金融市場ウィークリー

金融市場ウィークリー
2017 年 2 月 10 日号
[経済・金融市場動向]
◆ 金融市場見通し・内外経済指標
欧米の政治情勢をにらんだ展開が継続。米経済指標
の影響は限定され、米長期金利や米株価は横ばい圏。
ドル円は日米首脳会談を挟んで上下に振れる可能性
[トピックス]
◆ 財政政策でインフレは実現するか
最近注目が集まるFTPL(物価水準の財政理論)は、
必ずしもデフレ脱却のための財政拡張を推奨せず。
FTPLの一面的な解釈は避ける必要
◆ トランプ政権発足に揺れるメキシコ
米大統領選挙後のペソ安傾向には歯止めがかかって
いるが、NAFTA再交渉や輸入課税強化等、保護主義的
な政策への警戒からペソ売り圧力は今後も継続
✣[目次]✣
今週の注目チャート ···················································· 1
Ⅰ.経済・金融市場動向 ················································ 3
金融市場見通し·································································· 3
金融市場レビュー ································································ 4
内外経済指標の解説と予測 ························································ 5
Ⅱ.トピックス ························································ 8
財政政策でインフレは実現するか ·················································· 8
トランプ政権発足に揺れるメキシコ ··············································· 10
Ⅲ.参考資料 ························································· 12
今週・来週の主要経済指標 ······················································· 12
月次・四半期のスケジュール ····················································· 14
今週の金融市場の動き ··························································· 17
最新リポート一覧 ······························································· 18
〰〰 マーケット時流潮流 〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰
日本銀行が世界最大となる日
調査本部本部長代理 長谷川克之
1月末から2月初にかけて日本銀行による国債買入れオペを巡り、市場の思惑が錯綜、一時的に長
期金利が跳ね上がる局面が散見された。背景には国債買入れの減額に対する市場の懸念がある。無制
限の買入れを行う日銀の指値オペにより市場の懸念は短期的には後退したが、世界的に金融緩和の度
合いが縮小傾向にある中で、買入れ減額懸念は燻り続けるだろう。
海外では、量的緩和を進めているECB(欧州中央銀行)は4月から毎月の資産購入額を減額する。
状況次第で増額する余地を残してはいるものの、緩和ペース縮小と見ることもできる。米FRB(連
邦準備制度理事会)は今次局面で既に 2 度にわたり合計 0.5%の利上げを実施、再利上げのタイミン
グを探っている。加えて、現状では保有証券の再投資によってバランスシートの規模を維持している
が、FRB関係者からは再投資政策の縮小・停止論も聞かれ始めた。
もっとも、再投資政策の見直しは早くても来年以降になるのではないか。FRBの総資産規模は現
状で 4.5 兆ドル(約 504 兆円)
。規模縮小は意図せざる混乱をグローバルな金融市場にもたらす恐れ
があり、順序としては政策金利が相応の水準に達してからだろう。バーナンキ前議長はFRBの適正
資産規模は現状では 2.5 兆ドル以上、今後 10 年程度を展望すれば 4 兆ドル以上に達し、規模縮小を
急ぐ必然性は乏しいと指摘している。
他方、日本銀行の総資産は 1 月末で約 482 兆円。数ヶ月以内にはFRBの規模を上回り、文字通り
世界の中央銀行で最大となる。日本銀行は既に政策目標の軸足を国債購入の量から長期金利の水準に
移している。実務的に購入可能な国債のアベイラビリティや市場の価格機能など、国債購入の持続可
能性も踏まえつつ、段階的な国債購入の減額を検討するべきタイミングが近づいているように思える。
〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 10 日号)
~今週の注目チャート~
【 中国からの対内中長期債ネット買い越し額 】
2016 年以降、買い越し基調で推移
(千億円)
14
12
10
8
6
4
2
0
-2
-4
-6
-8
2014
2015
2016
(暦年)
(資料)財務省より、みずほ総合研究所作成
【解説】中国からの対内中長期債買い越し額が 2016 年以降増加している。人民元安に対応した為替介入によ
り中国の外貨準備は 1 月に 3 兆ドルを下回った。外貨準備は主に米国債で運用されており、更なる減少が懸
念されているが、運用面では日本国債への投資を増やしていると推察される。ドル円ベーシススワップなど
を使うことで、米国債売却によって得た余資を有利に円で運用できていることなどが要因と考えられる。
【 ドル建て日経平均と海外投資家の売買動向 】
円安進行が海外投資家による日本株買いを後押ししたが足元で買い一服
(2013年1月=100)
(千億円)
200
15
日経平均
180
10
160
5
140
0
120
▲5
ドル建て日経平均
▲10
100
海外投資家売買(四週移動平均、右目盛)
80
13/1
13/7
14/1
14/7
15/1
15/7
16/1
16/7
(注)海外投資家の売買金額は現物と先物の合計。
(資料)Bloomberg、日本取引所グループより、みずほ総合研究所作成
▲15
17/1
(年/月)
【解説】米大統領選挙以降に急速に進んだ円安は、企業業績の改善期待を高めた他、ドル建ての日経平均を
押し下げ、海外投資家の保有資産における日本株のウェートを低下させ日本株への投資余力を高めた側面も
ある。足元では、ドル建ての日経平均が高値圏に達し、海外投資家による日本株買いも一服しているが、今
晩の日米首脳会談を挟んだ為替動向次第で海外投資家の売買動向も変化するだろう。
1
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 10 日号)
【 日米長期金利差とドル円相場 】
リスクオフ局面では日米金利差とドル円の動きにかい離
(円/ドル)
(%)
125
2.8
ドル円相場
日米長期金利差(米-日)(右目盛)
120
2.6
2.4
115
2.2
110
2.0
105
1.8
100
1.6
95
16/1
16/2
16/3
16/4
16/5
16/6
16/7
16/8
16/9
16/10 16/11 16/12
(資料)Bloomberg より、みずほ総合研究所作成
1.4
17/1 (年/月)
【解説】日米長期金利差とドル円相場は昨年後半以降概ね連動しており、年初からは米金利上昇一服ととも
に、ドル安にやや戻す動きとなった。ただ昨年前半にはリスクオフ地合いから円が買われ、結果として金利
差と為替相場の動きにかい離がみられた。今後の日程をみると、今週末に日米首脳会談、来月には蘭選挙や
