2017 年 3 月 3 日号 週刊株式アウトルック 来週の見通しと投資ポイント CONTENTS 1. 日本株式 .............................................................................................. 1 2. 注目テーマ① 人手不足・女性の社会進出 .............................................. 2 3. 注目テーマ② JPX 日経中小型株指数の算出開始 .................................. 3 4. 注目テーマ③ 3 月は「株主優待」が最も充実 ........................................... 4 5. ドル円相場 ............................................................................................ 5 6. 米国株式 .............................................................................................. 5 7. 投資部門別売買動向 ............................................................................. 6 8. 個人投資家の買付動向 ......................................................................... 7 9. 週間個別銘柄騰落状況(東証 1 部) ........................................................ 7 10. チャート分析 .......................................................................................... 8 11. 来週・再来週の主なスケジュール............................................................. 9 投資情報部 2017 年 3 月 3 日(金) 週刊株式アウトルック 1.日本株式 横山 敦史 【日経平均の推移と来週の見通し】 21,000 (円) (兆円) <来週の予想レンジ:19,200~19,900円> 19,900円 20,000 12 11 10 日経平均(左軸) 19,200円 19,000 9 8 18,000 7 17,000 6 25日移動平均(左軸) 5 75日移動平均(左軸) 16,000 4 15,000 3 2 14,000 1 東証一部売買代金(右軸) 13,000 9/13 2016年 10/5 10/26 11/16 12/7 12/28 1/20 2017年 2/9 3/1 3/22 0 (月/日) 注:予想はSMBC日興証券 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 日経平均は米金利とともに上昇基調再開へ 来週の日経平均は19,200~19,900円のレンジで推移すると予想する。 注目のトランプ米大統領による施政方針演説を無難に通過し、市場の目線は米国の次回利上げ時期に移 りつつある。堅調な米国景気を裏付けとした早期利上げ観測が高まっており、米金利は堅調に推移し、ドル 円や日本株の押し上げに繋がると考える。 今晩のFRB幹部の講演内容が鍵に ここ数日、FOMC(連邦公開市場委員会)参加者による早期利上げへの言及などから3月14~15日に行われ るFOMCでの利上げが意識されている。今晩のイエレンFRB(連邦準備制度理事会)議長、フィッシャーFRB 副議長の講演はFOMC前の最後の講演となるため注目が集まる。 FRB議長・副議長が改めて利上げの準備が整いつつあることを示唆すれば、さらに米金利が押し上げられ ることも想定されよう。日本株にとってはプラスに働くと考えるが、高値を更新し続けている米国株は一旦調 整する場面も想定しておきたい。 19,500円で底値固めできるか 引き続きトランプ政権の政策動向や欧州政治を巡る情勢に左右されることとなろうが、そうしたリスクをこなし ながら日経平均が19,500円で底値固めができるかが焦点となろう。 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 1 2017 年 3 月 3 日(金) 週刊株式アウトルック 2.注目テーマ① 人手不足・女性の社会進出 武田 泰典 2017年3月期決算企業の4-12月期決算発表を 俯瞰すると、業績を牽引したテーマの一つとして、 人手不足・女性の社会進出が挙げられる。 人手不足はヤマトHD(9064)など労働集約型の 企業には逆風となったが、人材紹介・派遣、BPO (ビジネスプロセスアウトソーシング、業務の外部 委託)業界には追い風となっており、リクルートは 2桁の大幅な増収増益、リログループも10%前後 の増収増益となった。オムロン(6645)や安川電 機(6506)、ダイフクなどFA(工場の自動化)関連 の企業でも、業績の上方修正が相次いでいる。 2 人手不足や職場環境の改善を背景に女性の社 会進出も加速しており(図表1)、化粧品の資生 堂(4911)とポーラオルビス ( 注 ) は国内売上が伸 長。日本水産とニチレイ(2871)は中食需要を取 り込み、冷凍食品や惣菜が業績をけん引した。 0 注:資生堂とポーラオルHDは12月決算。業績は1-12月ベース。 