デジタル発信器 TMD1 - Endress+Hauser Portal

防爆注意事項説明書
デジ タ ル発信器 TMD1
TC20243 ( 液面計発信器 )
TC20249 ( 液面計発信器 )
防爆構造 Ex d IIB T4
本説明書は、 検定合格番号 第 TC20243 号 お よ び第 TC20249 号のデジ タ ル発信器 TMD1 の防爆に関する 注意事項
を記載 し てい ます。 安全に使用す る ため本説明書の内容を理解 し た上で使用 し て く だ さ い。
1
設置
TMD1 は、 下図の よ う に構成 し て使用 し ます。
加熱 タ ン ク に設置す る 場合は、 設置す る タ ン ク 壁面に断熱材を導入す る な ど TMD1 の周囲温度が 60 ℃以上にな
ら ない よ う に し て下 さ い。
XA01072G-A/08/JA/01.12
FM+SGML 8.0j
デジ タ ル発信器 TMD1 XA01072G-A JA
2 安全注意事項
2.1 製品取扱い上の注意
電源部
電源を入れ る 前に TMD1 の電源部や周波数が仕様の範囲内であ る こ と を ご確認 く だ さ い。 製品
の操作上、 適切な電圧を使用 し て く だ さ い。
電源ケーブル
電源ケーブルは弊社が推奨す る ケーブルを ご使用 く だ さ い。 必ず接地を行っ て く だ さ い。
推奨す る ケーブルについては取扱説明書 (BA00427G) を参照 し て く だ さ い。
保護接地
外部接地線は断面積が 4mm2 (4sq) 以上の導線を使用 し 、 圧着端子は 4sq 以上の導線、 及び M5 の
ね じ に対応 し た丸型圧着端子を使用 し て く だ さ い。
電源が入っ てい る 状態でアース端子やアース線を外 さ ないで く だ さ い。
周辺機器への接続
取扱説明書 (BA00427G) で述べ ら れてい る 周辺機器への接続が可能ですが、 こ れ ら の周辺機器
の機能等はそれぞれの機器の取扱説明書を参照 し て く だ さ い。
周辺機器への接続をす る 場合は、 TMD1 の保護接地を確実に行な っ てか ら 接続を し て下 さ い。
2.2 フ ロー ト 式液面計への取付け、 およびケーブル接続の
際の注意事項
・ フ ロ ー ト 式液面計への取付け方法については、 取扱説明書 (BA00427G) を参照 し て く だ さ い。
・ TMD1 の取付け、 電気設備、 ス タ ー ト ア ッ プ、 お よ び保守は設置の責任者の許可を受けた訓練
さ れた要員だけが実行で き ます。
・ 要員は必ず こ の防爆注意事項説明書を読んで理解 し てか ら その指示を実行する 必要があ り ま す。
・ TMD1 お よ び こ れに接続 し た周辺機器の操作は、 設置の責任者に よ っ て許可お よ び訓練 さ れた
要員だけが実行で き ます。 本説明書のすべての指示に必ず従っ て く だ さ い。
・ 取付け業者は、 配線図に従っ て測定シ ス テ ムが正 し く 配線 さ れてい る こ と を確認する 必要があ
り ます。 測定シ ス テ ムは、 接地す る 必要があ り ます。
・ 設置、 試験、 操作に関連する 法令、 通達、 規則を遵守 し て く だ さ い。
2.3 ケーブル接続
警告!
端子配列お よ び内部配線は仕様に よ り 異な り ますので、 TMD1 と 周辺機器 と の接続時には必ず
納入仕様書にて端子配列を確認の う え配線を行っ て く だ さ い。
全てのケーブルは耐熱温度が 65 ℃以上の も のを選定 し て く だ さ い。
ケーブルの種類に関 し ては、 取扱説明書 (BA00427G) を参照 し て く だ さ い。
ケーブルグ ラ ン ド の取扱いに関 し ては、 「4.1 外部導線引込口」 を参照 し て く だ さ い。
2.4 ハン ド ヘル ド タ ー ミ ナル使用時の注意
・ TMD1 本体の光コ ネ ク タ 接続部の蓋は、 ハン ド ヘル ド タ ー ミ ナル と 接続する と き のみ開けて く
だ さ い。 ハン ド ヘル ド タ ー ミ ナルを使用す る 作業が終了 し た ら 必ず光 コ ネ ク タ 接続部の蓋を
閉めて く だ さ い。 ・ 通常動作時は、 光 コ ネ ク タ 接続部の蓋は閉めておいて く だ さ い。
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デジ タ ル発信器 TMD1
XA01072G-A JA
3.