英国EU離脱通告、G20などのイベントを控えており、リスクオフが再び進む懸念もある。注視が必要だ。
【 メキシコの政策金利と通貨 】
通貨安を背景に利上げが続くメキシコ
(%)
(ペソ/ドル)
6.5
政策金利
12
6.0
通貨(右目盛)
13
14
5.5
15
ペソ高
(ドル安)
16
5.0
17
4.5
18
4.0
19
3.5
20
ペソ安
(ドル高)
21
3.0
22
2.5
23
12
13
14
15
16
17
(年)
(資料) Thomson Reuters より、みずほ総合研究所作成
【解説】メキシコ中銀は、昨日(2/9)政策金利を 5.75%から 6.25%へ引き上げた。進行する通貨安とそれ
を一因とするインフレ率の上昇を抑える狙いがある。しかし、トランプ米国大統領の誕生で懸念が高まる墨
米貿易への影響や米国の利上げによって、メキシコペソは今後も下落が続く可能性がある。メキシコ中銀は
利上げの継続を示唆しているが、利上げは景気を下押しする可能性があり、厳しい状況に直面している。
2
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 10 日号)
Ⅰ.経済・金融市場動向
~金融市場見通し~
来週以降も欧米の政治情
今週の金融市場では、米トランプ大統領の政策運営を巡って一喜一憂し
勢に神経質に反応する展
た他、4月から5月に予定されている仏の大統領選挙を巡っても反EUを掲
開を見込む。日本市場では
げるルペン氏の台頭を警戒する動きが見られた。欧米の政治情勢に神経質
日米首脳会合が材料に
に反応する展開は、来週以降も続き易いと考えられる。ただし、米国をは
じめとする主要国の景気回復期待は相場の一定の下支えとなろう。日本の
金融市場においては、今晩予定される日米首脳会談が最大の注目材料であ
る。トランプ大統領は、就任後も日本との貿易を不公平と評し、通貨安を
誘導していると批判している。日銀による金融政策も批判の対象となるの
ではないかという懸念も燻る中、こうした主張が会談で確認されれば、円
高を加速させるきっかけとなり得ることから、注意が必要だ。
米国の消費・生産関連の指
今晩以降に発表される経済指標としては、米国の2月のミシガン大消費者
標は景気回復ペースの一
信頼感指数(2/10)や1月の鉱工業生産、CPI、小売売上高(2/15)が注
服を示唆する内容を予想。
目される。いずれも景気回復ペースの一服を示唆する内容が予想されるが、
日本の 10~12 月期GDP
景気拡大が継続しているとの見方を変更させるにも至らないだろう。金融
成長率が発表予定
政策関連では、イエレンFRB議長の議会証言が予定されている(2/14・
15)。3月に利上げに踏み切るとの見方は限定されているが、景気認識や新
政権の政策への評価等の言及に注目したい。日本では、10~12月期の実質
GDP成長率(2/13)が発表されるが、前期比年率+1.0%程度の緩やかな
景気回復が確認されると予想する。
日米 10 年国債利回りは概
米10年国債利回りは、経済指標が一段と景気回復期待を高めるには及ば
ね横這い、米国株は上値の
ず、横這いの展開となろう。日本の10年国債利回り0.1%前後でもみ合いの
重い推移を予想。ドル円は
推移を見込む。米国株は、決算発表が一巡する中で一段の上昇への手掛か
上下に振れる展開に留意
りは乏しく上値が重いだろう。日本株は為替相場をにらんだ展開が続くと
予想する。ドル円は、日米首脳会合で米為替政策へのヒントは得られず反
応は限定されると見込むも、上下に振れる展開も念頭に置いておくべきだ
(大塚理恵子)
ろう。ユーロは弱含みの地合いが継続し易い。
【 来週の予想 】
内外金利
内外株式
為 替
項目
USD LIBOR 3カ月(%)
米10年国債(%)
円 TIBOR 3カ月(%)
10年国債(%)
ダウ平均(ドル)
NASDAQ総合指数(ポイント)
日経平均(円)
TOPIX(ポイント)
円/ドル
ドル/ユーロ
円/ユーロ
3
予想レンジ
1.020
2.25
0.03
0.00
19,800
5,640
18,850
1,500
111.0
1.040
118.0
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
~
1.060
2.55
0.07
0.15
20,300
5,760
19,650
1,560
115.5
1.085
124.0
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 10 日号)
~金融市場レビュー~
<内外金利動向>
先週末以降の米 10 年国債利回りは小幅に低下した。1 月の米雇用統計
トランプ大統領の政策運
(2/3)では、非農業部門雇用者数がコンセンサスを上回る結果である一方、
営に対する警戒感が高ま
賃金の伸びが鈍化したため、米金利の上昇には繋がらなかった。入国制限
り、米 10 年国債利回りは
に関する大統領令を巡る混乱の長期化などから、トランプ米大統領の政策
小幅に低下
運営に対する警戒感が高まり、米 10 年国債利回りは週半ばに一時 2.3%台
前半まで低下した。足元では同氏が 2~3 週間以内に税に関する発表をする
と述べた(2/9)ことから、法人税減税に対する期待が高まり、利回りは 2.4%
近傍まで上昇している。日本の 10 年国債利回りは、指値オペ(2/3)の影
(坂中弥生)
響もあり、0.1%近傍での推移となっている。
<内外株式動向>
先週末以降の米株式相場は上昇した。先週末は大統領令により金融規制
米株は減税等の政策期待
緩和への期待が高まり、金融株が主導し上昇した。週明けは良好な企業決
が高まり上昇、日本株は
算が好材料となった一方、フランスの大統領選への不透明感が嫌気され、
円高が重荷も米株上昇を
方向感に欠ける展開となった。週末はトランプ大統領の発言をきっかけに
好感
大幅減税への期待が再燃し、ダウ平均は最高値を更新した。日本株は上昇
した。週初は米株上昇が好感されたが、その後為替相場が円高基調に転じ
株価も下落に転じた。日米首脳会談を控えて投資家の様子見姿勢は強かっ
たものの、週末に減税政策への期待から米株が反発したことで日本株も大
(小池睦子)
幅に上昇する展開となった。
<為替動向>
先週末以降のドル円相場はもみ合う展開。先週末の 1 月米雇用統計は非
米雇用統計後に円高ドル
農業部門雇用者数の増加が市場予想を上回ったものの、賃金が緩やかな伸
安が進むも、米税制改革
びに留まったことから、米利上げ期待がやや後退し円高ドル安が進んだ。
期待からドル高に戻す
しかしトランプ大統領の税制改革に関する発言を受け、米景気拡大への期
待から円安ドル高に戻した。その後は週末に開催される日米首脳会談を控
え、様子見の展開となった。ユーロドル相場はドル高ユーロ安地合い。仏
世論調査での極右政党の支持率が拡大したことなどがユーロ売り材料とな
った。また週末にかけて進んだ米金利上昇もドル高ユーロ安圧力として働
いた。
(有田賢太郎)
<新興・資源国動向>
新興国市場では、米株の最高値更新を受けて新興国株が上昇基調を維持
株高基調が続く一方、
する一方で、新興国通貨については持ち直しの流れが一服している。トラ
通貨は持ち直しが一服
ンプ政権のドル高けん制発言によってドル安基調にあった為替相場だが、
欧州で反EU政党の台頭が懸念されるなど政局が不透明感を増しているこ
とを受けてドル買い圧力が高まっているためだ。1 月の外貨準備が 3 兆ドル
を下回った中国では、先月の中期貸出制度(1/26)に続いてリバースレポ
と常設貸出ファシリティー(2/3)の金利を引き上げており、インドでも金
融政策のスタンスを「緩和的」から「中立」に変更(2/8)
、メキシコでは
2015 年 12 月以降、7 回目となる利上げ(2/9)が実施された。
4
(井上淳)
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 10 日号)