図表1. 有効求人倍率と女性の就業率 (倍) (%) 50 有効求人倍率 (右軸、月次) 49 1.5 人 1.3 手 不 女性の就業率 (左軸、年次) 48 1.1 足 47 0.9 46 0.7 45 0.5 44 0.3 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 (年) 注: 就業率は15歳以上人口に占める就業者の割合 出所: Bloombergおよび総務省よりSMBC日興証券作成 図表2. 派遣社員実稼働者数 8 (%、前年比) 6 4 ▲2 ▲4 ▲6 人手不足は生産年齢人口の減少や景気回復な どが背景となっており、更に今後は政府の働き方 改革も相まって一段と深刻化しよう。働き方改革 の柱の一つは長時間労働の是正だが、企業にと って当面は生産性の向上よりも労働時間の減少 による負の影響の方が出やすいとみられる。 女性の社会進出も働き方改革で一段と進展しよ う。長時間労働の是正や同一労働同一賃金、育 児支援などの待遇改善により、出産や育児、家 事などで時間に余裕のない女性の就労が促進さ れるとみられる。化粧品や中食関連に加え、しま むら(8227、2月決算)など婦人服を扱う企業も恩 恵を受けよう。また、女性の社会進出は単身世 帯の増加にもつながっており、防犯関連や賃貸 マンションなども恩恵を受ける可能性がある。 人手不足と女性の社会進出は中長期的なテー マになるとみられ、来期以降も上述した関連企 業の業績に寄与しよう。 ▲8 11/3 12/3 13/3 14/3 15/3 16/3 (年/月) 出所: 日本人材派遣協会よりSMBC日興証券作成 図表3. 主な関連銘柄 コード 銘柄 略称 1332 日 水 終値 (円) 営業 予想 PER 増益率 決算期 (倍) (%) 561.0 2018/03 13.0 4927 ポーラオル HD 9,870.0 2018/12 24.5 6098 リクルート HD 5,550.0 2018/03 39.7 6383 ダイフク 8876 2,691.0 2018/03 18.5 リロ 16,300.0 2018/03 22.5 グループ 9735 セコム 8,305.0 2018/03 20.4 概要 売上高の半分近くが食品事業で、冷 凍食品などを手掛ける。女性の社会 進出に伴う在宅・調理時間の短縮に より中食需要が拡大。 高級化粧品の訪問販売や低・中価格 9.4 帯化粧品の通販で稼ぐ。女性の社会 進出や高齢化でスキンケア需要増。 2.3 人手不足を背景に主要事業である人 17.2 材メディア(人材紹介や求人広告等) と人材派遣が好調。 物流システムの自動化機器が強く、 流通業界や自動車、半導体向け等が 12.2 好調。人手不足やネット通販の拡大 等が追い風。 BPO事業が主力。企業の外部委託需 要拡大を背景に企業の借り上げ社宅 18.1 管理や福利厚生、顧客特典の代行 サービス等が堅調。 一人暮らしの女性向けホームセキュリ ティや高齢者の見守りサービスなどを 4.6 提供しており、女性の社会進出や高 齢化が追い風。 注: データは3/1時点。予想はQUICKコンセンサス(但し、日水は予想 社数が3社未満のため東洋経済予想を使用) 出所: QUICK、会社資料、東洋経済などよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 2 2017 年 3 月 3 日(金) 週刊株式アウトルック 3.注目テーマ② JPX日経中小型株指数の算出開始 図表1. 銘柄選定手順の概略 約3,650銘柄 横山 敦史 東京証券取引所と日本経済新聞社は3月13日 から新たな中小型株指数の算出・公表を開始す る。名称は「JPX日経中小型株指数」で、JPX日 経400の持続的な企業価値の向上を重視すると いったコンセプトを中小型株に適用した指数とな る。 採用銘柄は、過去3期における業績を考慮した 上で、大型株を除き、売買代金など流動性にも 考慮して選出される(図表1)。また、定量的な選 定基準では、選定スコアに占めるROEの比率が JPX日経400は40%であるのに対し、JPX日経中 小型は70%と、ROEをより重視したスコア算出方 法が採用されており、高ROE指数としての性格を より強めたものとなりそうだ。 昨日まで日経ジャスダック平均が15連騰となるな ど、足元では新興市場や中小型株への注目が 高まりつつある。値動きの軽さなどから大型株が 軟調な地合いとなるたびに個別では商いが盛り 上がる傾向があるが、相場が落ち着いてしまうと 流動性の低さや投資情報の少なさなどから、継 続的な投資は敬遠されやすかった。 こうした中で、流動性や業績、ROEなどを考慮し たJPX日経中小型株指数が登場した意義は大き いのではないだろうか。本指数に連動するETF や投資信託が登場すれば、流動性は拡大する 可能性があり、投資家にとっての中小型株投資 のハードルが低下することが考えられる(図表2)。 また、JPX日経400指数では、指数採用を目指す 企業が株主還元や情報開示を積極的に行うとい う傾向が見られた。中小型株指数でも同様な動 きが出てくれば、中小型株投資の活発化が期待 できよう。 図表3では、本指数の特徴であるROEに着目し、 直近3期の業績が好調でROEが相対的に高い 銘柄をスクリーニングした。投資の参考とされた い。 ① 上場3年未満や債務超過、営業赤字など の銘柄を除外 ② 時価総額上位20%の銘柄を除外 ③ 1年間の合計売買代金150億円超かつ時価 総額100億円超 ④ 定量・定性ファクター順位上位200銘柄を 選定(ROE70%、営業利益30%) 200銘柄 出所: 東京証券取引所資料よりSMBC日興証券作成 図表2. JPX日経400算出後の関連ETF時価総額の推移 10,000 (億円) 1474 DIAMJ4百 1599 ダイワJ400 1592 上場J400 9,000 8,000 7,000 1364 iSJPX400 1593 MXS400 1591 J日経400 JPX日経インデッ クス400 算出開始(2014/1/6) 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 2014 2015 2016 2017 (年) 出所: 東京証券取引所、QUICKよりSMBC日興証券作成 図表3. 業績好調な主な指数採用銘柄 コード 銘柄略称 時価 総額 (億円) 直近3期平均 業種名 平均営業 平均売上 平均売上 利益伸び 高営業利 高伸び率 率 益率 平均 ROE 4344 ソースネクスト 199 情報・通信業 10.9% 25.6% 21.2% 38.1% 2706 ブロッコリー 319 その他製品 16.7% 31.7% 23.6% 35.4% 2124 JACR 657 サービス業 24.5% 32.8% 31.4% 34.2% 2183 リニカル 378 サービス業 30.6% 41.4% 21.1% 33.6% 2461 ファンコミ 611 サービス業 19.2% 14.5% 17.0% 30.2% 3662 エイチーム 425 情報・通信業 28.7% 11.4% 11.6% 28.1% 8934 サンフロンティア 437 不動産業 44.8% 55.2% 23.6% 26.7% 4975 JCU 492 化学 11.1% 42.1% 21.5% 23.5% 3844 コムチュア 194 情報・通信業 16.6% 17.8% 11.4% 23.3% 2492 インフォマート 773 サービス業 12.4% 26.3% 36.0% 21.4% 注: 指数採用予定の199銘柄のうち「来期増収・営業増益予想(東洋経 済予想)」、「自己資本比率30%以上」、「直近3期平均売上高伸び 率・平均営業利益伸び率・平均売上高営業利益率がいずれも10% 以上」、との条件を満たす銘柄を3期平均ROEが高い順に掲載。デ ータは2/28時点 出所: 東京証券取引所、QUICKなどよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 3 2017 年 3 月 3 日(金) 週刊株式アウトルック 4.注目テーマ③ 3月は「株主優待」が最も充実 図表1. 月別の株主優待提供企業数(延べ) 「株主優待」の季節がやってきた。3月期決算企 業の期末に当たる3月は年間で最も多くの企業 が株主優待を実施しており、対象企業数は年間 の株主優待実施企業数(延べ)のおよそ42%に ものぼる(図表1)。 「株主優待」は保有する株数や期間などに応じ て企業が独自に自社製品やサービスなどを還元 する株主への特典であり、海外ではあまり見られ ない日本特有の制度だ。 身の回りで良く利用する製品・サービスの株主優 待を実施している企業を探し、株主になって特 典を享受することは、株式投資の分かり易い楽し み方の一つといえよう。 下表に3月に株主優待を行う企業の一例を示し たので投資の一助にされたい。 企業数(延べ) 500 730 379 400 300 200 147 133 101 96 100 28 26 28 26 22 38 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 出所: 東洋経済新報社「会社四季報」よりSMBC日興証券作成 図表2. 証券 コード 髙山 裕介 3月の株主優待銘柄 (※3/31(金)が株主優待の権利確定日となる銘柄の場合、3/28(火)迄に買付けが必要) 銘柄名 業種名 株価 (3/1、円) 2296 伊藤米久 食料品 1,122.0 2602 日清オイリオ 食料品 585.0 優待最低 必要株数 (株) 優待最低 買付金額 (円) 予想年間 予想配当 優待 配当金 利回り カテゴリー (円) 1,000 1,122,000 16.0 1.42% 1,000 10.0 1.70% 585,000 自社グループ製品(ロースハム、5,000円相当) 自社製品(食用油等、3,000円相当) グルメ 2810 ハウス食G 9433 KDDI 3088 3099 主な優待内容 自社グループ製品詰合せ(ルウカレー等、1,000円相当~) 食料品 2,416.0 100 241,600 31.7 1.31% 情報・通信業 2,976.5 100 297,650 82.9 2.78% グルメカタログギフト(3,000円相当~) マツモトキヨシ 小売業 5,350.0 100 535,000 92.5 1.72% 自社グループ店舗商品券(2,000円分~) ミツコシイセタン 小売業 1,429.0 100 142,900 12.0 0.83% ※半年以上継続保有の株主が対象 株主優待カード(買物10%割引) 等 金券 8022 ミズノ 9831 ヤマダ電 4661 OLC 7832 バンナムHD その他製品 599.0 1,000 599,000 10.0 1.66% 直営店での買物20%割引券(10枚~) 等 小売業 575.0 100 57,500 15.7 2.72% 買物500円割引券(2枚~) サービス業 6,334.0 100 633,400 35.0 0.55% 1デーパスポート配布(1枚~) その他製品 3,275.0 100 327,500 54.9 1.67% 優待ポイント(2,000pt~、こども商品券等に交換可能) レジャー 8591 オリックス その他金融業 1,752.0 8876 175,200 51.5 