電気事業法に係る立入検査結果 平成28年度第3四半期(10月~12月)の状況 <今期検査結果の概要> 今期は、電気事業用電気工作物7事業場、自家用電気工作物20事業場の立入検査を実施しました。その結果、次の 事項を指摘しました。「技術基準を満たしていない」及び「点検状況が不適切」という指摘が多い状況です。 なお、指摘した事項については、検査を実施した日から原則30日以内に改善の報告を求め、改善状況について確認 し ています。 <今期検査の実施事業場数等> 検査実施事業場数 27 うち指摘事項等のあった事業場数 18 <主な指摘事項等> 指摘事項 該当条文等 指摘件数 保安規程を届け出ていない 法第42条 5 保安規程変更届出を提出していない 法第42条 1 保安規程が実態と合っていない 法第42条 1 保安管理業務外部委託承認申請書を提出していない 施行規則第53条 5 電気事故が報告されていない 電気関係報告規則第3条 1 ばい煙発生施設にかかる氏名等変更届出を提出していない 電気関係報告規則第4条 1 発電所の出力変更に係る報告がなされていない 電気関係報告規則第5条 1 ダム及び導水路の人が転落するおそれがある箇所に、さく、塀等の防護施設又 水技省令第3条 は危険である旨の表示がない 1 A種接地線が地表上2mまで合成樹脂管等で覆われていない 電技解釈第17条 2 機械器具の外箱の接地工事が未施工(冷蔵庫、洗濯機、自動販売機、エアコン 電技解釈第29条 室外機) 5 電柱の足場金具が地表上1.8m未満に設置されている 電技解釈第53条 1 低圧架空引込線と架空弱電流電線の離隔が不足している 電技解釈第116条 2 低圧架空引込線が植物と接触している 電技解釈第116条 1 高圧架空引込線のちょう架用線にD種接地工事が施されていない 電技解釈第117条 1 低圧配線にビニルコードを使用 電技解釈第146条 2 低圧屋内配線の工事方法が不適切 電技解釈第156条 1 低圧屋側配線のケーブル工事が不適切 電技解釈第166条 1 屋外低圧用移動電線の施設方法が不適切 電技解釈第171条 1 保安規程に基づく年次点検を一部実施していない(PCS保護装置試験、変圧器 絶縁油点検、遮断器内部点検、保護装置試験、非常用予備発電設備の外部精 保安規程 密点検等) 7 保安規程に基づく月次点検の記録がない 保安規程 1 保安規程に基づく訓練を実施していない 保安規程 1 受電室内の管理方法が不適切(不要物が置かれている) 注意事項 1 分電盤の前が整理されていない 注意事項 1
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