計画 - 奥尻町

様式第四十一(第41条関係)
創業支援事業計画の認定申請書(素案)
平成29年
経済産業大臣 世耕 弘成
総務大臣
山本 早苗
月
日
殿
殿
北海道奥尻郡奥尻町長
新村 卓実
印
産業競争力強化法第113条第1項の規定に基づき、別紙の計画について認定を受けたいので
申請します。
(備考)
1.市町村が実施する創業支援事業について別表1に、市町村以外の者が実施する創業支援事
業について別表2に記載する。
2.用紙の大きさは、日本工業規格A4とする。
別表1-1(相談窓口)【拡充】
市町村が実施する創業支援事業(奥尻町)
創業支援事業の目標
(目標の根拠)
・奥尻町(以下「町」という。)及び奥尻商工会(以下「商工会」という。)における創
業関連の相談は、近年ほぼ皆無であるが、一方、相談がない中でもUターンによる新規
開業や既存企業による新分野進出が行われ、少ないながらも創業ニーズは存在する。
・商工会では、会員企業に対する記帳指導など経営者との直接面談の機会を通じ、ごく稀
ではあるが、経営多角化や事業承継に係る相談を年間平均で5件程度受けている。
・こうした創業希望者の意向や声を、本計画による連携支援体制の構築、補助制度の活用
及び広報周知による増加を期待し、年間10件の相談受付を目標とする。
・また、こうした相談が直接起業に結びついた案件はないものの、町内で平成28年に新規
開業した事業者が2件あることから、本計画による連携支援体制の強化も考慮し、当該
実績を上回る3件の創業を実現することを目標とする。
(目標数)
・創業支援対象者数:年10件、創業者数:年3件
創業支援事業の内容及び実施方法
(1)創業支援事業の内容
<相談窓口の設置>【拡充】
・町に創業相談窓口を、商工会に創業支援のワンストップ窓口を設け、道南うみ街信用
金庫奥尻支店(以下「うみしん」という。)とも連携し、創業希望者の問合せに応じ
たきめ細やかな課題解決のための支援や方策の紹介を行う。
・町の相談対応は、従来から本来業務としているが、本計画に基づき「窓口」機能を周
知し、創業希望者の相談受付先であることを改めて明示するとともに、相談窓口に関
する担当職員(役職)を明確に定め、相談対応を行う。
・商工会及び町は、相談者の相談内容やステージに応じた支援を可能にするため、相談
者に求められる支援内容を判断し、国、道、中小企業支援機関等が実施する各種支援
事業を紹介する等、他の創業支援機関と連携して支援を行う。
・さらに、創業後においても継続的な支援として、町と商工会が連携してフォローアッ
プを行うとともに、商工会への入会も促し、経営の総合的な改善発達を図る。
・創業支援のコンテンツを町及び商工会のウェブサイトに掲載し、町民・町内企業や島
外者への情報発信に努める。
創業に必要となる要素別の各創業支援機関の役割は、以下のとおりとする。
<創業に必要な要素と各連携機関が担う役割>
1.地域資源の活用
商工会及び町は、「ウニ」「アワビ」「スルメイカ」といった奥尻島の水産資源
や、奥尻島のシンボル「鍋釣岩」に代表される奇岩群など、奥尻島の地域資源を有効
に活用できるための支援として、資源提供者や研究機関、販路開拓のネットワークを
有する者の紹介を行う。
特に、歴史・文化や農水産物の地域資源にあっては、町の相談窓口(地域政策課)
を通じて、教育委員会及び一次産業所管課(水産農林課)、また必要に応じて農協・
漁協・建設協会・観光協会など島内関係団体への相談・連携を密にする。
創業支援事業の内容及び実施方法
2.ターゲット市場の見つけ方
商工会と町が連携し、相談者の創業希望業種に係る市場ニーズを把握し、必要に応
じて、中小企業支援機関等の助言や調査結果を活用しながら、情報提供を行う。
