欧州経済 2017 年 2 月 23 日 全 13 頁 欧州経済アップデート(2017.2) 主席研究員 経済調査部 山崎 加津子 アイスランド スウェーデン EUROPE フィンランド European Union ユーロ圏加盟国 その他EU加盟国 ノルウェー エストニア EU加盟候補国 EFTA加盟国 ラトビア リトアニア デンマーク アイルランド 英国 ポーランド オランダ ベルギー ドイツ ルクセンブルク チェコ スロバキア オーストリア フランス スイス ハンガリー ルーマニア スロベニア クロアチア イタリア ポルトガル モンテネグロ セルビア ブルガリア マケドニア アルバニア スペイン トルコ ギリシャ キプロス マルタ 出所:三角形「白地図専門店」サイトより大和総研作成 図表作成:リサーチ業務部データバンク課 株式会社大和総研 丸の内オフィス 〒100-6756 東京都千代田区丸の内一丁目 9 番 1 号 グラントウキョウ ノースタワー このレポートは投資勧誘を意図して提供するものではありません。このレポートの掲載情報は信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性、完全性を保証する ものではありません。また、記載された意見や予測等は作成時点のものであり今後予告なく変更されることがあります。㈱大和総研の親会社である㈱大和総研ホールディングスと大和 証券㈱は、㈱大和証券グループ本社を親会社とする大和証券グループの会社です。内容に関する一切の権利は㈱大和総研にあります。無断での複製・転載・転送等はご遠慮ください。 2 / 13 ユーロ圏 GDP 16 年 Q4 のユーロ圏経済は 16 年 Q3 と同水準の前期比+0.4%成長 加盟国のうちスペインは前期比+0.7%の高い伸びを維持し、ドイツとフランスは同+0.4% の堅調な伸びだったが、ギリシャは同-0.4%と落ち込み、明暗がわかれた 16 年 Q4GDP の需要項目別の内訳は 3 月 7 日に発表予定 実質GDP % 8 名目GDPに占める割合(%) 6 4 2015 2 民間消費 54.9 0 政府消費 20.7 -2 総固定資本形成 19.7 -4 設備投資 -6 -8 9.3 住宅投資 5.0 前期比年率 その他建設投資 4.8 前年同期比 輸出 46.2 輸入 41.7 -10 -12 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 ユーロ圏の需要項目別GDP成長率(前期比:%) 14Q1 14Q2 14Q3 14Q4 15Q1 15Q2 15Q3 15Q4 16Q1 16Q2 16Q3 16Q4 実質GDP 0.3 0.2 0.4 0.4 0.8 0.4 0.3 0.5 0.5 0.3 0.4 0.4 個人消費 0.0 0.3 0.4 0.5 0.5 0.5 0.4 0.4 0.7 0.3 0.3 - 政府消費 -0.1 0.2 0.4 0.2 0.3 0.4 0.4 0.6 0.6 0.4 0.4 - 総固定資本形成 0.6 -0.6 0.5 0.4 1.8 0.0 0.8 1.3 0.4 1.1 -0.5 - 設備投資 0.7 0.3 1.1 1.0 2.0 0.5 1.1 1.4 -0.2 2.7 -1.9 - 住宅投資 1.3 -1.5 0.1 0.0 1.1 0.3 0.8 1.0 0.9 0.4 1.1 - その他建設投資 -0.2 -1.4 -0.2 -0.3 1.9 -1.4 0.1 1.4 1.1 -1.5 0.7 - 輸出 0.9 1.1 1.7 1.6 2.7 1.2 0.2 0.8 0.1 1.1 0.1 - 輸入 1.2 1.3 1.6 1.5 2.3 0.8 1.2 1.6 -0.1 1.1 -0.4 - ユーロ圏の需要項目別GDP寄与度(前期比:%) 14Q1 14Q2 14Q3 14Q4 15Q1 15Q2 15Q3 15Q4 16Q1 16Q2 16Q3 16Q4 実質GDP 0.32 0.18 0.36 0.45 0.81 0.38 0.29 0.50 0.51 0.31 0.44 個人消費 -0.01 0.16 0.20 0.30 0.25 0.25 0.23 0.22 0.38 0.14 0.19 - 政府消費 -0.02 0.04 0.07 0.04 0.07 0.08 0.09 0.13 0.12 0.08 0.09 - 総固定資本形成 0.12 -0.12 0.10 0.09 0.35 0.00 0.16 0.26 0.08 0.23 -0.11 - 設備投資 0.07 0.03 0.11 0.10 0.20 0.05 0.11 0.14 -0.02 0.28 -0.20 - 住宅投資 0.06 -0.08 0.01 0.00 0.05 0.01 0.04 0.05 0.05 0.02 0.06 - その他建設投資 0.40 -0.01 -0.07 -0.01 -0.01 0.09 -0.07 0.01 0.06 0.05 -0.07 0.04 在庫変動 