2.94% ふるさと優待(5,000円相当)、レンタカー30%割引 等 リログループ サービス業 16,300.0 100 1,630,000 182.2 1.11% 宿泊・レジャー施設やフィットネスクラブ等の割引優待券 6645 オムロン 電気機器 4,970.0 100 497,000 66.2 1.33% 自社ヘルスケア商品(2,000円相当~、体温計等) 6758 ソニー 電気機器 3,529.0 100 352,900 24.0 0.68% 100 ネットストア「ソニーストア」割引クーポン(AV商品15%割引) 暮らし 9783 ベネッセHD サービス業 3,485.0 100 348,500 95.0 2.72% 優待品カタログ(出版物、通販商品等) 9984 ソフトバンクG 情報・通信業 8,583.0 100 858,300 44.0 0.51% 携帯電話、タブレット端末の基本使用料6ヵ月間割引 等 注: 3月に株主優待の権利確定日を迎える企業で、弊社アナリストが投資評価を付与している企業の中から代表的な銘柄の一例を紹介。予想は3/2時 点のQUICKコンセンサス予想 出所: QUICKおよび会社資料よりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 4 2017 年 3 月 3 日(金) 週刊株式アウトルック 5.ドル円相場 龍 翔太 【ドル円相場の推移と来週の見通し】 (円/ドル) この1週間は、FOMC(連邦公開市場委員 会)参加者の3月利上げを示唆する発言を 受けた早期利上げ期待からドル買いが進 行し、2日に一時114.59円まで上昇した。 FOMC中核メンバーの一部も3月利上げを 支持する中、市場の3月利上げ確率は9割 まで急上昇(Bloomberg試算、2日時点)。 本日のイエレンFRB(連邦準備制度理事 会)議長とフィッシャー副議長講演で、利 上げ期待を押し戻す発言がなければ、3月 利上げの可能性が更に高まり、ドルは一段 の上値を試す展開が予想される。 一方、来週末には米雇用統計が発表され る。雇用の大幅な伸び鈍化となれば、利上 げ期待の後退からドルの売り戻しが想定さ れるものの、他の労働関連指標の堅調さ に鑑みれば、大崩れする可能性は低いと みている。 <来週の予想レンジ:113.00~116.00円> 120 118 116.00円 116 114 113.00円 112 110 108 106 104 102 100 98 9/1 9/22 2016年 10/13 11/3 11/24 12/15 1/5 1/26 2017年 2/16 3/9 (月/日) 出所: BloombergよりSMBC日興証券作成 6.米国株式 田中 浩介 【S&P500構成業種の指数推移】 今週は、トランプ大統領による施政方針演 説を終えた翌日の市場でNYダウが21,000 ドル台に乗せ、史上最高値を更新した。 施政方針演説では、規制緩和や減税のほ か、1兆ドルのインフラ投資に関する言及が なされた。大方の予想通り具体案について 発表はなかったが、株式市場が大幅高で 反応した様子から、市場の期待の維持に成 功したと捉えられる。政策面では、3月16日 発表予定の予算教書が次の材料となろう。 今週目立った動きとして、早期利上げ観測 の急浮上がある。良好な経済指標結果や、 FRB高官らがタカ派寄りの発言を連発して いるためで、2日時点で市場の3月FOMCで の利上げの織り込み確率は約9割となって いる。ドル高や金利上昇が逆風となる一部 企業には調整要因となりうる一方、堅調な 景気が支えとなることで米株市場全体では 過度な警戒は不要だろう。 ※2016 年 4Q の企業業績が概ね出揃う中、市場の注目は政策、マクロ、金融政 策に移行。3 月には今後予算教書、雇用統計、FOMC といったイベントがある。 (2016/12/30=100) 111 109 金融 不動産 生活必需品 ヘルスケア 資本財 エネルギー S&P500 公益 一般消費財 素材 電気通信 情報技術 情報技術 ヘルスケア 107 S&P500 105 不動産 103 101 99 97 電気通信 95 93 12/30 1/9 2016年 2017年 エネルギー 1/17 1/24 1/31 2/7 2/14 2/22 3/1 (月/日) 出所:BloombergよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 5 2017 年 3 月 3 日(金) 週刊株式アウトルック 7.投資部門別売買動向 柴山 真里枝 2月第4週の投資部門別売買動向(現物・先物) 2月第4週は、海外投資家の売り越しは▲533億円と前週からマイナス幅が縮小した。ドル円の上値の重さやト ランプ米大統領の施政方針演説を控えていたことなどから、様子見ムードが広がった。 一方で、個人投資家は▲939億円の売り越しへ転じた。 事業法人は611億円と4週連続で買い越しとなり、前週から買い越し幅を広げた。 信託銀行は4週連続で売り越しとなるも、マイナス幅は▲89億円へと縮小した。 【日経平均株価と主な投資部門別売買動向(現物・先物合計)の推移】 (億円) 15,000 (円) 日経平均株価(右軸) 事業法人(左軸) 信託銀行(左軸) 19,500 海外投資家(左軸) 個人(左軸) 10,000 18,500 5,000 17,500 0 16,500 ▲ 5,000 15,500 ▲ 10,000 14,500 16/8/27 16/10/1 16/11/5 16/12/10 17/1/14 17/2/18 (年/月/日) 注: 売買動向は2016年8月第4週から2017年2月第4週まで、株価は2017年3月2日までのデータ。現物は二市場一・二部等。