表示 - 奈良県立図書情報館

奈良県立図書情報館常駐警備業務共通仕様書
奈良県立図書情報館の建物及び敷地内(以下「図書情報館」という。)の常駐警備業務及びこれに関連する業
務の仕様書は、下記のとおりとする。
ただし、この仕様書は、常駐警備業務の大要を示すものであり、現場の状況に応じ、本書に記載されていない
ものでも、奈良県立図書情報館館長(以下「管理者」という。)が、必要と認めた業務については、委託金額の
範囲内で、受託者は管理者の指示に従うものとする。
1.業務の目的
常駐警備員による警備業務を主たる業務とし、施設の秩序及び規律を維持し、盗難、破壊等の犯罪、火災及
び設備異常の発生を警戒・防止することにより常に利用者の安全を守ることを目的とする。
2.業務契約の対象物件
①
②
③
④
物件名:奈良県立図書情報館
所在地:奈良市大安寺西1丁目1000番地
延床面積:12,123㎡
敷地面積:31,638㎡
3.業務の実施方針
① 施設の用途・規模・開館時間・利用状況等を勘案して適切な警備計画を立て、犯罪・災害等の未然防止
に努めること。
② 警備業法、消防法、労働安全衛生法等関連法令及び監督官庁の指示等を遵守すること。
③ 警備員への適切な指導・研修を実施すること。
④ 全ての警備員は厳正な服務規律にのっとり、勤務時間中職務にふさわしい統一された制服を着用し、利
用者に対して公共施設にふさわしい言葉遣いと態度を守り、丁寧に振る舞うこと。
⑤ 警備員は24時間常駐させること。
⑥ 創意工夫やノウハウを活用し、合理的かつ効率的な業務実施に努めること。
4.業務責任者
警備員の中から業務責任者1名を選任し、警備業務の実施を指導・監督させること。
5.業務計画書
警備業務の実施に先立ち、実施体制、実施工程等必要な事項を記載した業務計画書を提出し、管理者の確
認を受けること。
6.業務報告書
毎朝(休館日は翌朝)管理者に警備日誌を提出し、特記事項の口頭報告を行う。
また、毎月月報の提出をして担当者の承認を受けるものとする。
7
その他
本仕様書に定めのない事項については、管理者及び受託者が協議してこれを定めるものとする。
県立図書情報館常駐警備業務特記仕様書
1.業務概要
受託者は図書情報館の施設の秩序及び規律を維持し、盗難、破壊等の犯罪及び火災の発生を警戒・防止する
ために常駐警備員を配置し、財産の保全を図るとともに利用者の安全を守る。なお、トラブル・異常事態等が
発生した場合は直ちに関係各所への連絡等を行い、その処置にあたる。
2.常駐警備業務内容
(1)常駐警備員の配置については、下記のとおりとする。
平成29年4月1日~平成30年3月31日の期間
(ア)平日
8:45~20:15(2ポスト)
(イ)夜間
20:15~翌8:45及び休館日(1ポスト)
(ウ)土・日、国民の祝日に関する法律に規定する休日(以下「休日」という。)
8:45~20:15(3ポスト)
(2)勤務内容等
1)勤務内容については、館内巡回、館外巡回、各制御盤の監視及び駐車場の管理を行う。
2)常駐警備計画を作成すること。
3)休館日は、毎週月曜日(月曜日が休日のときは、その後の休日でない平日)と月末の管理者が指定する
日と12月29日から1月3日とする。
(3)配置ポスト数等の変更
開館時間の延長等を行う場合などは、事前に協議のうえ、当該日の要員の配置ポスト数及び従事時間の変
更を行うことがあるものとする。
(4)常駐警備業務仕様
1)火災の防止に関すること。
(ア)建物の火気点検及び確認並びに異常時の処理
(イ)消火設備及び施設の外観的点検・確認並びに異常時の処理
(ウ)電気及びガス等の施設、危険物貯蔵所その他発火源となるおそれのある箇所の外観的点検及び異常
時の処理
(エ)火災の早期発見と消火
(オ)建物内各室における火気の点検及び確認並びに異常時の処理
(カ)その他防火上必要な事項
2)盗難、破壊等の犯罪の予防に関すること。
(ア)建物の施錠箇所の点検と異常の有無確認
(イ)潜伏者及び不審者等の発見とその処理
(ウ)出入り者の管理
(エ)監視カメラによる異常の有無の確認
(オ)その他盗難防止上必要な事項
