新病院医療機器等整備計画(PDF文書)

平成 29 年2月/共立病院
いわき市新病院医療機器
いわき市新病院医療機器等
新病院医療機器等整備計画について
整備計画について
~東北有数の先進的な医療環境の整備に向けて~
1 概要
本計画は、新病院の開院にあわせて整備する医療機器及び部門システムについて取りまとめたものである。
2 医療機器等
医療機器等の
の整備に
整備にあたっての基本的な方針
医療機器等の整備にあたっては、新病院基本計画に位置付けたがん医療や脳血管疾患医療などの各種機能の向上や医療スタッフが業
務により専念できる環境の整備、さらには、患者さんにとっても過ごしやすい環境づくりを図る観点から、次の3点を基本方針とする。
また、福島県地域医療復興事業補助金の増額確保や今後の病院経営の安定化を図る観点から、一部をリース方式としていた調達方法
を購入方式に変更することとする。
なお、この計画は、開院当初において最低限必要となる機器の購入について計画として取りまとめたものであり、開院後においても
機器の故障などに対応する更新は別に生じるものである。
【医療機器等整備の基本方針】
①近年、高度化・多様化する医療技術に的確に対応できるよう、可能な限り高性能な診断・治療機器等の導入を進める。
②医療スタッフが業務により専念できる環境を整備する観点から、業務の効率化や医療安全の向上を図るほか、学術教育に有用な
機器等の整備を行う。
③患者さんにとって過ごしやすい病院となるよう、患者利便性の向上に資する機器等の整備を行う。
3 本計画の全体像
本計画の全体像
(1) 事業費
(単位:億円/税込・8%)
項
整備計画
作成時点(a)
目
①医療機器
(2)
基本設計時点
(b)
増減
(a)-(b)
備 考
53.1
②部門システム
6.9
③その他(端末増設等)
1.0
50.6
10.4
10.4
合計
61.0
50.6
うち購入方式による整備
61.0
23.5
うちリース方式による整備
0
27.1
37.5 県地域医療復興事業補助金の増額確保
△ 27.1 を踏まえた変更
財源
(単位:億円)
項
整備計画
作成時点(a)
目
基本設計時点
(b)
増減
(a)-(b)
①企業債
26.8
7.1
19.7
②補助金
31.8
14.2
17.6
31.1
14.2
16.9
0.7
0
0.7
2.4
29.3
△ 26.9
61.0
50.6
10.4
県地域医療復興事業補助金
医療提供体制推進事業費補助金等
③自己資金等
合計
備 考
4 今後のスケジュール
区 分
H29
購入
手続
開院
※納品までに時間を要するなど、
H30発注では間に合わない機器等
債務
負担
9月
12月
発注~納品
購入
手続
新病院稼働
調整
(メーカー側作業)
上記以外の医療機器及び部
門システム
H31
竣工
本体工事
全体スケジュール
大型医療機器及び大型部門
システム等
H30
発注~
納品
調
整
※今後、医療機器等の購入に向けて、各機器等の詳細仕様の精査や購入方法の検討を進め、購入金額の低減に努めていく。
1
稼働
稼働
【主な整備内容】
① 高度化・多様化する医療技術に対応するための可能な限り高性能な診断・治療機器等の導入(139 件・約 37.6 億円)
がん診療連携拠点病院の指定を踏まえ、複雑ながん治療への対応強化を図るため、放射線治療装置への新機能(IMRT)を導入す
るほか、画像診断機器である磁気共鳴画像診断装置(MRI)や CT 撮影装置の高性能化による各疾病の診断能力の強化や SPECT/CT
の新設によるがんや脳血管疾患等の病状把握能力の向上を図る。さらには、ハイブリッド血管撮影装置の増設や心血管撮影装置の性
能向上による心疾患等への対応強化、高気圧酸素治療装置の大規模化による救急医療等の体制充実などにより、高度な手技にも対応
できる東北有数の先進的な医療環境を整え、総合的な診療体制の継続や5疾病4事業への対応強化を図る。
《主な機器》
名称
放射線治療装置
CT 撮影装置(画像診断用
2台、救急用1台)
血管撮影装置(心血管用
2台、頭腹部用1台)
磁気共鳴画像診断装置
(MRI)
ハイブリッド血管撮影
装置
区分
台数
金額(税込)
概
がん診療
機能向上
要
更新
1式
放射線を用いてがんを治療する装置。現行機器の機能に加え、IMRT(強
度変調放射線治療)機能を新たに導入し、前立腺がんや咽頭がんなど、
約 6.5 億円 複雑ながん治療への対応を強化するほか、専用の位置決め装置の新規
導入による、より高精度の照射により、正常な細胞の損傷を低減する
