平成29年2月発行

特別号
平成 29 年2月発行
15年ぶりのサンデー議会
100人超の傍聴!!
一 般質問に
11議員が登壇
目 次 / ・12月定例会一般質問
1
平成29年2月 特別号
2P∼5P ・常任委員会行政視察報告 6P
ごぼう市議会だより
月定例会一般質問
全で安心できるまちづくり
について問う
市長答弁 安心して人を生み育て、
年を重ねることのできるまちづくり
を目指し、総合計画、まち・ひと・
しごと創生総合戦略をもとに皆さん
の意見を聞きながら、責任をもって
実行しているところです。
れくらいの規模と思っています。御
坊大橋は現在耐震補強の工事中で又
他の架橋点検については、本年から
3ヵ年で212橋の点検を行ってい
ます。住宅耐震補強率アップについ
ては、耐震診断を受けたお宅へ訪問
し、耐震改修を促したいと考えてい
ます。
質
震による津波対策について
問う
防潮堤・歩道橋型避難タワー・
命山について
回答 巨大地
震が発生すれ
ば甚大な被害
を及ぼすもの
であり、津波
から何として
も逃げ切るた
めの対策を実
施する。そう
いう方針が
国・県から出
されており、
専門家の意見
を聞きながら
調査研究し国、
県へ働きか
けていきた
いと思って
います。
歩道橋型
避難タワー
は、限られ
た土地での
建設が可能
で あ る と
い っ た メ
リットがあ
ります。また、命山は耐用年数が長く、
多くの方が避難でき、普段も使うこと
ができるというメリットもあります。
しかし、命山については広大な面積が
必要であるということも事実で歩道橋
型避難タワーにしろ、命山にしろ、ど
ちらもメリット、デメリットがあるが
難しいと思います。
回答 本市においては、県から市に
注意喚起の連絡が入れば、マスクを
着用することなど市内放送を行うと
ともに、迅速に関係各課から学校、
幼稚園、保育所、福祉関係へ連絡す
る体制を整えています。各学校では、
M2・5、市民の方々への注
意喚起は
質問者
宮路雅仁 議員
質問者
松屋久紀 議員
質問者
村上宗隆 議員
難タワー建設、架橋の点検、
また、住宅耐震化の推進に
ついて問う
回答 避難タ
ワーの一つは
名屋公園で、
二つ目は、九
月の補正予算
であげていた
だいた新町通
りの北側に土
地を購入する
ことができま
した。面積6
77・67平
米で地域で避
難対象者が約
700名でこ
P
地
12
安
避
屋外での活動を控えるなど既に連絡
しており、今後も引き続き周知を
図っていきたい。
質 御坊市のごみ袋について問う
ごみ袋がすぐに破れて仕方がない、
また、料金が高いのではと相談を受
けた。市のごみ袋を強化することは
できないか、また、ごみ袋の利便性
を考えて形状を変えることはできな
いのか。
回答 本市では、指定ごみ袋の種類
や規格を条例で定め、ごみの種類に
応じて、材質やごみ袋の厚みを変え
ています。可燃ごみ袋の強度が弱い
ということですが、メーカーに対し
て第三者機関で検査を義務づけ
チェックしており十分な強度を持た
せています。また、形状についてで
すが利便性の観点から市民の皆さん
に負担をかけない程度で検討しメー
カーと協議をしていきたいと考えて
います。
2
平成29年2月 特別号
ごぼう市議会だより
校等への不審者侵入時の
危機管理について問う
回答 不審者侵入時の危機管理につ
いては、大変重要なことと認識して
います。各学校では、危機管理マ
ニュアルを作成して、これに基づい
た防犯訓練を実施しているものの、
最近では、地震、津波避難訓練に重
点を置いて以前のような頻度で実施
できていない、今後、他の訓練とバ
ランスを考えながら実施していきた
いと考えている。
体障害者の方の雇用について
回答 職員採用は、本年、1名の募
集を行いました。これに対し5名の
申し込みがありましたが当日1名の