安全に使用する ための注意
・ T MD1 は耐圧防爆構造電気機器ですので、 第一類危険箇所 ( ゾーン 1 ) お よ び 第二類危険箇
所 ( ゾーン 2 ) に設置する こ と がで き ます。 特別危険箇所 ( ゾーン 0 ) には設置で き ません。
・ 改造、 変更は行わないで く だ さ い。
・ 危険場所において、 TMD1 の端子板に電圧が印加 さ れた状態で蓋は絶対に開けない よ う に し
て く だ さ い。
・ 蓋を開け る 際は、 必ず周囲に爆発性雰囲気が存在 し ない こ と を確認 し て く だ さ い。
・ ケーブルグ ラ ン ド の取扱いに関 し ては、 「4.1 ケーブル引込口」 を参照 し て く だ さ い。
・ TMD1 の取付、 配線、 配管、 保守、 点検、 修理は防爆機器の使用に関する 「ユーザーのため
の工場防爆電気設備ガ イ ド 」、 「工場電気設備防爆指針」 等の関連す る 法令、 通達、 規則を遵
守 し て行っ て く だ さ い。
・ 防爆機器の使用に関 し 、 「ユーザーのための工場防爆電気設備ガ イ ド 」、 「工場電気設備防爆指
針」 等に基づいて保守や修理の際にはエン ド レ ス+ハ ウ ザー社ま でご連絡 く だ さ い。
警告!
こ の説明書で書かれてい る 以外のお取扱いを さ れます と 、 事故につなが る 恐れがあ る ので絶対
にお止め く だ さ い。
4.
保守
工場電気設備防爆指針 ( ガ ス蒸気防爆 )、 ユーザーのための工場防爆電気設備ガ イ ド ( ガ ス防爆 )
を参照 し て定期的に保守 ・ 点検を行っ て く だ さ い。
保守 ・ 点検に よ り 部品の交換が必要な場合はエン ド レ ス+ハ ウ ザー社にお問い合わせ く だ さ い。
4.1 外部導線引込口
4.1.1 ケーブルグ ラ ン ド の取付け
保守、 点検ま たは修理でケーブルグ ラ ン ド を取 り 外 し 、 再度取 り 付け る 場合は、 4N ・ m の ト ル
ク でケーブルグ ラ ン ド を締付けて く だ さ い。 締付け後、 ケーブルグ ラ ン ド の回止セ ッ ト ビ ス
を確実に締めて く だ さ い。
注意!
端子箱 と ケーブルグ ラ ン ド の接続にア ダプ タ (レ ジ ュ ーサ) を使用 し てい る 場合は、 ケーブル
グ ラ ン ド の取 り 外 し お よ び取 り 付け時にア ダプ タ (レ ジ ュ ーサ) が回 ら ない よ う スパナ等で押
さ えておいて く だ さ い。
ま た、 ア ダプ タ (レ ジ ュ ーサ) は こ れに異常があ る と き 以外取 り 外 さ ないで く だ さ い。 回 り 止
めの ピ ン も こ の と き 以外は取 り 外 さ ないで く だ さ い。
4.1.2 ケーブルグ ラ ン ド のパ ッ キン
ケーブルグ ラ ン ド のパ ッ キ ンは使用す る ケーブルの外径に適合す る も のを使用 し て く だ さ い。
4.1.3 ケーブルグ ラ ン ド の取付け手順
別紙 1 の ケーブルグ ラ ン ド の取付手順 を参照 し て正 し く 取付け、 組立て を行っ て く だ さ い。
4.1.4 使用 し ない外部導線引込口
使用 し ない外部導線引込口は、 端子箱に直接プ ラ グ を取 り 付けて閉止 し てい ます。 プ ラ グの交換が必要な場合は、 エン ド レ ス+ハ ウ ザー社ま でご連絡 く だ さ い。
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警告!
