平成28年度 第2回 釜石市国民健康保険運営協議会 会 議 録 事務局

平成28年度
第2回
釜石市国民健康保険運営協議会
会
議
録
事務局:釜石市市民生活部市民課国保年金係
会
議
録
1
開催日時
平成 28 年 12 月 1 日(木)
2
開催場所
釜石市役所水産課2階会議室
3
出席委員
10 名
午後 4 時~4 時 45 分
公益代表
清野信雄
三浦紘子
市川淳子
神林敦彦
小笠原善郎
楢山憲作
医療機関代表
小泉嘉明
小笠原修二
被保険者代表
森谷
4
勲
千葉
茂
説明のために出席した職員等
市民生活部
大久保孝信部長
税務課
橋本英章課長
市民課
板沢英樹課長
三浦薫課長補佐兼国保年金係長
佐野睦美主査
5
傍聴者
0名
6
会議の経過
(1)開会
司会者の事務局から開会を宣する。
(2)市長挨拶
野田市長
(3)会長挨拶
楢山会長
(4) 審議
次第に沿って、釜石市国民健康保険条例施行規則第2条の規定に
より、会長が議長の任にあたる旨を告げ、引き続き議案の審議に入
った。
議長より、本日の出席予定委員 11 名のうち 1 名遅れているが、
現在は 10 名で、定足数に達しているので本会議は成立する旨報告
する。
釜石市国民健康保険条例施行規則第 11 条の規定により、議長に
おいて、医療機関代表委員の小泉嘉明委員と公益代表委員の三浦紘
子委員の2名を会議録署名委員として指名する。
【楢山会長】
それでは、会議次第により進めてまいります。
4の協議事項(1)平成 28 年度釜石市国民健康保険事業特別会計 12 月
補正予算(案)について当局の説明をお願いします。
【板沢市民課長】
平成28年度釜石市国民健康保険事業特別会計12月補正予算(案)につい
て、説明いたします。
2ページ、3ページの黄色の合計欄をご覧願います。
本補正予算案は、歳入歳出それぞれ1,073万3千円を減額し、補正後の予
算総額を歳入歳出それぞれ55億1,382万9千円としようとするものです。
先ず、始めに歳出について説明いたしますので、 3ページをご覧願いま
す。
補正予算額は表のまん中のBの欄となります。
「総務費」ですが、1,343万4千円増額し、1億1625万7千円とするもので、
人事異動に伴う人件費の増によるものです。
次に、「保険給付費」の「療養給付費」ですが、3,000万円増額し30億
8,562万9千 円と する もの で震 災 関係 の一 部負 担金 等 免除 の延 長に 伴い ま
し て 当 初予 算 に計 上 され て いな い 平成 29年 1月 と2月診 療 分の 不足 分 を増
額するものです。一部負担金免除分を試算したところ、退職被保険者分は
療養給付費を現計予算内で賄えることから、補正は行わず一般被保険者分
として不足する分のみを増額するものです。同じく「保険給付費」の「高
額療養費」ですが、5,000万円増額し2億9,790万2千円とするもので高額薬
剤の普及に伴い「保険給付費」の「高額療養費」の支出が伸びていること
から、不足分を増額するものです。したがいまして「保険給付費」の合計
として8,000万円増額し、35億7,157万円とするものです。
次に、「後期高齢者支援金」ですが、 7,634万3千円を減額し、4億5,547
万1千円とするもので、これは、後期高齢者支援金の金額確定に伴うもの
です。
次に、「前期高齢者納付金」ですが、 40万円を減額し、32万円とするも
ので、これは、前期高齢者納付金の金額確定に伴うものです。
次に、「介護納付金」ですが、 1,566万円を減額し、1億7,267万3千円と
するもので、これは、介護納付金の金額確定に伴うものです。
次に、「共同事業」ですが、 3,654万6千円を減額し、11億2,129万6千円
とするもので、これは、「共同事業」の金額確定に伴うものです。
次に、「諸支出金」の「償還金」で ございますが、当初予算は金額が確
定していないためゼロでしたが、2,478万2千円を増額し、この金額にする
もので、過年度に交付された負担金や交付金を実績により返還するもので
す。
次に、歳入についてご説明しますので、 2ページをご覧願います。
「国庫支出金」の「国民健康保険制度関係業務事業補助金」ですが、平
成30年度からの都道府県化に伴うシステム改修分で、当初予算では、ゼロ
でしたが57万8千円増額し同金額にするものです。
次に「療養給付費交付金」の現年度分ですが、4,349万3千円を増額し、
1億6,838万円とするもので、現段階の見込み額によるものです。
また、過年度分については、当初0円でありましたが、2,098万7千円を
増額し、同金額にするもので、平成27年度交付金の金額確定によるもので
す。
次に、「前期高齢者交付金」ですが、 3,889万2千円を減額し、13億2,96
8万1千円とするもので、これは、金額確定によるものです。
次に、「 共同 事業交 付金」 ですが 、 3,876万8千 円を 増額し 、 11億7,829
万7千円とするもので、これは、現段階の見込み額によるものです。