先物は日経225、 225mini、TOPIX先物、ミニTOPIX、JPX日経400の合計 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 6 2017 年 3 月 3 日(金) 週刊株式アウトルック 8.個人投資家の買付動向 井場 浩之 【買付代金上位10銘柄(2/24~3/2、銘柄コード順)】 コード 銘柄名 市場 業種 2/23終値 (円) 3/2終値 (円) 騰落率 (%) 1357 日経ダブ 東証 ETF 1,914.0 1,870.0 -2.3 1570 日経レバ 東証 ETF 14,830.0 15,120.0 2.0 6502 東 芝 東証1部 電気機器 215.0 217.2 1.0 7203 トヨタ 東証1部 輸送用機器 6,498.0 6,470.0 -0.4 7270 富士重 東証1部 輸送用機器 4,292.0 4,391.0 2.3 7974 任天堂 東証1部 その他製品 23,205.0 22,875.0 -1.4 8306 三菱UFJ 東証1部 銀行 764.2 763.0 -0.2 8316 三井住友 東証1部 銀行 4,481.0 4,467.0 -0.3 8411 みずほ 東証1部 銀行 211.4 213.3 0.9 9984 ソフトバンクG 東証1部 情報・通信 8,642.0 8,579.0 -0.7 日経平均株価が、19,000円台前半で、も み合っていたこともあり、ブル型ETFに加え て、ベア型ETFがランクイン。 東芝(6502)は、メモリ事業の会社分割を 正式発表、マジョリティ譲渡を含む外部資 本導入の速やかな手続き開始に言及。財 務改善期待が継続。 トランプ米大統領の議会演説後、円安が 進 ん だ こ と も あ り 、 ト ヨ タ ( 7203 ) 、 富 士 重 (7270)など自動車株が買われた。 ソフトバンクG(9984)は、投資子会社の台 湾・鴻海精密工業との合弁化、トランプ米 大統領の議会演説で貢献企業として名前 があがったこと、などを材料視。 注: 弊社のリテール部門での国内上場銘柄の買付手口を集計。ただし、取引所外 取引およびブロックトレードのみデータから除外して集計 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 9.週間個別銘柄騰落状況(東証1部) 井場 浩之 【値上がり率上位10銘柄(2/24~3/2)】 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 コード 銘柄名 4779 2924 3678 3521 4977 3639 2264 6240 5218 6727 ソフトブレーン イフジ産業 メディアドゥ エコナックHD ニッタゼラチン ボルテージ 森永乳 ヤマシンフィルタ オハラ ワコム 業種 情報・通信 食料品 情報・通信 不動産 化学 情報・通信 食料品 機械 ガラス土石製品 電気機器 2/23 終値 (円) 473.0 593.0 1,712.0 55.0 755.0 1,012.0 762.0 1,944.0 1,153.0 428.0 3/2 終値 値上がり率 (% ) (円) 624.0 31.9 764.0 28.8 2,149.0 25.5 68.0 23.6 916.0 21.3 1,200.0 18.6 889.0 16.7 2,247.0 15.6 1,331.0 15.4 492.0 15.0 【値下がり率上位10銘柄(2/24~3/2)】 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 コード 銘柄名 3280 8361 8368 9663 3648 4927 3546 4763 2157 6715 エストラスト 大垣銀 百五銀 ナガワ AGS ポーラオルHD ダイユーリック クリーク&リバ コシダカHD ナカヨ 業種 不動産 銀行 銀行 サービス 情報・通信 化学 小売 サービス サービス 電気機器 2/23 終値 (円) 801.0 393.0 520.0 4,610.0 2,052.0 11,160.0 795.0 1,089.0 2,507.0 419.0 3/2 終値 値下がり率 (% ) (円) 685.0 -14.5 349.0 -11.2 466.0 -10.4 4,140.0 -10.2 1,866.0 -9.1 10,170.0 -8.9 725.0 -8.8 994.0 -8.7 2,304.0 -8.1 387.0 -7.6 注: 対象は東証1部銘柄 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 7 日経平均は2/24~3/2の間、1.0%上昇。 メディアドゥ(3678): 同業で書籍分野に強い出版デジタル機構 を買収するとの観測を材料視。 森永乳(2264): 森永製菓との経営統合が報じられ、資本 効率の改善期待が高まった。 ワコム(6727): 他証券会社による目標株価の大幅引き上 げを好感。 百五銀(8368): 株式の売出しを発表し、需給悪化懸念が 高まった。 ポーラオルHD(4927): 資生堂の新製品発表で競争激化を懸念。 2017 年 3 月 3 日(金) 週刊株式アウトルック 10.チャート分析 石田 卓也 【日経平均株価(日足)】 【東証マザーズ指数(日足)】 日経平均は年初からの三角保ち合いを上抜けた ものの、高値19,594円に頭を押さえられた形。ここ を抜けられないとなると、調整が続きそうだ。 (円) 20,000 小型株が堅調な地合いが続くなか、東証マザーズ 指数は週足一目均衡表の雲を上抜けた上、昨年7 月の戻り高値を上抜き、上昇が継続しやすいと考 えられる。 (pt) 2017/1/4 19,594.16円 1,300 19,500 1,200 19,000 18,500 2016/7/4 1056.57pt 1,100 18,000 1,000 17,500 17,000 900 16,500 (年/月/日) 16,000 16/10/3 16/11/3 16/12/3 17/1/3 17/2/3 (年/月/日) 800 16/3/1 17/3/3 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 16/5/1 16/7/1 16/9/1 16/11/1 17/1/1 17/3/1 出所:QUICKよりSMBC日興証券作成 【日本株市場関連データ(3/2時点)】 指数 日経平均株価 25日移動平均 75日移動平均 200日移動平均 19,224.42 移動平均 18,962.27 乖離率 17,465.14 指数 TOPIX 3/2 前週末比 前週末比 (%) 終値(円,pt) (円,pt) 1,564.69 14.55 0.94 JPX日経400 14,023.74 130.70 0.94 3.17 東証2部指数 5,734.28 67.03 1.18 12.02 東証マザーズ指数 1,071.08 14.40 1.36 1.77 売買高(東証1部、万株、①) 221,038 日経JASDAQ平均 3,016.27 33.64 1.13 25日移動平均 194,061 東証REIT指数 1,802.50 -29.41 -1.61 売買代金(東証1部、億円、②) 25日移動平均 売買単価(円、②/①) 3/2 前週末比 前週末比 (%) (円) 終値(円) 19,564.80 281.26 1.46 25,328 東証1部予想配当利回り(%) 22,443 東証1部予想PER(倍) 1145.90 1.91 17.02 東証1部PBR(倍) 1.30 東証REIT指数予想分配金利回り(%) 3.70 東証REIT指数は27日から4日続落し、先週の上げ 【テクニカル指標】 幅をほぼ吐き出したが、下値は1,800ptが意識され 騰落レシオ(東証1部、25日) ていると思われる。TOPIXは昨年来高値を更新し サイコロジカル(TOPIX) た。 ストキャスティクス(TOPIX) RSI(TOPIX) [単位:%] 判定 111.84 ― 58.33 ― 65.36 ― 58.04 ― 注:予想は東証1部配当利回り及び東証1部予想PERは日経予想、東証REIT指数予想分配金利回りはQUICK予想。配当・分配金利回りは加重平 均。テクニカル指標は一般的に、騰落レシオ:120%以上が買われ過ぎ、70%以下が売られ過ぎ、サイコロジカル:70%以上が買われ過ぎ、30%以下 が売られ過ぎ、ストキャスティクス:70%以上が買われ過ぎ、30%以下が売られ過ぎ、RSI:70%以上が買われ過ぎ、30%以下が売られ過ぎと判断される 出所: QUICKよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 8 2017 年 3 月 3 日(金) 週刊株式アウトルック 11.来週・再来週の主なスケジュール 柴山 真里枝 来週、国内では2016年10-12月期実質GDPの2次速報が発表される。1次速報から小幅な上方修正が予想さ れており、日本経済が外需に牽引され底堅く成長していることを確認したい。 海外では、米国の2月分雇用統計が注目される。市場関係者による3月利上げ観測は急速に高まりつつあ る。堅調な結果となれば、次週のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利上げの更なる後押しとなろう。 【来週の主なスケジュール】 発表日 3月 6日 (月 ) 3月 7日 (火 ) 国・ 地域 米国 豪州 米国 ユーロ圏 英国 豪州 フィリピン ロシア 南ア ブラジル - 日本 3月 8日 (水 ) 米国 独 中国 ブラジル 日本 3月 9日 (木 ) ユーロ圏 中国 メキシコ 日本 米国 3月 10日 (金 ) 独 中国 3月 11日 (土 ) 3月 12日 (日 ) インド ブラジル インド 日本 米国 市場予想 1月 1月 1月 1月 1月 10-12月期 2月 耐久財受注( 除輸送用機器、 前月比、 速報) 耐久財受注( 前月比、 速報) 製造業受注(前月比) 小売売上高(前月比) 貿易収支 実質 GDP(前期比、 改定値、 前期値は速報値 ) ハリファックス住宅価格指数(前月比) 政策金利 - 2月 消費者物価指数(前年比) 2月 消費者物価指数(前年比、9日までに発表予定) 10-12月期 実質GDP(前期比年率) 10-12月期 実質 GDP( 前期比) ジュネーブ国際モーターショー(~19日) - 10-12月期 実質 GDP(前期比年率、 2次速報、 前回値は1 次速報値 ) 1月 経常収支( 季調済) 1月 景気一致CI指数(速報) 1月 景気先行 CI指数( 速報) 2月 景気ウォッチャー調査-現状判断DI 2月 景気ウォッ チャー調査 -先行き判断 DI ADP雇用統計( 前月比) 2月 1月 鉱工業生産(前月比) 2月 貿易収支 2月 輸出( 前年比) 2月 輸入( 前年比) 1月 鉱工業生産(前月比) 1月 毎月勤労統計-現金給与総額(前年比、速報) ECB( 欧州中央銀行) 理事会 - - 政策金利 EU首脳会議(~10日、ブリュッセル) - 2月 消費者物価指数( 前年比) 2月 消費者物価指数(前年比) 法人企業景気予測調査 1-3月期 ( 景況判断 BSI-大企業製造業、 前期比) 法人企業景気予測調査 1-3月期 ( 景況判断 BSI-大企業全産業、 