~内外経済指標の解説と予測~
<国 内>
今週発表の指標は、概ね日本経済の緩やかな回復を示す内容だった。
名目賃金は小幅なプラス
12月の毎月勤労統計(速報値、12/6)によると、名目賃金は前年比+0.1%
(11月同+0.5%)と小幅なプラスが続いた。所定外給与、特別給与は減少
が続いたものの、所定内給与は6カ月連続で増加した。
消費活動指数は、天候要因
が下押し
12月の消費活動指数(旅行収支調整済、12/7)は、前月比▲1.1%とマイ
ナスに転じた。気温が高めで推移したことを背景に衣料品が振るわなかっ
たこと等が下押ししたとみられる。10~12月期でみれば前期比+0.1%と3
期連続のプラスを維持しているものの、7~9月期(同+0.5%)からは伸び
が鈍化した。
機械受注は 2 カ月ぶりの
プラス
12月の機械受注(船舶・電力を除く民需、12/9)は、前月比+6.7%と2
カ月ぶりにプラスに転じた。製造業は、窯業・土石製品や石油・石炭製品
の増加、非製造業は、運輸・郵便業、リース業等の増加を背景に、それぞ
れ同+1.0%、同+3.5%の増加となった。
企業物価指数は 1 年 10 カ
1 月の企業物価指数(12/10)は、前年比+0.5%(12 月同▲1.2%)と、
1 年 10 カ月ぶりにプラスに転化した。原油価格の持ち直しを背景に石油・
月ぶりに前年比プラス
石炭製品が大幅なプラス(同+22.3%)となったほか、鉄鋼や非鉄金属、
化学製品など素材系品目の持ち直しが続いた。先行きについては、エネル
ギー価格の持ち直しに伴い企業物価は前年比プラス幅が拡大する見通しで
ある。
来週は、10~12月期の実質GDP(1次速報)が発表される。
実質GDP成長率は 4 期
10~12月期の実質GDP(1次速報、2/13)は、前期比+0.2%(年率
+1.0%)と4期連続のプラスを予測する。輸出の回復が引き続き成長を押
連続のプラス
し上げるほか、設備投資も持ち直すとみられる。一方、個人消費は依然と
(大野晴香)
して力強さに欠ける見込みである。
【 機械受注(船舶・電力を除く民需) 】
【 実質GDP成長率 】
(2010年=100)
140
(前期比、%)
2.0
135
月次
1.5
130
民間設備投資
125
1.0
家計
(消費+住宅)
120
実質GDP
成長率
(予測)
外需
0.5
115
110
0.0
105
後方3カ月
移動平均
▲ 0.5
100
公的需要
民間在庫投資
95
▲ 1.0
Q1
90
13/01
14/01
15/01
16/01
Q2
Q3
2015
(年/月)
(資料)内閣府「機械受注統計調査報告」より、みずほ総合研究所作成
Q4
Q1
Q2
Q3
Q4
2016
(資料)内閣府「四半期別GDP速報」により、みずほ総合研究所作成
5
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 10 日号)
<海 外(米国)>
賃金は緩やかに上昇
1 月雇用統計(2/3)では、非農業部門雇用者数が前月差+22.7 万人(12
月同+15.7 万人)となった。一方、時間当たり賃金上昇率は前月比+0.1%
にとどまり、前年比では+2.5%へ鈍化した。家計調査では、労働参加率が
上昇し、失業率は 4.8%(12 月 4.7%)、不本意なパートタイム労働者等を
含む代替的失業率(U6)は 9.4%(同 9.2%)に上昇した。
輸出は回復の兆し
12 月の貿易統計(2/7)では、実質財輸出が前月比+3.6%と大幅に増加
した。メキシコや欧州向けを中心とする資本財輸出(民間航空機等)が押
し上げ要因となった。ISM調査における製造業輸出受注指数は、世界的
な需要回復を背景に 1 月も高い水準を維持している。実質財輸入は同+
1.5%となり、資本財と自動車が全体の押し上げに寄与した。
2 月のマインド指標は良
今晩以降発表される指標では、2 月のミシガン大学消費者信頼感指数
好な水準を維持すると予
(2/10、速報値)が、前月並みの高い水準を維持すると予想する。1 月の小
想。1 月の小売売上高、鉱
売売上高(2/15)は 5 カ月ぶりに減少する見通しである。自動車販売の減
工業生産指数は冴えない
少が足を引っ張った模様である。1 月に製造業の残業時間が減少していたこ
結果になる見通し
とを踏まえると、鉱工業生産指数(2/15)は低下するとみられる。一方で、
2 月の地区連銀製造業業況指数(ニューヨーク:2/15、フィラデルフィア:
2/16)は、製造業業況の改善を示すプラス圏で推移するとみられる。物価
面では、1 月のコアCPI上昇率(2/15)が前月比+0.2%になると予想す
る。1 月の住宅着工件数(2/16)については、先行指標である住宅建設許可
件数の 1~2 カ月前の水準から判断すると、前月からほぼ変わらない水準に
なると見込まれる。
2 月 14・15 日のイエレン議長の議会証言については、サプライズはない
だろう。しかし、トランプ政権の政策について、議員から評価を求められ
(風間春香)
るとみられ、どのように回答されるか注目される。
【 賃金指標 】
【 小売売上高 】
(前月比、%)
時間当たり賃金
(前年比、%)
2.0
Wage Growth Tracker(転出者除く)
4.5
1.5
雇用コスト指数(業績連動型除く賃金給与)
コア小売
自動車・部品
建材・造園
ガソリン
外食
小売売上高
4.0
1.0
3.5
3.0
0.5
2.5
2.0
0.0
1.5
▲0.5
1.0
0.5
▲1.0
0.0
2007
09
11
13
15
16/1
17
16/4
16/7
16/10
17/1
(年/月)
(年)
(注)1 月はみずほ総合研究所予測値。
(資料)米国商務省より、みずほ総合研究所作成
(資料)米国労働省、アトランタ連銀より、みずほ総合研究所作成
6
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 10 日号)
<海 外(欧州)>
12 月のドイツ生産・輸出
12 月のドイツ鉱工業生産(2/7)は前月比▲3.1%(11 月同+0.4%)、
は大幅減。しかし先行指
同月のドイツ輸出金額(2/9)は同▲3.3%(11 月同+3.9%)といずれも大
標の製造業受注は改善
幅に落ち込んだ。寒波がサプライチェーンに悪影響を及ぼしたことで、生
産・輸出が急激に減少した可能性がある。生産の先行指標である製造業受
注(2/6、大型輸送機械を除く)は 12 月も同+0.5%と改善傾向にあり、鉱
工業生産は徐々に復調すると予想される。
英企業の投資・雇用マイ
イングランド銀行(BOE)の景気調査(2/8)では、英企業の今後 12
ンドはやや改善
カ月の投資・雇用見通しDIがやや改善した。国民投票後の英景気が堅調
さを保つ中、企業の悲観論が和らいできたと推察される。今回の調査結果
を踏まえると、先行きへの不確実性は企業の投資・雇用マインドを下押し
するも、投資・雇用の失速は避けられそうであることが示唆される。
フランス大統領選では、極右「国民戦線」のルペン党首、右派「共和党」
フランス大統領候補を巡
のフィヨン元首相、中道のマクロン元経済相ら 3 人の戦いとなっていたが、
るスキャンダル
先週にスキャンダルが発覚したフィヨン候補の支持率が低下している。今
週はマクロン候補にも疑惑が生じ、同候補の支持率への影響が注目される。
ギリシャ支援を巡って市場の警戒感が強まっている。支援の前提となる
ギリシャ支援を巡る市場
諸改革の進捗が遅れていることなどから、1 月下旬からギリシャ国債利回り
の警戒感が強まる
は上昇していた。今週は、国際通貨基金(IMF)がギリシャのユーロ圏
離脱リスクに言及したこと、IMFがギリシャ支援に参加する可能性が低
いとみなされたことなどが悪材料となり、国債利回りは一段と上昇した。
来週は、ユーロ圏・ドイ
来週は、10~12 月期のユーロ圏GDP成長率(2 次推計値、2/14)や同
