VOL. 32 175 CHEMOTHERAPY S-9 AG1370のRTIお よ びUTIに 長 濱 文 雄 ・伊 東 対 す る臨床的研 究 廉 ・佐 々 木雄 一 岩 見沢労 災病 院 内科 安 田 恵 也 ・中 林 武 仁 ・小 六 哲 司 国立 札幌病 院 呼吸 器科 平 賀 洋 明 ・菊 地 弘 毅 札幌鉄 道病 院 呼 吸器科,内 科 鈴 木 明 ・中 村 光 成 札 幌 医科大 学 第三 内科 今 寛 北海 道社 会保 険 中央病 院 内科 黒 田練 介 市立 岩 見沢総 合病 院 内科 下村壽 太郎 市 立深 川総 合病 院 内科 西 原 久 司 国立 登別病 院 内科 要 新 しい セ フ ェ ム 系 抗 生 物 質AG1370に 旨 つ い ての臨 床 効果 を検 討 したの で 以下 に そ の成 績 を報告 す る。 対 象 は 肺 炎18例,慢 性 気 管 支 炎7例,肺 化 膿 症3例,肺 染,子 宮 癌 とそ の 肺 転 移 を 伴 う尿 路 感 染 症 各1例,合 性 別 は 男19例,女11例,年 癌 と慢 性 閉 塞 性 肺 気 腫 を 合 併 した 混 合 感 計30症 例 で あ っ た。 齢 別 で は60歳 未 満11例,60歳 以 上19例,感 房 細動 じん 肺,肺 血 管 障 害 お よ び 子 宮 癌 な ど が 認 め られ た 。 の う胞,気 管 支 拡 張 症,脳 本 剤 の 投 与 は 全 例1回1.09,1日2回 与 量 は7∼609,平 均289で 臨 床 効 果 は 著 効5例,有 aeruginosaお 肺 癌,Wegener氏 染 の 重症 度 は 中等症 以上 か 22例 で あ っ た 。 基 礎 疾 患 は 糖 尿 病,心 静 脈 注 射 で,投 与 期 間 は7∼30日 効22例,有 効 率90。0%で よ びK.pneumoniae各4株,S が 認 め ら れ た が,7株 2株 が 不 変(11 .8%)で あ っ た 。細 菌 学 的 効 果 に つ い て は 本 治 療 開 始 前 にP よ びMicrococcusが か 減 少(17.6%),5株 軽 度 上 昇 を伴 っ た 発 疹 例 お よ び 一 過 性 のGPT軽 め そ れ ぞ れ1 が 菌 交 代(29 。4%), 度 上 昇 例 か 各1例 に, に み られ た 。 に 発 し た β-lactamaseに 誘 導 体 で あ っ て,そ AG1370は 投 あ った。 副 作 用 はGOTとGPTの じ 間,平 均14 .2日 間,総 .marcescens2株,Pr.morganii,Ps.putida,Str. か 消 失(41 .2%),3株 また 一 過 性 の 軽 度 好 酸 球 増 多 が3例 は 旧性 肺 結 核, あ った。 pneumoniae,Str.salioarius,A.xylosoxidans,a-Streptococcusお 株,計17株 肉 芽 腫 ,COLD,陳 安 定 の 新 し いcephalosporin合 の 構 造 式 はFig.1の 成 ご と くであ る。 味 の 素(株)中央 研 究 所 な ら び に 持 田 製 薬(株)で 開 本 剤 の 臨 床 的 な ら ひ に 細 菌 学 的 検 討 で はin vitroの 成 176 DEC. CHEMOTHERAPY Fig. 1 Chemical structure of AC-1370 績 よ り もinvivoの 1984 効 果 が 優 っ て い る こ とが 注 目 され る ユ ニ ー ク な抗 生 物 質 で あ っ て,こ の 殺 ・静 菌 的 作 用 に 加 え て,さ の理 由 に つ いて は本剤 ら に 生 体 免 疫 賦 活 的効果 が 予 測 され つ つ あ る。 我 々 も本 剤 をRTI29例,UTI1例 計30例 に 試 用 し,見 告 す る。 Table 1 Clinical effects of AC-1370 るべ き効 果 が え ら れ たの で こ こに報 VOL. 32 1.成 1.対 象 患 者(Table の疾 患別 よ りみ た 性 別,年 中 男12例,う 績 ち20,40,80歳 60歳 代 各2例,70歳 代 そ れ ぞ れ1例,50お 代5例;女6例,う 代1例;重 の30症 例 3例 の 計7例,中 等 症 は10例 中 男7例,女3例,重 齢別 お よび重 症度 な らびに基 50歳 代 の 男1例 1よ りpickupす 症 度 で は 軽 症 の 男4例,女 症は で あ った。 