報道発表資料(PDF形式, 581KB)

平成29年2月22日
報 道 発 表 資 料
「IoT・ウェアラブルデバイスを用いたナノ・マイクロ加工装置操作支援」実証実験を開始
~研究開発拠点「新川崎・創造のもり」での取組~
「新川崎・創造のもり」(幸区新川崎7-7)では、新たな科学・技術の創出を目指して、多数の企業、大学が
集い、連携しながら、最先端の研究開発に取り組んでいます。
このたび、「新川崎・創造のもり」内のNANOBICクリーンルームにおいて、4大学(慶應・早稲田・東工大・東大)ナ
ノ・マイクロファブリケーションコンソーシアム※1と、株式会社日立LGデータストレージ(東京都港区)が、共同で開発
を進める、「IoT・ウェアラブルデバイスを用いたナノ・マイクロ加工装置操作支援」の実証実験を実施することとなりました。
※1 慶應義塾大学、早稲田大学、東京工業大学、東京大学の4大学が連携・協力し、次世代の基盤技術として注目され
るナノ・マイクロ分野の研究教育推進に取り組むコンソーシアム(共同事業体)です。本市との連携のもと、市内企業等へ
の技術教育、4大学所有の最先端機器の利用開放等の産学連携に取り組んでいます。
1 ナノ本システムと実証実験の概要について
本システムは、クリーンルームに設置されているナノ・マイクロ加工装置や観察装置を使用する際に、装置に貼り付
けたバーコード情報を画像センサで読み取り、インターネット上にアップロードした情報にアクセスすることで、ヘッドマウン
トディスプレイ上に装置の操作動画を表示します。取り扱いが難しい装置でも、装置を操作しながら手順等を参照
することができる、IoT技術とウェアラブルデバイスを活用した支援システムです。株式会社日立LGデータストレー
ジのヘッドマウントディスプレイは視認性に優れており、細かい設定情報も迅速に読み取ることができます。
NANOBICでは、施設内に設置した最先端の研究機器を企業に利用開放しており、実証実験において本操
作システムの有効性の検証を経たのち、一般の利用企業にも広く御利用いただく予定です。
ディスプレイ
カメラ
操作方法を表示
ヘッドマウント型ウェアラブルデバイスを装着
(利用者の操作動作のデータも同時に取得)
2
操作マニュアル等をヘッドマウントディスプ
レイ上に表示。視認性に優れており、
機器を操作しながら必要な情報を得る
ことができる
研究機器に貼り付けられた
バーコードをカメラで読取
デモ体験会の実施について
実証実験の開始にあたり、報道関係者向けに試作装置を用いた体験型のデモンストレーションを行います。
①日
時:平成29年3月2日(木) 13時から14時まで
②場
所:川崎市幸区新川崎7-7新川崎・創造のもり内
NANOBIC
③申込方法:開催前日までに、御所属・御氏名・御連絡先を記載したメールまたは電話にてお申込みください。
【申込先】 川崎市経済労働局 次世代産業推進室ベンチャー産業推進担当 宛
メール:[email protected] / 電話 044-200-2407
川崎市経済労働局 次世代産業推進室
ベンチャー産業創出担当 対馬
電 話 044-200-3712(内線 28303)
FAX 044-200-3920(内線 28199)
株式会社日立LGデータストレージ
営業本部 営業 6 チーム 霜田
電 話 03-5427-8060