INVESTMENT OUTLOOK|2017年3月号

2017.3
02
ハウスビュー
17
ターゲットレンジ
09
米ドル/ユーロ/豪ドル/NZドル/
ブラジルレアル/メキシコペソ/
タイバーツ/マレーシアリンギット/
インドルピー/トルコリラ
株 式
日本/ 米国/欧州/ 中国/
アセアン/インド/ブラジル
13
債 券
日本/米国/欧州/ 豪州/
ニュージーランド/ブラジル/
インドネシア/インド
為 替
22
リート
日本/ 米国/欧州/ 豪州
24
商 品
25
スケジュール
27
市場データ一覧
ハウスビュー
2017.3
2017年 主要国の実質GDP成長率予想値
欧 州
米 国
日 本
1.5%
中 国
6.5%
2.3%
1.5%
豪 州
3.0%
インド
7.8%
ブラジル
0.8%

2月のマーケットを概観すると、堅調な雇用や消費等に支えられた米国経済の拡大や、同国
のトランプ政権の減税を含む景気刺激策への中長期的な期待などを受け、大部分の国・地域
で株式市況は堅調に推移しました。一方、長期金利は、フランス大統領選挙等を巡る政治へ
の不透明感などを受けて欧州を中心に低下する国・地域が多くなりました。為替は、ユーロが
対主要通貨でやや下落、一方、資源高等を受けて新興国通貨は概ね堅調に推移しました。

米国のトランプ政権は、景気刺激的な政策を打ち出す傍ら、貿易、移民、海外投資等に関す
る保護主義的な政策も推進しようとしています。また、景気刺激策に伴う財政支出の拡大など
を巡って大統領と議会が対立し、政策実現の不確実性が高まる懸念もあるとみています。し
かし、世界経済が徐々に底堅さを増すなか、トランプ政権の景気刺激策が、時間がかかるとし
ても実現に向かうとの期待は根強く、世界的に株価等のリスク資産は堅調に推移する見込み
です。また、雇用の改善がさらに進むなか、米連邦準備制度理事会(FRB)が年2-3回程度
利上げを行い、それとともに米国の長期金利は緩やかに上昇し、対主要通貨で米ドルは、強
含みで推移すると考えています。
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
2
ハウスビュー
2017.3
2月のふりかえり ~株式市況は概ね堅調に推移、為替は長期金利低下等からユーロが軟調
【株式】
先進国と新興国の株価指数(米ドル建て)

株式市況は、先進国、新興国ともに、ロシア等を除いて大
2,000
部分の国・地域で堅調に推移しました。月前半は、1月の米
(ポイント)
1,900
国雇用統計が概ね好調であったことや、同国のトランプ政
(ポイント)
MSCIワールド・インデックス(左軸)
1,300
1,200
MSCIエマージング・マーケット・インデックス(右軸)
1,800
1,100
り、多くの国・地域でほぼ一貫して上昇しました。月後半は、
1,700
1,000
高値警戒感が出るなか利益確定の売りや、米国の早期利
1,600
900
上げ観測が浮上したことなどを受けて上値がやや重くなりま
1,500
800
権による金融規制緩和や法人税減税等への期待が高ま
したが、米国の企業業績の好調や、同国の個人消費が堅
1,400
16/2/29
調さを増しつつあるとの見方などがサポート要因となり、概
的に多くなりました。
長期金利は、先進国、新興国ともに温度差はあるものの、

米国10年国債と新興国債券の利回り
(%)
低下する国・地域が多くなりました。先進国では、4、5月に
3.0
予定されているフランス大統領選挙等を巡る政治への不透
2.8
明感などを受けて欧州を中心に低下しました。新興国でも、
700
17/2/28
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(年/月/日)
(注)土日祝日は前営業日のデータを使用、MSCIワールド・
インデックスは先進国の企業で構成した株価指数、MSCIエマージング・
マーケット・インデックスは新興国の企業で構成した株価指数
ね底堅く推移し、月間では株価が上昇する国・地域が圧倒
【債券】
16/8/31
(%)
米国10年国債(左軸)
7.4
JPモルガンGBI-EMGD(右軸)
2.6
7.6
7.2
2.4
7.0
2.2
6.8
2.0
6.6
が目立ちました。一方、金融政策のスタンスを緩和から中
1.8
6.4
立に変更したインド等一部では上昇しました。
1.6
6.2
1.4
6.0
低下する国・地域が目立ち、中でも、インフレ圧力が後退
し、今後も大規模な利下げが見込まれるブラジル等の低下
【為替、リート・商品】
1.2
16/2/29
外国為替市場では、米国景気の拡大が徐々に鮮明化す
16/8/31
5.8
17/2/28
(年/月/日)
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(注)土日祝日は前営業日のデータを使用、JPモルガンGBI-EMGD
は、現地通貨建て新興国国債全般の利回りを表す指標の一種
る一方で、欧州でフランス大統領選挙等を巡る政治リスク
への懸念が台頭していることなどを背景に、ユーロ安米ドル
高となるなか、円も対ユーロで上昇しました(対米ドルではほ

米ドルの対円レートと米ドルインデックス
ぼ横ばい)。一方、新興国通貨は、原油や鉄鉱石等の資源
高などを受けて対先進国通貨で概ね堅調な動きとなったこ
とから、それにつれて円は新興国通貨の多くに対して軟化し
ました。
128
(円)
124
120
(ポイント)
米ドル(対円)〔左軸〕
米ドルインデックス〔右軸〕
104
102
100
116
98
112
96
リート市況は、日本が軟化する一方で、景気が堅調さを増
108
94
しつつある米国、長期金利低下が進んだ欧州、景況感改
104
92
善がみられる豪州といった海外では上昇する格好となりまし
100
90
た。原油価格は、世界経済が緩やかに拡大するなか、石油
輸出国機構(OPEC)の減産が徐々に進んでいるとの見方
などを受け、上昇しました。
96
16/2/29
16/8/31
88
17/2/28
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信
(年/月/日)
(注)土日祝日は前営業日のデータを使用
米ドルインデックスは主要通貨の平均的な対米ドルレート
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
3
ハウスビュー
2017.3
今後のマーケット展望 ~不確実要素は山積ながら、世界経済は緩やかに拡大、リスク資産は堅調
◆世界経済の見通し