而 し て そ の 基 礎 疾 患 に は 糖 尿 病 お よ び 心 房 細 動,肺 癌, る と,細 菌 性 肺 炎18例 Table よび ち30歳 代2例, 60歳 代3例,70歳 1) 本研 究 は 道 内8施 設 協 同 で 実 施 さ れ た が,そ 礎疾 患 をTable 177 CHEMOTHERAPY S-9 1 (Continued) 178 CHEMOTHERAPY Table 1 (Continued) DEC. 1984 VOL. 32 S-9 CHEMOTHERAPY Table 1 (Continued) 179 180 Table 2 Wegener氏 肉 芽 腫 各1例,COLDお 気 腫 各1例,じ 管 支 炎7例 歳 代2例,重 ん 肺 症2例 中 男4例 核3例,気 は60歳 代,女3例 管 支 拡 張 症,肺 1例,40歳 代 女1例,重 は50歳 代1例,70 が 中 等 症,女 礎 疾 患 で は 陳 旧性 肺 結 の う胞 お よ ひ慢 性 閉 塞 性 肺 気 が 見 られ た。肺 膿 瘍3例 の 男 にCVDお が 見 られ た 。 慢 性 気 が 軽 症,3例 は 重 症,基 Laboratory よ び慢 性 閉 塞 性 肺 の 計7例 症 度 は 男 は1例 は1例 が 中 等 症,2例 腫 各1例 DEC. CHEMOTHERAPY 中 男50お よ び70歳 代 各 症 度 は 男女 と も中 等 症 で,1例 よ び じん 肺 症 が 見 られ た 。 1984 findings 混 合 感 染 症 の1例 は 中 等 症 の30歳 代 の 男 で 基礎 疾 患に 肺 癌 が 見 られ た 。UTIの1例 は 基 礎 疾 患 に 子 宮癌 とその 肺 転 移 の み ら れ た53歳 の 中 等 症 感 染 の 女 で あ っ た。 2.AC-1370投 全 例1回 1日2回 与 量(Table 量1.09,症 投 与,症 例8お に 溶解 して,2∼3分 食 水100ml,5%糖 1) 例15の み1日1回,他 よ び9の2例 間 でoneshot静 液250∼500ml,ソ ど に 溶 解 し て30∼120分 の29症 例は は20%糖 液20ml 注,他 は すべ て生 リ タT3200mlな 間 を か け て 点 滴 静 注 さ れ た。これ VOL.32 CHE S-9 MOTH ERAPY 181 Table 2 (Continued) らの投 与 日数 は7日2例,7 .5∼14日17例,14.5∼21日9 例,25日 お よ び30日 間 は 各1例,平 約14.2日 間;総 に つ い て は 当 初Ps.aeruginosa,Ps.putida,S.marces- 投与 cms,Sttr.pneumoniae各1例,K.pneumoniae 量は791例,14∼2095例,24∼30917例,31∼4195例, そ の 他 α-Streptococcus,Str.salivariusお 50お よび609各1例,平 dans各1例 均289で 3.検 出 菌 お よびAC-1370の あ っ た。 細 菌 学 的 効 果(Table1, AG1370使 nosaは 用 前 の 喀 痰 ま た は 尿 中 検 出 細 菌 はTable1 に各 症例 毎 に本 剤 治 療 後 の 消 長 と と も に 記 載 し,そ 細菌 学 的効 果 を効 果 欄 に 示 した 。 す な わ ち,肺 を 認 め た が 本 治 療 後 はK.pneummiaeの2 例 お よ び,Str.pneumoniaeの1例 3) 炎18症 例 は 菌 消 失,Ps.aerugi- 菌 減 少,S.marcescmsは 疾 患 の あ っ た2例 の 2例, よ びA.xylosoxi- か らPs.aeruginosaお riusとA.xylosoxidansの 不 変'じ はPs.putidaお ん肺症 の 基礎 よ び α-Streptococcus よ びB.catarrhalisへ,Str.saliva検 出 菌 はPs.putidaとMicro- 182 CHEMOTH Table 3 Bacteriological Table coccusへ 4 Clinical と そ れ ぞ れ 菌 交 代 を 示 し た 。 す な わ ち,検 れ た9種 菌 株 中3株 (11.1%),4株 が 消 失(33.3%),1株 が 菌 交 代(44.4%),1株 出 さ が 減 少 が不 変 で あ っ た 。 慢 性 気 管 支 炎 で は 当 初 、Ps.aeruginosa3株,K. moniae, が,本 Micrococcus, 治 療 後 に はK. co66usお Ps. %)に よ びS. aerginosaは 見 ら れ,菌 み ら れ たK. S. marrescens各1株 pneummiae, marcescensの4株 を検 出 した MFicro- が 消 失(66.7%), 減 少 と 不 変 が 各1例(そ pnmmoniaeは 本 剤治 療 後 で も同菌 量不 変 は 当 初 尿 中 に み ら れ たT)r 本 治 療 後 に はPseudomonas sp.に 菌 交代 を 示 し た 。 