3)設備異常の処置に関すること。
(ア)夜間・休日等で常駐設備員が不在時の設備異常の有無確認
(イ)異常時の緊急連絡先への通報と連絡先からの指示による応急処置
4)機械警備の操作及び機械警備異常時における機械警備会社社員との連係業務に関すること。
警戒時間:午後9時~午前8時
ただし、館内に残留者がいる場合は退館後に行なうものとする。
また、甲が指示したときは、その指示にしたがい機械警備装置の作動及び解除を行うものとする。
5)図書情報館の一般的な警備・規律保持並びに人身の危害防止に関すること。
6)図書情報館内の諸施設及び配置物品の管理保全に関すること。
7)設備点検時の館内各室への業者誘導及び開閉扉に関すること。
8)巡視に当たっては、担当者を決め、来館者の案内・整理、誘導及び安全管理に関すること。
9)3の「駐車場及び駐輪場の管理業務内容」に定める駐車場及び駐輪場の管理に関すること。
10)夜間(休館日の昼間を含む。)の図書情報館の出入り者の管理に関すること。
11)図書情報館建物出入り口その他必要箇所の施錠に関すること。
12)執務時間外の文書の収受及び電話、電信及び伝言等の受理並びにこれらの記録に関すること。
13)図書情報館のマスターキーの保管に関すること。
14)図書情報館外周の警備及び取締りに関すること。
15)その他、館の管理のため必要があると認めて指示する事項に関すること。
(5)警備員等
1)警備員は、警備業法の定めにしたがい、身体強健であり、かつ、機敏に活動できる者とする。
2)勤務時間中は、常時巡回しなければならない。
業務の引き継ぎを行うときは、後任者が改めて館内外を巡回し、異常のないことを確認のうえ、前任者
から業務を引き継ぐものとする。
(6)エントランス等の開閉
警備員は、休館日以外の日は、次のとおり出入り口を開閉しなければならない。
1)1階エントランス及び
開扉 午前9時00分
2階メインエントランス
閉扉 午後8時00分
2)1階職員通用口
開扉 午前8時00分
閉扉 午後9時00分
3)駐車場
開場 午前8時45分
閉場 入庫口:午後8時00分
出庫口:午後8時30分
なお、管理者が指示したときは、随時必要箇所の開閉を行わなければならない。
(7)国旗・県旗・館旗の掲揚等
警備員は、休館日以外の日は、次の時刻に図書情報館正面玄関前ポールに国旗、県旗及び館旗を掲揚し、
またこれらを降納しなければならない。ただし、雨天のときは、掲揚しないものとし、又は直ちに降納する
ものとする。
1)掲揚時刻
午前8時00分
2)降納時刻
日没直前
(8)案内表示及び注意表示等設置
警備員は、休館日等に係る案内表示、その他の注意表示について管理者の指示により設置及び撤去しなけ
ればならない。
(9)電話の切り替え
別途管理者より指示する時間に代表電話の昼間夜間の切り替えを行うこと。(休館日を除く)
3.駐車場及び駐輪場の管理業務内容
(1)駐車場使用料の回収等
駐車場開場前に、釣り銭用コインのセットを行う。また、閉場後速やかに駐車場使用料を回収し、甲へ使
用料明細とともに引き渡すこと。なお、これらの作業には、図書情報館職員が立ち会うものとする。
(2)開場時間
開場は午前8時45分とする。ただし、管理者が指示したときは、その指示時間とする。
(3)閉場時間
閉場は、入庫口が午後8時とし、出庫口は午後8時30分とする。ただし、閉場時に残車がある場合は、
その旨を常駐警備員に引き継ぐこと。
(4)消耗品の負担
管理に要する駐車場券等の用紙は、管理者の負担とする。
(5)事故防止等
駐車場の管理に当たっては、駐車に関し、常に万全の注意をもって事故防止に努めなければならない。ま
た、駐車場の出入り口やその付近の周辺の道路状況等についても、満車時など必要に応じ適宜監視、整理等
を行い円滑な駐車場管理を行うものとする。
(6)駐輪場の管理
駐輪場(正面玄関前・南口・バイク用)の管理を行うこと。満車時などの場合は、状況に応じ適正な対応
を行うこと。
警備服務等要領
県立図書情報館常駐警備業務特記仕様書に基づき行う業務の細部については、下記のとおりとする。
1.
