212号6面 (PDF形式 715.6KB)

たま市議会だより No.212
一般質問等
6
①困ったときに安心して受けられる生活保護に
②永山モデルを生かした、医療・介護・見守りの充実を
①国の制度である生活保護は、支給額が削減される一方で
す。権利としての制度にするためにも国の制度を充実させ
ることが必要です。また、困難ケース対応のためにも精神
保健福祉士など専門職員の配置を求めました。
②永山モデル事業は医療・介護・見守りについて地域包括
支援センターを拠点に展開されます。特に包括支援セン
安斉きみ子
ター内に高齢者相談窓口ができたことも地域を励ましてい
ます。市はこのモデル事業を全市に広げる予定です。人材
(日本共産党) の確保等について質しました。
パルテノン多摩の大改修について
三階道雄
(公明党)
第4回定例会では、22名の議員が
一般質問を行いました(発言順に掲載します)。
質問は、インターネット上で録画をご覧いただけます。
「YouTube 多摩市議会」で検索してください。
また、3月上旬以降、市内の各図書館や、多摩市議会ウェブサイトの
「会議録の検索と閲覧」で詳細をご覧いただけます。
都営団地の建て替えについて
改修に 80 億円もかけ、今と変わらない内容では民意は得
多摩ニュータウン再生に大きく関わる都営団地の建て替
られないと判断し、同地域に図書館本館の建設も進行中で
え事業。学校跡地を種地として活用することで期間短縮等、
あることから、会派として「パルテノン多摩と図書館本館
居住者の負担軽減に繋がるメリットはあるが、地域が移り、
を合築し魅力ある施設に」との案を多摩市に提出。その件
生活圏が変わる等、デメリットもある。居住者の意見も取
について質問しました。現計画内容では禍根を残しかねな
り入れて、東京都に働きかけて頂きたいと訴えた。また、
い、また現状の進め方は強引であり拙速である、一旦立ち
学校跡地の他にも新たに建設される都営団地は新規募集を
止まり多くの市民に意見を伺うべきではないのか。さらに
我々の案も一案として、同じ土俵に上げ真剣に検討してい
ただきたいと要望しました。
パルテノン多摩大改修の役割とは?
渡辺しんじ
(公明党)
現状の問題も問い質した。
①学童クラブ・児童館等、子どもの居場所づくりについて
②学校大規模改修時にエレベーターを
①学童クラブ待機児問題は、⑴4年生までが対象なのに入
寄与してきた。ただ、この間制定された文化芸術振興基本
所の余地が少ない。 ⑵学年が上がると他のクラブへの移
法や劇場法に見られるように、公共ホールの役割は単に音
動がある。 ⑶移動先のクラブが自宅からさらに遠くなる。
楽や演劇を鑑賞する場ではなく、文化や芸術によって地域
⑷兄弟・姉妹が別々のクラブになる場合がある。以上の解
社会の様々な問題解決に向けてアプローチしていこうとす
決策は施設の拡充以外にないことを指摘し、学校敷地内へ
る場へと大きく変化している。以上の観点から、大規模改
の学童クラブ設置を、特に多摩センター周辺をかかえる東
修を機にパルテノン多摩が新しく生まれ変わることを期待
(自民党・新生会) るのか、質した。
①市民の図書館はどうあるべきか
②多摩市の小中学生のいじめに対する調査結果について
板橋 茂
落合小学校への設置を求めた。また、中高生までの居場所
として、すべての児童館の日曜開館を求めた。
(日本共産党) ②学校大規模改修時にはエレベーター設置を!
