100 - 岸和田市

1
歳入・歳出総額
(億円)
(各年度普通会計決算額)
800
658.0
600
656.9
655.3
653.6
671.6
739.5
735.1
703.7
698.2
729.1
688.4
735.1
728.8
729.8
727.3
723.0
H25
H26
761.8
757.9
682.3
637.2
400
財政規模は
年間で
財政規模は10年間
年間で
約100億円
億円の
億円の拡大
200
0
H18
H19
H20
H21
H22
H23
歳入
歳出
H24
H27
歳入・歳出の規模は、平成18年度に歳入・歳出ともに660億円程度の規模であっ
たものが、途中に増減はあるものの、平成27年度決算時には760億円程度の規模
まで拡大しており、直近10年間に100億円程度の財政規模拡大が見られます。
2
市税収入
(億円)
300
250
(各年度普通会計決算額)
234.4
249.3
247.7
240.9
235.2
238.8
240.4
244.4
244.7
242.7
200
平成18年度と比較し
て大きな変動なし
150
100
50
0
H18
H19
市民税(個人分)
H20
H21
H22
市民税(法人分)
H23
H24
固定資産税
H25
H26
H27
その他
平成27年度の市税収納額は、約240億円であり、平成18年度の約234億円から大
きな伸びは見られません。過去10年間においても、常に240億円前後で推移してお
り、大きな変動は見られません。
3
地方交付税
(億円)
300
250
(H27年度までは普通会計決算額、H28年度は普通交付税等決定額)
近年は170億円以上の規模
で推移
200
150
177.0
149.7
139.7
140.3
H19
H20
177.6
175.9
174.9
175.7
172.9
158.0
152.4
100
50
0
H18
H21
H22
地方交付税
H23
H24
H25
H26
H27
H28
臨時財政対策債
実質的な地方交付税の額(地方交付税に臨時財政対策債を加えた額)は、平成
21年度までは140~150億円程度で推移していましたが、平成22年度以降は170億
円を超える額で推移しました。しかしながら、直近の平成28年度普通交付税等決定
額は平成27年度から約15億円の減少となっています。
4
人件費
(億円)
(人)
300
250
(各年度普通会計決算額及び定員管理調査)
1,485
150
1,500
1,449
200
1,392
10年間で約200人の削減
1,344
144.2
1,600
136.4
130.1
124.2
1,327
124.9
1,400
1,310
1,305
1,302
1,300
1,289
121.8
123.1
119.3
118.3
121.5
1,300
100
1,200
50
1,100
0
1,000
H18
H19
H20
H21
人件費
H22
H23
H24
H25
H26
H27
職員数(普通会計)
平成27年度の職員数は、平成18年度当時と比較して、約200人の減となっており、
人件費についても、この10年間で20億円以上の削減が図られていますが、近年は
その状況も横ばいとなっています。
5
扶助費
(億円)
300
(各年度普通会計決算額)
240.0
250
199.2
200
150
142.3
145.1
149.1
212.4
218.7
246.6
225.7
162.0
100
10年間で100億円
以上の増加
50
0
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H27
平成18年度に140億円程度であった扶助費は、年々増加しており、平成27年度に
は240億円を超える水準まで増加しました。実にこの10年間で100億円以上増加し
たことになります。
6
投資的経費
(億円)
300
(各年度普通会計決算額)
250
200
前半の5年間と比較して、直近
の5年間は低い水準で推移
150
100
87.6
59.0
72.6
62.7
73.5
49.7
50
30.8
28.7
H23
H24
54.9
38.9
0
H18
H19
H20
H21
H22
H25
H26
H27
過去10年間の投資的経費については、年度間でばらつき(最大値と最小値の差
が約60億円)があります。しかし、前半の5年間と比較して、直近の5年間は低い水
準で推移しています。
7
公債費
(億円)
300
(各年度普通会計決算額及びH28時点修正財政推計)
250
200
今後は減少の
見込み
150
100
92.5
100.6
94.7
91.1
96.4
95.2
97.3
98.9
97.3
92.5
86.4
85.1
79.1
74.3
70.7
65.1
H32
H33
50
0
H18
H19
H20
H21
H22
H23
決算額
H24
H25
H26
H27
H28
H29
H30
H31
推計値
平成18年度に93億円程度であった公債費は、ほぼ90億円台で推移し、平成27年
度においても同水準となっています。なお、平成28年度時点修正の財政推計におい
ては、今後減少するものと見込んでいます。
8
収支及び基金
(億円)
50
(各年度普通会計決算額及び推計値)
38.5
40
44.9
38.9
34.6
35.2
29.6
28.6
30
20.3
20
11.2
11.7
10
4.8
0.8
収支不足が続く
見込み
15.9
13.4
4.9
3.0
4.9
基金が枯渇
2.9
0.7
3.3
0
-10
▲ 6.1
▲ 6.2
▲ 10.3
▲ 11.0
▲ 12.7
-20
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
単年度の収支
H25
H26
H27
H28
H29
▲ 9.7
▲ 15.5 ▲ 14.6
H30
H31
H32
H33
