古河市教育振興基本計画(案)に関するパブリックコメント結果

古河市教育振興基本計画(案)に関するパブリックコメント結果
意見
No.
意見(原文)
1.人口減少と少子高齢化対策について
(1)コミュニケーションを取れる為の施策
近年、価値観等の違いによる議論の場が極端に少なくなってい
る。批判はするが、議論は面倒という人が増えてきたように思いま
す。議論は相手の意見を傾聴し、意見の違いを一つにまとめてい
くことであり、それは人間の大きな特徴の一つであります。これは
小さな子供のころから学校教育、地域教育、家庭教育の中に取り
入れていく必要があるように思います。
(2)男女の出会いの場の拡充
市や民間団体において、現在お見合いパーティー等のイベントも
盛んに行われており、一定の成果も出てきています。しかしなが
ら、成果の出ない方々も多くおられ、その原因は個人の資質にあ
1 ることが多いように思われます。そこで、生涯学習の場で若者達
が集まり、自分磨きの出来る講座の新設、男女の出会いが図れ
る講座等(心理学等の講座も有効)の新設も大きな効果が期待で
きるものと考え、提案いたします。
(3)不登校ニート対策
現在、教育現場、家庭の中でも大きな問題となっています。この原
因についてはやはり、心の問題が多く義務教育世代は行政の中
でも対策がされており、一定の成果も出ている状況であると認識
しておりますが、現在の方法は対処療法が多く、義務教育終了と
同時に引きこもり、ニートとなってしまうケースも多くあると聞いて
おります。そこで、サポートステーション等との連携を密にして一貫
して対策に取り組む姿勢が急務と考えます。
(4)地域との関わりの充実
現在、地域イベント、祭り等に中学校以上の子供達の参加があま
りないように思えます。地域のイベントは正しく生まれたての子供
から老人まで幅広い人達が集い一つの事を成す場であります。そ
の中で得られる経験、知識は子供達の成長に不可欠なものと考
えます。地域イベント等にはもっと地域の中学校、高校のボラン
ティアを積極的に使い、地域と密にしながら、地域貢献の大切さ
地域教育の大切さを実感していただくべきと考えます。
1 (5)スポーツ少年団、学校の部活等への提案
近年、スポーツ少年団や部活動等の活動も活発になり保護者の
参加も活発になっております。しかしながら、勝ち負けに固執する
あまり、大切なことが二の次になっている現状が散見されます。本
来、少年団、部活動については、その年代ごとに大切なことを教
えていくのが第一義になるべきと考えます。事実、実績のある団
体は、礼儀・躾等は素晴らしいところが多いように思われます。
2.社会経済と国際グローバル化について
古河市では、英語特区指定を受け、小学1年生より英語教育が始
まるとのことでしたが、具体的で解りやすい目標を設けるべきと考
えます。そのため幾つかの提案をさせていただきます。
(1)市内の学校に通う子供達に目標を定め、小学校6年生までに
英検4級、中学校3年生までにTOEIC600点、高校3年生までに
TOEIC800点の目標を定める。
2 (2)現在少数で行われている英語圏の留学制度の拡充をする。
留学先はブータン等の滞在費の安価な地域を選定し、TOEIC等の
成績優秀者には市からの助成をするというのも大きな成果をもた
らすものと考えます。
(3)少し逸脱する提案になりますが、上記の取り組みと並行し、英
語が身についた若者が力を発揮できる企業誘致等も課題になる
と思います。外資系やベンチャー等の企業誘致を進め、語学、人
間力に優れた古河の若者達の支援を提案いたします。
意見(要旨)
市の考え方(案)
修正欄
1.人口減少と少子高齢化対策については、本計画が対象と
する「教育」の分野を超える、全市的な課題であるため、総
1.人口減少と少子高齢化対策
合計画、総合戦略に位置付けた施策として対応していくこと
(1)コミュニケーションを取れる為の施策
になります。 ただし、(2)若者が参加できる講座の開設に
子供のころから、学校教育、地域教育、家庭教育の中に議論の場 ついては、計画の中では、政策Ⅰ「1.生涯学習の機会の充
を設けることが必要だと思う。
実」「(1)生涯学習効果の充実・強化」 【施策の方向】⑤の
(2)男女の出会いの場の提供
中で、「幅広い年代の人々がさまざまな場面で気軽に学習
生涯学習の場で若者が自分磨きの出来る、また、男女の出会い 機会が得られるような環境の整備」とありますので、ご意見
が図れる講座の開設。