①住まいはくらしの基盤~空き家解決と高家賃解消を
②地域活動の拠点~公共施設使用料の大幅値下げを
①市役所庁舎の建て替え候補地の三越北側は多摩センター
①住まいはくらしの基盤であり、市もその確保に責任を
地区活性化になり、誰もが利用しやすい。武蔵野プレイス
負っています。独自調査をもとに、高家賃によるURの空
などのような駅近に合築型図書館本館をと提案。
き家の実態や高齢者優良賃貸住宅の家賃減額時限措置の問
②いじめは悪いと子どもは知っているので、いじめ防止法
題等を指摘し、家賃補助や、市が本年度初めて行う空き家
や教育委員会だけでなく地域・全庁一体となって、取り組
全戸調査の継続実施を求めました。市もデータの重要性を
むべきと訴えた。ユニセフ本部のアリアスさんも子どもに
認め、調査を継続的に行うと答えました。
やさしいまちづくり事業は有効で、自分の権利を学ぶとほ
岩崎みなこ
かの人の権利も尊重でき、いじめもなくなっていくと言う。
(生活者ネット・社民の会)
阿部市長はこの事業に理解を示した。
①突発的集中豪雨が常態化している事態に対応した水害対策を急げ
②核兵器禁止へ大きな一歩・・・国連決議
大くま真一
②市民の文化・地域活動は、市が目指す健幸都市の実現へ
の大きな財産です。市民活動促進のため、公共施設の使用
(日本共産党) 料値下げや利用率向上を図ることを求めました。
①「持続可能なまちづくり」に必要なもの
②公共施設再編と「社会的包摂」
①2015年鬼怒川水害など突発的集中豪雨による堤防決壊や
①多摩ニュータウンのリニューアルには UR や JKK の協力
溢水がどこにでも起こりうることを確認し、緊急避難を想
が欠かせない。また、まちの再生プランとコミュニティの
定して関戸、一ノ宮地域で3階建て以上の施設(民間・公
醸成は、市長が掲げる健幸まちづくり構想ともリンクして
共問わず)
の積極的活用を求めました。市からも
「大変有効」
いなければならない。以上の観点から、
「住まい」のハード
との答弁がありました。
面対策を切り口に市の姿勢について質問した。
② 2016 年、国連総会で採択された「
『核兵器禁止条約』締結
②パルテノン多摩改修を契機として、
「税金で文化施設を
いっすい
交渉開始決議」の意義を質しました。市長からは「この決
議の採択を機に核兵器廃絶に国際社会の合意が進むことを
(日本共産党) 期待」と積極的評価の答弁がありました。
①みどりのルネッサンスについて
②街路樹よくなるプランの更新について
伊地智恭子
運営することの意義」が強く問われている。
「社会的包摂」
の観点に立つ公共施設再編の思想と、そこへの市民参画に
(生活者ネット・社民の会) ついて市側の認識を質した。
①産後ドゥーラ(※)の導入で子育て支援!
②がん対策、がんサバイバー支援の推進を!
①市は、地元住民要望をもとに公園に手を加えてきたが、
①産後のニーズに応じたサポートとして、
「産後ドゥーラ」
市民の関わりを拡げるのはいまだ課題との答弁。また環境
の人材を活用した派遣支援を提案。また母親を支え育み、
部が進める公園緑地の更新には、法や都条例に基づく生物
産後うつ、児童虐待を防ぐための職員研修や体制の強化を
多様性の視点、健幸まちづくりに基づく視点が不可欠と求
要望。子育ての常識や情報が大きく変化する中、
「祖父母手
め、生物多様性ガイドライン策定にようやく着手、公園設
帳」を紹介し、世代間を繋ぐ市独自のツール作成を提案。
(※ドゥーラは他の女性を支援する、経験豊かな女性の意味)
計への反映のための庁内関係所管からのヒアリングを始め
向井かおり
や、被災され仮設住宅として住まわれている方の支援等、
パルテノン多摩は設立時から多摩センター地区の発展に
いいじま文彦 して、市が新たなパルテノン多摩にどのような役割を求め
小林憲一
かけて頂きたいと訴え、訪問介護車等の駐車スペース確保
たとの答弁。
②街路樹よくなるプランは平成 29 年度当初、改定検討委員
(生活者ネット・社民の会) 会を設置。メンバーに市民参加を求め確認した。
池田けい子
(公明党)
②がんサバイバー(経験者とその家族)への理解を訴える
とともに、医療用ウィッグ等の助成支援、学校と医療関係
者が一体となった「がん教育」の推進を求めた。