地域密着型金融および金融仲介機能の取組みについて

平成 29 年 2 月 10 日
地域密着型金融および金融仲介機能の取組みについて
株式会社百五銀行(頭取 伊藤 歳恭)は、地域密着型金融および金融仲介機能の取組み状況を取り
まとめましたので、お知らせいたします。
記
1 地域密着型金融の推進
当行は、「総合金融サービスの提供を通じた地方創生への貢献」を基本方針に掲げ、「地域企業の
ライフステージに応じたコンサルティング機能の発揮」「地域の面的再生への積極的な参画」「地方
創生事業への積極的な関与」の 3 つを重点分野として、地域密着型金融を推進しております。
2 金融仲介機能のベンチマーク
平成 28 年 9 月、金融庁から、金融仲介機能の発揮状況を客観的に評価できる多様な指標として、
「金融仲介機能のベンチマーク(以下、ベンチマーク)」が公表されました。金融機関は、このベン
チマークの活用により、金融仲介機能の質を高め、お客さまの企業価値向上や生産性向上につながる
支援を充実させることで、地域経済の持続的な成長に貢献することが期待されています。
当行は、今般、平成 28 年 3 月末基準のベンチマークの実績を公表するとともに、今後もベンチ
マークを活用し、金融仲介の取組みを継続的に検証することで、より一層、地方創生に向けた金融仲
介機能の発揮に努めていきます。
「金融仲介機能のベンチマーク」の構成
ベンチマークは、すべての金融機関が金融仲介の取組みの進捗状況や課題等を客観的に評価す
るために活用可能な「共通ベンチマーク」と、各金融機関が自身の事業戦略やビジネスモデル等
を踏まえて選択できる「選択ベンチマーク」から構成されています。これらに加え、金融機関に
おいて金融仲介の取組みを自己評価するうえで、より相応しい独自の指標がある場合には、その
指標を活用することも歓迎されています。
以 上
地域密着型金融および金融仲介機能の取組みについて
平成29年2月
0
地域密着型金融の取組み方針
基本方針
総合金融サービスの提供を通じた地方創生への貢献
∼ 地域産業の競争力強化をめざして ∼
上記を基本方針として、次の活動を行うことにより、地域密着型金融の推進に取り組んでいます。また、取
組内容および成果について、ニュースリリースやホームページでも情報発信しています。
地域企業のライフステージに応じたコンサルティング機能の発揮
創業・新事業支援、事業性評価にもとづく融資、海外事業展開支援、M&A・事業承継支援、経営改善・事業再生支援
など、ライフステージに応じたさまざまなサポート活動を実践しています。
地域の面的再生への積極的な参画
地域に根ざした産業への支援やPFI推進などにより、地域への貢献に努めています。
地方創生事業への積極的な関与
地方創生に関する問題解決に向けて、地公体との連携を強化し、全行をあげて地方創生事業に積極的に関与しています。
1
地域密着型金融 ①地域企業のライフステージに応じたコンサルティング機能の発揮
支援態勢
創業期
成長期
成熟期
衰退期
創業・新事業支援
地方創生
地域の持続的発展
お客さまのニーズ確認
経営課題の把握
海外事業展開支援
多様な資金ニーズへの対応・各種コンサルティング
事業性評価にもとづく担保・保証に依存しない融資
ビジネスマッチング・産学官連携
M&A・事業承継支援
経営改善・事業再生支援
円滑な廃業支援
連携
外部機関・外部専門家とのネットワーク
地方公共団体・商工会議所・商工会・中小企業基盤整備機構・地域経済活性化支援機構・
中小企業再生支援協議会・事業再生ファンド・コンサルティング会社・弁護士・税理士等
2
地域密着型金融 ①地域企業のライフステージに応じたコンサルティング機能の発揮
創業・新事業支援
創業・新事業に関する支援
医院開業・介護事業に対するコンサルティング
創業や新事業を開拓する地域企業に対し、補助金に関す
る情報や幅広い資金調達手段の提供といった金融支援のほ
か、販路拡大支援などを行っています。
医院開業や介護福祉分野への進出を検討しているお客さまに対
し、マーケット分析や収支計画シミュレーションなどの具体的な
コンサルティング活動を実施しています。
〈活動実績〉
創業・新事業
支援先数
〈活動実績〉
27年度
28年度上期
23先
15先
医院・介護事業
開業支援件数
27年度
28年度上期
146件
76件
