卒業論文 2016 年度(平成 28 年度) ドローンレース興行の今後の展望に関する考察 論文要旨 近年、プロスポーツはその範囲の拡大及び多様化が見受けられる。また、その中で新しい スポーツが増加している。そんな中で自律飛行ドローンという産業の急速な発展の中で一 つの新たな使い道が現れた。近年 Google Glass や Oculus 等の眼鏡やゴーグルの形をし たヘッドマウントディスプレイが増加する中でドローンのカメラ映像を直接見ながら操作 を行う FPV³(First Person View 以下 FPV)でのレースが考え出された。YOUTUBE 等の動画投稿サイトにドローンのカメラを利用した、FPV レースが投稿され徐々にドロー ン愛好家の間で広まりを見せ、その後の競技人口が拡大し 2014 年にオーストラリアではド ローンを用いた、公式の FPV レースの大会が開催された。その後も勢いを増すように、海 外では数多くの大きな国際大会が開催され、増加の傾向がみられる。それら大会の賞金額も 5 万ドルから最大では 20 万ドルに及ぶ規模のレースが開催されている。無論海外で行われ るすべての大会でそのような賞金額が設定されているわけではない。しかし、海外では大規 模な大会になると一つのレースに 40 社以上のスポンサーがつくほどのスポーツに成長し競 技として認められているため開催できているのだ。また昨年話題となったドバイで行われ た大会「World Drone Prix In Dubai」では賞金総額 100 万ドル、優勝賞金 25 万ドルとい うことで全世界が注目した。多くの地域で催されているドローンレース大会だが日本では 国際大会の予選は開催された。だが、海外と同規模の数万ドルに届く賞金のレースは開催さ れていない。日本においてドローンレースという競技が一般に浸透するまでに至らない課 題を提示し、その解決にはどのような行動が必要かを提示することが本研究の目的である。 デジタルコンテンツ学部 デジタルハリウッド大学 デジタルコミュニケーション学科 氏名:古川創 指導教員:高橋光輝
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