OneCLI 簡易ガイド 本書をご利用になる前に Lenovo 当内容は、お客様、販売店様、その他関係者が、System x, Flex Systemなどを活用することを目的 として作成しました。 詳細につきましては、URL( http://www.lenovo.com/legal/jp/ja/ )の利用条件をご参照くださ い。 当技術資料に含まれるレノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社およびLenovo Enterprise Solutions (以下総称して、LES) 以外の製品に関する情報は、各提供ベンダーより提供されたもので あり、LES はその正確性または完全性についてはいかなる責任も負いません。 当技術資料の個々の項目は、LESにて検証されていますが、お客様の環境において全く同一または同様 な結果が得られる保証はありません。お客様の環境、その他の要因によって異なる場合があります。お客 様自身の環境にこれらの技術を適用される場合は、お客様自身の責任と費用において行なってくださいま すようお願いいたします。 Copyright 2017 レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社 2 新ツールご紹介 OneCLIとは OneCLIとは、Portable DSA(システム情報収集及び診断ツール)とASU(各種設定ツール)およびUXSP(デバイス・アップデート・ ツール)の後継ツールになります。 【入手方法】 以下のサイトよりOneCLIをダウンロードします。 Lenovo サポート(Lenovo ToolsCenter Suite CLI (OneCLI) https://support.lenovo.com/jp/ja/documents/lnvo-tcli 【使用方法】 Windows, SLES, RHELコマンド・プロンプトよりCLIツールを実行します。 ※本書では、OneCLIツールをWindows端末から実行している例を記載しております。 Lenovo 本書では、よく使われるコマンドの一例を記載しております。その他のコマンドおよびパラメーターなど詳細に関しましては、巻末のUser‘s Guideをご確認ください。 また、OneCLIは、ローカル端末からでも、リモート端末からIMM2経由でも実行することが可能です。(コマンドにより一部実行できない場合 があります。詳細はUser‘s Guide をご確認ください。) 3 OneCLI機能概要 【アプリケーション一覧】 – config : ASU相当、設定の確認と変更を行います。 – inventory : DSA相当、ログ取得を行います。 – update – misc : : UXSP相当、ファームウェアやドライバのアップデートを行います。 各種操作を行います。 logmgr : System Event LogやIMM Event Log表示と消去 ospower : ホストOSの起動、シャットダウン、再起動 rebootimm : IMMの再起動 Lenovo rebootcmm : CMMの再起動 rebootiom : IOMの再起動 usblan : OS上のIMM LAN over USBインターフェースの有効化と無効化 4 OneCLI機能 config使用例 configコマンドを使用して、リモート先の情報をIMM2経由にて操作する使用例を記載しております。 ローカル端末にてコマンドを実行する場合には、--immパラメーターは必要ありません。 IMM2のユーザーID、パスワード、IPアドレスに関しましては、デフォルトの内容を記載しておりますが、ご使用の環境に応じて読み替えてくださ い。 コマンドプロンプトからOneCLIで 対象サーバーにアクセス IMM2(192.168.70.125) へアクセス 【設定の保存】 OneCli.exe config save --file e:¥oneclisave.txt --imm USERID:[email protected] 【設定(IMM.TelnetPort)の変更】 OneCli.exe config set IMM.TelnetPort 25 --imm USERID:[email protected] 【設定(IMM.TelnetPort)の既定値への戻し】 OneCli.exe config loaddefault IMM.TelnetPort --imm USERID:[email protected] --file : 設定ファイル名 --imm : ログインをするためのユーザーID:パスワード@IPアドレス --output:ログファイルの保存先(パラメーターの指定が無い場合は、OneCli.exeと同一フォルダ内に作成) Lenovo 【設定(IMM.TelnetPort)の確認】 OneCli.exe config show IMM.TelnetPort --imm USERID:[email protected] 5 OneCLI機能 inventory使用例 inventoryコマンドを使用して、ローカル端末の情報を操作する使用例を記載しております。 ローカル端末にてコマンドを実行する場合には、--immパラメーターは必要ありません。 Windows Serverの コマンド・プロンプトから Inventoryを収集しています。 