(月曜日)の代表質問要旨(PDF:309KB)

平成29年2月焼津市議会定例会
代表質問及び質問要旨
第2日(3月6日)
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松本修藏議員 (凌雲の会)(質問方式
答弁を求める者
一括)
市長、教育長
焼津ダイヤモンド構想に基づく市政運営について
(1) 安全で快適なまちづくりについて
ア 災害に強く安心して暮らせるまちづくりについて、特に現在実施中の地震津波
防災対策の効果内容及び実施スケジュールについて伺う
イ 現在地に改築すると決定した新庁舎のスケジュールについて伺う
(2) 子育て環境の整備と支援策について
質の高い幼児期の教育・保育の総合的な提供や教育・保育の量的確保、地域の
子ども・子育て支援の充実などに向けた取り組みを推進していくと言われるが、
子育て環境の整備や支援策について伺う
(3) 新病院の整備について
建物・設備面で機能低下等が課題となっているが、新病院の目指す病院像や機
能・配置計画、病床数及び開院時期等のスケジュールを伺う
(4) 産業振興と雇用の創出について
ア 平成28年焼津漁港に於いては水揚げ金額・数量の総合力で全国一を堅持した
が、更なる漁業・水産業の振興策を伺う
イ 商工業振興について中心市街地のにぎわいの創出のための取り組みを伺う
ウ 人口減少対策として企業誘致や創業支援について伺う
エ 観光振興について具体的事業を伺う
(5) 焼津市教育センターについて
ア ベテラン教師の大量退職、新学習指導要領への移行等、学校教育に係る環境の
変化に対応し設置するとのことだが、ここに至るまでにどのように問題点を把握
し課題としてきたか伺う
イ 教育センターに於ける主要事業として「教師力の強化」、 「英語教育の充実」、
「学習支援」の3つの事業があると伺ったが、その概要と事業の狙いについて伺
う
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杉﨑辰行議員 (市民派議員団)(質問方式
答弁を求める者
一括)
市長
施政方針の疑問点を質す―持続可能な安心生活を求めて―
(1) 市民と行政が共に作るまちづくりに関して
ア 市長は昨年の市長選において、多くの市民の皆様から厚い信任を得て再選した
と言われたが、得票数31,197票、有権者115,359人の27.04%であった、これをど
う理解するか、また投票率は前回より8.05ポイント下回る43.88 %をどのように
考えるか伺う
1
イ 4つの大きな柱として、1つ目の「安心して暮らせるまちづくり」の中で、災
害に強いまちをあげている。災害時の要となる市役所庁舎を津波浸水想定区域に
計画することは、市民が安心して暮らせる災害に強いまちと言えるのか、伺う
(2) ダイヤモンド構想8つの地域拠点から
ア 1つ目、焼津駅周辺のにぎわい拠点で、新庁舎建設事業を取り上げているが、
現在の市役所庁舎はにぎわいの拠点になっていると考えているのか伺う
イ 商業の発展、市民や観光客など多くの人が集う場所にするためには、何故市役
所庁舎が必要だと考えるか伺う
ウ 焼津駅前活性化整備事業は何をどのようにしたいのか、その内容を伺う
エ 2つ目、市立病院周辺の安心拠点での商業集積推進事業などの展開とあるが、
焼津駅前活性化整備事業における商業との違いは何か伺う
オ 3つ目、西焼津駅周辺の「くらしの拠点」で、瀬戸川の親水公園整備事業があ
るが、これは生物多機能多様性を考慮したものか伺う
カ 西焼津駅周辺は飲食店の多様性もあるが、これをどう捉えて、どのようにした
いか伺う
キ 4つ目、大井川庁舎周辺の「いきいき拠点」で、健康ゾーン整備事業を展開と
あるが、その内容を伺う
ク 5つ目、焼津インターチェンジ周辺の「おもてなし拠点」では、さかなセンタ
ーの活性化をどのようにしたら実現できると考えているか伺う
ケ 企業誘致推進事業を展開するとあるが、どこにどういう規模のどの業種を期待
しているのか伺う
コ 6つ目、大井川焼津藤枝スマートインターチェンジ周辺の、商業施設誘致と企
業誘致推進事業は、全体構想としてどのように描いているのか伺う
サ 7つ目、焼津漁港周辺については、内港や新港の利活用計画案や利活用提言が
25年以上前から、何度も市に上げられているのに、それらが活かされていない理
由は何故かを伺う
シ 8つ目、大井川港周辺について、旅客ターミナルや物販等の複合施設整備とあ
るが、構想と実現可能性について伺う。
ス 7つ目と8つ目に、マリンタワーをあげているが目的と規模を伺う
(3) 施政方針全体の中から
全体に商業産業関連を散りばめている感がある、教育研究分野がひとつもない、
例えば、焼津港周辺で取り上げている水族館整備などは、学術研究機関として考え
ることも出来る。
現在、当市には県立焼津水産高校、県立漁業学園、県水産技術研究所があり、近
隣には、東京海洋大学吉田センターや東海大学など水産関連大学もある。そして、
何よりも焼津港と小川港そして大井川港があり、市内には高度な水産関連技術を持