※医院・介護事業向け(右記)を除く
新事業展開(航空機産業)に向けたセミナーの開催
平成28年9月に開催した「航空機産業セミナーin松阪」では、
専門家を招き、航空機産業の現状や業界への新たな参入事例など
について講演を行いました。
今後、松阪クラスターにおいてMRJの一貫生産が本格稼動の
見通しであり、新たなビジネスとして航空機産業が注目されてい
ます。本セミナーは、平成26年10月に引き続き2回目となりまし
たが、53名の方々にご参加いただくなど、関心の高さが感じられ
ました。
今後もお客さまの新事業展開に向けた取組みをサポートしてい
きます。
3
地域密着型金融 ①地域企業のライフステージに応じたコンサルティング機能の発揮
成長支援①
海外事業展開に関する支援
海外進出、貿易、海外販路・調達先拡大ニーズのある地
域企業に対し、的確な情報提供を行いながらサポートを実
施するほか、スタンドバイクレジット、現法向けクロス
ボーダー融資、海外リースなど、現地ファイナンスに関す
る相談に対応しています。
〈活動実績〉
海外事業展開
サポート件数
27年度
28年度上期
403件
297件
マレーシア自動車業界商談会の開催
アセアン経済共同体(AEC)をはじめとした海外でのパートナーシップが活発になる
ことが予想されるなか、「アジアに強い百五銀行」として現地ローカル企業とのビジネ
ス機会のご提供を積極的に展開しています。
平成28年6月、マレーシア国際貿易産業省(MITI)のご協力のもと、傘下組織であ
るマレーシア自動車研究所(MAI)と共催で自動車業界に特化した商談会を開催しまし
た。当日は、50社を超えるマレーシア企業に来場いただき、終日積極的な商談が繰り広
げられました。
ベトナムイオンフェアの開催
平成28年7月、成長著しいベトナムで、月間100万人以上の集客を誇るイオンモール タン
フーセラドン店にて、当行としては初めて単独主催となるフェアを開催しました。お取引先
が誇る秀逸の商品をベトナムの皆さまにご紹介いただき、現地の方々の反応を直接肌で感じ
ることで、海外展開の難しさや課題、日本製品に対する現地の大きな期待を感じていただき
ました。
今後、日本の人口減少が予想されるなか、海外への販路開拓は欠かすことができない状況
であり、引き続き当行では、お取引先の海外販路拡大支援を続けていきます。
4
地域密着型金融 ①地域企業のライフステージに応じたコンサルティング機能の発揮
成長支援②
ビジネスマッチングによる販路拡大支援
大手企業などを販路とした個別商談会の開催や、他行と
の連携による広域なビジネス機会の提供を行っています。
〈活動実績〉
また、伊勢志摩サミットを契機とした三重の「食」のPR
につながる商談会を積極的に開催しています。
商談会・セミナー開催回数
27年度
28年度上期
11回
4回
商談会を通じた販路拡大サポート
(JR東海「いいもの探訪」向け個別商談会開催)
平成28年8月、「JR東海向け個別商談会」を開催し、地域
情報発信webサイト「いいもの探訪」への出品企業を募集しま
した。ネット販売向けの商談会であり、さまざまな業種・規模
のお客さまにご参加いただきました。成約になったお客さまは、
地域の魅力として「いいもの探訪」に掲載され、全国へPRされ
ています。
今後も商談会の開催を通じて、お客さまの販路拡大をサポー
トしていきます。
5
地域密着型金融 ①地域企業のライフステージに応じたコンサルティング機能の発揮
事業承継・M&A支援
事業承継に関する支援
M&Aに関する支援
自社株評価が高いなどの事業承継対策ニーズが高いと考
えられる地域企業に対して、課題把握を行ったうえで、事
業承継プランの策定・実践支援を行っています。
お客さまのニーズを積極的かつ的確に把握し、事業継
続・企業発展をめざしたM&Aの提案を行っています。
〈活動実績〉
27年度
28年度上期
74件
35件
〈活動実績〉
M&A相談件数
事業承継相談件数
M&Aセミナー開催回数
27年度
28年度上期
135件
101件
2回
1回
事業承継・M&Aセミナーの開催
平成28年7月、「事業承継・M&Aセミナー」を開催し、社内承継や
M&Aの活用法について解説を行いました。
昨今では、企業オーナーの平均年齢が高くなりつつあり、事業承継や
M&Aに関する相談件数が大幅に増加しています。今回も企業オーナー