0.30 0.15 -0.13 -0.07 -0.10 -0.17 0.19 0.19 -0.17 -0.19 0.04 - 輸出 0.39 0.47 0.75 0.71 1.21 0.54 0.12 0.38 0.07 0.54 0.07 - 輸入 -0.46 -0.51 -0.63 -0.62 -0.97 -0.32 -0.50 -0.67 0.02 -0.49 0.16 - 純輸出 -0.07 -0.04 0.12 0.09 0.24 0.22 -0.38 -0.29 0.09 0.05 0.23 - 出所:Eurostat、Haver Analytics データより大和総研作成 *このレポートに掲載しているユーロ圏データに関するおことわり ユーロ圏とは、EU 加盟国のうち単一通貨ユーロを導入し、金融政策を欧州中央銀行(ECB)に委ねている国々のこと。15 年 1 月にリトアニアが 19 番目の加盟国となった。このレポートに掲載されているユーロ圏のデータは、14 年以前のデータも すべて 19 カ国ベースである(Eurostat が 19 カ国ベースの遡及データを公表)。 3 / 13 英国 GDP 16 年 Q4 の英国の成長率は前期比+0.7%と速報値の同+0.6%から上方修正された 内需のうち個人消費は前期比+0.7%と堅調な拡大が継続したが、総固定資本形成は同横ば い、政府消費も同+0.2%と低調 輸出が前期比+4.1%と急伸したことを受けて、純輸出寄与度は 16 年 Q3 の同-1.2%pt か ら Q4 は同+1.3%pt に転じた。他方で在庫変動の寄与度は同-1.2%pt に落ち込んだ % 実質GDP 8 名目GDPに占める割合(%) 6 4 2016 2 民間消費 65.2 政府消費 19.0 -2 総固定資本形成 16.6 -4 政府部門 2.6 -6 企業部門 9.3 0 -8 前期比年率 民間住宅投資 前年同期比 輸出 28.1 輸入 30.0 -10 3.3 -12 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 英国の需要項目別GDP成長率(前期比:%) 14Q1 14Q2 14Q3 14Q4 15Q1 15Q2 15Q3 15Q4 16Q1 16Q2 16Q3 16Q4 実質GDP 0.8 0.9 0.8 0.8 0.3 0.5 0.3 0.7 0.2 0.6 0.6 個人消費 0.2 0.5 1.3 -0.2 0.8 0.5 1.0 0.4 0.9 0.7 0.8 0.7 政府消費 1.5 0.2 0.2 -0.2 0.4 0.9 0.6 -0.2 0.4 0.1 0.0 0.2 総固定資本形成 0.7 2.8 -1.6 1.4 0.7 1.5 1.2 0.8 -0.9 0.1 -0.2 0.9 0.0 政府部門 16.1 -20.5 9.1 -0.6 1.0 -0.8 -1.6 -0.3 1.1 -1.2 5.4 -0.7 企業部門 -3.4 6.0 -1.3 1.9 2.7 -0.3 1.9 -2.4 -1.1 0.6 0.7 -1.0 民間住宅投資 10.9 -8.1 4.6 -0.9 1.7 4.3 -1.7 1.8 1.8 0.4 -0.7 1.8 輸出 2.6 -0.3 -1.3 4.0 3.2 -0.7 -0.6 5.9 -2.9 1.2 -2.6 4.1 輸入 -0.1 -1.3 1.1 2.8 4.1 -2.3 0.6 2.1 0.3 0.4 1.3 -0.4 英国の需要項目別GDP寄与度(前期比:%) 14Q1 14Q2 14Q3 14Q4 15Q1 15Q2 15Q3 15Q4 16Q1 16Q2 16Q3 16Q4 実質GDP 0.85 0.93 0.81 0.83 0.25 0.48 0.27 0.69 0.15 0.58 0.56 0.71 個人消費 0.16 0.31 0.84 -0.10 0.49 0.31 0.63 0.27 0.58 0.49 0.54 0.47 政府消費 0.30 0.04 0.05 -0.05 0.08 0.18 0.11 -0.03 0.08 0.01 -0.01 0.04 総固定資本形成 0.46 -0.27 0.24 0.11 0.24 0.21 0.13 -0.15 0.01 -0.03 0.16 0.00 政府部門 0.44 -0.64 0.22 -0.02 0.03 -0.02 -0.04 -0.01 0.03 -0.03 0.13 -0.02 企業部門 -0.32 0.55 -0.12 0.18 0.25 -0.03 0.19 -0.23 -0.11 0.05 0.06 -0.10 0.34 -0.28 0.15 -0.03 0.06 0.14 -0.06 0.06 0.06 0.01 -0.02 0.06 -0.68 0.52 0.43 0.61 -0.29 -0.81 -0.26 -0.55 0.20 -0.29 1.03 -1.15 輸出 0.75 -0.10 -0.39 1.13 0.94 -0.22 -0.18 1.76 -0.91 0.37 -0.80 1.20 輸入 0.04 0.42 -0.36 -0.88 -1.32 0.77 -0.18 -0.68 -0.11 -0.12 -0.44 0.12 純輸出 0.79 0.32 -0.75 0.26 -0.38 0.55 -0.36 1.08 -1.02 0.24 -1.24 1.32 民間住宅投資 在庫変動 出所:英国統計局、Haver Analytics データより大和総研作成 4 / 13 ユーロ圏 生産 12 月の鉱工業生産は前月比-1.6%と 11 月の同+1.5%から一転して落ち込んだ。