以 上 の 本 治 療 開 始 前 の 検 出 菌 の 消 長 をTable3 に 総 括 し て 示 し た が,17株 中7株 消 失(41.2%),3株 effects of AC-1370 減 少(17.6%),菌 交 代5株(29.4%),不 4. 臨 床 的 効 果,総 合 効 果 お よ び 有 用 性(Table1,2, 4) Table4に 疾 患 別 の 臨 床 的 効 果 を 表 示 した 。す な わち, 肺 炎18例 中 「著 効 」5,「 3(100.0%);混 有 効 」12,「 や や 有 効 」1,有 性 気 管 支 炎7例 合 感 染1例 1例 も「有 効 」(100.0%)と,総 中 「有 効 」5(71.4%), 膿 瘍3例 中 「 有効」 は 「有 効 」(100.0%);UTI 数30例 の 有 効 率 は90。0%を示 した 。 この 臨 床 的 効 果 に 細 菌 学 的 効 果,副 作 用 な らびに 臨 床 検 査 成 績 を 勘 案 し た 総 合 効 果 お よ び 有 用 性 を検討 し,Table1に が 変2株(11.8%) であ った。 「や や 有 効 」 お よ び 「無 効 」 各1;肺 に 1984 effects of AC-1370 効 率94.4%;慢 れ ぞ れ16.7 交 代 は 見 ら れ な か っ た 。 肺 膿 瘍 の1例 と 判 断 さ れ た 。 ま たUTIで morganiiは pneu- Ps. aeruginosa, DEC. ERAPY 併 記 し た。 疾 患 別 に ま とめ る と肺 炎の総 合 効 果 は 「著 効 」5,「 有 効 」12,「 や や 有 効 」1,有 用 VOL. 性 は 「非常 に 有 用 」4,「 gの 投 与 で こ れ らの 臨 床 的 効 果 は 細 菌 性 肺 炎94.4%,慢 有 用 」12・ 「や や 有 用 」2;慢 性 気管 支 炎 で は 「有 効 」 お よ び 「有 用 」 各6・ よび 「 有 用性 な し」各1;肺 膿 瘍 の3例 「無 効 」 お は3例 と も に 「有 効 」お よ び 「有 用 」;混 合 感 染 は 「有 効 」お よ び 「 有 用 」; UTIは 5.副 183 CHEMOTHERAPY 32S-9 性 気 管 支 炎71.4%,肺 平 均90.0%の ginosaお よ びK. 作 用 お よ び 臨 床 検 査 成 績(Table1,2) 株,Pr. morganii, saliuarius, 菌性 肺 炎 10月27日 よ りAC-13701回1.09を5%糖 に溶解 し,約60分 液250ml で 点 滴 静 注,1日2回 2日 目よ り38.8℃ →36.8℃ 宛 実 施 し,そ の と解 熱 し,喀 痰 中 細 菌 は 当 初 よ り確 認 され なか っ た が,11月1日 の 胸 部X-P上 肺 野の肺 炎 像 の 著 しい 減 少 を 認 め,胸 「著効」 と考 え られ た が,本 の左 下 部 ラ 音 も消 失 し, pneumoniae各4株,S. A. Ps. putida, mrcescens2 Str. pneumniae, Str xylosoxidans,α-Streptococcusお Micrococcusそ れ ぞ れ 各1株 治 療 後 に は,消 失7株(41.2%),減 菌 交 代5株(29.4%),不 よび の 計17株 が 見 られ た が,本 少3株(17.6%), 変2株(11.8%)で あ り,当 初 の 菌 消 失 お よ び 減 少 は10株(58.8%)の 効 果 で あ り,そ の 臨 床 的 効 果 よ り はや や 劣 っ た 成 績 を示 した 。 AC―1370開 治 療 開 始10日 目 の11月5日 そ 好 成 績 が み られ た 。一 方 細 菌 学 的 検 査 成 績 で は 本 治 療 開 始 前 の 検 出 菌Ps.aeru- 「 や や 有 効 」 お よ び 「や や 有 用 」 で あ っ た 。 症例23:S.T.,73歳,男,細 膿 瘍,混 合 感 染 症 お よ びUTIは れ ぞ れ100.0%,全 発 以 来 の 数 次1∼3)に亘 る 基 礎 的 な ら び に 臨 に全身 皮 膚 に 帯 紅 色 の 掻 痒 性 発 疹 な ら び にS-GOT,S -GPTの 異 常 上 昇 値 を 認 め,そ の 後 の 本 治 療 を 中 止 した 。 床 的 研 究 の 成 果 で もinuitroの 皮 膚発疹 はそ の5日 開 催 の 第31回 日本 化 学 療 法 学 会,新 薬 シ ン ポ ジ ウ ム4》 では 後 に,S-GOT,S-GPTは そ の7日 成 績 よ りはinuiuoの 効 果 が 優 っ た 結 果 が 報 告 され て い る。 而 し て 昭 和58年6月 後の検査 でそ れ ぞれ 消 失 お よ び正 常 値 を示 し,特 別 の 治 螺 良 ら は 本 剤 の 感 染 防 禦 能 に 及 ぼ す 影 響 と し て,血 療 を必要 とし なか っ た 。