前期比) メジャーSQ(特別清算指数)算出 - 2月 非農業部門雇用者数( 前月比) 2月 民間部門雇用者数( 前月比) 2月 失業率 1月 貿易収支 1月 輸出(前月比) 1月 輸入(前月比) 2月 新規銀行融資( 15日ま でに発表予定) 2月 マネーサプライM2(前年比、15日までに発表予定) 1月 鉱工業生産(前年比) 2月 IPCA(拡大消費者物価指数、前年比) - - - - 大規模地方議会選挙の一斉開票 民進党大会 サウジアラビアのサルマン国王、来日(~15日) 夏時間入り(NY証券取引所の取引時間が日本時間でPM10:30~翌AM5:00に) - - 0.9% - ▲457億ドル - - 1.50% - 4.6% - - - 1.6% - - - - - 17.8万 人 - 267.0億 ド ル 13.0% 20.0% - - - - - 1.8% 前月・ 前期・ 前年 ▲0.2% 1.8% 1.3% ▲0.1% ▲443億ドル 0.4% ▲0.9% 1.50% 2.7% 5.0% 0.2% ▲0.8% - 1.0% 16,692億 円 114.8 104.8 49.8 49.4 24.6万 人 ▲3.0% 513.4億 ド ル 7.9% 16.7% 2.3% 0.5% - 0.00% - - 2.5% 4.72% - 7.5%pt - 3.0%pt - 17.4万 人 18.3万 人 4.7% - 22.7万 人 23.7万 人 4.8% 187億ユーロ ▲2.8% 0.1% 20,300億 元 11.3% ▲0.4% 5.35% - - - - - - - - - - - 注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2017年3月2日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがある 出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 9 - - - - 2017 年 3 月 3 日(金) 週刊株式アウトルック 再来週、海外では、米国のFOMC開催、予算教書の発表、オランダの総選挙と重要イベントが相次ぐ。 予算教書は概要のみの発表に留まるとみられる。ただし、税制改革や先月末の施政方針演説で言及された インフラ投資等に関する更なる情報が示されるかを確認したい。オランダ総選挙では、反EU政党が支持を広 げた場合、マーケットのリスクとして意識されよう。 【再来週の主なスケジュール】 発表日 国・ 地域 日本 3月 13日 (月 ) インド トルコ 米国 3月 14日 (火 ) ユーロ圏 独 中国 インド 日本 3月 15日 (水 ) 米国 英国 オランダ インドネシア 米国 3月 16日 (木 ) ユーロ圏 英国 豪州 NZ インドネシア ロシア トルコ 日本 3月 17日 (金 ) 米国 ユーロ圏 - 3月 18日 (土 ) 3月 19日 (日 ) 日本・ロシア - 市場予想 1月 - 2月 1月 2月 - 1月 3月 1-2月 2月 - - - 2月 2月 2月 3月 - - 11-1月 2月 機械受注( 船舶・ 電力除く 民需、 前月比) 日本経済新聞社・東京証券取引所が「JPX日経中小型株指数」を算出・公表開始 消費者物価指数(前年比) 経常収支 生産者物価指数(前月比) FOMC( 米連邦公開市場委員会、 ~ 15日、 経済見通し公表、 記者会見あり ) 鉱工業生産(前月比) ZEW景気期待指数 固定資産投資( 都市部、 年初来、 前年比) 卸売物価指数(前年比) 日銀金融政策決定会合( ~ 16日) 春闘集中回答日 東芝、内部管理体制等についての報告期限 消費者物価指数(除食品&エネルギー、前年比) 小売売上高( 前月比) 小売売上高( 除自動車、 前月比) ニュ ーヨーク連銀製造業景況指数 政策金利 米連邦債務の上限引き上げ期限 ILO失業率 失業保険申請件数 総選挙 貿易収支 住宅着工件数( 前月比) 住宅着工件数(年率換算) 住宅着工許可件数( 前月比) 住宅着工許可件数(年率換算) フィラデルフィア 連銀製造業景況指数 - 予算教書 2月 消費者物価指数(前年比、確報) - 政策金利 2月 新規雇用者数(前月比) 2月 失業率 10-12月期 実質GDP(前期比) - 政策金利 2月 鉱工業生産(前年比、17日発表の可能性もあり) 政策金利(1週間物レポ金利) - - (翌日物貸出金利) - (翌日物借入金利) 2月 全国百貨店売上高(前年比、21日までに発表予定) 2月 全国スーパー売上高(前年比、27日までに発表予定) 2月 鉱工業生産指数( 前月比) 3月 ミ シ ガン大学消費者信頼感指数( 速報) 1月 貿易収支(季調済) G20財務大臣・中央銀行総裁会議(~18日、独・バーデン・バーデン) - OPEC(石油輸出国機構)加盟国・ 非加盟産油国の協調減産監視委員会第2回会合 - 共同経済活動と北方領土の元島民自由訪問の簡素化に向けた第1回公式協議(東京) - - - - 2月 2月 2月 2月 2月 3月 - - - - - - - - - - - - - - - - - 0.50~ 0.75% - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 前月・ 前期・ 前年 6.7% - 3.17% ▲42.7億ドル 0.6% - ▲1.6% 10.4 8.1% 5.25% - - - 2.3% 0.4% 0.8% 18.7 0.50~ 0.75% - 4.8% ▲42,400人 - 13.96億ドル ▲2.6% 124.6万戸 5.3% 129.3万戸 43.3 - 1.8% 0.25% 13,500人 5.7% 1.1% 4.75% 2.3% 8.00% 9.25% 7.25% ▲1.2% ▲1.6% ▲0.3% 96.3 245億ユーロ 注:発表日は現地時間。