兵庫県立図書館 書架等一式 仕様書 第1 1 一般事項 業務名 兵庫県立図書館 書架等一式 2 購入物品・数量 別表「購入書架等一覧」のとおり 3 納入場所 兵庫県立図書館 4 (明石市明石公園1-27) 納入期限 平成 29 年3月 31 日 ただし、諸手続き完了後に繰越予定であり、期間を「平成 29 年9月 30 日まで」に変 更する予定である。 なお、県立図書館耐震改修工事の工程により遅延する場合は、別途協議するものとする。 5 総則・適用等 (1) 業務の実施にあたっては、すべてこの仕様書(別表購入書架等一覧及び図面含む) によるものとする。仕様書の内容に疑義が生じた場合又は記載のない場合は事前に 確認し、承認を得て製作すること。 (2) 納入する備品については、参考品及び指定された仕様と同等の規格性能を有する ものであれば可とする。この場合にあっては、仕様等が確認できるカタログ等を提 出すること。 (3) 仕様書で指定する物品はメーカーを統一すること。また、同一物品の品番を複数 のメーカーで構成することは認めない。 (4) 製作は、品質及び技術力の維持と保証の点から、棚板強度・たわみの資料に基づ いて製作できる工場で行うものとすること。 6 変更 細部の形状、寸法、収まり、取り合わせ等の軽微な変更を行う場合は発注者の指示に よるものとし、この場合の契約金額は原則増減させないものとする。 7 工程表 着工に先立ち、工程表を作成し発注者へ提出する。工程表に大幅な変更が生じた場合 は速やかに発注者へ事情説明・報告を行うものとする。 1 8 施工図 各製品については、仕様・設計図に基づき、施工上必要な図面を作成するものとする。 9 その他 (1) 材料は指定がある場合はそれに従うこととする。なお、やむを得ず指定した材料 以外を使用する場合は、同等以上の材料を用いることとし、その場合は事前に発注 者の承認を受けるものとする。 (2) 設計図又は仕様書に指示のあるものは、あらかじめ試作品又は見本を提出して、 発注者の承認を受けるものとする。 (3) 仕様書で明示しがたいもの(塗装、上張材、金物等)は、あらかじめ見本を提出 して発注者の承認を受けるものとする。 10 搬入及び取り付け (1) 工場より指定場所への輸送については、輸送中に商品の損傷が生じないよう十分 な養生と完全な梱包を行い、現場における補修がないようにすること。 (2) 現地搬入は、発注者の指示に従い所定の場所へ設置すること。 (3) 搬入の際は、製品及び建築物を汚染・破損しないように養生等を施し、取り扱い には十分な注意を払うこと。万一、損傷した場合は、補修又は取替を行い、その費 用は請負者が負担するものとする。 (4) 設置に際して、既設の書架等の什器類を移動させる必要がある場合は、それらが 汚染、損傷されないよう十分配慮して行い、設置後は現状回復させること。 (5) 現地に取り付ける必要のある備品については、下地材の補強、アンカーボルトの 設置等及び、電気、コンピュータケーブル等の配管配線位置について関係者と協議 を行い、円滑な進捗を図るものとする。 ア 床止め アンカーボルトで床に強固に固定すること。W1800 に対し、4 ヶ所 の床止めを基本とすること。(複式書架) イ 壁止め 壁の仕上げによりコンクリートビス、タッピングビス、コースレッ ドビスを使い分けて固定し、W1800 に対して2ヶ所の壁止めを基本 とすること。その後、ビス頭が見えないようにビスキャップを用い ること。 ウ 11 家具連結 家具間の連結は、連結ボルト等により隙間なきよう取り付けること。 検収 (1) 検収は、請負者が発注者に製品を引き渡すことを目的とし、立ち会いの上、図面、 仕様書等との照合により行うものとする。 (2) 仕上がり寸法許容範囲は、外寸法(幅、奥行、高さ)において±3mm 以内、テー ブル甲板、書架棚板等の厚さ±1mm 以内とする。 (3) 必要に応じ、製品の取り扱いや入手方法等についても説明を行うこと。 (4) 不備があった場合は、速やかに手直し等により対応し、発注者の承認を受けるも のとする。 2 12 保証 (1) 検収後であっても、材料の不良、制作の粗悪による疵、故障等に対しては直ちに 請負者の負担により交換又は補修を行うものとする。 (2) 検収後満1年間の保証義務を負うものとする。 