月ごとの ぶれは大きいが、12 月の前年比+2.0%は 2016 年平均の+1.4%を上回り、回復基調にある 1 月の鉱工業セクター景況感は 2011 年 6 月以来の高水準。構成項目のうち、受注残判断と 生産見通しが改善した 17 年 Q1 の稼働率は 82.5%に上昇し、85 年以降の長期平均を 9 四半期連続で上回った % 3 % 4 8 2 3 4 1 2 0 0 1 -4 -1 0 -8 -2 -1 -12 -3 -2 -4 -3 -5 -4 -6 -5 % 12 鉱工業生産 -16 前月比(右軸) 前年比(左軸) -20 -24 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 前期比 前年比 08 鉱工業セクター景況感 % 30 労働生産性 09 10 11 12 13 14 15 16 17 製造業稼働率 % 90 長期平均(85-17年) 20 85 10 0 80 -10 75 -20 -30 70 景況感指数 3カ月後の生産見通し -40 -50 08 09 10 11 12 13 14 15 鉱工業セクター景況感 16 65 17 08 % -5 % 0 0 20 -10 5 -20 10 -30 15 -40 20 -50 25 % 10 09 10 11 12 13 14 15 16 17 鉱工業セクター景況感 30 10 0 -10 -60 -70 08 09 10 11 12 受注残判断(左軸) 30 輸出向け受注残判断(左軸) 在庫判断(右軸) 35 13 14 15 16 17 -20 -30 今後3カ月の販売価格見通し 今後3カ月の雇用見通し -40 08 09 10 11 12 注:鉱工業セクター景況感の在庫判断は逆目盛(数値が小さいほど、景況感としては良好) 出所:Eurostat、ECB、欧州委員会データより大和総研作成 13 14 15 16 17 5 / 13 英国 生産 12 月の鉱工業生産は前月比+1.0%と 2 カ月連続で大きく伸び、前年比も+4.3%に加速 1 月の鉱工業セクター景況感は一段と改善し、2015 年 2 月以来の高水準。構成項目のうち、 受注残判断が大幅に改善し、在庫判断も持ち直した 17 年 Q1 の稼働率は 81.2%に上昇し、85 年以降の長期平均を再び上回った % 3 % 3 4 2 2 2 1 1 0 0 0 -2 -1 -1 -4 -2 -2 -6 -3 -3 -8 -4 -4 前期比 -5 -5 前年比 -6 -6 % 6 鉱工業生産 前月比(右軸) 前年比(左軸) -10 -12 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 08 鉱工業セクター景況感 % 40 労働生産性 09 10 11 12 13 14 15 16 17 15 16 17 製造業稼働率 % 90 30 85 20 10 80 0 -10 75 -20 -30 長期平均(85-17年) -40 70 景況感指数 3カ月後の生産見通し -50 65 -60 08 09 10 11 12 13 14 15 16 鉱工業セクター景況感 % 20 08 17 % -10 09 10 11 12 13 14 鉱工業セクター景況感 % 50 40 0 0 30 20 -20 10 10 0 -10 -40 20 -20 -30 -60 受注残判断(左軸) 輸出向け受注残判断(左軸) 在庫判断(右軸) -80 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 30 -40 今後3カ月の販売価格見通し -50 40 今後3カ月の雇用見通し -60 08 09 10 11 12 注:鉱工業セクター景況感の在庫判断は逆目盛(数値が小さいほど、景況感としては良好) 出所:英国統計局、Eurostat、欧州委員会、Haver Analytics データより大和総研作成 13 14 15 16 17 6 / 13 ユーロ圏 消費 12 月の小売売上高は前年比+1.1%に減速したが、10-12 月期で見れば前期比+0.8%の高 い伸びとなり、引き続き個人消費が GDP 成長率の牽引役だったと推測される 新車登録台数は 12 月の前年比+2.1%から 1 月は同+11.1%へと加速 2 月の消費者マインド(速報値)は-6.2%と 6 カ月ぶりに前月比で悪化した % 3 