次に、「一般会計繰入金」の「保険基盤安定繰入金」ですが、 480万5千
円を減額し、1億9,153万円とするものです。同じく「事務費繰入金」です
が、1,343万4千円を増額し、8,069万1千円とするもので、これは、いずれ
も現段階の見込み額によるものです。
なお、「一 般会 計繰 入金」 の合 計 は 、 862万9千円の 増額 で 3億7,951万3
千円としております。
次に、「財 政調 整基 金繰入 金」 です が、 1億 2,830万 8千円 減 額し 3億550
万円とするもので、歳入の増額に伴い、「基金の繰入金」で減額調整する
ものです。
次に、「繰越金」ですが、 当初ゼロ計上でしたが、平成27年度の繰越金
として4,401万2千円を増額し、同金額にするものです。
以上が12月補正予算案についての説明となります。よろしくご審議くだ
さいますようお願いいたします。
以上、平成28年度国民健康保険事業特別会12月補正予算案について、ご
説明申し上げましたが、よろしくご審議くださいますようお願いいたしま
す。
【楢山会長】
それでは、お諮りをいたします。
「平成28年度釜石市国民健康保険事業特別会計 12月補正予算案」を原案
どおり承認することにご異議ありませんか。
<異議なしの声あり>
【楢山会長】
異 議 な い よ う で ご ざい ま す の で 原 案 の とお り 承 認 す る こ と に決 定 を い
たします。
それでは、今回の諮問にあたり、当協議会は、本日の審議に基づき原案
どおり了承をする旨、答申を行うものといたします。
<異議なしの声あり>
【楢山会長】
続いて、その他でございますが、事務局から何かございませんか。
【板沢市民課長】
先に7ページを開いていただきたいのですが、基金保有状況の部分です
が、今年度当初予算での取崩額が、4億3,000万円程だったのですが、今回
の補正で3億500万円程になりそうです。基金の方は、今の補正予算後の残
額では、4億1,724万6,291円残りそうだということを報告させていただき
ます。
引き続きまして、資料の5ページをご覧ください。
平 成 29年1月1日 以 降の 国 民健 康 保険 の 一部 負 担金 の 免除 期 間の 延 長に
ついて説明いたします。
これまでの経緯でございますが、東日本大震災により被災した国民健康
保険の被保険者の療養の給付に係る一部負担金の免除措置については、国
と岩手県から財政支援を受けまして、今年の12月31日まで実施することと
しております。
平成29年1月1日以降の減免措置については、国と県の方でさらに1年間
延長することとし、来年29年12月31日まで行われることになりました。
これを受けまして、当市でも1月1日以降の負担については、被災された
方の多くが未だ生活の再建や経済面での負担を抱えていることから、国 と
県の支援を受けながら、来年の12月31日まで延長することにしたものであ
ります。
負担割合につきましては、国が8割、県が1割、市が1割となっておりま
す。
免除該当理由については、現時点で1308世帯、2,474名が該当となって
おり、住居の全半壊、生計維持者の死亡、重篤な傷病、行方不明について
は継続となっておりますが、主たる生計維持者が事業を廃止又は休止 、生
計維持者が失業し、現在収入がない世帯 については市県民税非課税の世帯
を対象とするもので 、これも今年度と同じで継続となります 。
この財源については、先程補正予算でも説明させていただきましたが、
「保険給付費」の「療養給付費」を3,000万円増額し、延長による今年度
の療養費を5,200万円と見込んでおります。差額の2,200万円は現計予算額
で賄えると見込んでおりますので、補正予算で3,000万円を要求させて頂
きます。また、平成29年度所用額については、新年度予算で2億6,000万円
を要求する予定でおります。
このうち、当市が負担する1割分は、平成29年1月~2月診療分として520
万円。平成29年3月~12月診療分は2,600万円の見込みとなっております。
今後のスケジュールですが、周知については12月15日の「広報かまいし」
等で周知を図るほか、本日対象世帯には申請書を送付しました。
なお、継続となる対象世帯には、一部負担金免除証明書を お送りします
が、12月20日頃に発送予定となっております。 以上で説明を終わります。
【三浦補佐】
私からは、国保の都道府県化について説明させていただきます。
前 回 の 運 営 協 議 会 で都 道 府 県 化 に つ い ての 現 状 を 説 明 さ せ てい た だ き
ました。その中で、岩手県主催の広域化等支援方針推進連携会議で納付金
の基本方針や標準保険料率の賦課方法等など説明さ れることで、お話しを
させていただいておりましたが、台風10号の対応や市町村議会の対応など
で 委 員 と な っ て いる市 町 村 の 課 長 の 出席が 厳 し く 代 理 出 席が多 か っ た こ
とから議題の決定にはいたらず、明日改めて会議が開催されることとなり
ました。