欠席で4名が受験。しかし1次試験
で合格基準に達した方がいませんで
したので、採用に至っていません。
雇用に関する法律で定められてお
ります基準を下回らないということ
で考えております。
質問者
山田勝人 議員
市長答弁 学校施設の耐震改修の問
題がありましたので遅れてきました
が、いよいよ、庁舎になるのか、庁
舎が避難場所にも位置づけになって
まいります。したがって、今年度中
に職員で構成する準備委員会を発足
させて、問題のある部分を整理した
いと思っています。来年度になりま
すと議会・市民・各界の皆さんの意
見を求めながら場所、構造、規模の
問題を検討していただき、3年目ぐ
質 安心・安全を守ることができる
拠点として、誰もが愛着の持て
る新庁舎建設を進める時期に来
ていると考えますが、今後の進
め方も含め市長の考えは。
庁舎建て替えについて問う
市
質問者
小池佐左夫 議員
質 職員採用に障害者の枠があったと
思います。昨年 は 一 人 採 用 さ れ た 、
今年度は採用されたのか、また今
後、何人ぐらい 採 用 予 定 か 。
らいから本格的な準備に入っていき
たいと考えています。
避難タワー整備について問う
雨をしのぐ屋根、風をしのぐ壁、
質
そして、食料の備蓄などの対策は。
薗
回答 昨年3月に完成したばかりで、
もろもろの縛り、条件などがクリア
された時点で早急に検討にかかりた
いと思っています。食料備蓄につき
ましては、関係各課と調整、優先順
位をつけ避難所ごとに配備していま
す。
質
質問者
山本清司 議員
総合複合施設をまちづくり計画
として提案すべきと感じるが
定複合観光施設について問う
特
市長答弁 特定複合観光区域の整備
推進に関しましては課題も多く取り
組む考えはございません。また、ま
ちづくりについては、まち・ひと・
しごと創生事業の中で総合的な計画
を立てて地場産業を中心にして推進、
やはり我々は知識と技術と人を持っ
ている産業に重点を置くことが必要
と考えています。また、日高港の活
用というものに取り組んでいます。
いずれにしても、無責任な回答はで
きません。確実性のある施策の展開
を今後とも続けていきたいと考えて
います。
平成29年2月 特別号
3
学
身
ごぼう市議会だより
護保険の新総合事業の取り
組みについて問う
質 制度ができて、 年が経過した。
今、重大な岐路に立たされてい
ます。
病床2室8床を持ち、二次救急機能
に高度急性期治療をプラスしていま
す。できれば高度レベルの救急体制
を整備したいところですが、まず、
救急科専門医がいる救急科の設置が
できればと思っていまして、県立医
科大学に専門医の派遣を要請してい
るところです。
クターへの直通ダイヤルに
ついて
質 救急搬送時に救急隊からドク
ターへの直通ダイヤルがあれば
搬送がより短縮できるのではな
いでしょうか、市の見解を問う。
回答 救急隊からドクターへの直通
ダイヤルは運用していませんが、受
け入れ交渉の迅速化につきましては、
以前から医療機関との協議を重ね、
救命率の向上の観点からも、よりス
ムーズな救急搬送の実現に向け、医
療機関と引き続き協議を進めてまい
ります。
質問者
平井俊哉 議員
域活性化について行政の
支援は
地
回答 農業については、後継者対策
や鳥獣被害・耕作放棄等の対策に加
え農産物の販路開拓、消費拡大の推
進の支援も行っていきたいと考えて
います。水産業については、施設の
改修や漁港施設の保全及び災害に対
する機能強化を行っています。また、
稚魚の中間育成やアワビの放流など
育てる漁場の支援も行っていきたい
と考えています。また、インター
ネットサイトを活用したふるさと納
税の取り組みが始まっています。イ
ンターネットは、難しいと敬遠され
ていた皆様にも、地域の特産物の販
売の場として参加していただければ
と思っています。
4