消費者マインド % 0 個人消費 -5 2 -10 -15 1 -20 0 -25 -30 -1 前期比 前年比 -35 -2 08 09 10 11 12 13 14 15 16 -40 17 08 小売売上高 前年比% 4 長期平均(85-17年) 09 10 12 13 14 15 16 17 消費者マインドの構成項目(1): 景気と所得の見通し % 10 3 11 0 2 -10 1 0 -20 -1 -30 -2 -40 -3 今後12カ月の景気見通し -50 -4 今後12カ月の家計所得見通し -60 -5 08 09 10 11 12 13 14 15 16 新車登録台数 % 30 08 17 登録台数(右軸) 万台 140 09 10 11 12 13 14 15 16 17 消費者マインドの構成項目(2): 失業と貯蓄の見通し % 5 % -20 -10 前年比(左軸) 20 120 10 100 0 0 10 -5 0 20 30 80 -10 -10 40 60 -20 40 -30 20 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 50 -15 60 今後12カ月の貯蓄見込み(左軸) 今後12カ月の失業懸念(右軸) -20 08 09 10 11 12 13 14 15 16 70 80 17 注:消費者マインドの構成項目は「大いに良くなる(増加する)」、「良くなる」、「変わらない」、「悪くなる」、「大 いに悪くなる(減少する)」の 5 つの選択肢から選ばれた回答を加重平均したもの。失業懸念のみ逆目盛(数値が小さ いほど、景況感としては良好) 出所:Eurostat、欧州委員会、ACEA データより大和総研作成 7 / 13 英国 消費 1 月の小売売上高は、ガソリンと食品の価格上昇が重石となって前年比+1.5%へ急減速 1 月の新車登録台数は前年比+2.9%となり、12 月の同-1.1%から持ち直した 消費者マインドは 1 月に-5.1%へ小幅悪化。85 年以降の長期平均はまだ上回っているが、 景気見通しの悪化を受けてここ 1 年は悪化傾向にある % 4 消費者マインド % 10 個人消費 5 2 0 0 -10 -5 -15 -2 -20 -25 -4 -30 前期比 前年比 -6 08 09 10 11 12 13 14 15 16 -40 17 08 小売売上高 前年比% 8 長期平均(85-17年) -35 09 10 11 12 13 14 15 16 17 消費者マインドの構成項目(1): 景気と所得の見通し % 20 10 6 0 4 -10 2 -20 -30 0 -40 -2 今後12カ月の景気見通し -50 今後12カ月の家計所得見通し -4 -60 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 新車登録台数 % 80 前年比(左軸) 50 40 40 20 30 0 20 -20 10 0 -40 08 09 10 11 12 13 14 15 16 09 10 11 12 13 14 15 16 17 消費者マインドの構成項目(2): 失業と貯蓄の見通し % 30 万台 60 登録台数(右軸) 60 08 % -60 20 -40 10 -20 0 0 -10 20 -20 40 -30 60 -40 今後12カ月の貯蓄見込み(左軸) 今後12カ月の失業懸念(右軸) -50 17 08 09 10 11 12 13 14 15 16 80 100 17 注:消費者マインドの構成項目は「大いに良くなる(増加する)」、「良くなる」、「変わらない」、「悪くなる」、「大 いに悪くなる(減少する)」の 5 つの選択肢から選ばれた回答を加重平均したもの。失業懸念のみ逆目盛(数値が小さ いほど、景況感としては良好) 出所:英国統計局、欧州委員会、ACEA データより大和総研作成 8 / 13 ユーロ圏 雇用・所得 12 月の失業率は 09 年 5 月以来となる 9.6%へ低下した 16 年 Q3 の時間当たり賃金上昇率は前年比+1.5%と Q2 の同+0.8%からは加速したものの、 引き続き低い伸び 16 年 Q4 の欠員率はドイツで 2.6%に上昇し、ユーロ圏でも 1.7%となった 前月差 万人 80 失業者と失業率 % 13 60 12 40 11 20 10 0 9 -20 8 家計の可処分所得と消費 前年比% 6 4 2 0 失業者数増減(左軸) 失業率(右軸) -40 08 09 10 11 12 13 14 7 15 16 -4 08 17 雇用者数 万人 100 可処分所得 給与所得 個人消費支出 -2 百万人 155 09 10 11 12 13 14 15 16 17 14 15 16 17 14 15 16 17 時間当たり賃金上昇率 前年比% 5 153 50 151 4 149 0 147 3 145 -50 143 2 141 -100 139 前期比増減(左軸) 雇用者数(右軸) -150 135 