東郷町「道の駅」整備に向けた検討書(案)(概要版) 1.道の駅の整備目的 3.道の駅のコンセプト・基本方針 道の駅の整備に向けた基礎調査を実 施し、本町のまちづくりの課題を7つ抽出 しました。そして、検証の結果、道の駅が ①~⑤及び⑦の課題を解決するために 資する有効な手法であり、本町において 必要であると判断しました。 町の強み、道の駅の整備に関する町民アンケート調査の結果、本町における道の駅の役割等を踏 まえて、道の駅のコンセプトを「都会のオアシス」と設定します。 ③ 若者や高齢者の交流・協働によ るまちの活力の維持・向上 リニア インパクト 緑が多く 自然が豊か 癒しを 提供する 道の駅 今後も 人口増加傾向 若い人口構成 商圏人口 210万人 約43千台を 支える 国道153号 子育てするなら 東郷町 大都市近郊 オシャレな 道の駅 まちの中心核 ららぽーと の進出 ゆっくり 滞在できる 道の駅 楽しめる道の駅 ② 子どもが楽しめる場を提供する 役割 ③ 高齢者の生きがい創出の場を 提供する役割 ④ 産業活性化と買い物・雇用環境 改善を支援する役割 ⑤ 緑豊かな都市・あいち東郷を象 徴するシンボル的な施設として の役割 ⑥ 災害時に防災拠点としての機能 を発揮する役割 町を象徴するランドマーク ⇒シンボルタワー、眺望広場等 高齢者の生きがい創出 のための機能 屋内の遊び場 ⇒キッズルーム、大型バルーン等 の屋内遊具 屋外の遊び場 ⇒のびのび遊べるアスレチック、 屋外遊具、せせらぎの水場等 町民の活動・展示スペース ⇒開放的な広場、和室等 農産物直売所 物産施設 緑豊かな都市・あいち東 郷を象徴するシンボル 的な機能 都会のオアシス 基本方針 1:セントラル開発と一体となってまちの顔を形成 防災機能 東郷町を象徴し、多くの人を呼び込む施設とします。具体的には、「ららぽーと」との相乗効果 を生み出せるよう、今までにない「機能性」や洗練された「オシャレ」なイメージを追及して、新 たなまちの顔を形成します。そして、それを町外に広く発信し、本町の認知度を高めます。 巡回バス等との連携 基本方針 2:子どもが楽しめる場を充実 大人だけでなく、子どもたちも楽しめる施設とします。具体的には、屋内・屋外と道の駅のス ペースを有効活用し、小さな子どもでも、安全に、元気いっぱいに楽しめる場をつくります。そし て、「子育てするなら東郷町」のイメージの定着を図ります。 【道の駅に求められる役割】 ① セントラル開発と一体となって新 たな「まちの顔」を形成する役割 ⇒滞在したくなるような設え(大型 スクリーンによるパブリックビュ 授乳・おむつ替えスペース ーイング等)、足湯等 休憩スペース まちの顔を形成する機 能 その他 本町の道の駅は以下の役割を担うことが 必要であると考えます。 道の駅のコンセプト トイレ(屋外・屋内) 情報発信コーナー 防災機能 2.道の駅に求められる役割 コンセプト実現のための 施設のアイデア(例) 道路利用者・施設利用者 向けの情報発信 産業活性化と買い物環 境改善のための機能 ⑦ 大規模災害への対応と地域の防 災力の向上 本町が抱えるまちづくりの課題を効 率的・効果的に解決していくことを目 的として整備します。 道の駅はセントラル開発と両輪と なって、さらなる産業の振興と地域 の活性化を図るものとして整備します。 道路利用者・施設利用者 のための休憩 子どもが楽しめる機能 地域連携機能 ⑥ 公共交通ネットワーク形成による 交通利便性向上 候補施設 導入機能 駐車場 ドライバーに とっての 快適な休憩 ④ 産業の活性化と買い物・雇用環 境の改善 ⑤ 緑豊かな自然環境の保全と活用 区 分 情報発信機能 ② 子育て環境の優位性を保持し、 住み続けたいまち・選ばれるまち づくり 導入機能に対し、現時点で想定される候補施設との対応関係を例示します。 