また、観光業や水産(加工)業といった町の基幹産業をはじめ、奥尻町として特に
力を入れて伸ばしていきたい市場について、事業者が行う調査に活用できる支援制度
の紹介、さらに国や道の支援制度等を活用して町・商工会自らがニーズ調査を行うな
ど、積極的な情報収集に努める。
3.ビジネスモデルの構築
商工会及びうみしんは、顧客、ニーズへの対応、事業採算性についてのアドバイス
を実施する。また、商工会は、ワンストップ相談窓口を通じた創業者への伴走型経営
指導(別表2-1)によって、専門家派遣等によるビジネスモデル構築のための支援
や、経営指導員をはじめ商工会職員自らが創業者とのマンツーマンによる対話を通じ
てビジネスモデルについての財務、税務等に関するアドバイスを行う。
4.売れる商品・サービス作り
商工会は、商品・サービスに対し、専門的知見に基づき、強み・弱みを分析し、ア
ドバイスを行う。
また、事業者が行うテスト販売制度など活用可能な支援メニューを紹介し、商品・
サービスの磨き上げを支援する。
5.適正な価格の設定と効果的な販売方法
商工会は、販売先、ターゲット、販売方法、価格へのアドバイスを行うほか、事業
者が行うビジネスマッチング、商談会など活用可能な支援メニューを紹介し、商品・
サービスの販路拡大やマーケティング分析を支援する。
6.資金調達・資金相談
商工会は、民間金融機関や日本政策金融公庫からの資金調達に関してアドバイスを
行うほか、融資申込に必要な事業計画書、資金計画書の作成補助や融資あっせん書の
交付(別表2-2)を行う。
また、創業者が活用可能な国、道、町及び中小企業総合支援センターや中小企業基
盤整備機構など島外機関の補助制度の紹介及び補助金等の申請書の作成支援を行う。
7.事業計画書の作成
商工会は、事業計画書の策定についてアドバイスを行うとともに、認定経営革新等
支援機関でもあるうみしんと連携したサポート(別表2-2)や、必要に応じて中小
企業診断士等の専門家を派遣するなど、計画のブラッシュアップを行う。
8.許認可等手続き
商工会及び町は、創業手続きや許認可についてのアドバイス、関係機関への連絡を
行う。また、詳細な知識を必要とする場合には、近隣の税理士、社会保険労務士、行
政書士など資格者を紹介し、税務、労務管理、企業手続きに関するより高度な知見か
らのアドバイスを行ってもらう。
9.コア事業の事業展開の可能性や関連事業への拡大可能性
商工会は、創業後の事業展開や新分野進出の可能性等について、町やうみしんとも
連携しながら随時フォローアップを行い、継続的なアドバイスを行うなど、適切な支
援を行う。
創業支援事業の内容及び実施方法
<創業支援機関との連携>
・各創業支援機関が支援を行った創業支援対象者等の情報に対しては、対象者の同意を
得つつ、守秘義務に十分配慮しながら、町が情報集約・一元化を図り、創業支援カル
テを作成・保存する。
・カルテには、創業支援対象者の住所、氏名、年齢など人物的情報のほか、事業歴、製
品・提供サービス、販路、販売手法、資金調達、人材(雇用)等の事業的情報を入力
し、創業支援対象者がどのような支援を望んでいるか、どういったノウハウが不足し
ているか等を把握した上で、適切な支援機関に誘導し、創業実現まで関係機関がハン
ズオンで支援できるようにする。
<特定創業支援事業について>
・商工会のワンストップ相談窓口(別表2-1)において、1か月以上にわたり、4回
以上、経営、財務、人材育成、販路開拓についての知識が身につく講義・指導を受
け、創業支援カルテでその事実を確認できる者を「特定創業支援事業」を受けた者と
して、町が証明書を発行する。
<各事業の共通事項について>