ま たTable1,2に 加 に よ る 殺 菌 力 の 増 強 お よ び 好 中 球 の 遊 走 能 やchemo- 末梢血 の好 酸球 の 一 過 性 増 多 を3例 示 し た ご と く, に 認 め た 他 に は 自他 taxis,貧 食 能 等 の 増 強 作 用 を 証 明 して い る。か か る点 は 覚 的副 作用 も臨 床 検 査 異 常 所 見 も本 剤 使 用 に 関 わ る と考 さ ら に 検 討 を加 え る必 要 は あ ろ うが,今 え られ る私 見 は み られ な か っ た。す な わ ち 副 作 用 と して, 発 に 当 っ て,従 発疹1(3.3%),S-GOT,S-GPT上 MICの 上昇1(3.3%),好 昇1(3.3%),S-GPT 酸球 増 多3(10.0%)に す ぎなか っ た。 後 の抗 菌物 質 開 来 の ご と く単 に 細 菌 学 的 に 起 炎 菌 の 程 度 か ら ば か り,そ の 臨 床 的 適 応 や 効 果 を推 測 し よ う とす る 考 え 方 に 加 え て,そ の新 薬 の生 体 内 での宿 主 か ら の 抗 菌 力 増 強 作 用 の 程 度 を 考 慮 した 新 しい 考 え方 を 導 入 させ て くれ た 薬 剤 で,新 II. 考 按 な ら び に 総 括 道 内8施 設 協 同 でAC-1370の 性 気 管 支 炎7例,肺 癌 に 合 併 した 混 合 感 染1例,肺 子宮癌 に 合 併 したUTI1例 例,女11例,年 例,50歳 代5例,60歳 代9例,70歳 膿瘍 転移 の み られ た の 合 計30例 で,性 齢 は20歳 代1例,30歳 S-GPTの び3例 一 過 性 上 昇,1例 III. 結 代2 代9例,80歳 道 内8施 代1例 設 協 同 でAC-1370の れ らの 感 染 症 対 象30症 例 の 内 訳:肺 の重症 度別 で は 軽 症8例,中 症3例 瘍3例,混 (38.9%)(糖 芽腫,COLD慢 等 症19例,重 性 肺 気 腫 各1例 慢性 気 管支 炎群 で は5例(71 肺 癌,Wegener氏 .4%)(陳 陳 旧性 肺結 核 お よ び 肺 の う胞 症,慢 び気 管支 拡 張 症 各1例);肺 肉 お よ び じん 肺 症2例); 旧性 肺 結 核2例, 性 閉 塞性肺 気腫 お よ 膿 瘍 で は脳 血 管 障害 お よ び .3%);合 計15例(50.0%)で,こ ず れ も特 び 臨 床 的 研 究 を実 施 し た。 炎18例,慢 性 気 管 支 炎7例,肺 合 感 染1例,UTI1例;重 22例(73.3%),60歳 礎 疾 患 別 は 肺 炎 群 で は7例 尿病お よび心 房細 動 じん肺 症 の 各1例(33 で,中 一過 性 上 昇 お よ 別 の 処 置 な しに 投 与 終 了 後 正 常 化 し た 。 別 は 男19 代3例,40歳 にS-GPTの に 一 過 性 の 好 酸 球 増 多が み られ た が,い で,60歳 代 以上 の 高 齢 者19例(63.3%);こ 等症以 上22例(73.3%);基 し い進 路 を示 唆 し て い る と 考 え られ る 。本 剤 使 用 に よ り1例 に 皮 膚 発 疹 とS-GOT, 臨 床 的 研 究 を実 施 し た。 対象患 者 は細 菌 性 肺 炎18例,慢 3例,肺 清添 以 上 の 高 齢 者19例(63.3%),15例 に お お む ね 重 症 な 基 礎 疾 患 が み られ,難 多 か っ た 。AC-1370を1回1.0g宛 平 均14.2日 間,使 治性 の 対 象者 が 静 脈 内 に7∼30日 用 総 量7∼60g,平 細 菌 学 的 に 認 め ら れ た17株 中,菌 (58.8%),菌 交 代5株(29.4%)で 均28g使 消 失 お よ び 減 少10株 あ っ た が,こ 臨 床 的 効 果 は 肺 炎94.4%,、 慢 性 気 管 支 炎71.4%,肺 混 合 感 染 お よ びUTIと 対象 としてAC-13701回1.09,1日2回 認 め た 。 副 作 用 に は 皮 層 発 疹 お よ びS-GOT,S-GTP上 静注 で7∼14日 注 ,総 間17例,14 宛2例 に12お よ 量24お よ び279,他 .5∼21日 間9例,25日 30日 間各1例 ,平 約14.2日 間.総 投 与 量7∼609,平 は 点滴 昇 の1例,S-GPT上 お よび み ら れ た が,い 均28 もに100.0%,平 昇 の1例 間, 用 し,当 初 れ ら30症例 は総 じて 難 治 性 症 例 と言 え る 。 こ の30症 例 を び13.5日 間oneshot静 膿 症 度 は中等 症 以上 均90.0%の れ らの 膿 瘍, 高率 を お よ び 好 酸 球 増 多3例 ず れ も投 与 終 了 後 正 常 化 し た 。 