休憩機能 【本町のまちづくりの課題】 ① まちの中心核における新たな「ま ちの顔」づくり 4.道の駅の導入機能と候補施設 基本方針 3:高齢者の生きがいを創出 高齢者が気軽に足を運べる施設とします。具体的には、手作り作品の展示や子どもたちへの 知恵の伝承等、地域の高齢者にとっての生きがい創出の場として道の駅を活用します。 基本方針 4:産業活性化と買い物・雇用環境改善を支援 町の産業が元気になり、買い物や飲食も楽しめる施設とします。具体的には町の農産物や特 産品に加えて、愛知県の中心に位置する立地特性を生かして県内各地の特産品を揃えるな ど町外のものも充実させます。また、町民の雇用創出を促進します。 基本方針 5:緑豊かな都市・あいち東郷を象徴するシンボル的な空間を提供 都市近郊ながら今も残る豊かな緑を活用し、訪れた人に憩いと癒しを提供する施設とします。 具体的には、田園風景を楽しんだり、自然体験をしたりと、余暇を楽しめる場をつくります。 基本方針 6:災害時に防災拠点としての機能を発揮 防災の機能性を高め、都市と人々の安全を守る施設とします。具体的には、町民と道路利用 者にとっての安全・安心を確保する防災拠点としての設備を整えます。 物産加工施設 ⇒情報機器の効果的な活用、オ シャレな配置等 ⇒アンテナショップ等、オシャレな 配置等 ⇒ガラス張りによる物産加工過程 の見える化、見学 レストラン・喫茶 ⇒地産地消、有名シェフ監修、B 級グルメ、軽食コーナー等 自然を生かした広場 ⇒防災機能を備えた芝生広場、 ドッグラン等 自然を生かした体験の場 非常用電源、備蓄倉庫、 災害用防火水槽、 防災トイレ、ヘリポート等 巡回バスのバス停 名鉄バスのバス停 ⇒まちなかでの貴重な体験の提 供(農業体験、カヌー体験等) 今後、複数の機能を同時に 満たす施設についても検討 していきます。 具体的な施設内容や規模、 配置等については今後、道 の駅基本計画において検討 します。 5.道の駅の立地計画 道の駅を整備する路線は、交通量が多い道路、かつ町内外からのアクセスがしやす い道路であることが重要となります。また、候補地については、路線からアクセスしやす いことに加え、休憩施設としての利用のしやすさなどが重要となります。 候補路線及び候補地については、関係する道路管理者等との調整を図りながら、今後、道の駅基本計画 において検討し、選定します。 6.概算規模等の試算 現時点で道の駅を整備する路線・個所や導入する施設等が決まっていないため、町内 を通る主要な幹線道路で交通量が最も多い国道153号の現況交通量から算出される 敷地面積や全国の道の駅における飲食施設・販売施設の平均面積から試算しました。 その結果、概算規模は約8,000㎡となり、この規模をもとに算出した概算事業費は約8~ 10億円程度となりました。 これらの規模及び事業費は、今後、道の駅基本計画において整備する路線・個所、導入する施設等の詳 細な検討を行うため、これらの規模(面積)や事業費は変わってくると考えています。 7.道の駅の整備・管理運営方法 今後、道の駅基本計画において、民間事業者のノウハウの活用など、幅広く整備・管 理運営手法について調査し、導入可能性のある事業手法の比較検討を行うとともに、交 付金制度を最大限活用できるよう、利用可能な交付金についても調査していきます。 事業手法別のメリット・デメリットを整理するとともに、質の高いサービスの提供や将来の維持管理費を含め た管理運営コストの適正化等を考慮し、本町にとって有効な整備・管理運営手法を検討していきます。
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