・本創業支援事業計画の全体の進捗状況を町が把握することとし、創業支援対象者・創
業者に対するアンケート調査により、常に体制を改善していくこととする。
・特定創業支援事業を実施し、証明書の発行を受けた創業支援対象者に対しては、その
後の創業の有無や実績報告等を直接訪問、電話、メール等により確認する。
・創業後についても、商工会やうみしんと連携してフォローアップを行い、適切な支援
を行っていくとともに、成功事例については、町の広報誌やホームページへの掲載を
行うなど、広くPRする。
・公序良俗に反する事業を行う創業支援対象者に対しては、創業支援サービスは行わな
い。各創業支援機関にもこの方針を徹底する。
(2)創業支援事業の実施方法
・町地域政策課に担当職員2名を配置し、創業支援機関と連携した相談窓口を設置す
る。また、町ウェブサイトや町の広報誌へ創業支援のコンテンツ(記事)を掲示し、
相談窓口の設置を広くPRしていくこととする。
・必要な予算については、町が措置することとする。
・各創業支援機関が支援を行った創業支援対象者情報等に関しては、個人情報保護に配
慮しつつ、個人情報提供に係る同意書の提供を受けて町が一元管理し、名簿や集計表
の作成を行い、創業支援カルテを作成して、創業支援機関と情報共有を行う。
・創業支援機関との連携を密にするため、年に3~4回程度、各創業支援機関担当者と
の連絡会議を開催し、各創業支援機関の活動状況、改善点について情報共有を行う。
計画期間
平成29年4月1日~平成34年3月31日
別表1-2(創業関連補助事業)【新規】
市町村が実施する創業支援事業(奥尻町)
創業支援事業の目標
(目標の根拠)
・創業者への設備投資や島内へ移転するための経費等に対し、町が補助する制度を新たに
平成29年度から設けるほか、民間金融機関から円滑な資金供給が促されるよう支援を行
い、これらを呼び水として創業ニーズを喚起できるよう、現行の創業実績(2件/年)
を上回る年間3件の補助制度活用を目標とする。
(目標数)
・創業支援対象者数 年3件、創業者数 年3件
創業支援事業の内容及び実施方法
(1)創業支援事業の内容
<新規創業等事業資金補助金>【新規】
・平成29年度から内閣府により創設される「特定有人国境離島地域社会維持推進交付
金」を活用し、創業に必要な設備投資や島外からの移転等経費について、町が創業者
に対し一部を補助する制度を創設する。
・補助事業の実施にあたっては、商工会のワンストップ窓口や町自らの相談窓口業務を
通じて制度を紹介することとなるが、創業・第二創業促進補助金など既存の支援制度
との条件比較や併用(対象経費の棲み分け)など、創業者に有利な制度活用となるよ
う努める。
<新規創業者等信用保証料補助金>【新規】
・持続可能なビジネスとして確立されていない創業期ゆえ、民間金融機関からの資金借
入にあたって、不足しがちな信用力を補完するため、信用保証協会による保証を付す
際に支払う保証料を補助し、創業者の負担軽減を図ることで、経営の安定化と発展に
資する。
(2)創業支援事業の実施方法
<新規創業等事業資金補助金>
・町は、創業者に対し、設備投資等事業費を補助対象経費として補助率4分の3の補助
を行う。
<新規創業者等信用保証料補助金>
・町は、創業者に対し、信用保証協会の保証付きで民間金融機関(うみしん)から借り
入れた融資に必要な保証料負担に対し、定額の補助を行う。
なお、町職員2名(商工観光係長・係員)が補助制度の運用を担うこととし、これら制
度について、町のホームページや広報誌、商工会の会員企業向け広報、中小企業庁ミラサ
ポにおける施策登録など、広く周知して積極的な活用を促す。
計画期間
平成29年4月1日~平成34年3月31日