主要国・地域の実質GDP成長率、インフレ率見通し
実質GDP
米国を中心に主要経済指標の改善が徐々に鮮明化し、
2018年
2017年
2018年
3.1
3.2
2.5
2.6
日本
1.5
1.2
0.7
0.9
米国
2.3
2.5
2.2
2.3
1.5
1.4
1.5
1.6
1.2
2.5
2.6
世界経済は底堅さを増しつつあります。さらに、世界的に経
済政策の軸足が金融政策から財政政策へ次第にシフトす
世界
るなか、米国のトランプ政権による減税やインフラ投資等の
景気刺激策が、中長期的には同国とともに世界経済の成
長を押し上げると考えています。また、フランス大統領選挙
インフレ率
2017年
先進国 ユーロ圏
英国
1.4
(4、5月)等に伴う欧州政治リスク、ハードBrexit(英国がEU
豪州
3.0
3.0
2.1
2.0
離脱に伴い欧州単一市場へのアクセスを失う状態)、中国
中国
6.5
6.2
2.0
2.1
インド
7.8
7.7
5.2
5.5
メキシコ
1.6
2.0
4.5
3.8
ブラジル
0.8
2.3
5.1
4.7
の資本流出等への懸念がくすぶるものの、欧州景気は総じ
て堅調であり、中国では秋の共産党大会を控え財政面から
新興国
景気がサポートされると見込まれることなどを考慮すると、
世界経済の緩やかな拡大は継続するとみています。
(出所)三菱UFJ国際投信の予想
(注)実質GDPは前年比、インフレ率は消費者物価指数の前年比
◆マーケットを取り巻く環境・見通し
2017年12月までの利上げ確率(最低利上げ回数別)
トランプ米国大統領は、景気刺激策を提唱する一方で、
景気や企業業績に悪い影響を与え得る貿易、移民、海外
投資等に関する保護主義的な政策も打ち出しています。さ
らに、景気刺激策に伴う財政支出拡大を巡って大統領と議
会の対立が先鋭化し、政策実現への不確実性が高まる懸
念もあります。しかし、世界経済が拡大するなか、時間を要
するとはいえトランプ政権の景気刺激策が実現に向かうとの
期待は根強く、世界的に株価等のリスク資産は堅調に推移
する見込みです。また、雇用改善が進展するなか米連邦
準備制度理事会(FRB)は年2-3回程度利上げを実施す
るとみられ、それとともに米国の長期金利は緩やかに上昇
し、米ドルは対主要通貨で堅調に推移するとみています。
(%)
130
1回
2回
120
110
データ期間:
100
16/9/30-17/2/28
90
80
70
60
50
40
30
20
10
0
16/9/30
16/11/30
3回
4回
17/1/31
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(注)利上げは1回当たり0.25%の場合を想定
(年/月/日)
主要先進国の製造業購買担当者景況指数(PMI)
【株式】
トランプ政権の保護主義的な姿勢等への懸念やバリュ
60
エーション(投資価値基準)面での割高感から、短期的には
58
米国株等は上値が重くなる局面もあるとみています。しか
56
し、米国中心に世界経済拡大の確度が若干増すなか、トラ
54
ンプ政権による景気刺激策への根強い期待などを受け、先
52
進国の株式市況は上昇基調で推移する見込みです。日本
50
株も、世界経済拡大や企業業績改善等を受けて堅調な展
48
開になると考えています。ただ、新興国株は、米国の利上げ
実施等に伴う米ドル高の悪影響が想定されることなどを考
慮すると、もみあいで推移するとみています。
(ポイント)
日本
米国
ユーロ圏
英国
46
15/2
15/8
16/2
16/8
(出所)Bloomberg(Markit)のデータを基に三菱UFJ国際投信作成
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
17/2
(年/月)
4
ハウスビュー
【債券】
2017.3
JPモルガンEM-BIGDと米国10年国債とのスプレッド
長期金利は、米国で雇用改善の進展等から米連邦準備
制度理事会(FRB)の利上げ実施が見込まれることや、トラ
ンプ政権の景気刺激策への期待などを受け、上昇余地が
あるとみています。また、景気拡大の進展からインフレ率が
(%)
5.5
5.0
4.5
4.0
徐々に上昇する国・地域が多くなるとの見方から、世界的に
3.5
上昇しやすい素地があると考えています。ただ、トランプ政
3.0
権の保護主義的な政策が注目されていることや、米国債等
2.5
への潜在的需要が根強いことなども考慮すると、長期金利
2.0
の上昇は緩慢なペースになるとみています。
1.5
11/2/28
一方、米国景気拡大が徐々に鮮明化しつつあることや、
それに伴い緩やかな米ドル高が見込まれることなどを受け
て米国のハイイールド債は底堅く推移すると考えています。
また、先進国と比較して利回り面で優位性があり、かつ国際
収支面等の改善がみられる新興国の債券への投資は、引
き続き投資妙味があるとみています。
【為替】
為替市場では、米国のトランプ政権の保護主義的な政策
等への懸念を受け、米ドルは対主要通貨で短期的に上値
が重いとみています。しかし、堅調な雇用等を背景とした
FRBの利上げや、トランプ政権の景気刺激策に対する根強
い期待等を受け、米ドルは徐々に円を含む対主要通貨で
上昇に転じる見込みです。新興国通貨は、対米ドルで軟化
するとみていますが、円安米ドル高を受けて対円では政治
的な不安などを持つ国・地域を除き、概ねもみあう展開に
13/2/28
15/2/28
17/2/28
(出所))Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(年/月/日)
(注)土日祝日は前営業日のデータを使用
JPモルガンEM-BIGDは、米ドル建て新興国国債全般の利回りを表す指標

主要国の政策金利
地
域
政策金利(%)
米国( FFレート)
先 欧州( ECBレポレート)
進 英国( BOEレポレート)
国 豪州( RBAキャッシュレート)
ニュージーランド(政策金利)
中国(基準貸出金利)
インド(レポレート)
新 インドネシア(7日物リバースレポ金利)
興 ブラジル(中銀ターゲット金利)
国 メキシコ(オーバーナイトレート)
トルコ( 1週間レポレート)
ロシア(主要金利)
変動幅(16/2⇒17/2)
16/2 16/8 17/2
0.50
0.50
0.75 +0.25
0.05
0.00
0.00 ▲ 0.05
0.50
0.25
0.25 ▲ 0.25
2.00
1.50
1.50 ▲ 0.50
2.50
2.00
1.75 ▲ 0.75
4.35
4.35
4.35 +0.00
6.75
6.50
6.25 ▲ 0.50
5.25
4.75
14.25 14.25 12.25 ▲ 2.00
3.75
4.25
6.25 +2.50
7.50
7.50
8.00
0.50
11.00 10.50 10.00 ▲ 1.00
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成、データは月末ベース
(年/月)
(注)インドネシア中銀は2016年8月から主要政策金利を7日物リバースレポ金利に移行
なると考えています。
【リート・商品】
日銀が長期金利を0%付近で制御する政策を継続し、か
つリートの分配金利回りと10年国債利回りの差が相対的に

日米のリート予想分配金と10年国債の利回り差
4.0
(%)
日本
米国
3.5
大きいといった観点から、日本のリートは利回り面から妙味
があると考えています。一方、米国をはじめとする海外リート
3.0
は、長期金利に上振れ余地があるとの見方から、上値がや
2.5
や重くもみあいで推移するとみています。
2.0
原油価格は、足下強含んでいますが、石油輸出国機構
(OPEC)の減産と米国でのシェールオイル増産の綱引きが
続くという構図に変化がなく、概ねもみあいで推移する見込
みです。
1.5
15/8/28
16/2/28
16/8/28
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成、
土日祝日は、前営業日のデータを使用
(注)リートの予想配当利回りは12ヵ月先の予想
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
17/2/28
(年/月/日)
5
ハウスビュー
株

2017.3
式
主要国株価指数のターゲットレンジ
日本
2月末
半年後の
ターゲットレンジ
1,535.32
1,550 ~ 1,750
日経平均株価(日経225) 19,118.99
19,500 ~ 21,500
TOPIX(東証株価指数)
米国
2月末
半年後の
ターゲットレンジ
S&P500種株価指数
2,363.64
2,350 ~ 2,550
単位:ポイント、円
欧州(ドイツ)
2月末
ドイツDAX30種株価指数 11,834.41
半年後の
ターゲットレンジ
11,200 ~ 12,800
単位:ポイント
中国
2月末
香港ハンセン指数
23,740.73
22,000 ~ 26,000
香港H株指数
10,297.96
9,500 ~ 11,500
単位:ポイント
アセアン
2月末
717.93
MSCIアセアン指数
半年後の
ターゲットレンジ
660 ~ 760
半年後の
ターゲットレンジ
単位:ポイント
インド
2月末
インドBSE・SENSEX指数
28,743.32
単位:ポイント
半年後の
ターゲットレンジ
26,000 ~ 30,000
単位:ポイント
※ターゲットレンジは、2017年2月末基準
ブラジル
2月末
66,662.10
ブラジルボベスパ指数
半年後の
ターゲットレンジ
66,000 ~ 78,000
単位:ポイント
債

券
主要国債券利回りのターゲットレンジ
日本
新発10年国債券利回り
2月末
0.050
半年後の
ターゲットレンジ
-0.20 ~ 0.20
米国
2月末
2.390
10年国債券利回り
単位:%
欧州(ドイツ)
10年国債券利回り
2月末
0.208
半年後の
ターゲットレンジ
0.30 ~ 0.70
10年国債券利回り
2月末
3.232
半年後の
ターゲットレンジ
3.00 ~ 3.60
豪州
2月末
2.722
10年国債券利回り
10年国債券利回り
2月末
7.540
半年後の
ターゲットレンジ
6.70 ~ 7.70
半年後の
ターゲットレンジ
2.60 ~ 3.20
単位:%
ブラジル
2月末
9.883
2年国債券利回り
単位:%
インドネシア
2.30 ~ 3.00
単位:%
単位:%
ニュージーランド
半年後の
ターゲットレンジ
半年後の
ターゲットレンジ
8.30 ~ 10.70
単位:%
インド
2月末
10年国債券利回り
単位:%
6.871
半年後の
ターゲットレンジ
6.50 ~ 7.50
単位:%
※ターゲットレンジは、2017年2月末基準
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
6
ハウスビュー
為

2017.3
替
主要国為替(対円)のターゲットレンジ
米国
2月末
112.77
米ドル
半年後の
ターゲットレンジ
110.0 ~ 126.0
欧州
2月末
119.27
ユーロ
単位:円
英国
2月末
139.60
英ポンド
豪州
2月末
86.35
豪ドル
単位:円
ニュージーランド
ニュージーランドドル
2月末
81.10
半年後の
ターゲットレンジ
75.0 ~ 89.0
メキシコペソ
2月末
5.61
半年後の
ターゲットレンジ
5.1 ~ 6.1
ブラジル
2月末
36.25
ブラジルレアル
マレーシアリンギット
2月末
25.32
半年後の
ターゲットレンジ
22.0 ~ 28.0
タイ
2月末
3.23
タイバーツ
トルコリラ
2月末
30.91
半年後の
ターゲットレンジ
半年後の
ターゲットレンジ
33.0 ~ 43.0
半年後の
ターゲットレンジ
2.9 ~ 3.5
単位:円
インド
2月末
インドルピー
単位:円
トルコ
78.0 ~ 92.0
単位:円
単位:円
マレーシア
半年後の
ターゲットレンジ
単位:円
単位:円
メキシコ
118.0 ~ 132.0
単位:円
半年後の
ターゲットレンジ
132.0 ~ 148.0
半年後の
ターゲットレンジ
1.69
半年後の
ターゲットレンジ
1.5 ~ 1.9
単位:円
※ターゲットレンジは、2017年2月末基準
24.0 ~ 32.0
単位:円
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7
ハウスビュー
2017.3
リート

