やまくら通信 2月号 vol.9

こどもサポート教室「クラ・ゼミ」
やまくら通信 2月号
vol.9
2月3日は節分じゃない??
発達支援研究所山本登志哉所長より
「できる!」に注目する
2017年を迎え、1ヶ月経ちました。「今年の雪はどうな
のかな?」と毎年毎年考えるものです。1月は急な大雪
「障がい」というとどうしてもまずその子が「できない」ことが目
が続いたこともありましたね。まだまだ山形の冬は続きま につき、できないことをどうやったらできるようになるか、という
す。皆さま、事故や怪我等に十分お気を付けください。さ ことにばかり気持ちが向きがちです。でも、その「できない」こと
て、2月3日は節分ですね。節分はここ30年ほど2月3日 は、その子にとっては特に苦手な部分であることが多く、そこだ
なので、「毎年の節分が2月3日」と思われている方が多 けを見られていては子どもはとてもつらくなります。そうすると、
いと思われますが、それは間違いです!実は2月2日に 「自分はダメなんだ」というマイナスの自己イメージが固まってし
なったり2月4日になったりします。節分とは「季節の分か まうことさえあります。
れ目」という意味があり、 季節が変わる前日のことを指し
ています。ここでいう季節とは、
そこで見方を変えて「この子ができること」をできるだけたくさ
ん考えてみましょう。例えば「言葉が出ない」のではなく「物で
『立春』『立夏』『立秋』『立冬』のこと。しかし現代において 働きかけることができる」など。そして「できる」ことを活用してさ
節分といえば、 “豆まき”や“恵方巻き”を食べる日、『立 らに伸ばすにはどうしたらいいかを考えてみる。そうするとそこ
春』(2月4日頃)の前日のみを指します。これは昔、冬か に大人の側のポジティブな見方が生まれ、子どもにも自分が
ら春になるのを1年の始まりと考えており、 今でいう『大
晦日』のように「明日から新しい年」というように特別な日
と捉えられていたからです。そして2017年の節分は2月
3日となります。今年の恵方巻は、『北北西やや右』です。
「認められる」喜びが生まれ、意欲も生まれやすくなるでしょう。
モニタリングって??~知識コーナー~
利用開始月より3カ月が経過すると、「モニタリング」を行います。このモニタリン
正しい食べ方で、恵方の方角を向き、恵方巻を食べま
グとは、現状を観察して把握することを言います。利用に欠かせないものとして一
しょう★☆
人一人の個別支援計画があります。私たちは、個別支援計画に記載した方針と目
https://tashlouise.info/より参照
年度替わりについて
4月から就学を迎える方・進学を迎える方、準備が進んでいる事と
思います。クラゼミを利用されている方に置かれましても、4月から放
課後等デイサービスに変わる方や時間・曜日の変更をお考えの方も
いらっしゃると思います。就学を迎える方につきましては、各校の児
発管が2月中にご相談をさせて頂きます。その際に、「利用の継続」
「時間・曜日の希望」などを伺いますので、ご検討いただきたいと思
います。また時間や曜日の変更等をお考えの方は、児発管にお声
掛けください。調整させていただきます。
標を基に支援を行っておりますが、成長するお子様の状況に応じてその時に必要
な支援を行いたいと考え、3カ月に一度のモニタリング=見直しを行っております。
モニタリングの対象月に、児発管・もしくは指導員が保護者様に現状や感じている
事、お話を伺います。その後、児発管と担当する指導員でカンファレンス(会議)を
行い、保護者様に伺った話などを含め、サービス提供状況・達成度・課題について
意見交換をします。その後、継続や変更点を検討し、新たな個別支援計画を作成
いたします。常にお子様に合った支援を提供させていただくため、3カ月に一度の
モニタリングにご協力いただきたいと思います。保護者様にお伺いする際は、お子
様が支援中の数十分を頂戴しております。よろしくお願いいたします。
こどもサポート教室「クラ・ゼミ」山形南栄校
Tel: 023-674-6577
〒990-2445 山形市南栄町1-7-19 グナァデビル2階 B