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2017 年 2 月 28 日
米国の日系人社会と日本の相互理解促進を目指し
金沢市でシンポジウムを開催します
創造都市・金沢にて、米国で活躍する日系アメリカ人リーダーを招き、
<文化の力によるコミュニティの活性化>について日米対話
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)日米センターは、米国の日系人社会と日本の相互理解を促進し、
両者の関係を長期的に深めることを目的とする「日系アメリカ人リーダー招へい(JALD)プログラム」(外務省主催)
の一環として、シンポジウム「文化で読み解くコミュニティ(Culture and Community Engagement: A Japanese
American Perspective)」を、米日カウンシル(USJC)の共催のもと開催する運びとなりましたので、ご案内いたし
ます。
シンポジウムでは、創造都市金沢を舞台に、米国でコミュニティ振興において顕著に活躍している日系アメリカ人リー
ダーであるロサンゼルス・日米文化会館(JACCC)館長のレスリー・イトー氏(アジア系アメリカ人の芸術活動支援に
従事)、モルガン・スタンレー社コミュニティリレーションズ部取締役のウェンディ・タカヒサ氏(地元ニューヨークのニーズに
対応したコミュニティ開発に尽力)マイアミ市議会議員のケン・ラッセル氏(日本庭園修復など、地域行政における緑
化活動を主導)が、それぞれの取り組み事例についての発表を行います。その後のディスカッションでは、文化がコミュニ
ティ振興において果たす役割について日米対話を行います。
「日系アメリカ人リーダー招聘(JALD)プログラム」は、2000 年から開始された招聘事業で、毎年全米各地から
多様な分野の第一線で活躍する日系人リーダー(日系 3 世、4 世)がグループで来日し、日本の関係者と交流を
行うもので、今年度は東京に加え、金沢を視察訪問します。
記
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日 時:
2017 年 3 月 6 日(月) 18:00~20:00 (受付開始 17:00)
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テーマ:
「文化で読み解くコミュニティ(Culture and Community Engagement: A Japanese
American Perspective)」
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会 場:
ホテル日航金沢 3 階孔雀の間
(石川県金沢市本町 2-15-1 ※JR 金沢駅兼六園口より徒歩3分)
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定 員:
100 名
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言 語:
英語/日本語(同時通訳つき)
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主 催:
国際交流基金日米センター(CGP)
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共 催:
米日カウンシル(USJC)
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後 援:
外務省、石川県
以上
*お申し込みは 3 月 2 日(木)までに、FAX: 03-5369-6042 または E-mail: [email protected]
までご連絡をいただけますようお願い申し上げます。
【本件に関するお問い合わせ】
国際交流基金日米センター 佐藤、湯田
TEL: 03-5369-6072 FAX: 03-5369-6042 E-mail: [email protected]
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シンポジウム趣旨
今日、多様な社会的文脈で文化は重要な役割を果たしていますが、コミュニティにおける文化の役割とはどのような
ものでしょうか?人口減少や少子化等に起因する様々な課題を抱える中、文化はどのようにコミュニティの活性化に
寄与しうるのでしょうか?
金沢市は、UNESCO(ユネスコ、国連科学文化機関)の認定する創造都市に登録されるなど、地域の文化
資源を活用したコミュニティの振興にいち早く注目し、取り組んできました。本シンポジウムでは、金沢市の取り組みと
米国でコミュニティ振興の分野で活躍するパネリストの取り組みを比較しながら、コミュニティ振興において文化が果たす
役割について、日系アメリカ人の視点を踏まえ、読み解きます。
日系アメリカ人は今では多くの分野で活躍するに至っていますが、その道のりは決して平坦ではありませんでした。
文化、移民、共生をめぐる議論が複雑化しつつある現在、自治体が今後直面しうる社会の多様性・包摂にかかる
課題とあわせ、日系アメリカ人の経験に学びながら、考えていきたいと思います。
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プログラム(予定):計 2 時間
1.主催者代表挨拶(国際交流基金日米センター 所長 茶野純一)
2.共催者代表挨拶(USJC 会長 アイリーン・ヒラノ・イノウエ氏)
3.JALD プログラムに関するビデオ上映
4.モデレーターよりパネリスト・ディスカッサントの紹介、シンポジウムのテーマ・コンセプト説明
5.パネリストによる発表
①レスリー・イトー氏(日米文化会館(JACCC)館長 兼 CEO)