主要リート指数のターゲットレンジ
日本
2月末
1,817.36
東証リート指数
半年後の
ターゲットレンジ
1,750 ~ 1,950
米国
2月末
米国S&Pリート指数
(配当込み)
1,225.95
単位:ポイント
欧州
2月末
欧州S&Pリート指数
(配当込み)
833.30
半年後の
ターゲットレンジ
750 ~ 850
半年後の
ターゲットレンジ
1,150 ~ 1,250
単位:ポイント
豪州
豪ASX200リート指数
(配当込み)
2月末
44,237.20
単位:ポイント
半年後の
ターゲットレンジ
39,000 ~ 45,000
単位:ポイント
※ターゲットレンジは、2017年2月末基準
商

品
主要商品価格のターゲットレンジ
原油
WTI原油先物価格
2月末
54.01
半年後の
ターゲットレンジ
45 ~ 65
金
金スポット価格
2月末
1,253.90
単位:米ドル
半年後の
ターゲットレンジ
1,100 ~ 1,300
単位:米ドル
※ターゲットレンジは、2017年2月末基準
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
8
株
式
2017.3
日 本
東証株価指数(TOPIX)と日経平均株価

1,800
2月のふりかえり
(ポイント)
(円)
TOPIX(左軸)
1,700
日経平均株価(右軸)
21,000
20,000
1,600
19,000
1,500
18,000
明になったことや、米国株(NYダウ工業株30種)が12営業日連
1,400
17,000
続最高値を更新したことなどは、株価を押し上げる要因となりま
1,300
16,000
した。一方、米国利上げに対する不透明感や、同国の政策に対
1,200
15,000
する過度な期待がやや後退したことなどを受けて、円高米ドル
1,100
16/2/29
株式市況は上昇しました。日本企業の業績の改善傾向が鮮
安懸念が一時浮上したことなどは、株価の上値を抑える要因と
なりましたが、株式市況は月間で上昇しました。
今後の見通し
株式市況は上昇すると予想します。米国の貿易面等での保
護主義的な政策の推進や、同国の景気刺激策の実現に対す
る不確実性などは、株価の上値を重くすると考えます。しかし、
輸出の回復が鮮明になりつつあることや、受注、生産などの実
体経済の改善傾向などは、株式市況を後押しすると考えていま
す。また、業績が過去最高益となる企業が増加しているとの期
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用

106
1,100
2015/02
2016/02

S&P500種株価指数
(ポイント)
2,300
どを背景に、株式市況は上昇しました。月後半は、米国新政権
2,000
1,900
16/2/29
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
株式市況は上昇を見込みます。米国経済は雇用や消費の面
から良好に推移し、設備稼働率にも回復の兆しがあることから、
先行きも堅調に推移するとみています。また、米国新政権の政
策には不透明感が残存しているものの、政策効果は翌年度以
降に顕在化すると見込まれ、過度な懸念は不要と考えます。ま
た、利上げについても、既に市場は年内に複数回の実施を織込
んでいるとみられ、引き続き米国株式の上昇を予想します。
17/2/28
(年/月/日)
利益率の変化と設備投資
(%)
今後の見通し
102
2017/02
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成 (年/月)
(注)来期予想EPSはTOPIXベースのデータを使用
2,100
市況は上昇しました。
114
1,300
会(ISM)製造業景況指数や、市場予想を上回る雇用の伸びな
併報道や原油価格の上昇を背景に底堅く推移し、月間で株式
EPSの伸びが鮮明
110
2,200
透明感等からもみ合いの様相が強まりました。しかし、企業の合
TOPIX(左軸)
来期予想EPS(右軸)
(ポイント)
118
1,500
株式市況は上昇しました。月前半は、好調な米供給管理協
の打ち出す税制改革が難航するとの観測や、利上げをめぐる不
(年/月/日)
(ポイント)
1,700
2,400
2月のふりかえり
14,000
17/2/28
TOPIXと来期予想一株当たり純利益(EPS)
1,900
待もあり、株式市況は先行き上昇する見通しです。
米 国
16/8/31
8
↑利益率上昇
6 ↑設備投資拡大
4
2
0
-2
-4
-6
利益率低下↓
-8 設備投資縮小↓
07/2
09/2
(%)
11/2
40
30
20
10
0
-10
-20
利益率(前年差、左軸)
-30
設備投資(前年比、右軸)
-40
13/2
15/2
17/2
(年/月)
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(注)利益率・設備投資ともにS&P500種株価指数全体を基に算出
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
9
株
式
欧 州
2017.3
ドイツDAX30種株価指数
(ポイント)
12,500
12,000
11,500
2月のふりかえり
11,000
ドイツDAXは上昇しました。月前半は、ユーロ圏主要国の政治
10,500
リスクに対する懸念の高まりなどにより、下落する局面がみられ
10,000
たものの、米国の雇用統計が堅調に推移したことやトランプ米国
9,500
大統領が大規模な減税の実施を示唆したことなどにより堅調に
9,000
16/2/29
推移しました。月後半も、欧州企業の好調な決算発表や資源
16/8/31
17/2/28
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
(年/月/日)
価格の回復などが確認されるなか、良好な経済指標などが好
感されて続伸し、月間で上昇となりました。
ユーロ圏主要国:製造業購買担当者景気指数(PMI)
(ポイント)
58
今後の見通し
56
米国の利上げが年内に数回実施されるとの観測がくすぶるな
52
主要国で今年実施予定の国政選挙の結果に対する懸念が高
50
まっています。しかし、ユーロ圏主要国の製造業購買担当者景
48
況指数が堅調に推移するなど、ドイツを中心に経済指標が底堅
46
く推移するなか、良好な企業決算や欧州中央銀行の金融緩和
16/2
維持などが下支えとなって、株価は上昇していくとみています。
2月のふりかえり
香港ハンセン指数、香港H株指数はともに上昇しました。月前
半は、1月の製造業、非製造業の購買担当者指数(PMI)が、
底堅い推移となるなか、中国の輸出と輸入の増加がともに市場
予想を大幅に上回り、中国経済の底堅さが示されたとの見方な
どを受け、上昇しました。月後半は、年初来の上昇がやや急速
今後の見通し

26,000
と、香港株は当面一進一退の動きになると考えています。
(ポイント)
13,000
12,000
23,000
11,000
21,500
10,000
20,000
9,000
香港ハンセン指数(左軸)
18,500
香港H株指数(右軸)
17,000
16/2/29

8,000
7,000
17/2/28
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
(年/月/日)
中国 輸出と輸入(前年比)
60
20
ることや、米国の保護主義的な政策への警戒感等も考慮する
17/2
(年/月)
24,500
に、積極的な財政政策と中立的な金融政策によって、経済の
が約6年ぶりに3兆米ドルを割り込むなど資本流出への懸念があ
16/11
(ポイント)
中国政府は、引き続きサプライサイドの改革を推進するととも
底堅さを保つと考えています。しかしながら、1月の外貨準備高
16/8
香港ハンセン指数と香港H株指数
40
安定的な成長を優先する方針を鮮明にしており、中国経済は
16/5
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
であり、高値警戒感から利益確定の売りが出て、上値が重くなり
ましたが、月間では上昇する格好となりました。
ドイツ
フランス
54
か、米国のトランプ政権の保護主義的な通商政策や、ユーロ圏
中 国
ユーロ圏
イタリア
(%)
輸出
輸入
0
-20
-40
11/1
12/1
13/1
14/1
15/1
16/1
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
17/1
(年/四半期)
10
株
式
ア セ ア ン
2017.3

MSCIアセアン指数(米ドル建て)
775
(ポイント)
750
2月のふりかえり
MSCIアセアン指数は上昇しました。月前半は、仏大統領選を
725
巡る懸念などから米国債への逃避需要が生じ、アジア通貨に対
700
して米ドルが横ばいとなる一方、米国株式市況を中心に世界的
675
なリスク選好の様相となったことなどを背景にMSCIアセアン指
650
16/2/29
数は上昇しました。月後半は、アジア通貨が対米ドルで堅調に
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
推移したことや、域内各国で製造業の回復がみられたことなど
17/2/28
(年/月/日)
から続伸し、月間でMSCIアセアン指数は上昇しました。
今後の見通し
横ばいの推移を見込みます。米国政権の財政拡張政策や貿
易政策変更は、米国への資金還流などを通じて、東南アジア各
国から資金流出を招く懸念があります。一方、資源価格回復や
中国経済の安定等から東南アジア各国の輸出が回復傾向を
鮮明にしていることに加え、多くの国で財政状況が健全であるこ
とを踏まえると、当面は強弱両要因が綱引きし、MSCIアセアン
指数は横ばいとなる展開を想定します。
イ ン ド
2月のふりかえり
株式市況は上昇しました。上旬は、製造業購買担当者景気
指数(PMI)などの経済指標が堅調に推移するなか、インド政府
の2017年度予算案で株式投資への税制優遇が維持されたこと
などを背景に上昇しました。中旬以降も、インド準備銀行が金融
政策の方向性を緩和から中立へ方針転換したものの、世界的
な株高を背景にインドの株式市況も続伸したため、株価は月間