を参考にし、今後、幅広く市民の意見を聞きながら、効果的
(3)不登校・ニート対策
な講座が出来るよう考えます。
サポートステーション等との連携を密にした、引きこもり・ニート対 (3)不登校ニート対策についてのご意見ですが、義務教育
策をすることが急務。
終了後のサポートについては、本計画には記載されていま
せん。しかしながら、義務教育終了後のサポートも必要であ
ると考えます。
1.人口減少と少子高齢化対策について
(1)本基本計画(案)としては、修正しないものとしま
す。
(2)本基本計画(案)としては、修正しないものとしま
す。
(3)政策Ⅱ生きる力を育む学校教育の充実 2.特色あ
る学校教育の充実(3)豊かな心の育成
○いじめ・不登校や問題行動等への取組状況
【施策の方向】「⑧義務教育終了後のサポートに関し
て、福祉等の関係機関と連携を図ります。《新》」を追
加します。
(4)地域との関わりの充実について ですが、ご意見のとお
り中高生が地域のイベントに関わりを持つことは大切なこと
だと考えます。
(5)スポーツ少年団、学校の部活動等への提案についての
ご意見ですが、スポーツ少年団・部活動は、心技体の健全
な育成の理念のもと活動をしているものですので、施策Ⅵ
「市民が親しめる生涯スポーツの推進」 「4.競技力向上と
トップアスリートの育成」(2)「競技力の向上」【施策の方向】
①の「指導者養成講座の開催」の中で、「礼節」が含まれて
いると考えます。
(4)政策Ⅴ未来を担う青少年のの健全育成 2.地域や
社会への青少年の参加の促進 (2)郷土愛の醸成
【施策の方向】「②青少年が郷土に関心が持てるような
イベントや講座の実施を検討して、郷土愛の醸成を図
るとともに、地域開催のイベント等への積極的な参加
を促します。《新》」と変更します。
(5)本基本計画(案)としては、修正しないものとしま
す。
(4)地域との関わりの充実
地域のイベント等に中高生ボランティアが積極的に参加。
(5)スポーツ少年団、学校の部活動等への提案
スポーツ少年団、部活動での勝敗重視ではなく礼儀等その年代
に応じた人としての大切さを教えていくべき。
2.社会経済と国際グローバル化について
(1)英語特区(2)英語圏派遣については、ご意見のとおり、
古河市では、英語特区の指定を受け、平成29年度より小
2.社会経済と国際グローバル化について
学校1年生から英語に触れ合う活動が開始されます。その
(1)英語特区の指定に伴い、小中高生に具体的な英検・TOEICの
中で、具体的な事業については、実施計画の中で、検討し
取得目標を定める。
ていきたいと考えます。
(2)英語圏派遣事業の拡充
(3)企業誘致については、本計画が対象とする「教育」の分
(3)英語力を生かせる外資系企業等の企業誘致。
野を超え、全市的な課題となりますので、総合計画並びに
総合戦略に位置付けた施策として対応していくことになると
考えます。
1
2.社会経済と国際グローバル化について
(1)本基本計画(案)としては、修正しないものとしま
す。
(2)本基本計画(案)としては、修正しないものとしま
す。
(3)本基本計画(案)としては、修正しないものとしま
す。
古河市教育振興基本計画(案)に関するパブリックコメント結果
意見
No.
意見(原文)
意見(要旨)
市の考え方(案)
3.特別支援教育について
現在、特別支援学級等において、障害のある子供達の対応をして
いる現状があります。今後、大阪の大空小学校の取組みを参考
に健常者と同一の学級にて学べるようにすべきかと考えます。そ
の実現のため、学校をサポートできる地域、行政、保護者等の理
3.特別支援について
解と協力を得ながら実現できるように提案いたします。その効果
3
大阪 大空小学校の例に習い特別支援学級の児童生徒を普通学
は、障害を持った子供達、健常者の子供達の学力、豊かな心を
級にて学べるようにする。
もった子供達を育てること。教職員、地域、保護者等も関わること
により、教育に対して多様な価値観と多くの引き出しを持つことが
出来ると考えます。
2
修正欄
3.特別支援教育についてのご意見ですが、健常者と同一
の学級にて学べるようにすることは、今後、市において具体
的に検討していくことであり、政策Ⅲ「安心して学べる教育 3.特別支援について
環境の充実」「2.就学しやすい環境づくり」「(1)多様なニー 本基本計画(案)としては、修正しないものとします。
ズに対応した就学支援」、特別支援教育の施策の方向で示
されていると考えます。