1 医療機器等整備の基本方針及び全体像 2 主な整備機器の概要 いわき

いわき市新病院医療機器等整備計画(概要版)
~東北有数の先進的な医療環境の整備に向けて~
1 医療機器等整備の基本方針及び全体像
基本方針
整備費用(件数)
① 近年、高度化・多様化する医療技術に的確に対応できるよう、可能な限り高性能な診断・治療機
器等の導入を進める。
37.6 億円 (139 件)
② 医療スタッフが業務により専念できる環境を整備する観点から、業務の効率化や医療安全の向上
を図るほか、学術教育に有用な機器等の整備を行う。
21.5 億円 (517 件)
③ 患者さんにとって過ごしやすい病院となるよう、患者利便性の向上に資する機器等の整備を行
う。
合計
※財源の構成
1.9 億円 (8件)
61.0 億円 (664 件)
企業債 26.8 億円、補助金 31.8 億円、自己資金等 2.4 億円
2 主な整備機器の概要
① 高度化・多様化する医療技術に対応するための可能な限り高性能な診断・治療機器等の導入(139 件・約 37.6 億円)
●放射線治療装置
放射線治療装置[
治療装置[1式]<更新>(
<更新>(約 6.5 億円)
億円)
●CT撮影
CT撮影装置
撮影装置[
装置[3台]<更新>(
<更新>(約 5.8 億円)
億円)
・放射線を用いてがんを治療する装置
・IMRT(強度変調放射線治療)機能を
新たに導入し、複雑ながん治療への対
応を強化
・専用の位置決め装置の新規導入し、高
精度の照射を行い、正常な細胞の損傷
を低減し、患者負担の軽減を図る
・X 線を用いて体内断面画像を得るため
の装置
・最新鋭の機器の設置により、高精度の
画像診断が可能となるほか、検査時間
の短縮も可能となる
※画像はイメージ(現病院における医療機器の写真)
1
●血管撮影装置[
血管撮影装置[3台]<更新>(
<更新>(約 5.2 億円)
億円)
●磁気共鳴画像診断装置(
磁気共鳴画像診断装置(MRI)
MRI)[1台]<更新>(
<更新>(約 3.0 億円)
億円)
・X 線を用いて血管を可視化するための
装置
・カテーテルを用いた心疾患や脳血管疾
患等の検査及び治療に使用
・最新機種への更新により、画質が向上
し、より高度な手技が実施可能となる
・磁場を用いて体内断面画像を得るため
の装置
・現行機器を、より高性能な機器に更新
することで、より精度の高い画像が得
られるようになるほか、検査時間の短
縮も可能となる
●ハイブリッド血管撮影装置[
ハイブリッド血管撮影装置[1台]<補充>
補充>(約 1.6 億円)
億円)
●SPECT/
●SPECT/CT装置
CT装置[
装置[1台]<新規>
新規>(約 1.5 億円)
億円)
・手術台と血管撮影装置を組み合わせ、血管を可視化しながら、手
術を行うための装置
・1台増設により、心臓血管外科の緊急手術への対応が迅速化する
ほか、脳神経外科など他の診療科の利用拡大も可能となる
・体内に注入した RI(放射性同位元素)の分布状況を可視化し、が
んや脳血管疾患などの病変を検査するための装置
・CT 撮影装置との組み合わせにより、より鮮明な画像が得られ、精
度の高い画像診断が可能となる
② 業務の効率化や医療安全の向上、学術教育に有用な機器等の整備(517 件・約 21.5 億円)
●給食用厨房機器[
●給食用厨房機器[1式]<更新>(
<更新>(約 2.7 億円)
億円)
●手術室映像管理システム[
手術室映像管理システム[1式]<新規>
新規>(約 2.1
2.1 億円)
億円)
・患者用給食を調理するための機器
・調理後にチルド保存し、必要時に最終加熱をして提供する調理シ
ステムであるクックチル方式の導入により、食事の品質向上と災
害時の安定した食事提供が可能となる
・集中温度管理装置を新規導入し、衛生管理体制を強化する
・手術室の医用映像を記録・管理するためのシステム
・新規導入により、術野や内視鏡などの映像の録画・視聴が容易と
なるほか、若手医師等の技術取得研修への活用も可能となる
③ 患者利便性の向上に資する機器等の整備(8件・約 1.9 億円)
●外来診察案内システム[
外来診察案内システム[1式]<新規>
新規>(約 1.1 億円)
億円)
●総合検査受付装置[
総合検査受付装置[1式]<新規>(
<新規>(約 0.7 億円)
億円)
・外来患者の診察順序をモニターに表示し、診察室の呼び込みをス
ムーズに行うためのシステム
・新規導入することで、受診までの待ち状況の可視化や番号呼び出
1
し方式によるプライバシー確保により、患者利便性の向上を図る
・採尿や採血の受付を自動化するほか、採血順序をモニターに表示
することで検査受付業務をスムーズに行うための装置
・採血順序を可視化や番号呼び出し方式によるプライバシー確保に
より、患者利便性の向上を図る
※画像はイメージ(現病院における医療機器の写真)
2
3 新病院建設事業の事業費及び財源
○事業費
○財源
(億円)
区分
機器整備計画
時点 a
実施設計
時点 b
(H29.2公表)
(H27.11公表)
差 a-b
区分
356.5
356.5
0
8.9
8.9
0
365.4
365.4
0
③医療機器・医療情報機器整備費
(購入対応分)
61.0
23.5
37.5
④測量調査費、用地取得費、
引越し費用等
13.4
13.4
0.0
439.8
402.3
37.5
0
27.1
△ 27.1
439.8
429.4
10.4
①DB事業費【継続費】
②その他関連工事・委託費【継続費】
継続費 計(①~②)
小計(①~④)
⑤医療機器・医療情報機器整備費
(リース対応分)
合計(①~⑤)
(億円)
機器整備計画
時点 a
実施設計
時点 b
(H29.2公表)
(H27.11公表)
差 c-d
①国・県補助金(県地域医療復興事業
補助金等)
113.8
97.3
16.5
②病院事業債
315.8
295.0
20.8
③自己資金等
10.2
37.1
△ 26.9
439.8
429.4
10.4
合計(①~③)
3