を中心に、約30名の方々にご参加いただくなど、関心の高さが感じられ
ました。
今後もお客さまの資本戦略や経営戦略の策定をサポートしていきます。
6
地域密着型金融 ①地域企業のライフステージに応じたコンサルティング機能の発揮
経営改善・事業再生支援
経営改善に関する支援
事業再生に関する支援
公的支援機関や外部専門家と連携し、経営改善計画(実
抜計画)の策定支援および進捗状況の適切なフォローアッ
プを行うとともに、各種コンサルティング活動など取引先
の経営改善に向けた取組みを行っています。
中小企業再生支援協議会、地域経済活性化支援機構など
外部専門機関との連携を強化し、資本性借入金、事業再生
ファンドなど再生スキームを活用することにより、実効性
の高い事業再生に取り組んでいます。
〈活動実績〉
支援先のうち
経営改善先数
〈活動実績〉
27年度
28年度上期
48先
21先
事業再生
取組み先数
27年度
28年度上期
9先
1先
商工団体等との協働による支援
三重県内の主な商工団体との連携協定を締結(平成26
年5月三重県商工会連合会、平成27年9月三重県商工会
議所連合会と協定書締結)しており、協定書締結以来、
平成29年9月末までに、31先の地域企業に対し、専門家
派遣制度・補助金制度の活用、経営改善計画の策定支援
などに取り組んでいます。
今後も引き続き参加機関と連携し、効果的・効率的な
経営支援を協働で展開し、地域経済の活性化に貢献して
いきます。
7
地域密着型金融 ②地域の面的再生への積極的な参画
農林水産事業者の新事業化支援
6次産業化・大規模化・輸出などの新たなビジネス展開
を総合的に支援し、地域の農林水産事業者の競争力強化に
取り組んでいます。
イトーヨーカードー
〈活動実績〉
農林水産業への支援件数
27年度
28年度上期
11件
6件
三重県フェアの開催
平成28年5月、「伊勢志摩サミット三重県民会議応援
事業三重県フェア」を全国150店舗のイトーヨーカドー
で開催しました。三重県産の質の高い食品を県外へアピ
ールしたい当行と、地域商品の品揃えの充実をめざすイ
トーヨーカ堂の思惑が一致し、同フェアの開催に至りま
した。サミットをきっかけに、全国へ三重県の特産品を
PRする機会となりました。
今後もサミット開催効果を地域活性化につなげるため、
ネットワークを活用したビジネスマッチングによる地域
企業の販路拡大や事業活性化を支援していきます。
8
地域密着型金融 ②地域の面的再生への積極的な参画
観光振興への取組み
伊勢志摩サミットにより注目度が高まる当地域における
外国人旅行者などの受入態勢の整備に関する支援や、観光
資源の開発支援を行っています。
また、観光業者の課題発掘のためのセミナー(観光アカ
デミー)を開催しています。
〈活動実績〉
観光関連産業への支援件数
27年度
28年度上期
8件
2件
地方銀行6行による広域連携「六ツ星観光プロジェクト」の締結
平成28年6月、当行は北國銀行、福井銀行、富山第一銀行、名古屋銀行、十六銀行と、
東海・北陸観光産業活性化プロジェクト連携協定(愛称:六ツ星観光プロジェクト)を
締結しました。
東海・北陸地域の地方銀行6行が、国が掲げる地方創生において地域金融機関として
の役割を果たすために、「観光」をテーマに広域で連携し、地域経済の繁栄に貢献する
活動を推進していくことを目的としており、定期的に情報交換会を開催しています。
今後は、各行が開催する商談会などへの各県・各地域の観光ブースの出展や、バイ
ヤーの招聘などを検討していきます。
自社ホームページ個別相談会の開催
地域の観光産業の発展に貢献することを目的に、平成25年度から観光アンケートやモニ
ターツアーのほか「百五観光アカデミー」と称したセミナーなどを開催しています。
平成28年9月には、「百五観光アカデミー 自社ホームページ個別相談会」を開催しまし
た。株式会社宿泊予約経営研究所の担当者が、宿泊施設のホームページのアクセス数や口
コミなどの分析・診断、改善アドバイスなどを行い、好評を博しました。
今後もこのような観光関連の個別相談会やセミナーを開催し、観光業振興のお役に立っ
ていきたいと考えています。
9
地域密着型金融 ③地方創生事業への積極的な関与
地方創生事業への積極的な関与
地方創生に関する課題解決に向けて、地公体との連携を
強化し、全行をあげて地方創生事業に積極的に関与してい