インドBSE・SENSEX指数
(ポイント)
30,000
29,000
28,000
27,000
26,000
25,000
24,000
23,000
22,000
16/2/29
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
17/2/28
(年/月/日)
を通じて上昇しました。
今後の見通し
昨年に実施された高額紙幣廃止は一時的に市場の混乱や経
済指標の悪化を招いたものの、足下では回復しつつあります。
また、2017年度予算でインフラ拡充や地方経済の発展対策が
盛り込まれたことなどは株価を下支えするとみています。しかし、
米国の利上げ観測がくすぶるなか、米ドル高に対する懸念が残
存することに加え、インドの金融政策が緩和から中立へ変更と
なったことなどを踏まえると、株価は横ばい推移を見込みます。
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
11
株
式
ブ ラ ジ ル
2017.3

ブラジルボベスパ指数
75,000
(ポイント)
70,000
2月のふりかえり
株式市況は上昇しました。月前半は、1月の中国の輸入が市
場予想を上回る増加となったことや、鉄鉱石価格が上昇したこ
となどを受け、上昇基調で推移しました。月後半は、ブラジル中
央銀行(BCB)が政策金利を引き下げたものの、年初来の株価
上昇がやや急速であったことに伴い過熱感が生じ、利益確定の
売りが出て上値が重くなりました。しかしながら、月間では上昇す
65,000
60,000
55,000
50,000
45,000
40,000
16/2/29
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
17/2/28
(年/月/日)
る格好となりました。
今後の見通し
株式市況はほぼ横ばいで推移するとみています。米国の利上
げ継続見込みや、新興国からの資金流出懸念の残存、および
ブラジル政界の汚職問題がくすぶっていることなどは、株価の重
石になると考えます。しかし、インフレ率の低下が一層鮮明とな
るなか、追加利下げ観測や、鉄鉱石等の資源価格の堅調な動
きなどはプラス要因となって強弱観が交錯すると考えられ、株
式市況はもみあいで推移する見込みです。
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
12
債
券
2017.3
日 本
2月のふりかえり

日本新発10年国債利回り
0.2
0.1
0.0
長期金利は横ばいの動きとなりました。日銀の長期債や超長
-0.1
期債の買い入れオペに対する不透明感から、長期金利は一時
-0.2
上昇しました。しかし、日銀が長期債への指値オペを実施し、長
期金利の誘導目標である0%程度の水準を維持する姿勢を見
せたことや、米国財政政策への期待後退等に伴い、同国長期
金利が低下したことなどを受けて、日本の長期金利は低下し、
月間では横ばいの動きとなりました。
今後の見通し
長期金利は横ばいでの推移を予想しています。インフレ率は
底入れしつつあるものの、目標の2%には依然遠いため、日銀の
緩和スタンスは維持される見込みです。また、日銀は、国債買
い入れオペの実施日を事前に公表する方針を新しく示してお
り、市場の日銀オペに対する不透明感が和らぐと見込まれま
す。以上のことを考慮すると、長期金利は硬直化しやすいと考
えられ、先行きは横ばいでの推移を予想しています。
米 国
(%)
-0.3
-0.4
16/2/29
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
17/2/28
(年/月/日)
消費者物価指数とブレーク・イーブン・インフレ率
(%)
(%)
1.6
0.8
消費者物価指数(生鮮食品を除く)(左軸)
ブレーク・イーブン・インフレ率(右軸)
1.2
0.4
0.0
0.8
-0.4
0.4
-0.8
2015/02
2016/02
0.0
2017/02
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成 (年/月)
(注)ブレーク・イーブン・インフレ率は期待インフレ率
(注)消費者物価指数は2014年の消費増税の影響を差し引いた2016年12月ま
でのデータを使用

米国10年債利回り
2.7
(%)
2.5
2月のふりかえり
2.3
長期金利は横ばいとなりました。月初は、仏大統領選挙を巡
2.1
る懸念の高まりから米国債へ逃避需要が生じるなか、長期金利
1.9
は低下しました。その後は、2017年1月の消費者物価指数が市
場予想を上回ったことや、早期の利上げを肯定する米連邦準
備制度理事会(FRB)の要人発言などから金利先高観が台頭
する一方、米新政権の政策に対する不透明感が残存したことな
どを受けてもみあいとなり、月間では横ばいとなりました。
今後の見通し
長期金利は横ばいで推移するとみています。足下で原油価格
の回復などからインフレ率が上昇傾向にあることや、消費や雇用
の面で米国経済が堅調に推移していることを踏まえると、FRBに
よる段階的な利上げが想定され、金利先高観が継続すると見
込みます。しかし、足下では米国トランプ政権の政策に対する懸
念が根強いことや、欧州を中心に政治リスクが高まっていること
から、先行きの長期金利はもみあいの動きを想定します。
1.7
1.5
1.3
16/2/29
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
17/2/28
(年/月/日)
米国政治不確実性インデックス
350
(ポイント、長期平均=100)
300
250
200
150
100
50
0
07/2/28
12/2/29
17/2/28
(年/月/日)
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(注)米国政治不確実性インデックスはベイカー、ブルーム&デイビスのデータを使用。
同指数は、米国の主要な新聞誌にて米国政治への懸念が取り上げられた
件数をベースに算出される。日次、20日間の移動平均を使用
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
13
債
券
欧 州
2017.3

ドイツ10年国債利回り
0.60
0.45
2月のふりかえり
0.30
ドイツの長期金利は低下しました。月前半は、製造業を中心に
0.15
経済指標が底堅く推移したものの、フランス大統領選挙の世論
調査や、ギリシャ債務問題が再燃するとの思惑などを背景に長
期金利は低下しました。月後半も、米国を中心として世界的に
(%)
0.00
-0.15
株式市況は堅調に推移したものの、年内に国政選挙を控える
-0.30
16/2/29
ユーロ圏主要国の政治リスクが意識され続けた結果、長期金利
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
は一段と低下しました。
(1バレル/米ドル)
75
(%)
2.0
米国の利上げ観測がくすぶるなか、ドイツを中心にみられる良
1.5
好な経済指標、原油価格の回復や世界的に堅調な株式市況
1.0
の影響などにより、ドイツの長期金利への上昇圧力が高まってい
0.5
ます。しかし、今月実施予定のオランダ総選挙や、4月から5月
0.0
にかけて実施予定のフランス大統領選挙で、反欧州連合(EU)
-0.5
を掲げる極右勢力が台頭する懸念が根強いことなどを踏まえる
-1.0
65
55
・インフレ率は上昇傾向→
45
・資源価格上昇
インフレ率(左軸)
ブレント原油(右軸)
15/2
と、長期金利は横ばい推移を見込んでいます。
15/8
期待インフレ率(左軸)
16/2
16/8
35
25
17/2
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成 (年/月)
(注)ユーロ圏期待インフレ率は、5年先の予想インフレ率を示唆するもの

豪州10年国債利回り
3.0
2月のふりかえり
17/2/28
(年/月/日)
ユーロ圏消費者物価指数(前年比)及び期待インフレ率、北海ブレント原油
今後の見通し
豪 州
16/8/31
(%)
2.6
長期金利は横ばいとなりました。月前半は、昨年12月の豪州
小売売上高が市場予想を下回る結果となった一方で、米国の
2.2
経済指標が堅調だったことを背景に、長期金利はもみあいとな
りました。月後半は、米国の金融政策の先行きの不透明感が拭
えない一方で、鉄鉱石や石炭等の資源価格の上昇を背景に、
もみあいの動きになりました。結果として長期金利は、前月末と
同水準で取引を終えました。
1.8
16/2/29
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
17/2/28
(年/月/日)
豪州の先行き金利
(%)
今後の見通し
1.52
横ばいで推移するとみています。豪州連邦準備銀行は、住宅
1.51
市況の好調、商品価格の高止まり等を受け、ややタカ派よりの
1.50
姿勢を見せており、金融緩和観測がやや後退していると考えま
す。一方で、減税を含む米国の財政政策実現への不確実性が
米国金利上昇の重しになると考えます。以上の強弱両要因を
勘案すると、当面の豪州金利はもみあいの動きを見込みます。
2017年2月28日時点
2017年1月31日時点
1.49
1.48
1.47
1ヵ月 2ヵ月 3ヵ月 4ヵ月 5ヵ月 6ヵ月 9ヵ月
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(注)オーバーナイト・インデックススワップ(OIS)レートを使用
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
1年
14
債
券
NZ(ニュージーランド)
2月のふりかえり
2017.3
ニュージーランド10年国債利回り