別表2-1(ワンストップ相談窓口)【拡充・特定創業支援事業】
市町村以外の者が実施する創業支援事業
(1)氏名又は名称
(2)住所
(3)代表者の氏名
(4)連絡先
実施する者の概要
奥尻商工会
奥尻郡奥尻町字奥尻812
会長 明上 雅孝
経営指導員 斉藤 秀則 TEL:01397-2-3030 FAX:01397-2-2215
創業支援事業の目標
(目標の根拠)
・商工会における創業関連の相談は、近年ほぼ皆無であるが、会員企業に対する記帳指導
など経営者との直接面談の機会を通じ、ごく稀ではあるが、経営多角化や事業承継に係
る相談を年間平均で5件程度受けている。
・こうした創業希望者の意向や声を、本計画による連携支援体制の構築、別表1-2に掲
げる町の各種補助制度の活用及び広報周知による増加を期待し、年間10件の相談受付
を目標とする。
・また、こうした相談が直接起業に結びついた案件はないものの、町内で平成28年に新規
開業した事業者が2件あることから、本計画による連携支援体制の強化も考慮し、当該
実績を上回る3件の創業を実現することを目標とする。
(目標数)
・創業支援対象者数:年10件、創業者数:年3件
創業支援事業の内容及び実施方法
(1)創業支援事業の内容
・商工会内に創業支援のワンストップ窓口を設けるとともに、町が設置する創業相談窓
口及びうみしんと連携し、創業希望者の問合せに応じたきめ細やかな課題解決のため
の支援や方策紹介を行う。
・また、商工会は従来から、経営指導員を中心とした個別企業の巡回訪問、又は経営者
自らが商工会に来訪する際の直接対話等を通じて、経営、財務、人材育成、販路開拓
に関する指導・助言を行っているが、こうした現行の取組に加えて、業種・業態や販
路対象となるマーケット等に応じて、中小企業診断士などの専門家や、認定経営革新
等支援機関でもあるうみしん(本部)の担当者等を派遣するなど、より専門的かつ高
度な知見を有する方との家庭教師形式によるマンツーマン指導(伴走型経営指導)を
行う。
・商工会及び町は、相談者の相談内容やステージに応じた支援を可能にするため、相談
者に求められる支援内容を判断し、国、道、中小企業支援機関等が実施する各種支援
事業を紹介する等、他の創業支援機関と連携して支援を行う。
<特定創業支援事業について>
・上記の商工会自ら又は派遣専門家による指導・助言について、創業者別に創業支援の
実績記録を作成し(創業支援カルテの作成・情報共有にも活用)、経営、財務、人材
育成、販路開拓の各分野にわたって4回以上、1か月以上の期間にわたって行ったも
のを「特定創業支援事業」を受けた者とする。
創業支援事業の内容及び実施方法
(2)創業支援事業の実施方法
・商工会に、専任担当者として担当職員(役職)を明確に定め、主対応者(経営指導
員)及び補助対応者(記帳指導員)の2名を配置し、町及びうみしんと連携したワン
ストップ窓口を設置する。
・商工会の事務局(奥尻商工会館)に創業者が訪問した場合は、会館内の会議室等を利
用して指導・助言を行う。
・派遣する専門家の確保は、商工会が認定経営発達支援計画に基づく経営発達支援事業
(創業・第二創業に伴う事業計画策定支援)と協調・連動して行う。
・創業者の所在する自宅、事務所等に専門家等を派遣した場合は、各回ごと専門家等か
ら指導内容についての実績報告を受けることとする。
・創業者に対して、別表1-2に掲げる町の補助制度を紹介し、積極的な活用を促すと
ともに、各創業支援機関担当者との連絡会議において、事業の実績、その後の状況な
ど情報共有を行う。
・特定創業支援事業の資格を満たした者については、創業(予定)者ごとに氏名、住
所、連絡先、対話日時、指導内容等を記載した資料を作成し、創業(予定)者本人に