ます。
地方創生ヒアリングシート(※)は43地公体すべての取
引店において作成が完了しました。
今後、この地方創生ヒアリングシートを活用して、地公
体が重点的に取組みを検討している地方版総合戦略に対し、
営業店と本部が連携してサポートしていきます。
〈活動実績〉
28年度上期
地方創生ヒアリングシート作成件数
43件
※地方創生ヒアリングシートとは
市町ごとに、総合戦略の概要、主な施策、現状の課題、
当行への要望などをヒアリングするためのシートであり、
当行からの具体的な提案に活用しています。
(平成28年9月末現在)
総合戦略推進組織等を設置した地公体数
30
策定支援業務の受託地公体数
うち当行参加
全体受託
一部受託
19
4
2
10
事業性評価にもとづく融資の推進
事業性評価とは
事業性評価の定義
事業性評価の取組み方針
事業性評価とは、「取引先企業の収益の源泉となる差別化
要因を把握することで、事業継続を可能とするための経営課
題を抽出し、経営者と一緒に解決に取り組むとともに、事業
継続可能性と成長可能性を含む企業価値を見極めたうえで、
適切な与信対応を行うこと」であると考えています。
当行は、産業動向や地域経済の見通しを踏まえ、ビジネス
モデルの把握を通じてお客さまと経営課題を共有し、これま
で以上に売上高拡大や生産性向上に向けた支援態勢を強化す
ることにより、お客さまの成長可能性や事業継続可能性を高
めることに努め、ひいては地域経済の活性化に貢献してまい
ります。
当行・経営者・外部専門家
課題への対応
当行・経営者
当行・外部専門家
当行
定量評価
(財務分析)
定性分析
(実態把握)
課題の共有
第3フェーズ
第2フェーズ
第1フェーズ
(資金供給+
各種ソリューション)
取引先
第4フェーズ
企業価値
向上
事業性評価の流れ
11
事業性評価にもとづく融資の推進
事業性評価の推進
事業性評価シートの活用
推進体制
当行では、お客さまごとに「事業性評価シート」を作成し、
収益の源泉となりうる差別化要因(強み)の把握を行ってい
ます。また、評価結果についてお客さまに説明を行ったうえ
で、企業価値向上に向けた支援策を提案してまいります。
営業店では、「事業性評価シート」の作成に際して、本部
や外部専門機関との連携を行い、より正確なビジネスモデル
の把握と、より高度な本業支援の提供に努めています。
事業性評価シートの構成
①会社概要
②組織図
③ビジネスモデル
(商流)
(収益の源泉)
(部門別採算)
④内部管理モデル
(業務フロー)
(収益等管理状況)
⑤市場と競合環境
(価格競争力)
(差別化)
(独自性)
⑥財務・資金繰り・借入
の状況
⑦設備投資計画
⑧強みの把握
⑨経営者
⑩経営課題と経営方針
⑪経営計画の概要
○お客さま向け提案書
また、さらに事業性評価の品質を向上させるため、階層別
の研修を実施し、人材育成の強化を図ってまいります。
本
部
(融資統括部・地域創生部)
外部専門家
連携
連携
営業店
(支店長・融資係・渉外係)
深度ある対話
お客さま
※平成29年度から使用予定
12
金融仲介機能のベンチマーク
(基準日:平成28年3月31日)
1 共通ベンチマーク 指標(当行の状況)
ベンチマーク
備考
取引先企業の経営改善や成長力の強化
(単位:社、億円)
28/3
金融機関がメインバンク(融資残高1位) メイン取引先数(合算ベース)
として取引を行っている企業のうち、経営
10,235
指標(売上・営業利益率・労働生産性等) メイン先の融資残高
6,336
●以下のいずれかの増加を経営指標の改善とみなす
・営業利益
1 の改善や就業者数の増加が見られた先数
(先数はグループベース。以下断りがなけ 経営指標等が改善した先数
れば同じ)、及び、同先に対する融資額の
推移
(単位:億円)
経営指標等が改善した先の3年間の事
業年度末の融資残高の推移
・付加価値額(営業利益+人件費+減価償却費)
5,478
・従業者数
28/3
27/3
26/3
4,319
4,270
4,106
条変総数
好調先
順調先
取引先企業の抜本的事業再生等による生産性の向上
(単位:社)
不調先
●売上、営業利益、付加価値額(営業利益+人件費+減価償却費)の3指
標の計画達成率の平均を測定
2
金融機関が貸付条件の変更を行っている中
小企業の経営改善計画の進捗状況