市場予想と実績は2017年3月2日12時時点のBloombergの値を表示。スケジュールは予告なしに変更されることがある 出所: Bloombergおよび各種報道などよりSMBC日興証券作成 本レポートについての注意事項は巻末をご覧ください。 10 - - - - 2017 年 3 月 3 日(金) 週刊株式アウトルック 本資料について 【免責事項】 本資料は証券その他の投資対象の売買の勧誘ではなく、SMBC日興証券株式会社(以下「弊社」といいます)が投資情報の提供を目 的に作成したものです。本資料は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手した情報に基づいて作成していますが、これらの情報 が完全、正確であるとの保証はいたしかねます。情報が不完全または要約されている場合もあります。本資料に記載する価格、数値等 は、過去の実績値、概算値あるいは将来の予測値であり、実際とは異なる場合があります。かかる価格、数値等は予告なしに変更する ことがありますので、予めご了承くださいますようお願いいたします。本資料は将来の結果をお約束するものでもありませんし、本資料に ある情報をいかなる目的で使用される場合におきましても、お客様の判断と責任において使用されるものであり、本資料にある情報の 使用による結果について、弊社及び弊社の関連会社が責任を負うものではありません。本資料は、本資料を受領される特定のお客様 の財務状況、ニーズ又は投資目的を考慮して作成されているものではありません。本資料はお客様に対して税金・法律・投資上のアド バイスを提供する目的で作成されたものではありません。投資に関する最終決定は、契約締結前交付書面、上場有価証券等書面、目 論見書、お客様向け資料等をよくお読みになり、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。 本資料は、弊社又は弊社の関連会社から配布しています。本資料に含まれる情報は、提供されましたお客様限りでご使用ください。本 資料は弊社の著作物です。本資料のいかなる部分についても電子的または機械的な方法を問わず、いかなる目的であれ、無断で複製 または転送等を行わないようにお願いいたします。本資料に関するお問い合わせは、弊社の営業担当者までお願いいたします。 本資料に記載された会社名、商品名またはサービス名等は、弊社または各社の商標または登録商標です。 【金融商品取引法第 37 条(広告等の規制)にかかる留意事項】 手数料等について 弊社がご案内する商品等へのご投資には、各商品等に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。例えば、店舗における国内 の金融商品取引所に上場する株式等(売買単位未満株式を除く。)の場合は約定代金に対して最大 1.242%(ただし、最低手数料 5,400 円)の委託手数料をお支払いいただきます。投資信託の場合は銘柄ごとに設定された各種手数料等(直接的費用として、最大 4.32%の 申込手数料、最大 4.5%の換金手数料又は信託財産留保額、間接的費用として、最大年率 5.61%の信託報酬(又は運用管理費用)及 びその他の費用等)をお支払いいただきます。債券、株式等を募集、売出し等又は相対取引により購入する場合は、購入対価のみをお 支払いいただきます(債券の場合、購入対価に別途、経過利息をお支払いいただく場合があります。)。また、外貨建ての商品の場合、 円貨と外貨を交換、又は異なる外貨間での交換をする際には外国為替市場の動向に応じて弊社が決定した為替レートによるものとしま す。上記手数料等のうち、消費税が課せられるものについては、消費税分を含む料率又は金額を記載しております。 リスク等について 各商品等には株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等及び有価証券の発行者等の信用状況(財 務・経営状況を含む。)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)、又は元 本を超過する損失を生ずるおそれ(元本超過損リスク)があります。 なお、信用取引又はデリバティブ取引等(以下「デリバティブ取引等」といいます。)を行う場合は、デリバティブ取引等の額が当該デリバ ティブ取引等についてお客様の差入れた委託保証金又は証拠金の額(以下「委託保証金等の額」といいます。)を上回る場合があると共 に、対象となる有価証券の価格又は指標等の変動により損失の額がお客様の差入れた委託保証金等の額を上回るおそれ(元本超過 損リスク)があります。 また、店頭デリバティブ取引については、弊社が表示する金融商品の売付けの価格と買付けの価格に差がある場合があります。 上記の手数料等及びリスク等は商品毎に異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書又はお客様向け資料等をよ くお読みください。なお、目論見書等のお問い合わせは弊社各部店までお願いいたします。 商 号 等 SMBC日興証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2251 号 加入協会 日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商 品取引業協会 (2015/04/09 版)
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