対し個人情報の取扱の了解を得て、要件成立後にただちに町へ提出する。
・当該資料の管理については、個人情報保護法を遵守する。
・商工会及び町のウェブサイトや広報誌において、創業支援のコンテンツ(記事)を掲
示し、商工会のワンストップ窓口業務について広くPRする。
・また、島外からの移転による創業希望者などにも広く対応できるよう、電子メールに
よる相談対応も行うこととする。
・創業支援のコンテンツを町及び商工会のウェブサイトに掲載し、町民・町内企業や島
外者への情報発信に努める。
計画期間
平成29年4月1日 ~ 平成34年3月31日
別表2-2(制度融資のあっせん)【既存】
市町村以外の者が実施する創業支援事業
実施する者の概要
(1)氏名又は名称
(2)住所
(3)代表者の氏名
(4)連絡先
奥尻商工会
奥尻郡奥尻町字奥尻812
会長 明上 雅孝
経営指導員 斉藤 秀則
TEL:01397-2-3030 FAX:01397-2-2215
創業支援事業の目標
(目標の根拠)
・商工会における創業関連の融資あっせんは、近年ほぼ皆無であるが、既存の会員企業に対
するあっせん業務のうち、雇用増を伴う事業資金や新たな設備投資など、前向きな資金需
要に係る融資あっせんを年間平均で2件程度行っている。
・本計画による連携支援体制の強化や、別表1-2に掲げる町の保証料補助制度を通じた創
業者向けの資金需要増も考慮し、上記の前向き資金あっせん実績を上回る3件の創業支援
(あっせん)を目標とする。
・また、近年、商工会のあっせんした融資申込みについては、もれなく融資実行(貸付)に
至っていることから、あっせん目標と同数の創業実現(融資実行)を目標値として設定す
る。
(目標数)
・創業支援対象者数:年3件、創業者数:年3件
創業支援事業の内容及び実施方法
(1)創業支援事業の内容
・商工会は、従前より、創業(希望)者や既存企業の経営者に対し、金融相談業務や財務
面での指導・助言を行っているところ。
・日本政策金融公庫の各種貸付や北海道の中小企業総合振興資金など、公的な融資制度に
ついて、積極的な利用を促進するほか、要件確認など軽易な審査業務やあっせん書の発
行業務を行う。
・また、国(内閣府)の利子補給制度(特定有人国境離島地域社会維持利子補給金)や町
の保証料補助(別表1-2)など、奥尻町内においては、創業者の金融面における負担
軽減に直接つながる各種施策が充実することから、特に重点的に周知・説明を行う。
(2)創業支援事業の実施方法
・創業者からのあっせん申込みを受け、商工会事務局において要件審査を行い、あっせん
書を発行する。
・商工会及び町のウェブサイトや町の広報誌等を通じて、創業希望者の目に付きやすい積
極的な情報提供を行い、資金繰り相談も含め、あっせん機関としての商工会機能の利活
用を促進する。
・創業(予定)者本人の了解を得られた場合は、他の支援業務と同様、各創業支援機関担
当者との連絡会議などの機会を通じて情報共有を行うが、金融相談については、企業の
信用問題にも関わる事項であることから、情報取扱について特に配慮を行う。
計画期間
平成29年4月1日 ~ 平成34年3月31日
別表2-3(計画策定・経営サポート)【既存】
市町村以外の者が実施する創業支援事業
実施する者の概要
(1)氏名又は名称
(2)住所
(3)代表者の氏名
(4)連絡先
道南うみ街信用金庫
檜山郡江差町字本町132
理事長 藤谷 直久
奥尻支店長 澤口 修
TEL:01397-2-2525 FAX:01397-2-3019
創業支援事業の目標
(目標の根拠)
・うみしん(旧江差信用金庫奥尻支店)においては、近年、創業・新規開業に関する相談案