ツ成長率やユーロ圏企業
期のドイツGDP成長率(1 次推計値、2/14)に加え、12 月のユーロ圏鉱
関連統計などが発表に
工業生産(2/14)や輸出金額(2/15)、1 月のユーロ圏新車登録台数(2/16)
などが発表される。生産・輸出は、弱かったドイツの結果を踏まえれば、
低調な結果になると思われる。新車登録台数は、年明け後の消費動向を考
(松本惇)
える材料として注目される。
【 ドイツ企業関連統計 】
113
111
【 英企業の投資・雇用見通し 】
(2014/1=100)
鉱工業生産
輸出金額
製造業受注
(DI、%pt)
2.0
投資意欲
109
雇用意欲
1.5
107
1.0
105
0.5
103
101
0.0
99
97
2015/6
▲ 0.5
2015/1
15/9
15/12
16/3
16/6
16/9
16/12
(年/月)
16/1
17/1
(年/月)
(注)今後 12 カ月の計画を尋ね、製造業とサービス業の各々の
結果を加重平均したもの。
(資料)BOEより、みずほ総合研究所作成
(注)受注は、大型輸送機械を除くベース。
(資料) 独連銀、独連邦統計庁より、みずほ総合研究所作成
7
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 10 日号)
Ⅱ.トピックス
~財政政策でインフレは実現するか~
注目が高まる FTPL(物価
デフレからの脱却が遅れる中、
「FTPL(Fiscal Theory of the Price Level、
物価水準の財政理論)」という経済理論が注目を集めている。同理論を提
水準の財政理論)
唱するクリストファー・シムズ教授(プリンストン大学)は、「消費増税
の計画をインフレ目標の達成・維持と明示的にリンクさせる」との提言を
行っており、FTPL が消費増税の再延期のための理論的根拠とされる可能性
が高まっていることから、財政規律派からは警戒感も強まっている。
ただし、この提言の是非を考える上では、主張内容と、背景にある FTPL
の中身を正確に理解しなければならない。例えばシムズ教授は、必ずしも
財政拡張を提案しているわけではない。また、FTPL を厳密に解釈すれば、
財政拡張によりデフレ圧力が高まる場合がある、ということにも目を配る
必要がある。以下では、FTPL の基本的な内容と政策的な含意を概観する。
中央銀行ではなく政府が
ごく簡略化すると、FTPL は、図表 1 の式によって物価水準が決定される
物価の決定を主導すると
と考える。式が成立している状態から、例えば政府が恒久的な財政出動や
いう理論
減税を実施したとしよう。この場合、実質財政余剰の現在価値は減少し、
右辺が左辺より小さくなってしまうので、再び等号が成り立つよう、左辺
の分母における物価が上昇する。この裏で起きているのは、恒久減税によ
って家計(民間部門)の生涯所得が上昇するため、消費が増加し、需給の
ひっ迫を通じて今期の物価が上昇する、というメカニズムである(国債残
高は期初において所与とされるため、変動しない)。このように、FTPL で
は、財政政策の変化を民間部門の調整に委ねている。
こうした FTPL の考え方は、伝統的なマクロ経済学の理論とは異なるもの
だ。伝統的な理論は、物価水準はマネーの量に依存するという貨幣の数量
方程式(マネー×貨幣の流通速度=物価×実質GDP)に則り、物価変動
の「原因」はマネーの変化であり、図表 1 の式は結果として常に成り立つ
恒等式であるとする。一方、FTPL は数量方程式こそが恒等式であり、マネ
ーはあくまで物価が変動した後に決定される「結果」であると捉えている。
実際、前段落の例でもマネーの出番がないまま物価が決定されており、中
央銀行が物価決定の役割を担うという伝統的な考え方とは対照的である。
FTPL は財政健全化が大前
提
もっとも、FTPL は、デフレ脱却のために財政赤字の拡大を推奨している
わけではない。そもそも、図表 1 の式が成立するためには基礎的財政収支
がプラス(黒字)であること(=財政健全化)が必要である。FTPL は、あ
くまで基礎的財政収支の黒字化を前提としており、その上で、インフレを
生じさせるために「基礎的財政収支の黒字化時期を遅らせる」ことや「黒
字化達成後の黒字幅を抑える」ことを主張しているのである。
【 図表 1 FTPL の基本メカニズム 】
民間部門が保有する国債残高
今期の物価
= 財政余剰の現在価値
8
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 10 日号)
現在の財政拡張は必ずし
も物価上昇につながらず
.
また、FTPL で現在の物価を決定するのは、現在の財政赤字ではなく、将
.........
来にわたる財政余剰であることには留意が必要だ。今期に政府が支出拡大
策をとっても、いずれ増税が避けられないという予想が広がれば、民間部
門にとっての財政余剰の現在価値は変わらず、今期の物価も影響を受けな
い。財政に対する懸念が高まっている現在の日本がこうした状況にあると
すれば、今期に財政支出を拡大しても物価は上昇しないことになる。
潜在成長率の引き上げが
必要という含意も
さらに、FTPL からは、物価の安定的な上昇のためには成長戦略の推進も
有効だ、という結論も導ける。成長戦略が奏功し日本経済の潜在成長率が
高まれば、均衡実質金利(景気に中立的な実質金利の水準)の上昇によっ
て右辺の現在価値を算出するための割引率が上昇し、財政余剰の現在価値
が低下するからだ。逆に、財政支出を重視するあまり、「バラマキ」と言
われるような節度なき政策を行えば、非効率な資源配分が潜在成長率を低
下させ、物価下落圧力を強めてしまう可能性すらある。
様々なバリエーションも
ほかにも、モデルのバリエーションによって様々な含意がある(図表 2)。
例えば、財政余剰の減少によって国債のデフォルト確率が上昇すれば、国
債価格は下落し、今期の物価が上昇する必然性はなくなる。また、財政由
来のインフレは金融仲介機関のバランスシートを悪化させ、スタグフレー
ションを招くという最近の研究もある。
インフレ目標の達成と将
以上のように、FTPL は想定する経済環境次第で様々な解釈が可能であり、
来世代の負担軽減のいず
財政を拡大させるべきだという議論は、FTPL の一側面を誇張したものと言
れを優先するかは、経済理
える。冒頭のシムズ教授の提言自体は、無制限な財政拡大を訴えているわ
論では答えられず
けではなく、注意深く練られたものだが、上記で触れた FTPL の限界を考慮
すれば、現時点でその提言を全面的に受け入れるのは難しい。現実的には、
非効率な歳出の削減を優先して進め、それでもインフレ目標達成への道筋
がつきにくい場合には、再度の消費増税延期を検討することになろう。
なお、デフレ脱却を優先して消費増税を遅らせた場合には、当然、将来
世代の負担増という問題が生じる。インフレ目標の達成と将来世代の負担
軽減のどちらを優先すべきかは、価値判断の問題であり、経済理論から答
えが出るものではない。将来世代は議会に代表者を送ることができないこ
とを踏まえれば、景気が回復しているにもかかわらず、インフレ目標達成
のために消費増税を延期することは、極力慎むべきだろう。 (市川雄介)
※詳細は、徳田秀信・市川雄介「財政政策でインフレは実現するか~誤解されがちな『FTPL
(物価水準の財政理論)』~」みずほインサイト(2017/2/3)をご参照ください。
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/jp170203.pdf
【 図表 2 FTPL のバリエーション 】
物価上昇へのインプリケーション
長期国債の存在
デフォルトの可能性
金融仲介機関の存在
今期の国債償還(≒財政再建)は今期の物価上昇をもたらす(Cochrane[2001])
財政拡張によりデフォルト懸念が高まり国債価格が下落すれば、必ずしも物価上