●区分方法
中小企業の条件変更先に係る経営改善
計画の進捗状況
1,929
135
480
・好調 120%超
1,314
・順調
80%∼120%
・不調
80%未満
●経営改善計画のない企業922先を「不調先」と判定
●創業実績
金融機関が関与した創業件数
・創業計画の策定支援 58件
388
・創業期の取引先への融資 プロパー226件、協会133件
・政府系金融機関や創業支援機関の紹介 22件
3 金融機関が関与した創業、第二創業の件数
(左表では1社に対する重複実績をカウントしていない)
金融機関が関与した第二創業件数
●第二創業
16
・後継者が新規事業を開始 16件
(単位:社、億円)
4
ライフステージ別の与信先数(先数単体
ベース)、及び、融資額
ライフステージ別の与信先数
(単体ベース)
ライフステージ別の与信先に係る事業
年度末の融資残高
全与信先
21,390
●過去5期の売上高によりライフステージを区分
創業期
595
18,585
252
先数
融資残高
630
1,616
成長期
1,662
1,602
安定期
11,579
11,854
低迷期
736
643
再生期
1,650
1,056
・創業期
創業、第二創業から5年まで
・成長期
売上高平均で直近2期が過去5期の120%超
・安定期
売上高平均で直近2期が過去5期の120%∼80%
・低迷期 売上高平均で直近2期が過去5期の80%未満
・再生期
貸付条件の変更または延滞がある期間
担保・保証依存の融資姿勢からの転換
(単位:社、億円、%)
5
金融機関が事業性評価に基づく融資を行っ 事業性評価に基づく融資を行っている
ている与信先数及び融資額、及び、全与信 与信先数及び融資残高
先数及び融資額に占める割合(先数単体
ベース)
(単体ベース)
上記計数の全与信先数及び当該与信先
の融資残高に占める割合
●事業性評価先
・本部指定先のうち事業性評価シートを作成済 171先
・地域創生部が事業性評価を行った先 4先
・本部サポート先および営業店サポート先 455先
2.9%
8.7%
●融資残高には事業性評価前に実行した融資を含む
13
金融仲介機能のベンチマーク
(基準日:平成28年3月31日)
2 選択ベンチマーク
ベンチマーク
指標(当行の状況)
備考
地域へのコミットメント・地域企業とのリレーション
(単位:社、%)
メイン取引(融資残高1位)先数の推移、及
1 び、全取引先数に占める割合(先数単体ベー
メイン取引先数の推移
28/3
11,665
(単体ベース)
ス)
54.5%
全取引先数に占める割合
事業性評価に基づく融資等、担保・保証に過度に依存しない融資
(単位:社、%)
2
経営者保証に関するガイドラインの活用先
数、及び、全与信先数に占める割合
全与信先数①
ガイドライン活用先数②
②/①
21,390
2,347
11.0%
全取引先数①
本業支援先数②
②/①
18,869
639
3.4%
経営者保証に関するガイドラインの活用先
数、及び、全与信先数に占める割合(単体
ベース)
本業(企業価値の向上)支援・企業のライフステージに応じたソリューションの提供
3
本業(企業価値の向上)支援先数、及び、全
取引先数に占める割合
(単位:社、%)
本業支援先数及び全取引先数に占める割合
(合算ベース)
本業支援とは、企業の売上向上や製品開
発等企業価値向上に資する支援
以下のいずれかが増加した先
4 本業支援先のうち、経営改善が見られた先数
本業支援先のうち、経営改善がみられた先
数(合算ベース)
・営業利益
448
・付加価値額
・従業者数
(単位:社、億円、%)
全取引先①
ソリューション提案先②
②/①
18,869
1,767
9.4%
ソリューション提案先数、及び、同先の全
5
ソリューション提案先数及び融資額、及び、
全取引先数及び融資額に占める割合
取引先数に占める割合
(合算ベース)
務支援、経営計画策定支援、創業支援、
販路開拓支援、M&A支援、事業承継支
援
ソリューション提案先の融資残高、及び、
同先融資残高の全取引先の融資残高に占め
ソリューション提案とは、本業支援、財
18,585
3,792
20.4%
る割合
14
金融仲介機能のベンチマーク
(基準日:平成28年3月31日)
ベンチマーク
指標(当行の状況)
備考