件が皆無の状況であるが、本計画に基づき、町や商工会とも連携したPRを行うことで、
創業者からの相談、ひいては資金計画の策定支援や経営基盤強化に向けた企業支援に結び
つけるとともに、別表2-4の金融支援にも繋がるよう、年間3件を目標数とする。
(目標数)
・創業支援対象者数:年3件、創業者数:年3件
創業支援事業の内容及び実施方法
(1)創業支援事業の内容
・うみしんは、国(経済産業省・金融庁)の認定を受けた経営革新等支援機関として、
[ 1.創業支援 2.事業計画策定支援 3.事業承継 4.販路開拓 5.金融・財務 ]
といった分野について、これまでも創業(希望)者や既存企業の経営者に対し、金融面
での相談対応を中心として、事業計画(資金計画)の策定をはじめ、経営に関する各種
支援を行っているところ。
・地域金融機関として果たすべき役割を踏まえ、商工会のワンストップ相談窓口を通じた
伴走型経営指導(別表2-1)と連携しながら、従来と同様の支援を行っていく。
(2)創業支援事業の実施方法
<計画策定>
・創業希望者からの相談にきめ細やかに対応するとともに、開業前、開業初期から売上高
が伸びて経営が安定するまでの、中長期的な資金計画づくりに関する助言を行う。
<経営サポート>
・また、商工会が実施する伴走型経営支援(特定創業支援事業)と連携して、商工会の求
めに応じた専門的知識を有する信金本部職員の派遣、また、ビジネスマッチング、コン
サルティング制度等の全国・全道レベルで活用可能な各種支援策を提供する。
・創業者の業種、業態、実情に即した形で、認定経営革新等支援機関として経営、財務面
の分野を中心に支援を実施する。
また、これら資金計画策定支援をはじめとしたうみしんの各種取組について、町におい
てもウェブサイトによる情報発信など、広報面での連携を図る。
計画期間
平成29年4月1日 ~ 平成34年3月31日
別表2-4(金融支援(融資))【既存】
市町村以外の者が実施する創業支援事業
実施する者の概要
(1)氏名又は名称
(2)住所
(3)代表者の氏名
(4)連絡先
道南うみ街信用金庫
檜山郡江差町字本町132
理事長 藤谷 直久
奥尻支店長 澤口 修
TEL:01397-2-2525 FAX:01397-2-3019
創業支援事業の目標
(目標の根拠)
・うみしん(旧江差信用金庫奥尻支店)においては、近年、創業・新規開業に関する融資案
件が皆無の状況であるが、本計画に基づき、町や商工会とも連携したPRを行うことで、
別表2-3に掲げる計画策定・経営サポートを通じて、金融支援とりわけ町の補助制度
(保証料補助)等の活用を念頭に置いた創業者への円滑な資金供給に結びつくよう、年間
3件を目標数とする。
(目標数)
・創業支援対象者数:年3件、創業者数:年3件
創業支援事業の内容及び実施方法
(1)創業支援事業の内容
・地域金融機関である信用金庫の本来業務である、所管地域(奥尻町)における創業者へ
の事業資金の貸付(融資)を行う。
(2)創業支援事業の実施方法
・従来からの信用金庫業務として、融資に係る相談対応、融資申込みの受付、審査、決
定、貸付、償還管理など一連の金融業務を実施する。
・創業者の事業計画等に応じて、商工会が行う融資あっせん(別表2-2)と同様、創業
者(貸付先)の金融面における負担軽減に直接つながる各種施策(利子補給、信用保証
料補助(別表1-2)など)の活用を積極的に検討する。
・商工会及び町のウェブサイトや町の広報誌における本計画のPRを通じて、うみしんの
金融機関としての周知(事業者・創業者への認知度向上)を図るなど、他の創業支援事
業者と主に広報面での連携を図る。
計画期間
平成29年4月1日 ~ 平成34年3月31日