昇につながらず
予想外のインフレは銀行等のバランスシートを悪化させ、貸出チャネルを通じて
スタグフレーションに(Andrade and Berriel[2016])
(資料) みずほ総合研究所作成
9
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 10 日号)
~トランプ政権発足に揺れるメキシコ~
選挙公約の「強硬な通商・
移民政策」は修正されず
1月 20 日、米国でトランプ政権が発足した。大統領選挙戦での公約に示
された強硬な通商・移民政策が見直されることはなかった。「米国第一主
義」を掲げるトランプ大統領の就任演説は、「保護(Protection)こそが、
偉大な繁栄と強さをもたらす」と述べる文字通り保護主義色の強い内容だ
った。米国向け輸出や米国からの移民送金に依存し、強硬策の直撃をうけ
ることになるメキシコ経済に対する懸念は強まるばかりだ。
移民政策では、治安対策の一環として、「不法移民対策としての国境の
壁建設、犯罪歴のある不法移民の強制送還」が盛り込まれた。トランプ大
統領は、壁建設費用を一旦は米予算で手当てした後、メキシコに負担させ
る姿勢で、スパイサー大統領報道官はその手段として「メキシコからの輸
入への 20%課税」に言及している。メキシコ側は費用負担に徹底抗戦する
構えで、議論は平行線を辿っている。
通商政策では、「環太平洋パートナーシップ(TPP)を離脱」すると
ともに、「北米自由貿易協定(NAFTA)を再交渉し、交渉の結果が米労働者
にとって公正な取引とならなかった場合には NAFTA 脱退の意図を通知」す
るという強硬路線が維持されている。
NAFTA 再交渉は 5 月以降に
NAFTA 再交渉の正式開始は、5 月以降になる見込みだ。トランプ大統領は
開始見込み、交渉分野次第
すでに NAFTA 再交渉を宣言(1 月 22 日)しているが、正式な交渉手続きは
で長期化
開始されていない。メキシコ側では、正式に国内手続きが開始され(2 月 1
日)、産業界との 90 日間の協議に入っており、ペニャニエト大統領は 5 月
にも正式に再交渉を開始する方針を示している。
再交渉に要する期間は、対象分野次第で変わってくる。メキシコ側は関
税・数量制限の撤廃をはじめ既存の協定内容を維持しつつ電子商取引等、
新分野を取り込んで交渉する方針を示している。他方、米国は、「あらゆ
る議題が対象となる」としており、トランプ政権が実現を目指す「Buy
American」の観点からは、自動車・同部品等を中心とした関税・原産地規
則、政府調達が主戦場となる可能性がある。このほか、労働・環境規制、
紛争解決制度の見直し、知的財産権保護、為替操作に対する規制・制裁等
も議論される可能性がある。
NAFTA「脱退」は交渉カー
NAFTA 脱退については、交渉を有利に進めるためのカードであり、実際に
ドも、完全には排除できず
米国が脱退する可能性は高くないとの見方が多い。しかし、トランプ大統
領が「二国間交渉」に固執した場合、脱退を選択する可能性は完全には排
除できない。仮に米国が脱退する場合、協定に基づけば通知から 6 カ月後
に脱退し、脱退から1年後に関税引き上げとなるが、大統領には広範な関
税の修正権限が認められており、実際の関税引き上げのタイミングがいつ
になるかは予断を許さない。また、NAFTA 再交渉や脱退によって、特恵(無
関税)が見直される場合、世界貿易機関(WTO)加盟国に適用される最
恵国待遇(MFN)税率が採用されず、WTO規定違反の高関税を主張す
る可能性は否定できない。
10
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 10 日号)
輸入への課税強化に対す
NAFTA 再交渉に加え、輸入への課税強化への懸念もくすぶる。トランプ大
る懸念
統領は、選挙戦から「メキシコ等に生産移転する企業からの輸入品に 35%
課税する」と主張し、自動車メーカーなどを標的に「高い国境税(border
tax)」を課すと警告してきた。トランプ大統領は関税の活用を企図している
とみられるが、ロス商務長官は、「関税は交渉の手段であり、必要ならルール
に従わない違反者を罰する役割を担う」と発言し、関税引き上げには慎重な
姿勢を示している。
他方で米議会の下院共和党は、法人税改革の一環として輸出の課税を免
除する一方、輸入の費用控除を廃止する「国境調整(border adjustment)」
案を検討している。スパイサー大統領報道官が言及した「壁建設費用を賄う
輸入への 20%課税」はこの案を指すものと考えられる。
強まるメキシコ経済への
トランプ政権の保護主義的な通商・移民政策は、メキシコ経済に強い逆
逆風
風となっている。IMFは、「対米関係の不確実性による逆風」等を理由
に、メキシコの 2017 年の実質GDP成長率予想を 10 月時点の 2.3%から 1
月に 1.7%に引き下げた。メキシコ中銀の調査によれば、大統領選挙以降、
成長率予想は急速に下方修正され、直近1月時点の調査では 1.5%となって
いる(図表 1)。一方で、ペソ安の影響やガソリン値上げ等によりインフレ
圧力が高まり、メキシコ中銀は 2 月 9 日の政策決定会合で追加利上げを実
施、成長率の下押し圧力は強まっている。なお、国連ラテンアメリカ・カ
リブ経済委員会(ECLAC)は、NAFTA 撤廃の場合、メキシコのGDPは約 2.7%
押し下げられ、景気後退に陥るとの試算を示している。
トランプ政権のドル高けん制発言もあり、米大統領選挙後のペソ安傾向
には歯止めがかかっているが、保護主義的な政策への警戒からペソ売り圧
力は今後も継続すると予想される。メキシコは 1994 年の通貨危機の反省に
基づき資金流出に対する備えを強化しており、外貨準備(2016 年末時点
1,765 億ドル)とIMFの弾力的信用枠(870 億ドル)を合わせ、現時点で
は十分な流動性を保有していると評価される。(図表 2)トランプ政権下で
は機動的な金融支援など「米国の後ろ盾」が期待しにくい状況で、逆風に
(西川珠子)
耐えきることができるのか、メキシコ経済の難局は続く。
【 図表1 メキシコの成長率・インフレ率予想 】
5.5
【 図表2 ペソ/ドルレートと外貨準備 】
(億ドル)
2,000
(前年比、%)
(ペソ/ドル)
10
5.3
5.0
実質GDP(2017年)
実質GDP(2018年)
消費者物価(2017年)
消費者物価(2018年)
4.5
4.0
12
1,750
14
1,500
3.9
16
3.5
1,250
18
3.0
外貨準備
1,000
2.5
2.0
1.5
750
ペソ安
▼
1.5
500
2008
08
1.0
15/11
16/1
16/3
16/5
16/7
16/9
16/11
20
ペソ/ドル(右逆目盛)
2.2
17/1
(年/月)
09
10
11
12
13
14
15
16
22
24
17
(年)
(資料)Bloomberg より、みずほ総合研究所作成
(資料)メキシコ中銀より、みずほ総合研究所作成
11
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 10 日号)
Ⅲ.参考資料
今週の主要経済指標
日 付
2/3(金)
経 済 指 標 等
米 非製造業ISM指数(1月)
今回実績
雇用統計(1月)
失業率
非農業部門雇用者数
時間当たり賃金(全従業員ベース)
2/6(月)
日 毎月勤労統計(12月速報)
中 財新サービスPMI(1月)
2/7(火)
日
名目賃金
57.0 R
56.6
前月差
前月比
4.8%
+227千人
+0.1%
4.7%
+180千人 R
+0.3% R
4.7%
+157千人
+0.2%
前年比
+0.1%
+0.4% R
+0.5%
53.1
先行DI
一致DI
先行CI
一致CI
景気動向指数(12月速報)
前回実績
予想
56.5
N.A.