平成29年2月 特別号
学援助の入学準備金を3月
支給に
質 新入学時に文房具等を用意するため
の新入学準備金の支給時期をこれま
での7月支給から入学前の3月に支
給できないかと提案しましたところ
実情を調べてみたいとのことでした
がその後の検討状況について問う。
回答 支給費目ごとの単価を国の基
準で決めていますが、通知が届くの
が4月以降になるため、見込額で支
払ったのち変更があった場合どうす
るか課題もありますので研究をして
いきたいと考えています。
命救急医療について
市長答弁 心筋梗塞や脳血管障害な
ど重篤な救急疾患の手術後など、よ
り高度な医療管理を行う高度急性期
ド
質問者
田端卓司 議員
回答 改正により様々な問題が起き
るのではと危惧されますので介護保
険設立当時の理念に立ち返り審議し
ていただくよう、市長会や福祉事務
所長連絡会議等を通じて、要望して
いきたいと考えています。要支援認
定基準は変更ありません。要支援、
ヘルパー、デイサービスは4月以降
総合事業への移行となります。現行
同様認定の申請をしていただき、地
域包括支援センターや居宅介護支援
事業所のケアマネージャーと希望す
るサービスを決めていただきます。
財源は、地域支援事業費の中で対応
できる見込みです。
質 中紀地方には、救命救急セン
クターへの直通ダイヤルに
ターや救急科の専門医がなく、
ついて
救急患者が診てもらえないこと
もある。国保日高総合病院へ救
命救急センター・救急科の設置
を問う。
質問者
松本隆史 議員
16
就
救
ド
介
ごぼう市議会だより
回答 トイレの洋式化等の個々の改
修については日常予算の中で対応し
ていきたいと考えています。また、
大きな改修については総合計画に基
づいて対応を考えています。洋式化
の必要というのは、重々感じていま
す。
齢者の自動車運転について
問う
質 最近立て続けに高齢者による交
通事故が多発している。このよ
うな状況を踏まえ運転免許の自
主返納を求める声が多いが、当
市のような地方では、車は生活に
欠かせません。難しい問題と思う
が市民の安心・安全を思えば対
策が必要と考えるが見解を問う。
回答 警察、自動車学校の協力を得
て交通安全講座等を実施し、高齢運
転に潜む危険を認識してもらい運転
時の注意等を説明と同時に自主返納
の選択肢もあると説明しています。
交通手段を有しない方の日常生活の
利便性を高めるため支援内容の見直
しも含め現実に即した支援体制を作
るように各課、関係機関とワーキン
グチームを立ち
上げ、検討に
入っているとこ
ろです。
質問者
楠本文郎 議員
市長答弁 市長としての考え方を申
し上げて皆さんのご意見を聞くという
ふうな手法をとっています。何も現有
地に限ったことではありません。もし、
ここにするならば、議員おっしゃると
おり調査というのは、しなくてはなら
ないと思っています。年度内に発足さ
れる準備委員会で検討を行い、その後、
議会や市民の代表の方に意見を聞きた
いと考えています。また、液状化現象
の有無などの地質調査も判断材料にな
るかも含め検討していきたいと考えて
います。
質 拠点たる条件が満たされている
か、また専門家の調査は必要で
ないか問う。
庁舎建て替えは広く市民の
意見を聞くべき
市
博について
質 二回目の開催となった、御博、
御坊市のみならず周辺町も含め、
地域を思う熱い人たちが大変頑
張っています。この御博こそが
地方創生につながっていくと考
える。行政として支援できない
か問う。
回答 御博は、メディアへの露出も
多く担当課としても市の魅力発信だ
けではなく、まちへの愛着を深め世
代や職種を超えたつながりによる
﹁まち﹂づくりに非常に有効と捉え
ています。今後どのような支援がで
きるのか、検討していきたいと思っ
ています。
質問者
山本直治 議員
中学校のトイレについて