今後、明日、説明される資料などを確認しながら委員の皆様にお伝えし
ていきたいと思います。
本日は、新しい情報としてお手元の資料6ページにあります11月20日発
行「国保新聞」の記事から保険税決定までのスケジュールについて説明し
ます。
図の納付金・標準保険料率、市町村保険料の決定フロ ーをご覧ください。
国、都道府県、市町村とそれぞれ行う事業内容について書かれておりま
す。
この図をみると、国から平成29年12月末に納付金算定に必要な係数が提
示され、それを基に都道府県では平成30年1月に納付金や標準保険料率を
確定させ、各市町村が都道府県に納付する金額が示されます。
市 町 村 は 都 道 府 県 から 示 さ れ た 納 付 金 額や 標 準 保 険 料 率 を 踏ま え て そ
れぞれの料率(税率)を算出し、運営協議会に諮り、3月議会で条例改正
や予算を決定するというスケジュールになります。
厚生労働省は、診療報酬改定が年末でないと決定にならな いためこの時
期となるとの説明のようですが、3月議会に上程するためには、かなり詰
まったスケジュールで作業を進めなければ間に合わないと思われます。運
営協議会が例年より多く開催される予定となりますので、委員の皆様にも
ご迷惑おかけしますが、ご協力いただきますようをお願いします。
この国保新聞は皆様のお手元にも配布しておりますので、時間のある時
に目を通していただければと思います。
以上ですが、引き続き釜石市女性人材リストへの登録者募集についてを
説明させていただきます。
女性委員さんのみ配布させていただいております
釜石市では、政策・方針決定過程へ女性に意見を反映させるため、「釜
石市女性人材リスト」の登録者を募集しております。
女性委員の方のみチラシと申込書を配布させて頂いておりますので、内容
を確認して頂き登録いただきますようよろしくお願いします。
以上で説明を終わります。
【楢山会長】
何か質問等ございませんか。
【小笠原(善)委員】
歳出のところで介護給付金が減っているのは 。
【佐野主査】
前々年度の清算も含まれて今年度支払っている部分があ ります。今年度
の分は概算で払っていて、2年後に清算という 形になりますが、清算額が
大きかったということです。
【小笠原(善)委員】
介護保険は実際金額が増えているのか 。
【板沢市民課長】
医療・介護保険料の制度も保険料率が上がるような話も 出ています。や
はり全体的には増えてきているのでないかと思 います。
【小泉委員】
今、40歳以上から徴収する。だんだん下がってくるの でしょうか?
【板沢市民課長】
保険料率を上げるか どうか…。
【小泉委員】
まず保険料率を上げてからですよね。上がりますよ、必ず。ぎりぎりで
は…。
【楢山会長】
下がりはしないですよね。所得段階から圧縮されていって、一部負担分
が増えていくという ことになっていくのではないかと思われます。
【小泉委員】
すべてが、上手くいけばいいのですが。社会保障の場面で、どうしても
年金をもらう人達が、年金で生活をするということから脱しきれないので、
そうするとどうなんだろうという話になる。だから年金の平均が17万円と
出ているけれども、本当に17万円もらっている人はどのくらいいるのです
かという話になってしまう。
【楢山会長】
医療費、介護費、社会保障費の分がみんな負担増になっていって、消費
税の増税分が据え置きになっていて、それがいつ引っくり返されてくるか
という話。ダブルパンチみたいになりかねない。ここで言ってもどうしよ
うもないが。
【板沢市民課長】
今1割負担なのが、負担が2割3割にかぶさると、それはまた厳しい。
【市川委員】
きょう午前中、民生児童委員の委嘱交付式があ り、市長の挨拶でも釜石
の経済は良くなってきている。収納率も上がってきていると 言っていまし
た。それに伴って、滞納額の方は確実に減少傾向にあるのでしょうか。
【橋本税務課長】
滞納額は減っています。ただ、実は大きな滞納があってな かなか解消さ
れない部分はありますが、収納率は向上していますし、滞納繰越しと言っ
て前年度以前についても減少していますので、市長がお話した とおりでは
あります。昨年27年度決算が、税収から見ればピークかなという感じで、
円高になったりとか、復興特需が下がってきてい ますので、それを考えれ
ば安心はできないかなとみております。
【楢山会長】
結局お金を使う方が伸びて、滞納額も減ってくるというのなら、これは
確かにと思う。その実態はいかに。読みにくいところもあろうかと思 いま
す。
他にございませんか。それでは、この辺でしめさせていただいてよろし
いでしょうか。今日の冒頭出席委員11名と言ったが、出席委員10名に訂正
させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
それでは以上をもちまして、平成 28 年度第 2 回釜石市国保運営協議会
の会議を終了いたします。
上記のとおり相違ないことを認め、ここに署名する。
平成28年12月1日
会議録署名委員
会議録署名委員