77.8%
100.0%
105.2
115.2
53.4
N.A.
N.A.
105.5 R
115.1
70.0%
100.0%
102.6
115.1
▲450億㌦ R
▲457億㌦
10年物価連動国債入札:最高利回り ▲0.439%、 入札倍率 2.61倍
米 貿易収支(12月)
財・サ収支
▲443億㌦
3年国債入札:最高利回り 1.423%、 平均利回り 1.360%、 入札倍率 2.78倍
2/8(水)
日
経常収支 +1兆1,122億円 +1兆1,833億円
(前年比)
+18.3%
+25.9%
貿易収支
+8,068億円
+7,389億円
(前年比)
+315.2%
+280.3%
国際収支(12月速報)
+1兆4,155億円
+28.0%
+3,134億円
-
日銀金融政策決定会合における主な意見(1/30・31分)
景気ウォッチャー調査(1月)
現状判断DI
49.8
51.8
51.4
米 10年国債入札:最高利回り 2.333%、 平均利回り 2.260%、 入札倍率 2.29倍
印 金融政策決定会合(7・8日)
2/9(木)
泰 金融政策決定会合
日
マネーストック(1月速報)
M2
M3
広義流動性
機械受注(12月)
[船舶・電力を除く民需]
前年比
前年比
前年比
+4.1%
+3.5%
+2.2%
+4.0%
+3.5%
N.A.
+4.0%
+3.4%
+2.1%
前月比
前年比
+6.7%
+6.7%
+3.0%
+4.5%
▲5.1%
+10.4%
30年利付国債入札:最高利回り 0.920%、 平均利回り 0.907%、 入札倍率 3.23倍
中曽日銀副総裁挨拶(高知県金融経済懇談会)
米 30年国債入札:最高利回り 3.005%、 平均利回り 2.944%、 入札倍率 2.25倍
失業保険新規申請件数(~2/4)
比 金融政策決定会合
2/10(金) 日 第3次産業活動指数(12月)
234千人
249千人
246千人
前月比
▲0.4%
▲0.2% R
+0.3%
前月比
前年比
+0.6%
+0.5%
+0.2% R
0.0%
+0.7%
▲1.2%
中 貿易収支(1月)
米ドル
+514億㌦
+485億㌦ R
+407億㌦
輸出総額(1月)
前年比
+7.9%
+3.2% R
▲6.2%
輸入総額(1月)
前年比
+16.7%
国内企業物価指数(1月)
+10.0%
+3.1%
予想:情報ベンダー(Bloomberg、Reuters 等)の取りまとめた予想コンセンサス。
米国の経済指標は特に断りのない限り季調値。
R は改定値。
日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ、中:中国、韓:韓国、印:インド、尼:インドネシア、
泰:タイ、比:フィリピン、伯:ブラジル、馬:マレーシア
12
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 10 日号)
来週の主要経済指標
経 済 指 標 等
日 付
2/10(金) 米 ミシガン大消費者信頼感指数(2月速報)
2/11(土) 日 建国記念の日(日本休場)
予 想
前 回
[97.8]
98.5
98.2
[+0.2%]
7~9月期
+0.5%
4~6月期
+0.2%
N.A.
101.0
98.1
前年比
+2.4%
+2.1%
+2.3%
前月比
前月比
+0.3%
+0.2%
+0.3%
+0.2%
+0.4%
+0.4%
2/13(月) 日
GDP(10~12月期1次速報)
前期比
2/14(火) 日 設備稼働率(12月)
5年利付国債入札
中 消費者物価指数(1月)
米
生産者物価指数(1月)
[食品・エネルギーを除く]
前々回
イエレンFRB議長講演(上院銀行委員会)
2/15(水) 米
鉱工業生産指数(1月)
設備稼働率(1月)
前月比
[▲0.1%]
75.5%
+0.8%
75.5%
▲0.7%
74.9%
小売売上高(1月)
前月比
[▲0.1%]
+0.6%
+0.2%
消費者物価指数(1月)
[食品・エネルギーを除く]
前月比
前月比
[+0.3%]
[+0.2%]
+0.3%
+0.2%
+0.2%
+0.2%
[+6.0]
+6.5
+7.6
[122.8万件]
[123.0万件]
122.6万件
122.8万件
110.2万件
121.2万件
[+20.0]
+23.6
+19.7
[250千人]
234千人
246千人
ニューヨーク連銀製造業業況指数(2月)
イエレンFRB議長講演(下院金融サービス委員会)
2/16(木) 米
住宅着工件数(1月)
住宅着工許可件数(1月)
年率
年率
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(2月)
失業保険新規申請件数(~2/11)
尼 金融政策決定会合(15・16日)
予想:[ ]はみずほ総合研究所予想、それ以外はコンセンサス(Bloomberg 等)。予定は変更になる可能性があります。
日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ、中:中国、韓:韓国、印:インド、尼:インドネシア、
泰:タイ、比:フィリピン、伯:ブラジル、馬:マレーシア
13
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 10 日号)
2 月のスケジュール
国
内
米
1
新車販売台数(1 月)
1
2
消費動向調査(1 月)
10 年利付国債入札
日銀金融政策決定会合議事要旨(12/19・20 分)
2
3
3
4
4
5
5
6
毎月勤労統計(12 月速報)
7
国 他
米 FOMC(31・1 日)
製造業ISM指数(1 月)
英 英中銀金融政策委員会(1・2 日)
米 労働生産性(10~12 月期暫定)
米 非製造業ISM指数(1 月)
雇用統計(1 月)
製造業新規受注(12 月)
6
景気動向指数(12 月速報)
10 年物価連動国債入札
8 日銀金融政策決定会合における主な意見(1/30・31 分)
国際収支(12 月速報)
景気ウォッチャー調査(1 月)
9 中曽日銀副総裁挨拶(高知県金融経済懇談会)
機械受注統計(12 月),マネーストック(1 月速報)
30 年利付国債入札
10 第 3 次産業活動指数(12 月)
企業物価指数(1 月)
11 建国記念の日(日本休場)
8
米 貿易収支(12 月)
3 年国債入札
米 10 年国債入札
9
米 30 年国債入札
12
12
13 GDP(10~12 月期 1 次速報)
13
14 設備稼働率(12 月)
5 年利付国債入札
15
17
14 米 イエレンFRB議長講演(上院銀行委員会)
PPI(1 月)
15 米 イエレンFRB議長講演(下院金融サービス委員会)
鉱工業生産・設備稼働率(1 月)
小売売上高(1 月)
CPI(1 月)
ネット対米証券投資(12 月)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(2 月)
16 米 住宅着工・許可件数(1 月)
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(2 月)
17 米 景気先行指数(1 月)
18
18
19
19
20 貿易統計(1 月)
20 米 ワシントン誕生日(米国休場)
21 全産業活動指数(12 月)
21 米 2 年国債入札
22
22 米 FOMC 議事録(1/31・2/1)
中古住宅販売件数(1 月)
5 年国債入札
独 ifo景況感指数(2 月)
23 米 7 年国債入札
16
23 20 年利付国債入札
24
7
10 米 連邦財政収支(1 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(2 月速報)
11
25
24 米 新築住宅販売件数(1 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(2 月確報)
25
26
26
27
27 米 耐久財受注(1 月)
28 鉱工業生産(1 月速報)
商業動態統計(1 月速報)
住宅着工統計(1 月)
2 年利付国債入札
28 米 GDP(10~12 月期暫定)
シカゴPMI指数(2 月)
S&P/コアロジックCS住宅価格指数(20 都市・12 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(2 月)
*印は期日未定、網掛け部分は休場を示す〔予定は変更の可能性があります〕
日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ
14
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 10 日号)
3 月のスケジュール
国
1
2
3
内
米
法人企業統計調査(10~12 月期)
新車販売台数(2 月)
10 年利付国債入札
1
消費者物価(1 月全国・2 月都区部)
消費動向調査(2 月),家計調査(1 月)
労働力調査(1 月)