第2 施行事項等 【木製品】 1 リスト 本製作に使用する材料及びメーカーは、次のリストによること。本リストに記載の規 定商品及び製作所名は基準を示すもので、同等品以上と認められるものは、発注者の承 認を受けて使用するものとする。 (1) 既成金物 スガツネ、コジマ、イシグロ、二加屋、ムラコシ ノグチハードウエア、ロイヤル (2) 布地 リバコ、シンコール、関西フェルト (3) メラミン化粧版 アイカ、住友ベークライト (4) 塗料 サンユウペイント、ユニオン、和信、大谷 (5) フォームラバー ブリジストンタイヤ、ソフラン (6) ウエピング 富国 (7) アクリル樹脂 三菱レイヨン、クラレ、住友化学 (8) ガラス 2 旭ガラス、日本板ガラス、セントラルガラス 材料 木材は図面指示の材料とし、木理、色合いの均一なもので、割れ、節、疵等の欠点の ない良質材を使用すること。合板は、JAS2類1等とすること。 (1) 合板パネル ア 使用する合板パネルは、すべてプレス加工とし、プレス圧5kg/㎠以上とすること。 イ 合板および化粧板の種類は、図示による。 ウ 化粧単板の厚さは、図面特記がない限り、0.3mm 厚以上とすること。 エ 化粧合板の下地ベニヤにベニヤコート処理工法を用い、木目の種類は、カバ材柾 目とし、化粧単板の巾は 100~150mm 以上とし、特に甲板等の広巾部の錬付に際して は、係員の了解を受けること。 オ 木口の大手はすべてカバ材挽板貼りとし、図面に特記なき限り 3mm 厚とすること。 (2) 芯材用合板 2類以上の合板を使用し、特記なき場合は4mm 厚以上とすること。 (3) 練付化粧合板 ア 使用するすべての化粧単板は、カバ材、柾目とし、特記なき場合は 0.3mm 厚とし 特に良質のものを使用すること。 イ 色合いについては、発注者の承認を受けるものとする。 3 (4) 芯材 ア 芯材は、割れ、腐れ、撚れ、節(5mm 以上)のない杉、LVL 等を使用し、300mm ~450mm ピッチで縦、横に入れること。 イ サイン等を取り付ける箇所については、取り付け箇所に芯材を入れ、取り付け 位置については係員の承認を受けること。 (5) 含水率 含水率は天然乾燥により 25%以下にしたものを5日間以上室内に自然放置し、気 乾状態で平衡含水率 12~13%程度に戻した材料を使用すること。 (6) ペーパーコア ペーパーコアは、市販一級品ロールコア、またはハニカムコアとすること。 (7) 金物 ア 材料はすべて錆び、疵、歪み等のない良質のものを使用すること。 イ 市販品はすべて一級品を使用し、見本提出により決定すること。 (8) 接着剤 ア 接着剤は耐久性、耐老化性の強いものを選定し、原則として合板の接着には尿素 系樹脂、酢酸ビニール系樹脂または良質ニカワを使用すること。 イ 揮発性有機化合物(VOC)を含まないものとすること。 (9) 積層合板 ア 書架の棚板は積層合板とし、甲板の長手にジョイントする場合は、フィンガージ ョイント(ななめつぎ)とし、隙間がないようにすること。 イ 含水率は、13%以下とすること。 ウ 棚板は、書籍の荷重によりたわみ等の経年変化が起こらない構造とすること。 (10) 揮発性有機化合物(VOC)対策 使用されるすべての規制対象材料は、日本工業規格(JIS)及び日本農林規格(JAS) に基づきF☆☆☆☆対応していること。 ア 積層合板 使用する積層合板はF☆☆☆☆仕様とし、割れ、節等の欠点のないものとすること。 イ 接着剤 フラッシュ加工、面材等の接着に使用する接着剤は、原則としてノンホルムアル デヒド系の酢酸ビニールエマルジョン樹脂接着剤(F☆☆☆☆対応)を使用すること。 ウ 塗装 トルエン、キシレン、ホルムアルデヒド等の厚生労働省が濃度指針値を定めた 13 物質を含まない環境対応型(シックハウス症候群対応)塗料を使用すること。 3 製作方法 各部材の接合部は、施工図により特に正確に加工し、組立は一旦仮組の上、目違い等 の手直しを行い、その後接着剤を用いて本組を行うこと。 柄、柄穴には十分な接着剤を塗布し、強固に差し込み、深さは材厚の3分の2程度と すること。 接着剤のはみ出しは速やかに払拭すること。ダボ接合を用いる場合も同様とすること。 4 組み立てに必要な箇所には木ねじを使用し、釘は使用しないこと。 