など、患者負担の軽減を図る。
更新
3台
X 線を用いて体内の断面画像を得るための装置。320 列 CT 等、最新
約 5.8 億円 鋭の機器を設置することにより、高精度の画像診断が可能となるほか、
検査時間の短縮も可能となる。
3台
X 線を用いて血管を可視化するための装置。カテーテルを用いた心疾
約 5.2 億円 患や脳血管疾患等の検査及び治療に使用。最新機種への更新により、
画質が向上し、より高度な手技が実施可能となる。
1台
磁場を用いて体内の断面画像を得るための装置。現行機器(1.5T※磁
力の強さ)を、より高性能な機器(3T)に更新することにより、より精
約 3.0 億円
度の高い画像が得られるようになるほか、検査時間の短縮も可能とな
る。
1台
手術台と血管撮影装置を組み合わせ、血管を可視化しながら、手術を
行うための装置。1台増設により、心臓血管外科の緊急手術への対応
約 1.6 億円
が迅速化するほか、心臓血管外科以外の診療科の利用拡大も可能とな
る。
更新
更新
補充
SPECT/CT 装置
新規
1台
体内に注入した RI(放射性同位元素)の分布状況を可視化し、がんや
脳血管疾患などの病変を検査するための装置。CT 撮影装置との組み
約 1.5 億円
合わせにより、より鮮明な画像が得られ、精度の高い画像診断が可能
となる。
高気圧酸素治療装置
更新
1台
高気圧環境下で高濃度の酸素を吸入させることにより、一酸化炭素中
約 1.4 億円 毒や腸閉塞などの病態の改善を図る装置。現在の1人用から複数人用
への更新により多人数の同時治療が可能となる。
新規
8台
医療機器用の電源や医療ガスを天井懸垂式アームを介して供給する装
置。人工呼吸器をはじめ、多数の生命維持装置が稼動する集中治療室
約 0.5 億円
内における、電源等供給の柔軟性を向上させることにより、効率的な
医療機器の配置や医療従事者の動線の確保を図る。
新規
1式
新病院にて新設する救命救急センター専用の手術室用機器。各種手術
約 0.2 億円 機器を取り揃えることにより、救急患者に対する緊急手術への対応の
迅速化を図る。
シーリングペンダント
(ICU 用)
救命用手術機器(手術台・
麻酔器・無影灯)
○
○
○
○
② 業務の効率化や医療安全の向上、学術教育に有用な機器等の整備(517 件・約 21.5 億円)
給食調理用の厨房機器を一新し、クックチル方式を導入することにより、調理工程の効率化と食事の質の向上を図るほか、自動麻
酔記録システムや注射薬自動払出し装置を新たに導入し、職員の業務の効率化を図り、患者さんへの治療や指導等に、より専念でき
る環境づくりを行う。
また、手術室映像管理システムを導入し、学術教育設備を充実することで、医療従事者の育成のための基盤づくりを行う。
《主な機器》
名称
給食用厨房機器一式
区分
更新
台数
金額(税込)
概
要
1式
調理後にチルド保存し、必要時に最終加熱をして提供する調理システムであるク
ックチル方式の導入により、事前の作り置きを可能とし、計画的・効率的な調理工
約 2.7 億円 程を構築することで、提供メニューの充実など、食事の品質向上を図るほか、災害
時にも安定した食事の提供が可能となる。また、集中温度管理装置を新規導入する
ことで、温度モニタリングを徹底し、衛生管理体制の更なる強化を図る。
手術室映像管理システ
ム
新規
1式
手術室の医用映像を記録・管理するためのシステム。新規導入により、術野や内
約 2.1 億円 視鏡などの映像の録画・視聴が容易となるほか、若手医師等の技術取得研修への
活用も可能となる。
自動麻酔記録システム
新規
1式
患者の容態変化など、麻酔記録に必要な情報を自動的に収集し、管理するためのシ
約 1.5 億円 ステム。新たに導入することで、麻酔科医の負担を軽減し、手術や外来等の対応
に、より専念できる環境の整備を図る。
2
名称
区分
台数
金額(税込)
概
要
注射薬自動払出し装置
新規
2台
入院患者の注射薬の準備を自動化する装置。現在、手作業で行っている作業を自
約 1.5 億円 動化することで薬剤師等の業務を効率化し、病棟での服薬指導業務等に専念でき
る環境整備を図る。
透析部門システム
新規
1式
透析装置に患者個々の透析条件を送信するためのシステム。新規導入により、電
約 0.2 億円 子カルテシステムとの連携が可能となり、現在、手作業で行っている記録等の業
務が効率化され、医師の負担軽減に繋がる。
③ 患者利便性の向上に資する機器等の整備(8件・約 1.9 億円)