警備の職務遂行にあたっては常に次のことに留意し、誠実に勤務しなければならない。
1)仮眠は午前0時より午前6時までとする。
2)勤務者は勤務時間中、管理者の許可なくして勤務場所を離れてはならない。
2. 図書情報館の巡視にあたっては次の事項に留意し、異常があるときは直ちに臨機の措置をとるとともに、
事態を速やかに管理者に報告し、その指示を受けなければならない。
1)使用終了後の各室及び各施錠を点検し、火気を取り締まるとともにその安全を確認する。
2)窓ガラス・扉・その他器物の破損個所に注意する。
3)廊下・ロビー・階段及び通路等に必要以外の物件が放置してあるときは撤去させる。
4)館内外において人身または器物に危害を加えると思われる行動は制止する。
5)消火栓・スプリンクラー・泡消火設備・消火器その他防火設備に異常がないかを確認する。
6)電気設備・空調設備・給排水設備・その他諸設備等に異常がないかを確認する。
7)入り口付近の駐車及び駐車禁止区域に注意し、違反駐車の整理を行う。
8)火災予防には特に留意し、タバコ・吸殻の始末、火気使用箇所の点検等火災予防上必要な事項を完全に
措置する。
9)館内外の清掃・美観に留意し、清掃員退出後に著しく美観を損ない不潔な状態を発見したときは清掃を
行う。
10)駐車場の保全管理を行う。
11)図書情報館及び外周の警備を行う。
12)その他図書情報館建物・諸設備及び備品等の破損及び整理整頓の点検を行う。
3.来館者への接遇にあたっては常に懇切丁寧を旨とし、応対の言葉使いに注意するとともに次により処理しな
ければならない。
1)来意を聞き、速やかに案内または連絡する。
2)閉館又は休館中の入館者についてはその来意を聞き、必要に応じて氏名・連絡先・入館時刻及び退館時
刻を別に定める入館者名簿に記入する。
3)図書情報館の出入り者に注意し、挙動不審と思われる者については要件を聞き、必要な措置をとる。
4)泥酔者・浮浪者その他一般の来館者に迷惑をかけるおそれのある者については、速やかに退館を求める
とともに、必要のある場合には管理者の指示を受けて適当な措置をとる。
5)外来者に対し盗難予防・火気取扱及び禁煙場所について注意し、必要な指示をする。
6)図書情報館において催し物その他多数の人が出入りする行事があるときは、他の関係職員と協力して必
要な整理及び取締りを行う。
4. 次の事項にふれ、またはふれる恐れのある者があるときは直ちにこれを中止させ、または館外に退去させ、
もしくは当該物件を撤去させるなど必要な措置をとらなければならない。
1)正当な理由がなく、図書情報館に立ち入りまたは残留する者。
2)みだりに喧騒にわたる行為をし、または通行の妨害をする者。
3)所定場所以外で火気を使用する者。
4)図書情報館の施設・設備等を損傷し、または汚損した者。
5)泡消火設備起動装置・スプリンクラー制御弁・防火扉・自火報手動発信機等消火設備にいたずらする者。
6)立入禁止の場所に立ち入った者。
7)美観を損し、または不潔な行為をした者。
8)駐車禁止の場所に駐車した者。
9)みだりに物件を放置する者。
10)許可を受けないで仮設工作物を設置し、また寄付金の募集・署名を集めるなど関係法規等に違反する行
為を行なう者。
11)ポスター・張り紙・看板・懸垂幕・その他これに類する物を規定場所以外に掲出し、または掲出しよう
とする者。
12)その他図書情報館の管理に関して館長が定める事項に違反する行為をする者。
5.
遺失物を発見し、またはその届け出があったときは管理者に送致しなければならない。
6. 機械警備機器を警戒状態又は未警戒状態にセットする。また、機械警備異常時には機械警備会社社員から
の指示に従うと共に、連係して異常の原因究明業務を行う。
7.
警備員室に次に掲げる帳簿及び物品を備え管理しなければならない。
1)警備日誌
2)入館者名簿
3)マスターキー