3.5
3.2
長期金利は低下しました。月前半は、NZ経済指標の悪化を
2.9
受けて、金利が低下する局面がありました。一方、NZ準備銀行
2.6
が政策金利の据え置きを発表し、金融緩和の政策スタンスが
やや後退したことを受けて、金利が上昇する局面もあり、もみあ
いの展開となりました。月後半は、米国の財政や金融政策への
(%)
3.8
2.3
2.0
16/2/29
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
不透明感から米国長期金利が低下、それに伴いNZ長期金利
17/2/28
(年/月/日)
も低下し、結果、月間で長期金利は低下しました。
今後の見通し
横ばいの推移を見込みます。米国のトランプ新政権による減
税を含む財政政策の成立、及び実施した際の財政規模等に対
し不透明感が残り、先行きの期待インフレが低下する可能性が
あるとみています。一方で、乳製品価格が堅調に推移している
ことや、中国経済が回復基調にあること等を勘案すると、当面
はこれらの強弱両要因が綱引きし、NZ長期金利は横ばい圏で
推移すると考えます。
ブ ラ ジ ル

ブラジル2年国債利回り
16
(%)
15
2月のふりかえり
中期金利は低下しました。月前半は、1月のインフレ率(消費
者物価指数の上昇率)が一段と低下し、かつ市場予想を下
回ったことなどを受け、中期金利は低下基調で推移しました。月
後半は、ブラジル中央銀行(BCB)が、インフレ圧力の低下に伴
い、1月に続いて政策金利を引き下げたことなどを受けて中期金
利は一段と低下し、2013年7月以来では初めて10%を割り込み
14
13
12
11
10
9
16/2/29
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
17/2/28
(年/月/日)
ました。
今後の見通し
中期金利は低下するとみています。米国の利上げ継続見込
みや、新興国からの資金流出懸念の残存、およびブラジル政
界の汚職問題がくすぶっていることなどは、中期金利の上昇要
因になると考えます。しかし、インフレ率の低下が顕著となるな
か、追加利下げ観測が根強いことや、貿易収支の改善傾向等
に伴うブラジル資産への信認向上などを考慮すると、中期金利
の緩やかな低下傾向は続く見込みです。
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
15
債
券
イ ン ド ネ シ ア
2017.3

インドネシア10年国債利回り
8.5
2月のふりかえり
8.0
長期金利はもみあいとなりました。月前半は、仏大統領選を巡
7.5
る懸念などから逃避需要で米国債に資金が流入し、米長期金
7.0
利が低下したこと等を背景にインドネシアルピア(対米ドル)が上
昇したことなどから、インドネシアの長期金利は小幅に低下しまし
6.5
16/2/29
た。月後半は、資源価格が堅調に推移する一方、米新政権の
政策に対する不透明感が根強く、長期金利はもみあい、月間で
(%)
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
17/2/28
(年/月/日)
は長期金利は前月末と同水準で取引を終えました。
今後の見通し
長期金利は低下を見込みます。インドネシアでは、インフレ率
が比較的低位で推移し、小幅な追加利下げの余地が残存して
いると考えます。また、内需の安定等に加え、財政赤字が低水
準にとどまると予想されることも低下要因とみています。足下、
米新政権の財政拡張的な政策志向から金利先高観が生じて
いるものの、政策不透明感や米ドル高を牽制する要人発言を踏
まえると、先行きのインドネシア長期金利は低下を見込みます。
イ ン ド
2月のふりかえり
長期金利は上昇しました。月前半は、インド政府の2017年度
予算で地方経済の発展対策などが盛り込まれ、政府が財政目
標を下方修正するなか、インド準備銀行が金融政策の方向性
を緩和から中立へ変更したことなどにより、長期金利は上昇しま
した。月後半も、インドや米国の株式市況が堅調に推移し、イン
フレ率の上昇懸念などが意識されたことなどにより、長期金利は

インド10年国債利回り
(%)
7.8
7.6
7.4
7.2
7.0
6.8
6.6
6.4
6.2
6.0
16/2/29
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
17/2/28
(年/月/日)
下がりにくく、月間で上昇する格好となりました。
今後の見通し
長期金利は横ばいを予想しています。インドの金融政策の方
向性が中立へ変更されたことは米国の利上げ観測と相俟って、
インドの長期金利の一段の上昇を喚起する可能性があります。
しかし、モディ政権が長期的には財政赤字縮小の方針を堅持し
ていることや、インドの国内総生産(GDP、前年比)が7%を超え
るなど良好な経済成長の持続を背景に、海外からの投資が期
待されることを受け、長期金利は横ばいを見込んでいます。
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
16
為
替
2017.3
国
名
米ドル

米ドル(対円)
122
(円)
116
2月のふりかえり
米ドル(対円)は横ばいとなりました。月初は、仏大統領選挙等
110
を巡る懸念から米国債への逃避需要が生じ、日米金利差が縮
104
小するなか、米ドル(対円)は下落しました。その後は、利上げに
対し前向きな米連邦準備制度理事会(FRB)の要人発言等を
98
16/2/29
背景に米ドルが反発する局面もみられた一方、米トランプ政権
への先行き不透明感や、仏大統領選挙を巡る懸念が拭えず、
米ドルはもみあいました。以上から、月間で横ばいとなりました。
今後の見通し
米ドル(対円)は上昇を見込みます。米国経済は堅調な雇用
16/8/31
17/2/28
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
(年/月/日)
投機筋の米ドル円ポジション動向と米ドル円
100,000
(枚数)
(円、逆軸)
投機筋のポジション(左軸)
50,000
80
90
米ドル円(右軸)
0
100
済の拡大やインフレ圧力の高まりが予想されます。足下では、
-50,000
110
米国トランプ政権の政策に対する不透明感や、仏大統領選挙
-100,000
120
や消費に加え、設備投資も回復基調にあることから、更なる経
などの政治リスクを背景に円高の動きもみられるものの、その後
は米国の利上げ観測の台頭に伴い、円安米ドル高に復するとみ
-150,000
14/2/28
16/2/29
130
17/2/28
(年/月/日)
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(注)投機筋のポジションはCTFC(Commodity Futures Trading
Commission)のデータを使用。週次、2017年2月21日までのデータ
ています。以上から、米ドル(対円)は上昇を見込みます。
ユーロ
15/2/28

ユーロ(対円、対米ドル)
135
(円)
(米ドル)
対円(左軸)
対米ドル(右軸)
1.18
130
1.15
ユーロ(対円)は下落しました。月前半は、米国のトランプ大統
125
1.12
領が大規模な減税を打ち出すと表明したことや、仏大統領選挙
120
1.09
115
1.06
2月のふりかえり
への懸念が高まったことなどにより、ユーロが対米ドルで円よりも
下落したことから、ユーロは対円で下落しました。月後半も、ギリ
シャ債務問題が再燃するとの懸念や、年内にユーロ圏主要国
110
16/2/29
で実施予定の選挙リスクが再び意識されたことなどにより、ユー
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
ロは引き続き軟調に推移し、月間を通じて下落しました。
今後の見通し
今後の焦点は欧米の金融政策やユーロ圏の経常収支の行方
であると考えています。欧州中央銀行(ECB)が金融緩和を継
続していることを背景に、ユーロ圏の経常収支が堅調に推移し
ていることや、米国が緩やかながらも利上げを行う見込みである
ことなどを踏まえると、ユーロ(対米ドル)の下値は限定的と考え
ています。対円では、日銀の金融緩和が継続することが予想さ
れることなどを踏まえると、横ばい推移を見込みます。
1.03
17/2/28
16/8/31
(年/月/日)
ユーロ圏:経常収支とユーロ(対米ドル)
(10億ユーロ)
40
32
(ユーロ/米ドル)
1.4
経常収支(実数値、左軸)
経常収支(12ヵ月移動平均、左軸)
ユーロ(対米ドル、右軸)
1.3
24
1.2
16
1.1
8
14/2
14/8
15/2
15/8
16/2
16/8
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(注)ユーロ圏の経常収支のデータは2016年12月まで
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
1.0
17/2
(年/月)
17
為
替
豪ドル
2017.3

豪ドル(対円、対米ドル)
90
2月のふりかえり
豪ドル(対円)は上昇しました。月前半は、2016年12月の豪州
の輸出が拡大したことや、2017年1月の中国貿易統計が市場
予想を上回り、改善したことなどを背景に円安豪ドル高となりまし
なる局面もあったものの、月間では円安豪ドル高となりました。
80
0.75
横ばいで推移するとみています。豪州連邦準備銀行は、鉄鉱
石の上昇、商品価格の高止まり等を受け、ややタカ派よりの姿
勢を見せており、金融緩和観測がやや後退すると見込みます。
(年/月/日)
商品市況と鉄鉱石価格の推移
(米ドル/トン)
210
今後の見通し
90
190
80
180
70
60
160
ことによって、金利の先高観が後退し、対円で豪ドル安に振れる
商品指数(CRB指数、左軸)
鉄鉱石価格(右軸)
150
16/02/29
可能性もあると考えます。以上の強弱両要因から、豪ドルは横
100
200
170
一方、足元、米国の減税を含む財政政策への期待が剥落する
NZ(ニュージーランド)ドル
0.65
17/2/28
16/8/31
(ポイント)
ばい圏での推移を見込みます。
0.70
対円(左軸)
対米ドル(右軸)
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用