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 欠員率 % 3 1 137 0 08 09 10 11 13 貯蓄率 % 15 ユーロ圏 ドイツ スペイン 12 14 2 13 1 12 0 11 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 08 09 10 11 12 13 注:欠員率(Job Vacancy Rate)=Number of job vacancies / (Number of occupied posts + Number of job vacancies) * 100 出所:Eurostat、Haver Analytics、ECB データより大和総研作成 9 / 13 英国 雇用・所得 10-12 月平均の失業率は 4.8%で横ばい ただし、11 月の雇用者数は 2 カ月連続で増加した一方、1 月の失業保険申請者数は 2 カ月連 続で大幅に減少した 12 月の賃金上昇率は前年比+1.9%に減速したが、10-12 月平均は+2.5%と過去 2 年の平 均的な伸びである 前月差 万人 15 失業保険申請者数と失業率 % 9 10 8 5 7 0 6 家計の可処分所得と消費 前年比% 8 6 4 2 0 -5 5 -10 失業保険申請者数増減(左軸) 失業率(3カ月平均、右軸) -15 08 09 10 11 12 13 14 15 16 -4 3 -6 可処分所得 給与所得 個人消費支出 08 百万人 32 前月比増減(左軸) 雇用者数(右軸) 150 4 17 雇用者数 千人 200 -2 31 09 10 11 12 13 14 15 16 17 賃金上昇率(ボーナス込み) 前年比% 8 6 4 100 30 50 29 0 28 -50 27 -100 26 -6 25 -8 2 0 -150 08 09 10 11 12 13 14 15 16 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 貯蓄率 % 12 製造業 建設業 流通・小売 4 -4 17 欠員率 % 5 -2 11 10 金融・サービス 公共部門 9 3 8 7 2 6 5 1 4 0 3 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 注:欠員率(Job Vacancy Rate)=Number of job vacancies / (Number of occupied posts + Number of job vacancies) * 100 出所:Eurostat、Haver Analytics、英国統計局データより大和総研作成 10 / 13 ユーロ圏 物価 1 月の消費者物価(HICP)上昇率は前年比+1.8%と 13 年 2 月以来の水準に加速。原油価格 上昇が主因であり、コア物価上昇率は同+0.9%にとどまっている 生産者物価上昇率は 12 月に前年比プラスに転じたあと、1 月は同+0.9%と 13 年 1 月以来 の水準に加速した 1 月の原油価格(北海ブレント)は 1 バレル当たり 54.6 ドルと小幅ながら続伸 消費者物価上昇率 前年比% 5 消費者物価(HICP) コア物価 ECBの金融政策の目安 4 生産者物価(除エネルギー) 前年比% 10 生産者物価 資本財 中間財 8 6 4 3 2 2 0 -2 1 -4 0 -6 -8 -1 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 -10 08 注:コア物価は、食品、アルコール、たばこ、エネルギーを除く 消費者物価内訳 前年比% 6 HICP 財価格 サービス価格 5 09 10 11 12 13 14 15 16 17 14 15 16 17 15 16 17 輸入物価 前年比% 20 15 4 10 3 2 5 1 0 0 -5 -1 -10 -2 -3 -15 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 ユーロの名目実効為替レート 99Q1=100 115 08 09 10 120 105 100 100 80 95 60 90 40 85 12 13 原油価格(北海ブレント) $/bbl 140 110 11 20 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 出所:Eurostat、ECB、Haver Analytics データより大和総研作成 08 09 10 11 12 13 14 11 / 13 英国 物価 1 月の消費者物価(HICP)上昇率は前年比+1.8%とほぼ 2 年半ぶりの高い伸び。