平成27年度電気工事業の業務の適正化に関する法律 に基づく立入検査

九州産業保安監督部
電 力 安 全 課
平成27年度電気工事業の業務の適正化に関する法律
に基づく立入検査結果について
1.立入検査について
電力安全課では、電気工事業を営む事業者のうち当部に登録等がなされたものに対して
定期的に立入検査を実施しています。
立入検査では、業務及び手続きが法に基づき適正に行われているか、主任電気工事士の
執務状況、帳簿類や検査器具類の整備状況等の確認を行い、問題点があればその改善を指
導しています。
なお、法令違反について改善指導に従わない場合は、必要に応じて法に基づく命令(危
険等防止、事業停止)や登録の取り消しを行うこととしています。
2.立入検査結果
平成27年度は、7事業者(みなし事業者6件、登録事業者1件)に対して立入検査を
実施しました。立入検査の結果、改善指導を行った内容は下記のとおりです。
3.立入検査における改善指導等(※指導事項については改善報告書により改善結果確認済み)
・電気工事業を行う営業所が新設されているにも関わらず、電気工事業に係る変更届出書が届出さ
れていない。
(法第34条4項)
・代表者の氏名にかかる変更について、電気工事業に係る変更届出書が届出されていない。
(法第34
条第4項)
・主任電気工事士が、帳簿の記載上の管理監督をしていない。
(法第20条)
・標識の掲示について、届出年月日を相違して記載し、様式も登録電気工事業者登録票(様式第1
5)を使用している。
(法第25条)
・標識の掲示について、届出年月日を相違して記載している。
(法第25条)
・帳簿に電気工事の種類(一般用・自家用)を記載していない。
(法第26条)
・帳簿について、過去5年間保存されてることが確認できない。
(法第26条)
・自家用電気工作物の工事に係る帳簿が備え付けられていることが、確認できない。
(法第26条)
・帳簿の記載事項に一部誤りがある。(主任電気工事士の氏名の誤り)(法第26条)
・帳簿の記載事項の一部に記載洩れがある。(絶縁抵抗測定の未記入)(法第26条)
<<<電気工事業の業務の適正化に関する法律について>>>
この法律は、電気工事業を営む者の登録等及びその業務の規制等を行い電気工事業
の適正な実施を確保することにより、電気工作物による感電、電気火災、電波障害等
の発生を防止し、もって一般用電気工作物及び自家用電気工作物の保安の確保を目的
としています。
登録は、県知事が行っていますが、2以上の都道府県の区域内に営業所を設置して
事業を営むときは経済産業大臣(九州産業保安監督部)の登録を受ける必要がありま
す。