外来診察案内システムを導入し、院内各所に配備したモニターにより診察順を案内するなど、診察室前での待ち時間を軽減するほ
か、総合検査受付装置を導入し、採血等の受付や案内の円滑化を図るなど、患者利便性の向上を図る。
《主な機器》
名称
区分
台数
外来診察案内システム
新規
1式
外来患者の診察や会計の順序をモニターに表示し、診察室の呼び込みをスムーズ
約 1.1 億円 に行うためのシステム。新たに導入することで、受診までの待ち状況の可視化や番
号呼び出し方式によるプライバシー確保により、患者利便性の向上を図る。
1式
採尿や採血の受付を自動化するほか、採血順序をモニターに表示することで検査
約 0.7 億円 受付業務をスムーズに行うための装置。採血順序を可視化や番号呼び出し方式に
よるプライバシー確保により、患者利便性の向上を図る。
新規
総合検査受付装置
金額(税込)
概
要
5 収支見通し
本計画を踏まえた新病院開院後 10 年間の収支は次のとおり。平成 32 年度までは、現病院建屋の解体に伴う資産減耗費が多額とな
ることなどにより、純損益は赤字となるが、資産減耗費が小額となる4年目以降の収支は黒字になる見通しである。また、開院後の単
年度現金収支についても概ね均衡が保たれており、資金不足は生じない見込みである。
(単位:億円)
区分
総収益
医業収益
収
総費用
益
的
医業費用
収
支 経常損益
純損益
非現金収支等を除く
収入
うち企業債
資
本 支出
的
うち建設改良費
収
支
うち企業債償還金
差引
単年度現金収支
現金計
H30
H31
H32
H33
H34
H35
H36
H37
H38
H39
H40
196
231
230
228
230
233
225
222
221
221
220
166
188
188
188
188
188
188
188
188
188
188
209
241
241
225
228
229
222
219
217
217
215
200
232
231
215
217
218
211
208
207
206
204
△ 13
△ 10
△ 11
3
2
4
3
4
4
5
5
△ 13
△ 10
△ 11
3
2
4
4
4
4
5
5
△ 15
56
10
13
13
10
8
11
8
11
10
110
33
23
17
31
18
17
16
16
16
14
59
29
15
7
20
5
5
5
5
5
5
118
38
33
27
41
30
30
28
27
27
23
105
31
18
9
21
6
6
6
6
6
6
11
5
14
18
20
23
23
21
20
20
16
△8
△6
△ 10
△ 10
△ 11
△ 13
△ 12
△ 11
△ 11
△ 11
△9
△ 23
50
0
2
2
△3
△4
△1
△3
0
1
7
58
58
60
62
59
55
54
52
52
53
3
6 新病院建設事業の
新病院建設事業の全体事業費
全体事業費及び財源
全体事業費及び財源
新病院建設事業の全体事業費等については次のとおり。
○ 事業費
(億円)
区分
機器整備計画
時点 a
実施設計
時点 b
(H29.2公表)
(H27.11公表)
差 a-b
備 考
356.5
356.5
8.9
8.9
0
365.4
365.4
0
③医療機器・医療情報機器整備費
(購入対応分)
61.0
23.5
37.5
④測量調査費、用地取得費、
引越し費用等
13.4
13.4
0.0
439.8
402.3
37.5
0
27.1
△ 27.1
439.8
429.4
10.4
①DB事業費【継続費】
②その他関連工事・委託費【継続費】
継続費 計(①~②)
小計(①~④)
⑤医療機器・医療情報機器整備費
(リース対応分)
合計(①~⑤)
0 ・実施設計、本体工事、造成工事及び解体工事等
○ 財源
(億円)
区分
機器整備計画
時点 a
実施設計
時点 b
(H29.2公表)
(H27.11公表)
県地域医療復興事業補助金 113.1億円
①国・県補助金(県地域医療復興事業
補助金等)
113.8
②病院事業債
315.8
295.0
20.8
③自己資金等
10.2
37.1
△ 26.9
439.8
429.4
10.4
合計(①~③)
備 考
差 c-d
97.3
16.5 医療提供体制推進事業費国庫補助金(共同利用施設整備) 0.7億円
保健衛生施設等施設・設備整備費国庫補助金 0.02億円
※県地域医療復興事業補助金は、113.1 億円を全額充当した場合。充当方法については、現在、県と調整中。
4