が 184 欄 筆 に 当 りAC-1370を 提 供 下 さ っ た 味 の 素(株)な ら び に 持 田 製 薬(株)に 深 謝 し ま す 。 文 1) DEC. CHEMOTHERAPY AC-1370, AC-1370, 第 二 回 研 究 会 記 録, 1981 3) AC-1370, 第 三 回 研 究 会 記 録, 1982 4) 第31回 ON THE 日 本 化 学 療 法 学 会: 新 薬 シ ン ポ ジ ウ ムII。AC -1370 , 1983 献 第 一 回 研 究 会 記 録, STUDIES 2) 1984 1981 CLINICAL EFFECTS OF AC-1370 TO RTI AND UTI FUMIO NAGAHAMA, KIYOSHI ITO and YUICHI SASAKI Iwamizawa Rhosai Hospital SHINYA YASUDA, TAKEHITO NAKABAYASHI and TETSUJI KOROKU Respiratory Division, Sapporo National Hospital YOMEI HIRAGA and KOHKI KIKUCHI Sapporo Railway Hospital AKIRA SUZUKI and MITSUNARI NAKAMURA The Third Internal Hokkaido Department, Sapporo HIROSHI KON Social Health Insurance Medical School Central Hospital RENSUKE KURODA Iwamizawa Municipal Hospital JUTARO SHIMOMURA Fukagawa Municipal Hospital HISASHI NISHIHARA Noboribetsu National Hospital 30 patients in total, studied; male 19, female 11, under 59 years old 11, over 60 years old 19 (63.3%); the grades of their infections over moderately 22 (73.3%), the underlying diseases, such as D.M., atrial fibrillation, lung cancer, Wegener's granulomatosis, COLD, lung emphysema, lung tbc, cured, pneumoconiosis, cystlung, bronchiectasis, cerebrovascular disease and uterine cancer, were treated with new antibiotics AC-1370, exploited by Ajinomoto and Mochida pharmaceutical Co. AC-1370 was given 1.0 g one time, usually two times a day intravenously, duration 7 to 30 days, average 14.2 days, total doses, used, 7 to 60 g, average 28 g, clinical effects: excellent 5, good 22, (90.0%). Bacteriological findings before AC-1370 treatments were 17 strains, including Ps. aeruginosa and K. pneumoniae each 4 strains, S. marcescens 2 strains, F. morganii, Ps. putida, Str. pneumoniae, Str. salivarius, A. xylosoxidans, a-Streptococcus and Micrococcus, each one strain and their AC-1370 treatments after, eradicated 7 (41.2%), decreased 3 (17.6%), replaced 5 (29.4%), unchanged 2 (11.8%). Side effects: one patient showed temporary skin rash with the slight elevations of S-GOT and S-GPT, one patient showed slight temporally elevation of S-GPT, and three slight temporally eosinophilias.
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