【DSAログ取得】 Onecli.exe inventory getinfor –htmlreport --imm USERID:[email protected] 【DSAログとともにIMM2 Service Data取得】 Onecli.exe inventory getinfor --ffdc --htmlreport:html形式でログを取得する --imm : ログインをするためのユーザーID:パスワード@IPアドレス --ffdc:ffdc(First Failure Data Capture)ログを取得します。(OneCli.exeと同一フォルダ内) --srcdata:変換するxmlファイルの指定 --output:ログファイルの保存先(パラメーターの指定が無い場合は、OneCli.exeと同一フォルダ内に作成) Lenovo 【取得済みDSAログのhtml変換】 Onecli.exe inventory formatlog --srcdata E:¥OneCli-inventory-devinfo-20151208-174301.xml --output E:¥Onecli¥log 6 OneCLI機能 update使用例 【ドライバおよびファームウェアの適用パラメーター一覧】 – update アップデート acquire : 最新パッケージされたドライバ&ファームウェア群のダウンロードを行います。 scan : ターゲットシステムに導入済みバージョンの確認を実施します。 query :ダウンロードしたドライバ&ファームウェア群を元にリストを作成します。 compare :出力結果をもとに推奨されるアップデート・リストを作成します。 flash :比較結果をもとにアップデートを行います。 【手順イメージ】 2.scanコマンドでサーバーのバージョ ンを確認 ダウンロードしたファイルをUSBメモリーキーへ保存 (E:¥Onecli¥Driver ) 4.compareコマンドでscan結果とquery結 果を比較 5.flashコマンドでcompare結果を もとにアップデート Lenovo 1.acquireコマンドでファイルを ダウンロードします 3.queryコマンドでダウンロードしたファイルの リストを作成 7 OneCLI機能 update使用例 1.【ファイルのダウンロード】 最新パッケージされたドライバ&ファームウェア群のダウンロードを行います。 OneCli.exe update acquire --mt 8871 --ostype win2012r2 --scope uxsp --dir E:¥Onecli¥Driver -output E:¥Onecli¥log --type all 2.【導入済みバージョンの確認】 ターゲット・システムに導入済みバージョンの確認を実施します。 OneCLI.exe update scan --output E:¥Onecli¥log (例では、E:¥Onecli¥logフォルダ内に「Onecli-update-scan.xml」ファイルが作成されます) 3.【ダウンロード・ファイルのリスト作成】 ダウンロードしたドライバ&ファームウェア群を元にリストを作成します。 OneCLI.exe update query --mt 8871 --ostype win2012r2 --osarch x64 --dir E:¥Onecli¥Driver -output E:¥Onecli¥log (例では、 E:¥Onecli¥logフォルダ内に「Onecli-update-query.xml」ファイルが作成されます) --mt : ご使用のマシンタイプ --ostype : ご使用のOS --scope : uxsp(デフォルト) --output : ログおよびxmlファイルの保存先(パラメーターの指定が無い場合は、OneCli.exeと同一フォルダ内に作成) --type : all(デフォルト) --osarch : アーキテクチャ Lenovo --dir : ファイル・ダウンロード先 8 OneCLI機能 update使用例 4.【アップデート・リストの作成】 出力結果をもとに推奨されるアップデート・リストを作成します。 OneCLI.exe update compare --scanxml E:¥Onecli¥log¥Onecli-update-scan.xml --queryxml E:¥Onecli¥log¥Onecli-update-query.xml --output E:¥Onecli¥log (例では、E:¥Onecli¥logフォルダ内に「Onecli-update- compare.xml」ファイルが作成されます) 5.【アップデート】 比較結果をもとにアップデートを行います。 OneCLI.exe update flash --comparexml E:¥Onecli¥log¥Onecli-update-compare.xml --output E:¥Onecli¥log --scanxml : Onecli-update-scan.xmlのファイルを指定 --queryxml : Onecli-update-query.xmlのファイルを指定 --output : ログおよびxmlファイルの保存先(パラメーターの指定が無い場合は、OneCli.exeと同一フォルダ内に作成) Lenovo --comparexml : Onecli-update- compare.xmlのファイルを指定 9 OneCLI機能 update使用例 updateを行う際には、前ページの1~5の項目を実行していただく必要がありますが、適用するファイルを手動にて選択する場合には、 compareコマンドを実行して作成される「Onecli-update- compare.xml」を編集します。