発表テーマ:『リトルトーキョーを持続可能な姿へ:世代を超えた、コミュニティ主導のイニシアティブ』
②ウェンディ・タカヒサ氏(モルガン・スタンレー社コミュニティリレーションズ部取締役)
発表テーマ:『文化とコミュニティ開発 ―チェルシー地区を例に』
③ケン・ラッセル氏(マイアミ市議会議員)
発表テーマ:『緑化活動によるコミュニティ構築』
6.コーディネーター・ディスカッサントによるコメント、自由討論、(会場からの)質疑
7.閉会の辞
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登壇者プロフィール:
(パネリスト)
レスリー・イトー氏(LESLIE A. ITO、日米文化会館(JACCC)館長 兼 CEO)
日米文化会館(JACCC)館長兼 CEO。フォード財団等において約 20 年間にわたり芸術振興に尽力。ジャパン・
ハウスの諮問委員会にも参加。
ウェンディ・タカヒサ氏(WENDY TAKAHISA、モルガン・スタンレー社コミュニティリレーションズ部取締役、Asian
American for Equality 会長)
モルガン・スタンレー社コミュニティリレーションズ部取締役かつ Asian American for Equality 会長(コミュニティ向けの
住宅・社会福祉支援などを行う非営利団体)。東海岸の日系人和太鼓グループである「僧太鼓(Soh Daiko)」に
て約12年間活動を行い,日本やその他世界各地で公演を行った。
ケン・ラッセル氏(KEN RUSSELL、マイアミ市議会議員)
マイアミ市議会議員(日系人初の市議会議員)。日系人団体である北西フロリダ日米協会のメンバー。マイアミ市
議会議員としてマイアミ市の管轄する日本庭園である Ichimura Garden の修復にも関与。
(ディスカッサント)
福光 松太郎(株式会社福光屋 代表取締役社長)
株式会社福光屋代表取締役社長。石川県酒造組合連合会理事、金沢酒造組合理事長、石川県日伊協会
会長、金沢クラフトビジネス創造機構理事長、(公財)日本デザイン振興会理事、金沢市創造都市推進委員会実行
委員長などを兼任。2001 年に石川デザイン賞、2005 年にデザイン・エクセレント・カンパニー賞などを受賞し、2010 年
に藍綬褒章受章。
(モデレーター)
佐々木 雅幸(同志社大学特別客員教授)
同志社大学特別客員教授および大阪市立大学名誉教授。京都大学大学院経済学研究科博士課程終了。京都
大学博士(経済学)、金沢大学教授、立命館大学教授、大阪市立大学大学院教授などを経て、2014 年現職。
文化庁文化芸術創造都市振興室長、創造都市ネットワーク日本の顧問も兼任。
アイリーン・ヒラノ・イノウエ(Irene Hirano Inouye、米日カウンシル会長)
日系アメリカ人の歴史と体験を伝えることを目的とした全米日系人博物館(カリフォルニア州ロサンゼルス)の初代
館長として 20 年間にわたり活躍。2009 年 4 月に非営利団体の米日カウンシルを創設し、各種人物交流プログラムを
実施。東日本大震災の継続的な復興支援として次世代を担う若者たちの育成と交流を促進する「トモダチ・イニシア
チブ」を日米両政府と立ち上げた。日米の人的交流への長年の貢献により、2012 年度国際交流基金賞を受賞。
<国際交流基金日米センターについて>
日米センターは、世界が共通して直面している重要な課題を解決するため、日米両国が世界の人々とともに知恵を
出し合い、協力していく必要があるとの認識のもとに、1991 年 4 月に国際交流基金内に設立されました。
日米両国は、強い相互依存関係のもと国際政治・経済において大きな役割を担っています。日米両国の機関や
人々には、地球規模の安全保障、世界の安定性、そして広い意味での人類の福祉を確保するパートナーシップの
確立を図るために、さらに大きな一歩を踏み出していくことが求められています。
日米センターは、両国の人々が世界中の人々とともに、グローバルな課題、先進工業国に共通の課題や、日米関係
にとって重要な課題に対処するための共同プロジェクトを支援しています。
<日系アメリカ人リーダー招へいプログラムについて>
アメリカへの移民は、明治時代に始まり、いま日系人は全米で約 130 万人となっています。第二次世界大戦中の ア
メリカ政府による強制収容の試練を経て、現在では日系三世、四世、五世は政治、経済、教育など多くの分野で 活
躍するにいたっています。
本プログラムは、アメリカの日系人社会と日本の相互理解を促進し、日本との長期的な関係を強化することを目的と
して、外務省と米日カウンシルの共催により実施されています。
毎年、全米各地でリーダー層として活躍する日系アメリカ人を 10 名程度日本に招き、約 1 週間の日程で、東京と
その他地方都市を訪問し、シンポジウムなどに参加のほか、政官民の幅広い有識者との交流や文化施設の視察などを
行います。2017 年で 17 回目を迎え、その間に累計 186 名を招へいしています。
国際交流基金日米センターは米日カウンシルの共催及び開催都市の国際交流団体等との協力により、「日系アメリ
カ人リーダー招へいプログラム」の一環として、訪日した代表団をパネリストに迎え、「日系アメリカ人リーダーシップ・シンポ
ジウム」を実施しています。
*お申し込みは 3 月 2 日(木)までに FAX:03-5369-6044 もしくは E-mail:[email protected] までご
連絡をいただけますよう、お願い申し上げます。
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その他
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お書き下さい)
【本件に関するお問い合わせ】
国際交流基金 日米センター 佐藤、湯田
TEL:03-5369-6072
FAX:03-5369-6042
E-mail: [email protected]