エネルギ ーなどを除くコア物価上昇率は同+1.6% 生産者物価上昇率が急加速しており、1 月の仕入価格は前年比+20.5%、販売価格も同+ 3.5%となった 1 月のポンドの実効為替レートは 3 カ月ぶりに小幅反落 消費者物価上昇率 前年比% 7 6 生産者物価 前年比% 40 消費者物価(HICP) コア物価 BOEのインフレターゲット PPI(販売価格) PPI(仕入価格) 30 5 20 4 3 10 2 0 1 0 -10 -1 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 注:コア物価は、食品、アルコール、たばこ、エネルギーを除く 消費者物価内訳 前年比% 6 HICP 財価格 サービス価格 5 -20 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 14 15 16 17 輸入物価 前年比% 20 15 4 10 3 2 5 1 0 0 -1 -5 -2 -3 -10 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 16 17 ポンドの名目実効為替レート 05/1=100 100 95 90 85 80 75 70 08 09 10 11 12 13 14 15 出所:Eurostat、英国統計局データより大和総研作成 08 09 10 11 12 13 12 / 13 ユーロ圏 国際収支 12 月の輸出は前年比+5.9%、輸入は同+4.2%とそろって拡大 12 月の相手先別輸出は中国向けが前年比+26.0%、 ASEAN 向けが同+13.3%と急拡大。一方、 ロシア向けは同+4.6%、米国向けは同+1.9%と伸びが鈍化した 12 月の外国人投資家による対ユーロ圏証券投資は、債券投資が大幅な売り越しとなった 輸出入 前年比% 40 輸出と受注 前年比% 40 輸出 30 % 10 30 0 20 -10 10 -20 0 -30 -10 -40 -20 -50 輸入 20 10 0 -10 -20 輸出(左軸) 輸出向け受注残判断 -30 -30 -60 -70 -40 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 輸出動向:対先進国 前年比% 50 日本 30 英国 09 10 11 12 13 14 15 16 17 輸出動向:対エマージング 前年比% 80 米国 40 08 中国 東欧 60 ロシア 40 20 10 20 0 0 -10 -20 -20 -40 -30 -60 -40 08 09 10 11 12 13 14 15 16 経常収支 10億ユーロ 50 08 17 09 11 12 13 14 15 16 外国からの対ユーロ圏証券投資 10億ユーロ 100 17 買い越し 株式投資 債券投資 80 40 10 60 30 40 20 20 10 0 0 -20 -40 -10 -60 -20 -80 -30 08 09 10 11 12 13 14 15 出所:Eurostat、ECB データより大和総研作成 16 17 -100 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 13 / 13 英国 国際収支 12 月の輸出は前年比+18.1%、輸入は同+22.7%とそろって急拡大 12 月の輸出を相手先別に見ると、シェア 47%の EU 向けが前年比+22.0%、シェア 19%の 米国向けが同+25.5%と大きく伸びている 16 年 Q4 の財・サービスの貿易収支は-85 億ポンドと Q3 の-141 億ポンドから赤字幅が大 きく縮小したため、Q4 の経常収支も赤字幅縮小が見込まれる 輸出入 前年比% 40 輸出と受注 前年比% 40 % 30 輸出 30 30 輸入 10 20 20 10 10 0 0 -10 -10 -20 -20 -10 -30 -50 輸出(左軸) 輸出向け受注残判断 -30 -30 08 09 10 11 12 13 14 15 16 輸出動向:対先進国 前年比% 80 09 10 11 12 13 14 15 16 -70 17 輸出動向:対エマージング 前年比% 175 米国 60 08 17 中国 日本 150 東欧 EU 125 ロシア 100 40 75 20 50 25 0 0 -25 -20 -50 -40 -75 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 経常収支 10億ポンド 0 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 外国からの対英証券投資 10億ポンド 100 株式投資 債券投資 80 買い越し -5 60 -10 40 20 -15 0 -20 -20 -40 -25 -60 -30 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 -80 08 出所:Eurostat、Haver Analytics、英国統計局データより大和総研作成 09 10 11 12 13 14 15 16 17
© Copyright 2024 ExpyDoc