしっかり安全を確認し
て歩くよう声かけをしましょう。
地 域 のみんなで
こど もを 事 故 から 守 る ん だ!
余裕をもって横断するように声かけをしましょう。
6
7