0.85
0.80
70
16/2/29
を受けて豪ドルが強含む局面もみられました。その後、市場予
(米ドル)
85
75
た。月後半は、市場予想に反し低下した1月の豪州の失業率等
想を下回る2016年12月の民間設備投資等が豪ドル売り材料と
(円)
16/08/31
50
40
17/02/28
(年/月/日)
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(注)商品市況はCommodity Research Bureau Indexを使用

NZドル(対円、対米ドル)
95
(円)
(米ドル)
0.80
対円(左軸)
2月のふりかえり
90
NZドル(対円)は下落しました。月前半は、NZ経済指標の悪
85
化を受け、長期金利が低下し、NZドル(対円)が下落する一方、
80
NZ準備銀行が政策金利の据え置きを発表し、利下げ観測がや
75
や後退したことを受け、上昇する局面もあり、もみあいの展開と
なりました。月後半は、米国のトランプ大統領の財政政策実現
への不透明感から米国金利が低下し、それにつれて、月間では
対米ドル(右軸)
70
16/2/29
0.75
0.70
0.65
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
0.60
17/2/28
(年/月/日)
円高NZドル安となりました。
今後の見通し
NZドルは横ばいでの推移を見込みます。米国の減税を含む財
政政策の実施や規模等についての期待が剥落し、米国の長期
金利が低下することによって、リスク回避の円買い等が起こり、
NZドル(対円)が下落する可能性があると考えます。一方で、原
油、鉄鋼石等の資源価格が上昇基調にあることから、今後イン
フレ圧力が高まる可能性もあり、以上の強弱両要因から先行き
はもみあいの動きを想定します。
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
18
為
替
ブラジルレアル
2017.3

38
2月のふりかえり
ブラジルレアル(対円、以下レアル)は上昇しました。月前半
は、1月の中国の輸入が市場予想を上回る増加となったこと
(円)
(レアル・逆目盛)
3.2
34
3.4
32
3.6
3.8
対円(左軸)
28
対円でともに上昇しました。月後半は、ブラジル中央銀行
対米ドル(右軸)
26
16/2/29
(BCB)が政策金利を引き下げたことなどを受けてレアルの上値

今後の見通し
(%)
SELIC
16
消費者物価指数(前年比)
14
けて米国の利上げが続く見込みであることや、新興国からの資
(年/月/日)
ブラジル 政策金利(SELIC)と消費者物価指数(前年比)
18
レアルは、上昇するとみています。景気拡大の鮮明化等を受
12
金流出懸念の残存、BCBの追加利下げ見込みなどは、レアル
10
の圧迫要因になると考えます。しかし、ブラジルの貿易収支等の
8
6
改善傾向や同国のインフレ率(消費者物価指数の上昇率)の低
4
下に伴う実体経済へのプラスの影響などを考慮すると、レアル
2
10/2 11/2 12/2 13/2 14/2 15/2 16/2 17/2
は概ね堅調に推移する見込みです。
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(注)消費者物価指数は2017年1月まで
メキシコペソ

メキシコペソ(対円、以下ペソ)は上昇しました。月前半は、経
済指標が軟調に推移したものの、メキシコ銀行が通貨防衛の観
点から利上げに踏み切ったことなどを背景にペソは上昇しまし
た。月後半も、トランプ米国大統領の発言によって下落する局
面もみられましたが、メキシコ銀行が新たに同国の外貨準備高
への影響は軽微とされる、為替ヘッジ入札の実施を表明したこ
となどが好感され、続伸しました。
今後の見通し
メキシコ銀行がペソ相場を下支えするため、追加利上げの決
定や為替ヘッジ入札の実施を発表したことなどを受け、ペソ売り
(年/月)
メキシコペソ(対円、対米ドル)
7.0
(メキシコペソ・逆目盛)
16.5
対円(左軸)
17.5
対米ドル(右軸)
6.5
18.5
6.0
19.5
5.5
20.5
5.0
21.5
7.5
2月のふりかえり
4.0
4.2
17/2/28
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
は重くなり、対米ドル、対円でやや軟化しましたが、月間では両
3.0
36
30
や、鉄鉱石価格が上昇したことなどを受け、レアルは対米ドル、
通貨に対して上昇する格好となりました。
ブラジルレアル(対円、対米ドル)
(円)
4.5
16/2/29
22.5
17/2/28
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
(年/月/日)
メキシコペソ(対米ドル)とメキシコの政策金利
(%)
(1米ドル/メキシコペソ)
22.5
6.5
ペソ(対ドル、左軸)
21.5
6.0
メキシコ政策金利(右軸)
20.5
5.5
の動きは落ち着いています。一方で、米国が年内に数回利上げ
19.5
5.0
を実施する可能性が高いこと、また、米国のトランプ政権による
18.5
4.5
移民政策、国境調整税等を勘案するとペソの上値は重いと考
17.5
4.0
えています。以上の強弱要因を勘案すると、ペソはもみあいで
16.5
16/2
推移すると考えます。
16/5
16/8
16/11
3.5
17/2
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成 (年/月)
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
19
為
替
タイバーツ
2017.3

タイバーツ(対円、対米ドル)
3.6
2月のふりかえり
タイバーツ(対円、以下バーツ)は横ばいとなりました。月前半
(円)
(タイバーツ・逆目盛)
対円(左軸)
対 米 ド ル( 右 軸 )
34
3.4
35
3.2
36
3.0
37
は、仏大統領選挙を巡る不透明感から米国債への逃避需要が
生じ、バーツが対米ドルで上昇するなか、対円でもタイ中央銀行
の金利据え置きなどを受けてバーツは上昇しました。月後半
2.8
16/2/29
は、米新政権の政策に対する先行き不透明感や、仏大統領選
挙を巡る懸念が拭えずバーツは対円で下落しました。以上か
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
38
17/2/28
(年/月/日)
ら、月間でバーツは前月比で横ばいとなりました。
今後の見通し
バーツ(対円)は横ばいでの推移を見込みます。タイ経済は旅
行者減少による観光収入の減少が懸念されるものの、輸出や
製造業の回復が鮮明化していることや、政府が景気刺激策を
打ち出し、経済が堅調に推移していることは、バーツを下支えす
るとみています。一方、米新政権が志向する政策への不透明
感や、円に対する牽制発言等からリスク回避の円買いが生じる
可能性も否めず、当面は横ばい圏で推移すると考えます。
マレーシアリンギット
2月のふりかえり

マレーシアリンギット(対円、対米ドル)
30
(円)
(マレーシアリンギット・逆目盛)
対円(左軸)
対米ドル(右軸)
3.8
28
4.1
26
4.4
マレーシアリンギット(対円、以下リンギット)は下落しました。月
前半は、仏大統領選を巡る懸念等から米国債や日本円などに
資金流入が生じた一方、米国の利上げ観測台頭などから円が
下落する局面もみられ、リンギットは対円でもみあいました。月後
半は、原油価格の安定化などから売られ過ぎた債券に買い戻し
の動きがみられ、同国の長期金利が低下したことなどを背景に
24
16/2/29
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
4.7
17/2/28
(年/月/日)
リンギットは対円で下落し、月間でも下落となりました。
今後の見通し
マレーシアでは、輸出拡大や堅調な内需を背景に2016年後
半の国内総生産が拡大し、資源価格上昇とともに経済回復が
鮮明化しつつあります。加えて、マレーシア中銀が通貨防衛の
姿勢を示していることがリンギットの下支えになると見込みます。
一方、首相の汚職疑惑による政情不安や、米政権の政策が資
金流出を誘発するとの観測から、リンギットが下落する可能性は
否めず、これらを勘案し、先行きはもみあいを想定します。
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
20
為
替
インドルピー
2月のふりかえり
インドルピー(対円、以下ルピー)は上昇しました。月前半は、
2017.3