テキストで実行して、ファイル内に各ドライバの 〈SELECTED〉の項目を変更します。(0:導入しない、1:導入する) xmlファイルを編集しない場合には、scan,query,compareコマンドを省くことは可能です。 <PACKAGE> <NAME>Matrox Video Driver for WS2012 R2</NAME> <COMPONENT>Video</COMPONENT> <SEVERITY>0</SEVERITY> <SEVERITYDES>Initial Release</SEVERITYDES> <REBOOT>3</REBOOT> <REBOOTDES>Reboot Required to take effect</REBOOTDES> <UPDATEID>mtrox-lnvgy_dd_video_4.01.01.005_windows_64</UPDATEID> <PKGVERSION>Version 4.01.01.005 -[4.01.01.005-4.01.01.005]-</PKGVERSION> <REQUISITE/> <PREREQUISITE/> <COREQUISITE/> <PACKAGEXML>d:¥onecli¥driver¥mtrox-lnvgy_dd_video_4.01.01.005_windows_64.xml</PACKAGEXML> <UXSPXML>d:¥onecli¥driver¥lnvgy_utl_uxsp_tcsp04P-1.60_windows_32-64.xml</UXSPXML> <PAYLOADFILE>mtrox-lnvgy_dd_video_4.01.01.005_windows_64.exe</PAYLOADFILE> <COMMANDLINE/> <CHILDUPDATES/> <ALSOSELECT/> <ALSODESELECT/> <SELECTED>0</SELECTED> <COMPRESULT>-3</COMPRESULT> <SUPERSEDE/> <UNSELECTEDREASON>7-The device is not detected</UNSELECTEDREASON> </PACKAGE> <FLASHORDER>1000</FLASHORDER> Lenovo <CINSTALLED>Undetected</CINSTALLED> 10 OneCLI機能 misc使用例 miscコマンドを使用して、リモート先の情報をIMM2経由にて操作する使用例を記載しております。 ローカル端末にてコマンドを実行する場合には、--immパラメーターは必要ありません。 IMM2のユーザーID、パスワード、IPアドレスに関しましては、デフォルトの内容を記載しておりますが、ご使用の環境に応じて読み替えてくださ い。 【System Event Log取得】 OneCli.exe misc logmgr showsel --imm USERID:[email protected] 【System Event Log消去】 OneCli.exe misc logmgr clearsel --imm USERID:[email protected] 【サーバー電源状態確認】 OneCli.exe misc ospower state --imm USERID:[email protected] 【IMM2再起動】 OneCli.exe misc rebootimm --imm USERID:[email protected] --imm : ログインをするためのユーザーID:パスワード@IPアドレス Lenovo 【サーバー電源OFF操作】 OneCli.exe misc ospower turnoff --imm USERID:[email protected] 11 ご参考資料 • Welcome to the Lenovo ToolsCenter Information Center http://toolscenter.lenovofiles.com/help/index.jsp?topic=%2Ftoolsctr_cli_lenovo%2Fprintable_doc.htm • Lenovo ToolsCenter Suite CLI http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/toolsctr/v1r0/index.jsp?topic=%2Ftoolsctr_cli_lenovo%2Fonecli_r_m ain.html • Lenovo ToolsCenter Suite CLI (OneCLI) User's Guide v1.3 Lenovo http://toolscenter.lenovofiles.com/help/topic/toolsctr_cli_lenovo/onecli_bk.pdf 12
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