問う
籍調査の進捗は、人員体制は
質 地籍調査は半分を超え、未調査
の 地 域 は 、名 田 、藤 井 、小 松 原 、
旧御坊町。
地
回答 本業務は専門的な知識が必要
な業務で急に進捗を伸ばすのは、難
しい。今後も限られた人員、財源の
中、関係者の協力を得ながら積極的
に取り組んでいきたいと考えていま
す。当初は、職員でやっていたが今
は専門家の業者に委託事業でやって
いる。今までやってきた中で、四人
体制で業者委託し事業を進める今の
体制に落ち着いています。
平成29年2月 特別号
5
高
御
小
ごぼう市議会だより
常任委員 会
行政視 察 報 告
づくりに取り組んでいきます。
民がより一層すごしやすいまち
財政の健全化等により、地域住
組みを参考に、当市においても
テップアップ・チャレンジ事業
宮城県大崎市においては、ス
り組みを実施している。
て修景や修繕、エリア整備等取
について同市担当職員から説明
年に1
の要望もあり合計4つの施設が
たちが過ごすミニ児童会館設置
合った保育園や放課後に子ども
設立。また、市民のニーズに
り、子育て支援総合センターを
況で、抜本的な対策が急務であ
は出生率が全国平均を下回る状
を視察。この施設がある中央区
北海道札幌市の資生館小学校
市も市政に反映できるように行
両市の地域振興策を参考に当
の事業として実施している。
解決や特性や資源を活かすため
ら充てられ、地域や地区の課題
当事業交付金は地域振興基金か
金を均等割と人口割りで設定。
む環境を整えるための基礎交付
体組織の安定した運営に取り組
基金を活用し各旧町に地域自治
市6町が合併し発足。地域振興
を受けた。同市は平成
入る複合施設として新庁舎を建
政・地域・市民と協力、連携し
総務文教常任委員会
設する運びとなった。札幌市の
郷土の活力にしていきたい。
産業厚生常任委員会
18
先行事例を参考に、当市におい
ても子育て支援の充実・拡充に
政の効率化とまちの賑わいを取
た地域に住む住民を支援し、行
市では約9000人弱の分散し
としても取り組んでいる。夕張
う状況で、現在市の再生に議会
議員報酬も全市の中で最低とい
から説明を受けた。議員定数、
に関することについて担当職員
夕張市において財政再生計画
建造物群保存地区に選定後は、
企画することになった。伝統的
あったためこれを活用しようと
調査を行い、素晴らしい資源が
昭和
員から説明後に街並みを視察。
との関わりについて同市担当職
の保存・活用方法や行政と民間
門町重伝建地区の歴史的町並み
栃木県栃木市において嘉右衛
努めていきます。
り戻すコンパクトシティの施策
歴史的な街並みの復活を目指し
年代に小山高専が街並み
を推進している。夕張市の取り
50
6
平成29年2月 特別号
編 集 後 記
十二月定例議会においてサンデー
議会を開催。多くの皆さんに議会を
見ていただきありがとうございまし
た。
これほど多くの方が関心を持って
いただいたことに感激しました。こ
の感激をより多くの方に伝えたいと
の思いで今回、御坊市議会初めての
議会広報発行に至りました。御坊市
議会は定数の削減、いま全国で問題
になっている政務活動費、また、費
用弁償を廃止し議会改革を進めてい
るところです。議会広報の発行も改
革の一環と捉え継続できればと思う
ところです。
発行には有志五人で取り組みまし
たが何分初めての取り組みで出来栄
えもまだまだと感じいるところです。
最後に皆さんからの感想、ご意見
をいただければと思います。宜しく
お願い致します。
︵直︶
編集チーム
山本 直治
松本 隆史
田中 数将
松屋 久紀
宮路 雅仁
発行 / 御坊市 議会事務局
〒644-8686 和歌山県御坊市薗 350 番地 TEL:0738-23-5514 FAX:0738-24-1791 E-mail:[email protected]