った企業も多数存在する。この様な環境を活かし、これら複数の連携総合をした実
践的学術研究施設を推進すべきと考えるが、いかがか伺う
(4) 予算に関連して
ア 日本一の水産都市焼津を目指す為の各種施策を立てているが、水揚げ確保支援
などの出口支援だけでは、世界の漁獲争いによる資源枯渇懸念など、先細りが予
想される。入り口である資源確保のための漁獲量調整への積極的提案発信や養殖
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技術への先駆け的投資が必要だと考える。
これこそ、将来にわたる持続可能な水産業の安定であり、焼津市の使命だと考
えるが、いかがか伺う
イ 観光の振興を図る為、戦国時代に関連した史跡「山ルート」と浜通りを中心と
した「海ルート」の2つの歴史観光ルートの検討を進めるとしているが、焼津市
には日本列島誕生期の痕跡を初め日本武尊と古墳など古代史跡から近年までの多
くの歴史、植物種の豊富性など、ストーリー性の高い多数の観光ルートの提供が
可能なので幅広くルート開発をしたいが、いかがか伺う
ウ 観光関連で、高草山連の現状は、植林から60年程度経過の杉林と拡大を広げる
竹林、また耕作放棄された茶畑やみかん畑などと有害鳥獣の増加など、地元民は
もとより、登山や観光客にも危険を与えかねない状況にある事と、景観上も非常
に悪化してきていることをどう捉えて、どう対応しているのか、またどう計画し
ているか伺う
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鈴木浩己議員 (公明党議員団)(質問方式
答弁を求める者
一括)
市長、教育長
市長施政方針について
(1) 市長の政治姿勢について
1期4年間の市政運営の総括と今後4年間の取り組みについて
(2) 平成29年度予算編成について
ア 積極予算となった29年度予算編成の考え方について
イ 最終年度となる第5次総合計画後期基本計画における子育て支援施策の進捗に
ついて
ウ 市債残高について
(3) 新公会計制度について
ア 新しい統一基準で作成される財務書類により財務情報を、どのように市民に説
明をしていくか
イ 本格的な複式簿記の導入をどのタイミングで実施し、予算編成等どのように反
映させていくのか
ウ 日々仕訳の導入について
エ 事業別単位の財務諸表作成について
(4) 焼津未来創生総合戦略について
ア これまでの実施事業と成果について
イ 29年度の実施事業について
(5) 子育て支援について
ア 妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援について
イ 産後ケアについて
(6) 子どもの健全育成について
ア 小中学生のいじめ、不登校、問題行動の状況と対応について
イ 情報モラル指導の現状と課題について
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ウ 教育センター事業について
(7) 新庁舎建設について
新庁舎建設基本計画について
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深田百合子議員 (日本共産党市議会議員団)(質問方式
答弁を求める者
一括)
市長
施政方針より 一人ひとりが大切にされ、希望の持てる焼津市へ
(1) 子育て支援事業拡充の継続性
2期目を迎えた中野市長は、ふるさと納税が好調なことから過去最高の527億
1,800万円(5.3%増)を2017年度一般会計に見込み、ふるさと納税活用事業として
同寄附金基金6億6,016万円のうち ◆中学生までの「子どもの医療費無料化を高校
生まで拡充」◆乳児から高校生まで集い遊べる「ターントクル子ども館」の整備◆
所得制限・年齢制限を撤廃した保育所・保育料を第2子半額、第3子無料◆認可外
保育所施設利用者保育料補助の拡充など、7 6 % 、5億185万円も子育て支援に活用
するとしている。こうした子育て支援への還元は率直に評価したい。また私立幼稚
園に子どもが通う子育てママさんたちが2回も署名をやったという◆私立幼稚園の
就園奨励費を拡充(360万円の収入(国基準)の場合月7,000円減額、対象者は49%
から85%増)することや◆就学前のインフルエンザ予防接種の対象を中学生まで拡
充することなども喜びの声が寄せられている。一方「ふるさと納税が入らなくなっ
たら還元された子育て支援事業は継続できるのか」心配の声もある。そこで財政運
営の見通しを伺う
(2) 子どもたちの意見を反映した「ターントクル子ども館」に
長年要望し続けてきた児童館の建設が「ターントクル子ども館」という名称で整
備の提案がされたことに感激の声が寄せられている。子ども館は乳幼児から小・中・
高校生までとしているが、「小・中・高校生の意見」「子育てママの意見」をど
のように聞き反映するかが重要と考える。児童館における中高生支援のパイオニ
アである「杉並区児童青少年センターゆう杉並」のように、子どもたちの策定委
員会を作り、策定から建設後の運営も子ども運営委員会が運営するという、子ど