本業(企業価値の向上)支援・企業のライフステージに応じたソリューションの提供
(単位:社、%)
6
メイン取引先のうち、経営改善提案を行って
いる先の割合
メイン先数①
経営改善先数②
②/①
10,235
1,529
14.9%
経営改善提案とは、ソリューション提
メイン取引先のうち、経営改善提案を行っ
ている先の割合
案、経営人材等紹介、中小企業支援策の
活用提案
(合算ベース)
(単位:社)
支援①
支援②(プロパー) 支援②(信用保証付)
支援③
支援④
創業支援先数(単体ベース)
7 創業支援先数(支援内容別)
創業期融資先(②)は、創業後5年間に当
①創業計画の策定支援
②創業期の取引先への融資
58
226
133
地元
地元外
海外
479
10
12
22
0
行が融資実行した先
③政府系金融機関や創業支援機関の紹介
④ベンチャー企業への助成金・融資・投資
8
販路開拓支援を行った先数(地元・地元外・
海外別)
9 M&A支援先数
(単位:社)
販路開拓支援を行った先数
(単体ベース)
M&A支援先数
(単体ベース)
販路開拓とは、ビジネスマッチングの成
約、商談会での成約、個別紹介の成約
4
ファンドには、官民ファンド(REVICや
10
ファンド(創業・事業再生・地域活性化等)
ファンドの活用件数
の活用件数
(単体ベース)
中小機構出資のファンド)、事業再生
6
ファンドや地域再生ファンド、地域活性
化ファンドを含み、銀行単独設定のベン
チャーファンドは含まない
事業承継支援とは、自社株評価、株式承
11 事業承継支援先数
事業承継支援先数
(単体ベース)
193
継支援(会社分割や会社新設を含む)、外
部専門家の紹介、後継者への経営者保証
に関するガイドラインの活用
15
金融仲介機能のベンチマーク
(基準日:平成28年3月31日)
ベンチマーク
指標(当行の状況)
備考
本業(企業価値の向上)支援・企業のライフステージに応じたソリューションの提供
12 転廃業支援先数
転廃業支援とは、第二創業支援、経営者
転廃業支援先数
22
(単体ベース)
理、事業清算にともなう債権放棄
(単位:社、%) 実抜計画策定先数①
13
事業再生支援先における実抜計画策定先数、
及び、同計画策定先のうち未達成先の割合
保証に関するガイドラインによる債務整
未達成先数②
②/①
うち貸付条件の変更先、REVIC、中小企
事業再生支援先における実抜計画策定先
数、及び同計画策定先のうち未達成先の割
事業再生支援先とは、経営改善提案先の
23
4
17.4%
合(単体ベース)
業再生支援協議会の利用先
計画達成率80%未満を未達成としてカウ
ント
迅速なサービスの提供等顧客ニーズに基づいたサービスの提供
(単位:億円、%)
14 運転資金に占める短期融資の割合
運転資金額①
短期融資額②
②/①
13,556
3,998
29.5%
研修実施回数
参加者数
資格取得者数
短期融資額②は、資金使途が運転資金で
あり、実行時の期間が1年以内の融資、
運転資金に占める短期融資の割合
手形割引、当座貸越の合計
(事業性融資のみ)
人材育成
(単位:回、人)
15
取引先の本業支援に関連する研修等の実施
数、研修等への参加者数、資格取得者数
ポート・再生支援研修等
取引先の本業支援に関連する研修等の実施
回数、同研修等への参加者数、及び同趣旨
研修は、融資目利き力向上研修、企業サ
29
295
の取組みに資する資格取得者数
236
資格は、FP、宅地建物取引士、中小企
業診断士等
外部専門家の活用
16
外部専門家を活用して本業支援を行った取引
先数
外部専門家は、各種支援機関(日本人材
外部専門家を活用して本業支援を行った取
86
引先数
機構やプロフェッショナル人材拠点等)
(単体ベース)
と各種士業
他の金融機関及び中小企業支援施策との連携
(単位:社)
17 REVIC、中小企業再生支援協議会の利用先数
REVIC、中小企業再生支援協議会の利用
先数(単体ベース)
(単位:社)
18
取引先の本業支援に関連する中小企業支援策
の活用を支援した先数
REVIC
中小企業再生支援協議会
2
21
(単体ベース)
ント
支援先数
・認定支援機関の支援 2先
取引先の本業支援に関連する中小企業支援
策の活用を支援した先数
それぞれの支援が実行されたものをカウ
138
・よろず支援拠点活用 5先
・補助金の活用 131先
16