補強金物は、デザインを壊さぬよう使用場所、仕上がりに注意し、錆止め塗装または メッキしたものを用いること。 (1) 机類・書架類 ア 甲板は所定の芯材に、化粧合板もしくは化粧単板を圧着した合板を接着剤で圧着 すること。 イ 木口はすべて良質同材指定厚のものを取り付けるものとし、特記のない場合は厚 さ5mm とすること。 ウ 脚取付などの仕口に関しては、接着剤で強固に組んだ後、木ネジでほぞ、ダボを 固め、要所は補強材で補強のこと。 エ 脚部取付、書架天板、側板接合部家具同士の連結部側板は、水平及び平滑にし、 すき間が生じないよう取り付けること。 (2) 塗装 塗装はすべてポリウレタン樹脂クリアー仕上げとし、3回塗りとすること。つや はつや消しとし、色合いは既存書架と近似色とし、事前にサンプルを提出すること。 ア 木地調整 サンドペーパー#180~240 イ 下塗(目止め共) ポリウレタン樹脂トップクリアー、スプレー1回塗り、 2~3時間乾燥 ウ 研磨 サンドペーパー#240 エ 中塗 ポリウレタン樹脂クリアー、スプレー2回塗り、手触乾燥 オ 上塗(色調整) ポリウレタン樹脂クリアー、スプレー1~3回塗り、 12 時間乾燥 カ 研磨 サンドペーパー#1000 キ ポリウレタン樹脂クリアー、スプレー1 回塗り、 仕上げ 3~4時間乾燥1 材料 【スチール部材】 1 共通事項 (1) 書架及び棚本体は、ISO-9001 認証取得工場で製作された日本工業規格 JIS-S-1039 製品とする。 (2) 塗装はメラミン焼付塗装とし、色見本を提出の上決定とする。 2 木金混合書架 (1) 書架の基本構成は自立枠、支柱、柱つなぎ、袖板、棚板、背当り等とし、長期間 使用しても歪みなどが生じない堅牢な構造とする。 (2) 支柱の上下端部を柱つなぎにて連結し、書架全体の前後左右の振れを防ぐ自立構 造体とする。 (3) 支柱は前後両面の細孔に 2 枚の袖板が掛けられるダブルハンガー方式とする。 (4) 棚板は可動式とし、可動ピッチは 25mm 以内とする。 (5) 棚板の厚みは 1.0mm 以上とする。 5 (6) 棚板の耐荷重は 40kg 以上とする。 (7) 棚板の見付は、20mm 以上とすること。 (8) 耐震対策として、書架本体の脚部と床部とを床固定金物で固定すること。 6 別 表 購 NO 品名 入 書 架 等 寸法(mm) 一 覧 数量 参考品 メーカー、型番 等 設置場所 7 A 木製書架 複式5段2連 (片側着脱式展示台3枚付) W1800×D500×H1900 ※展示台幅を含めず 14台 日本ファイリング KTW-252HS 大閲覧室 B 木製書架 複式5段1連 (片側着脱式展示台3枚付) W915×D500×H1900 ※展示台幅を含めず 7台 日本ファイリング KTW-251HS 大閲覧室 C 木製書架 複式5段1連 W915×D500×H1900 3台 日本ファイリング KTW-251HS 大閲覧室 E 木製文庫本架 複式7段2連 W1830×D350×H1505 1台 日本ファイリング KTB-2427HS 大閲覧室 G 新着図書用面見せ棚 (キャスター付き) W935×D800×H1850 ※キャスター高を含める 3台 日本ファイリング KMD-262H 大閲覧室 ふるさとひょうご情報室 H 閲覧机・椅子2人用 机:W1800×D600×H1202 (仕切り・コンセント・スタンドライト付) イス:W495×D525×H790 日本ファイリング 23組 KYD-112H EMYC-0647Z 大閲覧室 K 六角形マット W900×D750×H450 2台 日本ファイリング MSH-780 大閲覧室 L 4人用円形閲覧机、椅子4脚 (児童用) 机:φ1200×H650 イス:W410×D443×H670 M 閲覧机・椅子2人用 机:W1800×D600×H1202 (仕切り・コンセント・スタンドライト付) イス:W495×D525×H790 ※詳細とレイアウトは図面を参照すること 日本ファイリング 1式 KCF-05H TT-3119NA-ST 日本ファイリング 10組 KYD-112H EMYC-0647Z 大閲覧室 ふるさひょうご情報室 備考
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