【事務局】(中間まとめ(案)説明) 【委員長】この中の 11 ページは私の提案です。都と比較して武蔵野市の問題点をあげて課 題とし、イメージ図を作成しました。生活習慣病を「高脂血症・高血圧・糖尿病・肥満・ 骨粗しょう症・歯周病」の 6 つに定義しました。生活習慣改善支援センター(仮称)を設立し て改善への指導、支援をしていくものです。手帖を配布します。 【委員】ハイリスクの方のみを対象にしているように見える。むしろ予備軍の人に重点を おくべきでは?それから、シニア活力アップ支援センターをうまく活用すべきだ。 【委員】予備軍の改善がポイントだ。生活習慣改善支援センターとシニア活力アップ支援 センターをまとめてひとつのセンターを作ることができればよいと思う。いろいろな保健 事業が行なわれているが、実績があがらないことが問題だ。 【副委員長】高脂血症・高血圧・糖尿病は血管の病気がハイリスクであるといえるが、そ の原因は肥満だ。BMI が高い方はこの 3 つのハイリスクに該当する。これをどう改善するか が重要だ。 【委員長】市もフォローアップ事業を実施しているが、対象者の 10%くらいしか参加しま せん。努力した人を報いる制度が必要です。 【委員】生活習慣の改善、行動変容モデル、個人に対する施策、地域社会全体に対する対 策が、一般的な考え方だ。個人のモチベーションを高めるのも大切だが地域社会環境のシ ステムをどうやって作っていくかがポイントになる。個人支援を中心にすると今までと同 じで来た人だけの事業で終わってしまう。環境を整えて前倒し的に施策をたてていくこと が重要だ。 【委員長】民間団体や企業が持っている情報をとりまとめて市民に発信する機能も持たせ ています。市民はたくさんの情報から選んで参加、実践します。シニア活力アップ支援セ ンターはいずれ保健センターに来ると聞いています。そうなれば生活習慣改善支援センタ ーも当然保健センターに来るべきでしょう。 【事務局】保健センターに事務局を置くということです。 【委員】この計画は一次予防に重点を置くべきだ。一次予防という点からは、食育ネット ワークのほうが重要ではないか。今の配分では一次予防が弱いと感じる。それから、たば こに関しては、がんに対する一次予防としての意味がより大きい。 【委員長】目標数値についてはどうですか? 【事務局】(目標数値の設定についての説明) 【委員】現代の子どもの食育の危機を感じる。 【事務局】庁内で意見聴取しましたところ、保育園の保健の先生方の課題認識は「子ども が大人の生活に合わされてしまっていることが一番の問題点である」ということでした。 【委員長】子どもの問題は結局、親に問題があるのではという感がありますね。 【委員】都の方向性の「下げる」 「減らす」という項目は、数値はないのだろうか? 【事務局】ありません。なぜこういう表現になっているのかは分りません。 【委員】健康日本 21 の売りは、具体的な数値目標を挙げて、どれだけアプローチするかと いうことなので、ぜひ各項目に数値目標を挙げたいと考える。 【委員】あまり良い指標でないものも見受けられる。 【委員長】都より悪いものだけ重視して、良いものは知らんぷりというわけにもいかない でしょう。皆さんそれぞれのご専門分野で数値を出してみてください。私と副委員長で原 案を考えてみます。 【副委員長】一次健(検)診で要精密となった人が、二次健(検)診を受診する率が高くならな ければ意味がない。 【委員】こんなにたくさんの項目が必要なのだろうか? 【委員】10 項目ぐらい選んで武蔵野市の特色を出して設定してはどうか? 【委員】数値を設定するとなると、無責任な出し方はできない。 【委員】過去 5 年間くらいのデータに基づいて上乗せ率を決める方法がベスト。そうした過 去のデータの蓄積がない時は、都道府県や近隣区市のデータを参考に設定する方法が次善 のやり方。それもできない時は、それこそ「このくらいで」という作り方にならざるを得 ないだろう。 【委員】最終的な目標は「生活の質を上げること」 「健康寿命の延長」になり、その実現の ために、致死性の疾患の予防もしくは発症率・死亡率の低下ということになる。その基本 になるのが致死性疾患のリスクになるような基礎疾患を持つ人を少なくする、さらに基本 的な対策は生活習慣病の予防、ということになる。 【委員長】健診に関しては 20~39 歳がエアポケットになっています。こうした世代は人間 ドックのデータなどで捉えていくことになるでしょうね。 【委員】生活習慣改善支援センターを作って生活習慣病の対策を考えるのが主であるなら、 それ以外の分野の数値目標は必要か? 【委員】市町村レベルでの目標の考え方としては、具体的な対策としての分野において数 多くの目標値を立てるのが一番良い。実現の可能性を踏まえた数値目標が良い。 【委員長】皆さんからお出しいただいたものを参考に、採用するか、ランクをどうするか、 原案をお作りして次回委員会にお示しします。2 月 6 日までに事務局へご提出ください。1 月 16 日に市長へ中間報告をいたします。次回は 2 月 26 日(木曜日)に第 5 回の策定委員会を おこないます。本日はこれにて終了いたします。
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