3
4
5
5
6
6
30 年利付国債入札
米 製造業ISM指数(2 月),個人所得・消費支出(1 月)
ベージュブック(地区連銀経済報告)
2
4
7
国 他
米 非製造業ISM指数(2 月)
米 製造業新規受注(1 月)
7
米 貿易収支(1 月),3 年国債入札
GDP(10~12 月期 2 次速報)
景気ウォッチャー調査(2 月),国際収支(1 月速報)
景気動向指数(1 月速報)
9 マネーストック(2 月速報),毎月勤労統計(1 月速報)
5 年利付国債入札
10 法人企業景気予測調査(1~3 月期)
企業物価指数(2 月)
11
8
米 労働生産性(10~12 月期改訂)
10 年国債入札
12
12
13 機械受注統計(1 月),第 3 次産業活動指数(1 月)
13
14 20 年利付国債入札
14 米 PPI(2 月)
15 設備稼働率(1 月)
18
15 米 FOMC(14・15 日),小売売上高(2 月),CPI(2 月)
ネット対米証券投資(1 月)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(3 月)
16 英 英中銀金融政策委員会(15・16 日)
米 住宅着工・許可件数(2 月)
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(3 月)
17 米 鉱工業生産・設備稼働率(2 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(3 月速報)
景気先行指数(2 月)
18
19
19
20 春分の日(日本休場)
20
21
21 米 経常収支(10~12 月期)
22 日銀金融政策決定会合議事要旨(1/30・31 分)
全産業活動指数(1 月),貿易統計(2 月)
40 年利付国債入札
23
22 米 中古住宅販売件数(2 月)
8
16 日銀金融政策決定会合(15・16 日)
日銀総裁定例記者会見
17 資金循環統計(10~12 月期速報)
欧 ECB政策理事会
米 30 年国債入札
10 米 雇用統計(2 月)
連邦財政収支(2 月)
11
9
24
23 米 イエレンFRB議長講演(ワシントン D.C.)
新築住宅販売件数(2 月)
24 米 耐久財受注(2 月)
25
25
26
26
27 日銀金融政策決定会合における主な意見(3/15・16 分) 27 米 2 年国債入札
独 ifo景況感指数(3 月)
28
28 米 5 年国債入札
S&P/コアロジックCS住宅価格指数(20 都市・1 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(3 月)
29 商業動態統計(2 月速報)
29
7 年国債入札
30 2 年利付国債入札
30 米 GDP(10~12 月期確定),企業収益(10~12 月期)
31 消費者物価(2 月全国・3 月都区部)
鉱工業生産(2 月速報),住宅着工統計(2 月)
労働力調査(2 月),家計調査(2 月)
31 米 個人所得・消費支出(2 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(3 月確報)
シカゴPMI指数(3 月)
*印は期日未定、網掛け部分は休場を示す〔予定は変更の可能性があります〕
日:日本、米:米国、欧:欧州、英:英国、独:ドイツ
15
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 10 日号)
四半期スケジュール
4月
日 本 3
4
6
7
10
11
12
13
18
20
21
26
27
28
米 国 3
4
5
7
10
11
12
13
14
17
18
19
20
21
25
26
27
28
5月
日銀短観(3 月調査)
新車販売台数(3 月)
10 年利付国債入札
消費動向調査(3 月)
毎月勤労統計(2 月速報)
景気動向指数(2 月速報)
景気ウォッチャー調査(3 月)
国際収支(2 月速報)
10 年物価連動国債入札
機械受注統計(2 月)
マネーストック(3 月速報)
企業物価指数(3 月)
30 年利付国債入札
5 年利付国債入札
貿易統計(3 月)
20 年利付国債入札
第 3 次産業活動指数(2 月)
全産業活動指数(2 月)
日銀金融政策決定会合(26・27 日)
日銀総裁定例記者会見
日銀「経済・物価情勢の展望」(基本的
見解)
商業動態統計(3 月速報)
鉱工業生産(3 月速報)
2 年利付国債入札
1 新車販売台数(4 月)
8 消費動向調査(4 月)
11 景気ウォッチャー調査(4 月)
国際収支(3 月速報)
12 マネーストック(4 月速報)
15 企業物価指数(4 月)
16 第 3 次産業活動指数(3 月)
23 全産業活動指数(3 月)
30 商業動態統計(4 月速報)
31 鉱工業生産(4 月速報)
製造業ISM指数(3 月)
貿易収支(2 月)
非製造業ISM指数(3 月)
FOMC 議事録(3/14・15)
雇用統計(3 月)
3 年国債入札
10 年国債入札
連邦財政収支(3 月)
30 年国債入札
PPI(3 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(4 月速報)
小売売上高(3 月)
CPI(3 月)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(4 月)
鉱工業生産・設備稼働率(3 月)
住宅着工・許可件数(3 月)
ベージュブック(地区連銀経済報告)
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(4 月)
景気先行指数(3 月)
中古住宅販売件数(3 月)
新築住宅販売件数(3 月)
2 年国債入札
S&P/コアロジック CS 住宅価格指数(20 都市
・2 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(4 月)
5 年国債入札
7 年国債入札
耐久財受注(3 月)
GDP(1~3 月期速報)
シカゴPMI指数(4 月)
雇用コスト指数(1~3 月期)
1
1
2
8
9
12
13
16
21
27
29
30
3
4
5
9
10
11
12
15
16
18
23
24
25
26
30
31
欧 州 27 ECB政策理事会
6月
製造業ISM指数(4 月)
個人所得・消費支出(3 月)
FOMC(2・3 日)
非製造業ISM指数(4 月)
貿易収支(3 月)
労働生産性(1~3 月期暫定)
雇用統計(4 月)
3 年国債入札
連邦財政収支(4 月)
10 年国債入札
PPI(4 月)
30 年国債入札
ミシガン大学消費者信頼感指数(5 月速報)
小売売上高(4 月)
CPI(4 月)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(5 月)
鉱工業生産・設備稼働率(4 月)
住宅着工・許可件数(4 月)
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(5 月)
景気先行指数(4 月)
新築住宅販売件数(4 月)
2 年国債入札
FOMC 議事録(5/2・3)
中古住宅販売件数(4 月)
5 年国債入札
7 年国債入札
GDP(1~3 月期暫定)
企業収益(1~3 月期暫定)
耐久財受注(4 月)
個人所得・消費支出(4 月)
S&P/コアロジックCS住宅価格指数(20 都市
・3 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(5 月)
ベージュブック(地区連銀経済報告)
シカゴPMI指数(5 月)
11 英中銀金融政策委員会(10・11 日)
1
2
5
12
13
14
15
16
20
21
22
23
26
27
28
29
30
法人企業統計調査(1~3 月期)
新車販売台数(5 月)
消費動向調査(5 月)
景気ウォッチャー調査(5 月)
国際収支(4 月速報)
マネーストック(5 月速報)
第 3 次産業活動指数(4 月)
企業物価指数(5 月)
法人企業景気予測調査(4~6 月期)
日銀総裁定例記者会見
日銀金融政策決定会合(15・16 日)
全産業活動指数(4 月)
資金循環統計(1~3 月期速報)
商業動態統計(5 月速報)
鉱工業生産(5 月速報)
製造業ISM指数(5 月)
労働生産性(1~3 月期改訂)
貿易収支(4 月)
雇用統計(5 月)
非製造業ISM指数(5 月)
連邦財政収支(5 月)
3 年国債入札
10 年国債入札
PPI(5 月)
30 年国債入札
FOMC(13・14 日)
小売売上高(5 月)
CPI(5 月)
鉱工業生産・設備稼働率(5 月)
ニューヨーク連銀製造業業況指数(6 月)
フィラデルフィア連銀製造業業況指数(6 月)
住宅着工・許可件数(5 月)
ミシガン大学消費者信頼感指数(6 月速報)
経常収支(1~3 月期)
中古住宅販売件数(5 月)
景気先行指数(5 月)