もたち自身ができることはやっていくことが期待される。そこで事業内容・建設
場所・予算規模・スケジュール・進め方はどうか
(3) 児童福祉法第24条1項に沿った待機児童対策
認可保育園の待機児童・条件に合わない隠れ待機児童の状況はどうか。また今回
の補助拡充で認可保育園と認可外保育園の保育料が同額となるようだが、待機児童
数のカウントも変わってくるのか。今後も認可保育園を増やさず小規模保育・企業
保育を推進していくことは、児童福祉法第24条1項の「市町村の保育所保育義務」
を拡充せず、第2項「・・家庭的保育事業など保育を確保するための措置を講じな
ければならない」だけを実施していくこととなる。これで真の待機児童対策と言え
るのか。第24条1項の責任放棄につながることを懸念する
(4) 産前産後の支援を
平成29年度から子どもに関する総合窓口として、アトレ庁舎に「ホットスルこど
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も相談センター」を開設し、多様な相談にワンストップでの対応、関係機関の発達
支援ネットワークを通じ発達に不安のある児童の早期発見・早期支援、DV被害者
の保護支援の体制拡充などを進めるとしている。このことは前進であるが、妊娠・
出産・子育てへと切れ目のない支援となっているのだろうか。助産師さんから産前
産後支援の重要性が寄せられているので伺う。
ア 妊婦健診未受診の方がいる。妊婦健診未受診をなくしていくために、妊娠可否
の診察は費用が掛かる。母子手帳交付後には受診券が使用できるが、受診券でそ
の時の費用の払い戻しができるようにすることはどうか
イ 精神疾患・若年層・高齢の出産の方が増えている。沼津市のように産前産後サ
ポート事業(おっぱいフォロー事業・赤ちゃんDay)や、 産後ケア事業(ショ
ートステイ・デイケア・家事や育児支援の訪問型サポート)を市立病院・開業医・
保健センターの連携で実施することはどうか
(5) 医療・介護の自己負担増の中で高齢者の生活をどう守るか
2017年度は、医療・介護に社会保障予算削減がねらいうちされている。医療関係
では8月から70歳以上の医療費の自己負担上限が引き上げられ、75歳以上の後期高
齢者の低所得者保険料の所得割の軽減措置が5割から2割に縮小され、2018年度は
全廃。また74歳まで扶養家族だった人の軽減措置(9割軽減)が2017年度から段階
的に引き下げられ、保険料が大幅に上がってしまう。
介護関係も2018年には一定所得以上の方の利用料2割が3割となり、利用料負担
上限額引き上げなど負担増の連続である。また2017年度の年金は、物価変動に対応
して0.1% 削 減 、2018年度は年金カット法の適用で一層の抑制が待ち受けている。
ア 高齢者の社会保障削減で高齢者の医療・介護に関わる自己負担増で生活はさら
に苦しくなる。国に対し意見を上げていくこととともに、静岡県の後期高齢者医
療保険料を引き下げていくことが必要ではないか
イ 新年度の施設整備については特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)と介護
老人保健施設の整備を進めるとのことだが、待機者数に対する見通しはどうか
ウ 平成29年4月から介護保険の申請はどのように変わるか。特に要支援1・2の
方又は、なりそうな方はどうなるか
(6) 高い国保税1人1万円の引き下げを
被保険者一人当たりの医療費が増加しているということだが、医療給付費の伸び・
滞納世帯・短期被保険者数・資格証明書者数の状況はどうか。また2018年度から国
保の都道府県化が始まるが収納率向上の強化と医療費抑制が懸念される。2017年度
中に基金を取り崩し、また一般会計からの繰り出しにより、均等割など1人1万円
の国保税の引き下げを
(7) 本市も核兵器廃絶に向けた歴史的一歩の年に
今回も施政方針から平和事業が抜けているが、2016年第71回国連総会では「核兵
器禁止条約の2017年3月からの交渉開始」が決議され、核兵器廃絶への新しい歴史
的一歩が踏み出されている。2017年はビキニ水爆被災事件から63年目となり、第五
福竜丸の母港焼津市として核兵器のない世界に向けた平和事業、ビキニ事件の全容
解明などの取り組みが期待されている。また核兵器廃絶を願う「ヒロシマ・ナガサ
キの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」( 通 称 : ヒ バ ク シ ャ 国 際 署 名 )
も始ま
り、これに焼津市長も加盟している平和首長会議が賛同し、特に長野県や県内東部
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では首長・議会が積極的に取り組んでいる。そこで市の平和事業の充実と焼津市長
のヒバクシャ署名の賛同、2020年の国連総会までに市民の過半数署名に取り組むこ
とはどうか伺う
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