インドルピー(対円、対米ドル)
1.8
(円)
(インドルピー・逆目盛)
66
1.7
67
1.6
68
昨年11月にインド政府が実施した高額紙幣廃止により悪化して
いた景況感が改善していること、インド準備銀行(RBI)が金融政
策の方向性を緩和から中立へ変更し、長期金利が上昇したこと
などを背景にルピーは上昇しました。月後半は、ルピー高米ドル
安が進むなか、円が対米ドルでルピーよりも上昇したことなどに
1.5
69
対円(左軸)
1.4
16/2/29
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
対米ドル(右軸)
70
17/2/28
(年/月/日)
より、ルピーは下落しましたが、月間ではルピーは上昇しました。
今後の見通し
足下でくすぶる米国の利上げ観測や、トランプ米国大統領が
主張する保護主義的な内容の通商政策などは、インド経済に悪
影響を与える可能性があると考えています。しかし、インド経済
は足下の国内総生産(GDP、前年比)も7%を超えるなど、高
成長を続けており、また今後は物品・サービス税(GST)の導入
などを背景にインドの財政健全化が更に進むとの期待が高まっ
ていることなどを踏まえると、ルピーは横ばいを見込みます。
トルコリラ
2月のふりかえり
トルコリラ(対円、以下リラ)は上昇しました。月前半は、トランプ
政権が保護主義的な政策を打ち出すと表明したことを契機に
発生した米国への資金回帰の動きが鎮静化したとの見方から、
リラに反発の動きがみられました。月後半も、米連邦公開市場
委員会(FOMC)の議事録が公表され、米国の利上げは緩や
かに行われるとの思惑が広がったことが好感されて続伸し、
トルコリラ(対円、対米ドル)
(円)
42
(トルコリラ・逆目盛)
2.5
40
2.7
38
2.9
36
3.1
34
3.3
32
30
28
16/2/29
対円(左軸)
対米ドル(右軸)
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
3.5
3.7
3.9
17/2/28
(年/月/日)
月間でリラは上昇となりました。
今後の見通し
リラは下落を見込んでいます。トルコは昨年のクーデター未遂
事件以降、相次いで国内でテロが発生しており、足下では一旦
鎮静化しているものの、今年4月には大統領権限の強化を争点
とする国民投票が控えているため、政情不安は続くとみられて
います。これに加えて、米国が年内に数回の利上げを踏み切る
ことが想定されていることも、リラには逆風となる見込みです。以
上を踏まえると、リラは軟調な地合いが継続すると予想します。
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
21
リート
2017.3
日 本

東証リート指数
3,600
(ポイント)
2,100
東証リート指数 配当込み(左軸)
東証リート指数 配当なし(右軸)
2,000
東証リート指数は下落しました。月前半は、10日に控えた日米
3,400
1,900
首脳会談に対する警戒感や、日銀の国債買い入れオペに対す
3,200
1,800
3,000
1,700
3,800
2月のふりかえり
る不透明感に伴った金利上昇によって、東証リート指数は下落
しました。月後半は、日銀が国債買い入れオペを予告する方針
であるとの報道が出たことなどで、長期、超長期の金利が低下
2,800
16/2/29
し、利回り面で優位と考えられる東証リート指数は反発したもの
の、月間では下落となりました。
今後の見通し
(年/月/日)
東証リート配当利回りと10年国債利回り
(%)
4.0
世界的な金利上昇の可能性は、上値を重くする要因になるとみ
ています。しかし、日銀が国債買い入れオペの予告を行う方針
や、日銀の緩和政策が継続されるなか、3%を超える配当利回
(%)
0.60
3.0
0.30
2.0
0.00
1.0
を打ち出したことで、長期金利が硬直化する可能性が高いこと
-0.30
東証リート(左軸)
国債(10年、右軸)
0.0
15/2
りの東証リートには投資妙味があると考えられることから、東証
米 国
1,600
17/2/28
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
東証リート指数は上昇するとみています。米国の利上げによる
リート指数は堅調に推移する見込みです。
(ポイント)
15/8
16/2
16/8
-0.60
17/2
(年/月)
(出所) Bloomberg のデータを基に三菱UFJ投信作成

米国リート指数
1,350
(ポイント)
1,300
2月のふりかえり
1,250
1,200
米国リート指数は上昇しました。月前半は、仏大統領選挙を
1,150
巡る懸念などから、金利低下局面がみられたことや株式市況が
1,100
堅調であったことなどにより、リート指数は上昇しました。月後半
1,050
は、利上げに前向きな要人発言から一時調整しましたが、米国
1,000
16/2/29
長期金利が横ばいで推移するなか、堅調な米国経済や原油価
格を材料に米国株の活況が続いたことを追い風にリート指数も
続伸し、リート指数は月間で上昇しました。
今後の見通し
米国リート指数は横ばいを見込みます。米国では雇用・消費
の両面で堅調な推移が続いており、経済の拡大を背景に住宅
実需が堅調なことや、企業収益が回復基調にあることが、リート
指数の上昇要因になると考えます。一方、住宅ローン金利の上
昇は住宅販売の伸びを鈍化させると見込まれることや、株式市
況過熱への懸念などを踏まえると、リート指数が調整する可能
性もあるため、もみあう展開を見込みます。
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用

17/2/28
(年/月/日)
米国の期待インフレ率とリート指数
2.30
(ポイント)
(%)
1,300
2.05
1,200
1.80
1,100
1.55
1.30
16/2/29
米国 5年先5年ブレークイーブンインフレ率(左軸)
米国リート(右軸)
16/8/31
1,000
900
17/2/28
(年/月/日)
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(注)期待インフレ率(ブレークイーブンインフレ率)は、市場が推測する5年先
の5年間インフレ率を使用
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
22
リート
2017.3
欧 州

欧州リート指数
900
875
2月のふりかえり
850
欧州リート指数は上昇しました。月前半は、フランス大統領選
825
挙の世論調査や、ギリシャ債務問題が再燃するとの思惑などを
800
背景に欧州の主要国の長期金利が低下するなか、経済指標が
775
堅調であったことなどが好感され、リート指数は堅調に推移しま
750
16/2/29
した。月後半も、年内に国政選挙を控えるユーロ圏主要国の政
(2010年=100)
110
105
100
95
90
85
80
75
70
12/1
13/1
ユーロ圏建設許可件数は底堅く推移しているものの、英国の
欧州連合(EU)離脱問題への懸念が残存していることから、ロン
ドンの住宅賃貸価格は軟調に推移するなど、経済指標はまちま
ちな結果となっています。英欧の中央銀行の緩和的な金融政
策が市況を下支えするものの、欧州リート市場における英国の
比重は高く、交渉が難航した場合、リート指数に逆風となるとみ
豪
国 州
名
豪州リート指数は上昇しました。月前半は、世界的な株式市
況の好調、企業業績の改善をきっかけに、リスク選考の様相と
なったことを背景としてリート指数は上昇しました。月後半は、世
界的な金利上昇基調を背景に小幅に下落する局面もありまし
たが、堅調な豪州の雇用統計や豪州企業景況感が良好であっ

今後の見通し
(年/月)
(ポイント)
42,000
40,000
38,000
16/2/29
16/8/31
17/2/28
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用

(年/月/日)
消費者物価指数と民間の期待インフレ率
10
6
指数にとって上昇要因となると考えます。一方で、鉄鉱石価格
4
案すると、豪州リート指数はもみあいの動きになる見込みです。
16/1
44,000
企業業績の改善がリスク資産にプラスの影響を与え、豪州リート
緩和観測が若干後退したと考えます。以上の強弱両要因を勘
15/1
46,000
8
格の回復から、インフレ圧力が生じ、豪州連邦準備銀行の金融
14/1
豪州リート指数
豪州リート指数は横ばいを見込みます。世界的な経済指標・
の上昇などから、豪州の輸出が改善傾向にあることや、原油価
2016年6月
英国国民投票
(%)
5.5
5.0
4.5
4.0
3.5
3.0
2.5
2.0
1.5
17/1
48,000
たことが好感され、リート指数は底堅く推移し、月間で上昇しまし
た。
ユーロ圏建設許可件数(左軸)
ロンドン住宅賃貸価格変動率(右軸)
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(注)ユーロ圏建築許可件数のデータは2016年10月まで
50,000
2月のふりかえり
17/2/28
(年/月/日)
 ユーロ圏建築許可件数とロンドン住宅賃貸価格変動率(前年比)
今後の見通し
ています。以上を踏まえるとリート指数は横ばいを見込みます。
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
治リスクが意識され続けたものの、米国を中心とする世界的な
株高の影響を受け、リート指数は続伸し、月間で上昇しました。
(ポイント)
(%)
消費者物価指数(前年比)
民間の期待インフレ率
2
0
07/2
09/2
11/2
13/2
15/2
17/2
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成 (年/月)
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
23
商
品
2017.3
原 油

WTI原油先物
57.5
55.0
2月のふりかえり
52.5
WTI原油先物市況は上昇しました。月前半は、米国の政策金
50.0
利の据え置きや、堅調な米雇用統計などの経済指標が良好に
47.5
推移したことが好感された一方、米国での石油掘削設備(リグ)
45.0
42.5
の増加傾向がシェールオイルの増産観測を喚起させたことが嫌
40.0
16/2/29
気され、市況は横ばいとなりました。月後半は、石油輸出国機