新築住宅販売件数(5 月)
耐久財受注(5 月)
2 年国債入札
S&P/コアロジック CS 住宅価格指数(20 都市
・4 月)
カンファレンスボード消費者信頼感指数(6 月)
5 年国債入札
7 年国債入札
GDP(1~3 月期確定)
企業収益(1~3 月期改訂)
個人所得・消費支出(5 月)
シカゴPMI指数(6 月)
8 ECB政策理事会
15 英中銀金融政策委員会(14・15 日)
*印は期日未定を示す〔予定は変更の可能性があります〕
16
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 10 日号)
今週の金融市場の動き
[海外金利]
ドルLIBOR 3M(%)
ユーロドル金先(Mar17)
2/2
2/3
2/6
2/7
2/8
2/9
2/10
前週末比
1.03372
1.03400
1.03844
1.03817
1.03372
1.03372
▲ 0.00028
98.930
98.935
98.945
98.940
98.945
98.935
0.000
米国債(10年、%)
2.474
2.465
2.408
2.393
2.336
2.395
▲ 0.070
スワップ金利(10年、%)
2.387
2.388
2.344
2.327
2.255
2.321
▲ 0.067
独国債(10年、%)
0.427
0.412
0.370
0.350
0.296
0.312
▲ 0.100
英国債(10年、%)
1.383
1.352
1.317
1.289
1.212
1.246
▲ 0.106
[内外株式]
2/2
ダウ平均(㌦)
2/3
2/6
2/7
2/8
2/9
2/10
前週末比
19,884.91
20,071.46
20,052.42
20,090.29
20,054.34
20,172.40
100.94
S&P500指数
2,280.85
2,297.42
2,292.56
2,293.08
2,294.67
2,307.87
10.45
NASDAQ総合指数
5,636.20
5,666.77
5,663.55
5,674.22
5,682.45
5,715.18
48.41
18,914.58
18,918.20
18,976.71
18,910.78
19,007.60
18,907.67
19,378.93
460.73
1,510.41
1,514.99
1,520.42
1,516.15
1,524.15
1,513.55
1,546.56
31.57
日経平均(円)
TOPIX(Pt.)
出来高(百万株)
2,128.18
2,116.98
1,797.66
1,694.49
1,641.72
1,933.51
2,242.75
125.77
売買代金(億円)
25,703.31
26,288.16
21,807.73
20,610.90
19,826.46
22,457.06
27,569.64
1,281.48
2,863.40
2,860.22
2,872.72
2,875.16
2,883.11
2,880.99
2,888.57
28.35
2/2
2/3
2/6
2/7
2/8
2/9
2/10
0.05600
0.05600
0.05600
0.05600
0.05600
0.05600
0.05600
日経JASDAQ平均(円)
[円金利]
TIBOR 3カ月(%)
前週末比
0.00000
ユーロ円金先(Mar17)
99.945
99.940
99.940
99.945
99.945
99.945
99.945
0.005
新発国債(10年、%)
0.110
0.095
0.100
0.095
0.090
0.085
0.085
▲ 0.010
長国先物(Mar17)
149.68
149.76
149.55
149.66
149.72
149.98
149.92
0.160
スワップ金利(5年、%)
0.115
0.116
0.128
0.124
0.115
0.106
0.112
▲ 0.004
[為替]
2/2
2/3
2/6
2/7
2/8
2/9
2/10
前週末比
円/$
112.80
112.61
111.74
112.39
111.93
113.25
113.71
1.10
$/EUR
1.0759
1.0783
1.0750
1.0683
1.0698
1.0655
1.0653
▲ 0.0130
円/EUR
121.35
121.44
120.12
120.06
119.75
120.67
121.13
▲ 0.31
(注)前週末比は、海外などについては現時点での直近値と前週末値との比較。
東京市場の発行日表示値は終値もしくは 15:00 時点値。
米国 10 年債、米金利スワップ 10 年物は Bloomberg の終値。
日本株出来高・売買代金はそれぞれ東京証券取引所第一部出来高・売買代金。
TIBOR は全銀協発表のユーロ円 TIBOR 平均値。
新発 10 年国債は日本相互証券発表の気配値。
金利先物は東京金融取引所(TFX)のユーロ円 3 ヵ月金利先物。
独・英 10 年国債は Bloomberg の提示する終値。
為替は NY 時間終値(発行日のみ東京時間 15:00 時点、出所:Bloomberg)
。
17
金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 10 日号)
最新リポート一覧
<みずほインサイト>
2017 年 2 月 6 日
プレミアムフライデーによる消費押し上げ効果は 0.2~0.3 兆円
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/jp170206.pdf
2017 年 2 月 3 日 財政政策でインフレは実現するか~誤解されがちな「FTPL(物価水準の財政理論)」~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/jp170203.pdf
2017 年 2 月 1 日 2017 年度の年金改定率は▲0.1%~物価下落により 3 年ぶりのマイナス改定~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/pl170201.pdf
2017 年 2 月 1 日 フランス大統領選は「三つ巴」に~社会党予備選で高まる無所属・マクロン氏の存在感~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/eu170201.pdf
<内外経済見通し>
2016 年 12 月 8 日
2016・17 年度 内外経済見通し(2016 年 7~9 月期 GDP2 次速報後改訂)
~トランプ次期政権の政策を織り込み、米国中心に見通しを上方修正~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_161208.pdf
2016 年 11 月 15 日
2016・17 年度 内外経済見通し
~世界経済は緩やかに持ち直し、トランプは世界を変えるか~
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/forecast/outlook_161115.pdf
2016 年 5 月 10 日
MIZUHO Research & Analysis no.1
特集 グローバル経済の中長期展望と日本産業の将来像~パラダイムシフトと日本の針路~
http://www.mizuho-fg.co.jp/company/activity/onethinktank/vol001/pdf/all.pdf
執筆担当者
・市場調査部
武内浩二
野口雄裕
井上 淳
大塚理恵子
坂中弥生
03-3591-1244
03-3591-1249
03-3591-1197
03-3591-1420
03-3591-1242
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
・欧米調査部
小野 亮
吉田健一郎
松本 惇
風間春香
03-3591-1219
03-3591-1265
03-3591-1199
03-3591-1418
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
・経済調査部
有田賢太郎
大野晴香
佐藤 高
上里 啓
高瀬美帆
03-3591-1419
03-3591-1243
03-3591-1294
03-3591-1284
03-3591-1416
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
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〒100-0011 東京都千代田区内幸町 1-2-1 TEL.03-3591-1296
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金融市場ウィークリー(2017 年 2 月 10 日号)