財政調整基金+減債基金残高
※ここでは、平成27年度以前は実質収支額から財政調整基金及び減債基金の取崩額を差し引いた額を、
平成28年度以降は財政推計における収支不足見込額を用いている。
過去10年間の実質収支は黒字を計上していますが、平成18年度と平成25年度に
は財政調整基金及び減債基金を取り崩して黒字を保っています。しかし、直近の財
政推計では、平成28年度から収支不足が連続して生じると見込まれます。その結果、
財政調整基金等の残高は、年々減っていき、このままでは平成30年度には枯渇し
9
てしまいます。
市債残高(全会計)
(億円)
2,000
(万円)
98.2
97.2
94.4
92.8
91.5
88.5
100
87.4
84.6
82.4
80.0
80
1,500
60
1,000
1,990
1,963
1,904
1,867
1,838
1,772
1,761
500
1,702
1,649
1,593
40
20
約20%の減少
0
0
H18
H19
H20
H21
H22
市債残高(全会計)※
H23
H24
H25
H26
H27
市民1人当たり市債残高
※市債残高(全会計):普通会計及び特別会計・企業会計の各年度の市債残高の合計
本市の市債残高は平成18年度には2,000億円程度ありましたが、年々減少を続け、
平成27年度末には1,600億円程度まで減少(約20%の減少)しています。市民1人当
たりの市債残高も、同程度の減少割合となっています。
10
実質的な市債残高(普通会計)
(億円)
1,000
854.2
800
183.3
858.6
191.8
838.4
197.7
835.4
210.7
843.0
235.0
813.7
253.3
828.2
272.1
802.0
289.8
600
771.9
305.5
748.6
321.9
400
670.9
666.8
640.7
624.7
200
607.9
560.3
556.1
512.1
466.4
426.7
H25
H26
H27
10年間で35%以上
の大幅な減少
0
H18
H19
H20
H21
H22
実質的な市債残高
H23
H24
※
臨財債等市債残高
※臨財債等:税や交付税の代替として発行したもの(臨時財政対策債、減税補填債、臨時税収補填債、減収補填債)
臨時財政対策債等を除いた実質的な市債の残高は、平成18年度の670億円程度
から、平成27年度には430億円程度まで減少しており、35%以上の減少となってい
ます。
11
今後の収支不足見込
(単位:億円) H28年度
H29年度
H30年度
H31年度
▲ 10.3 ▲ 12.7 ▲ 15.5 ▲ 14.6
収支不足額(
収支不足額 ( 決算ベース
決算 ベース)
ベース )
H32年度
H33年度
▲ 9.7
▲ 6.2
財政推計(H28.8)値
▲ 9.9
▲ 8.8
▲ 8.9
▲ 8.0
▲ 3.8
▲ 0.3
中核市移行中止影響額
▲ 0.4
2.0
▲ 0.7
▲ 0.7
0
0
交付税算定報告錯誤分
―
※1
▲ 5.9
▲ 5.9
▲ 5.9
▲ 5.9
▲ 5.9
▲16.5
※2
収支不足(予算ベース)
財政調整基金等残高(予算ベース)
※4
22.4
※3
▲21.9
0.5
基金が
基金が枯渇する
枯渇する。
する。
特に予算編成が
予算編成が困難になる
困難になる。
になる。
※1:平成28年度錯誤分は現在精査中。
現時点で、平成26年度~平成28年度に錯誤額が発生すると見込んでいるが、錯誤額の確定については、府の
検査(平成24年度~平成28年度を対象)を受け、確定となる。
返還については、額確定以後の交付税算定において、当該影響額と相殺する形で精算する。
※2:最終予算ベース
※3:当初予算ベース
※4:決算時には不用額の発生等により、基金残高は上下する見込み。
収支不足が継続的に見込まれます。収支不足については、財政調整基金等を繰
り入れし、収支の均衡を保ちますが、平成29年度の当初予算編成時にはその残高
は極めて少額となり、平成30年度予算編成が非常に困難な状況にあります。
12
13
計画期間
計画期間は
平成30年度~平成33年度の4年間とする。
目標
平成30年度~平成33年度の間の年度別収支
不足額を確保する。
(単位:億円)
年度別収支不足額
H30年度
15.5
H31年度
14.6
H32年度
9.7
H33年度
6.2
計
46.0
14
15
基本方針
(1) 集中改革期間の重点的な財政健全化
平成30年度から平成33年度を集中改革期間とし、喫緊の財政危
機を回避するため、即効性のある取組を実施します。
(2) 持続可能な市政運営を実現するための構造改革
継続的に行財政改革を進め、構造改革に向けた土台づくりに取り
組みます。
計画に掲げた目標を達成するために、(1)に属する取組を積極的に実施し
ます。それと並行して構造改革に向けた(2)の取組を着実に実施します。
16
17
(1) 集中改革期間の重点的な財政健全化
【歳入確保に向けた取組】
◎より積極的な市有財産の処分・活用
など
【歳出削減に向けた取組】
◎事務事業総点検による規模の縮小及び休止※
◎総人件費の抑制
など
※規模縮小及び休止した事務事業については、計画期間終了後に、再点検
を実施し、事業の継続や廃止を決定します。
18
(2) 持続可能な市政運営を実現するための構
造改革
【歳入面での取組】
◎市が有する債権の徴収率向上
◎使用料や手数料の適正化
◎減免制度の見直し
など
19
(2) 持続可能な市政運営を実現するための構
造改革
【歳出面での取組】
◎『「選択と集中」を徹底した優先順位付けに基づく』
『類似団体比較等による適正財政規模に基づく』
『国・府・市の役割分担の整理に基づく』
『公民役割分担の整理に基づく 』
上記視点などによる事務事業の取捨選択
◎適正な人員の配置
◎事務事業評価実施による「最小の経費で最大の効果」の実現
◎公共施設の適正規模の実現
など
20
岸和田市企画調整部政策推進課