米国:稼働リグ数(原油掘削用)
リグ数
OPEC主要産油国間の減産合意を背景に、原油需給の改善
1,500
期待が強まっていることなどは、原油市況を下支えするとみてい
1,200
ます。しかし、トランプ米国大統領が主張している通り、米国での
900
エネルギー開発規制の緩和が進んだ場合には米国の稼働リグ
300
懸念は引き続き市況の重石になると考えられます。このため、
14/2
原油市況は横ばいでの推移になると見込んでいます。
金市況は上昇しました。月前半は、米国の政策金利が据え置
かれるなか、フランスやギリシャなどのユーロ圏諸国の政治リス
クの高まりが意識されたことなどにより、金市況は堅調に推移し
ました。月後半も、米国のトランプ大統領の政権運営に対する
懸念や、2017年3月のオランダの総選挙で移民排斥などを主
張する右派政党の躍進を示す世論調査などを背景に続伸し、
足下、リグ稼働数は
再び増加傾向
600
数が増加し、将来的に米国内での生産が大幅に増加するとの
2月のふりかえり
17/2/28
(年/月/日)
(基)
1,800
今後の見通し
金
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
構(OPEC)による減産が進展しているとの観測などが好感され
て堅調に推移し、月間では上昇しました。
(米ドル/バレル)
14/8
15/2
15/8
16/2
16/8
17/2
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJ国際投信作成 (年/月)

NY金先物
1,400
(米ドル/トロイオンス)
1,350
1,300
1,250
1,200
1,150
1,100
16/2/29
16/8/31
(注)土日祝日は前営業日の数値を使用
17/2/28
(年/月/日)
月間で金市況は上昇となりました。
今後の見通し
米国の利上げペースの加速や、トランプ政権による減税の財
政拡張的な政策などによって米ドル高が進むとの懸念などは金
市況に悪影響を与えるとみています。しかし、トランプ米国大統
領の政権運営に対する懸念が残存することや、今年実施される
ユーロ圏主要国の国政選挙に対する政治リスクの高まりが意識
されていることなどは、金市況を下支えすると考えています。
以上を踏まえると、金市況は横ばいで推移する見込みです。
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
ません。投資信託は、預金保険の対象とはなりません。金融商品取引業者以外でご購入いただいた投資信託は、
投資者保護基金の対象ではありません。本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正
確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
24
スケジュール
2017.3
先月のふりかえり
日 付
項 目
日 付
項 目
2月1日
1月 米国 ISM製造業景況指数
56.0(前回 54.5)
2月15日
1月 米国 消費者物価指数(除く食品・エネル
ギー)前年比+2.3%(前回 同+2.2%)
2月3日
1月 米国 非農業部門雇用者数
前月比+22.7万人(前回 同+15.7万人)
2月15日
1月 米国 鉱工業生産
前年比+0.01.%(前回 同+0.74%)
2月3日
1月 米国 失業率
4.8%(前回 4.7%)
2月20日
1月 日本 貿易収支
1,555億円(前回 3,275億円)
2月8日
1月 日本 景気ウォッチャー調査先行き判断DI
49.7(前回 49.0)
2月28日
1月 日本 鉱工業生産(速報)
前年比+3.2%(前回 同+3.2%)
2月13日
10-12月 日本 実質GDP(速報)
前期比年率+1.0%(前回 同+1.4%)
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
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25
スケジュール
2017.3
March 2017
Sunday
Monday
Tuesday
W ednesday
Thursday
Friday
1
2
3
米 ISM製造業
欧 消費者物価指数
(2月分)
日 失業率(1月分)
Saturday
4
日 全国消費者物価
指数(1月分)
5
6
7
8
豪 金融政策決定会合 日 景気ウォッチャー調査
9
10
欧 ECB理事会
米 雇用統計
11
米 失業率
12
13
14
15
16
17
中 鉱工業生産
米 消費者物価指数
トルコ
金融政策決定会合
米 鉱工業生産
米 FOMC(3月15日まで)
日 金融政策決定会合
(3月16日まで)
22
23
24
日 貿易収支
ニュージーランド
金融政策決定会合
29
30
31
メキシコ
金融政策決定会合
日 失業率(2月分)
日 鉱工業生産
日 全国消費者物価
指数(2月分)
欧 消費者物価指数
(3月分)
18
インドネシア 金融政策決定
会合(3月16日まで)
19
26
20
27
21
28
(注)上記記載事項については現地時間にて記載
(注) FOMCは米連邦公開市場委員会を指す
(注) ECBは欧州中央銀行を指す
25
(出所)Bloomberg、各国中央銀行・米連邦公開市場委員会等の
ホームページのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
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在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。投資信託は株式、公社債等値動きのある証券に投
資しますので、基準価額は変動します。したがって、金融機関の預金とは異なり元本が保証されているものではあり
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市場データ 一覧
2017.3
2月のふりかえり
l為替( NY市場)
l株価指数等
2 月末
1 月末
TOPIX(東証株価指数)
1,535.32
1,521.67
+0.90%
米ドル
112.77
112.80 ▲ 0.03%
19,118.99 19,041.34
+0.41%
ユーロ
119.27
121.80 ▲ 2.08%
2,278.87
+3.72%
英ポンド
139.60
141.89 ▲ 1.61%
NYダウ工業株30種平均株価 20,812.24 19,864.09
+4.77%
豪ドル
86.35
85.56
5,614.79
+3.75%
ニュージーランドドル
81.10
82.47 ▲ 1.66%
11,834.41 11,535.31
+2.59%
カナダドル
84.79
86.57 ▲ 2.06%
7,099.15
+2.31%
中国元
16.29
16.31 ▲ 0.14%
香港ハンセン指数
23,740.73 23,360.78
+1.63%
ブラジルレアル
36.25
35.82
+1.20%
香港H株指数
10,297.96
9,804.05
+5.04%
メキシコペソ
5.61
5.41
+3.56%
3,241.73
3,159.17
+2.61%
タイバーツ
3.23
3.21
+0.47%
インドBSE・SENSEX指数
28,743.32 27,655.96
+3.93%
マレーシアリンギット
ブラジルボベスパ指数
66,662.10 64,670.78
+3.08%
インドルピー
日経平均株価(日経225)
S&P500種株価指数
NASDAQ総合指数
ドイツDAX30種株価指数
イギリスFT100種株価指数
中国上海総合指数
2,363.64
5,825.44
7,263.44
騰落率
MSCIアセアン指数
717.93
707.63
+1.46%
トルコリラ
MSCIエマージング指数
936.37
909.23
+2.98%
インドネシア100ルピア
l債券利回り
2 月末
1 月末
騰落幅
l政策金利
2 月末
25.32
1 月末
騰落率
+0.92%
25.73 ▲ 1.61%
1.69
1.66
+1.68%
30.91
29.89
+3.43%
0.85
0.84
+0.24%
2 月末
1 月末
騰落幅
日本新発10年国債利回り
0.050
0.085
▲ 0.035
米国(FFレート)**
0.75
0.75
± 0.00
米国10年国債利回り
2.390
2.453
▲ 0.063
欧州(ECBレポレート)
0.00
0.00
± 0.00
ドイツ10年国債利回り
0.208
0.436
▲ 0.228
英国(BOEレポレート)
0.25
0.25
± 0.00
イギリス10年国債利回り
1.151
1.417
▲ 0.266
豪州(RBAキャッシュレート)
1.50
1.50
± 0.00
豪州10年国債利回り
2.722
2.713
+ 0.009
ニュージーランド(政策金利)
1.75
1.75
± 0.00
ニュージーランド10年国債利回り
3.232
3.367
▲ 0.135
中国(基準貸出金利)
4.35
4.35
± 0.00
インド10年国債利回り
6.871
6.407
+ 0.464
インド(レポレート)
6.25
6.25
± 0.00
インドネシア10年国債利回り
7.540
7.650
▲ 0.110
インドネシア(7日物リバースレポ金利)
4.75
4.75
± 0.00
ブラジル2年国債利回り
9.883
10.402
▲ 0.520
ブラジル(中銀ターゲット金利)
12.25
13.00
▲ 0.75
JPモルガンEM-BIGD*
5.441
5.658
▲ 0.217
メキシコ(オーバーナイトレート)
6.25
5.75
+0.50
JPモルガンGBI-EMGD*
6.748
6.668
+ 0.080
南アフリカ(中銀政策金利)
7.00
7.00
± 0.00
騰落率
l商品
lリート
2 月末
1 月末
東証リート指数
1,817.36
1,843.40 ▲ 1.41%
WTI原油先物
配当込み
3,376.46
3,407.69 ▲ 0.92%
NY金先物
米国S&Pリート指数配当込み
1,225.95
1,181.91
+3.73%
欧州S&Pリート指数配当込み
833.30
803.90
+3.66%
44,237.20 42,476.09
+4.15%
単位:ポイント、%、円、米ドル
(出所)Bloomberg、Datastreamのデータを基に三菱UFJ国際投信作成
(注)騰落率は原数値の比較のため、当レポートの数値と四捨五入の関係で合致しない
場合があります
*GDはグローバルダイバーシファイドを表します **直近の米国(FFレート)は0.50~0.75%
同
豪ASX200リート指数配当込み
当資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の
最終決定はお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現
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2 月末
1 月末
騰落率
54.01
53.42
+1.10%
1,253.90
1,211.40
+3.51%
27