ア ダプ タ (レ ジ ュ ーサ) と プ ラ グは併用 し ないで く だ さ い。 アダプタ
プラグ
端子箱
プラグ
端子箱
4.2 光 コ ネ ク タ
・ ハン ド ヘル ド タ ー ミ ナル接続時以外は光コ ネ ク タ の蓋を開けないで く だ さ い。
・ 光 コ ネ ク タ が破損 し た場合の修理 ・ 交換につき ま し てはエン ド レ ス+ハ ウ ザー社にお問い合
わせ く だ さ い。
・ 光 コ ネ ク タ と 回 り 止め ピ ンは絶対に取 り 外 さ ないで く だ さ い。
4.3 締め付けボル ト
電気室 と 端子箱を接合 し てい る 締め付けボル ト は強度区分 A2-50 の ス テ ン レ ス ボル ト を使用 し
てい ます。
保守 ・ 点検に よ り 交換が必要にな っ た場合は、 エン ド レ ス+ハ ウ ザー社にお問い合わせ く だ さ
い。
4.4 修理依頼
修理を要す る 場合、 設置場所にて可能な修理か、 エン ド レ ス + ハ ウ ザー社に返送 し ての修理か
を エン ド レ ス + ハ ウ ザー社のサービ ス マ ンにお問い合わせ く だ さ い。
詳細については、 取扱説明書 (BA00427G) を参照 し て く だ さ い。
4.5 清掃時の注意
容器の表面が汚れた場合は、 水ま たは薄めた中性洗剤で湿 ら せた布で拭いて く だ さ い。 本製品
の清掃にシ ンナー、 アル コ ール、 ベン ジ ン等の有機溶剤は使用 し ないで く だ さ い。 塗装面を劣
化 さ せ る 恐れがあ り ます。 ま た、 ポ リ エ ス テル、 ナ イ ロ ン、 ア ク リ ルな ど の合成繊維は、 静電
気を発生す る 恐れがあ る ため使用 し ないで く だ さ い。
5. ト ラ ブルシ ュ ーテ ィ ング
取扱説明書 (BA00427G) を参照 し て く だ さ い。
6. 故障診断
取扱説明書 (BA00427G) を参照 し て く だ さ い。
7. スペアパーツ
取扱説明書 (BA00427G) を参照 し て く だ さ い。
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別紙 1 (1/2)
ケーブルグ ラ ン ド の取付手順
1) ①を端子箱側に締付け工具を用い 4N ・ m の ト ル ク で締めつけ、 ②を六角レ ンチ (呼び 1.5)
を用いて締めつけ ます。
①
②
アダプタ
①
②
端子箱
端子箱
2) ケーブルを①、 ③、 ④、 ⑤、 ⑧に通す。
①
④
③
③
⑧
⑤
ケーブル
端子箱側
3) ⑤を ス パナでね じ 込み、 パ ッ キ ン を次ページの表の 「圧縮後のパ ッ キ ン長 さ 」 にな る ま で
締付け ます。
⑦
⑨
⑧
端子箱側
⑥
⑤
ケーブル
①ケーブルグ ラ ン ド 本体
②セ ッ ト ビ ス
③座金
④パ ッ キ ン
⑤パ ッ キ ン グ ラ ン ド
⑥ ク ラ ンプ
⑦十字穴付 き ネジ
⑧ユニオンナ ッ ト /B カ ッ プ リ ン グ
⑨セ ッ ト ビ ス
L 2: 締め付け後の距離
L 1: 締め付け前の距離(約9mm)
[ 参考 ]
表の圧縮後のパ ッ キ ン長 さ にな る ま で締め る には、 ⑤を手でね じ 込み止ま っ た こ ろで L1 を測
り 、 下記の式で締め こ む位置を求め る と い う 方法があ り ます。
L2 = L1 - {( パ ッ キ ンの非圧縮時の長 さ : 21mm) - ( 圧縮後のパ ッ キ ン長 さ )}
4) ⑥、 ⑦に よ り 、 ケーブルを強固に固定す る 。 こ の際の⑦の締め付け ト ル ク は下表の と お り
です。
ケーブルグ ラ ン ド の型式
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締付け ト ルク (N ・ m)
EXPC-16B, EXPC-22B
0.4
EXPC-28B
0.5
5
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別紙 1 (2/2)
注意!
ケーブル外径 φ6 ~ φ8 と φ8 以上で ク ラ ンプが異な り ますので注意 し て く だ さ い。
ケーブル外径φ6 ~φ8 (パッキン内径φ8)の
場合のクランプ
ケーブル外径φ8 以上(パッキン内径φ10 以上)の
場合のクランプ
クランプ(上)
クランプ(上)
クランプ(下)
5) ⑧をね じ 込み、 ⑨を六角レ ンチ (呼び 1.5) を用いて締めつけ る 。
*圧縮のパ ッ キン長 さ
ケーブルグランド型番:EXPC-28B (G1)
圧縮後の
パッキン内径 ケーブル外径
パッキン長さ
φ16.0
16.6
φ16.5
17.1
φ18
φ17.0
17.5
φ17.5
18.0
φ18.0
18.6
φ18.0
16.1
φ18.5
16.6
φ20
φ19.0
17.1
φ19.5
17.7
φ20.0
18.4
ケーブルグランド型番:EXPC-22B (G3/4)
圧縮後の
パッキン内径 ケーブル外径
パッキン長さ
φ12.0
16.2
φ12.5
16.7
φ14
φ13.0
17.2
φ13.5
17.7
φ14.0
18.1
φ14.0
15.4
φ14.5
16.0
φ16
φ15.0
16.6
φ15.5
17.4
φ16.0
18.1
ケーブルグランド型番:EXPC-16B (G1/2)
圧縮後の
パッキン内径 ケーブル外径
パッキン長さ
φ6.0
17.1
φ6.5
17.3
φ8
φ7.0
17.6
φ7.5
18.0
φ8.0
18.4
φ8.0
16.4
φ8.5
16.8
φ10
φ9.0
17.2
φ9.5
17.7
φ10.0
18.3
φ10.0
15.6
φ10.5
16.0
φ12
φ11.0
16.0
φ11.5
17.3
φ12.0
18.1
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Fax: ++81 55 266 4969
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