中期経営計画の進捗状況 (2016年度

中期経営計画の進捗状況
(2016年度)
1
目次
1.経営理念
2.トップメッセージ
3.事業計画の進捗
4.事業戦略の進捗 (食品事業)
5.事業戦略の進捗 (油化事業)
2
1.経営理念
人によし、社会によし、未来によし。
油脂の力を活かした“ものづくり”を通して、
すべての人から信頼される企業であり続けることを目指します。
人 によし
私たちは一人ひとりの生活者、お取引先、社員、株主、その他事業に
関わるすべての人を尊重し、また、人と人の繋がりを大切にします。
社会によし
私たちは常に誠実に事業を行うことを旨とし、ものづくりを通して
社会に貢献し、信頼され、必要とされる存在であり続けます。
未来によし
私たちは不断の創意工夫を重ね、新しい価値のあるものを生みだし、
健やかで豊かな未来の創造に貢献します。
3
2.トップメッセージ
良 き“ ものづ く り ”を求めて
当社は、2016年からスタートした3ヵ年の中期経営計画の達成に向けて、2つの基本
方針に沿って、良き“ものづくり”に取り組んでおります。
①食品事業と油化事業を二本柱とする強固な経営基盤を作る
②人と人との“絆”、会社と会社の“繋がり”を大切にする、信頼される会社を作る
品質と技術の向上に努め、油脂加工メーカーとして生活文化の向上に寄与する企業
を目指します。
代表取締役社長 堀尾 容造
4
3.事業計画の進捗
(単位:百万円)
2016年実績値
(中計1年目)
2015年実績値
売上高
2018年目標値
(中計最終年)
45,270
45,919
50,500
食品事業
32,583
33,059
36,800
油化事業
12,523
12,717
13,500
561
1,274
1,280
食品事業
720
1,022
980
油化事業
△224
188
230
営業利益
※実績値・目標値は連結決算数値を記載しております
5
4-1.事業戦略の進捗(食品事業)
◆多様化した市場のニーズを的確にとらえ、国内市場における経営基盤を
より強固なものにする
●マーガリン・ショートニング・ラード・ホイップクリーム
・チルドパン用やパイ用など用途に特化したマーガリンの新製品を投入、高評価。
・製菓製パン関連の展示会への出展をはじめ販促活動に注力し、新規顧客の獲得を推進。
●ラード・精製油
・神戸に新精製工場を竣工。最新の技術を取り入れ、省エネ・少人化を狙い、稼動を開始。
6
4-2.事業戦略の進捗(食品事業)
◆将来の収益源を創出するために、新たな市場に挑戦する
●粉末油脂事業の深化
・製菓製パン用としての機能性を深堀りし、拡販。
・ DHAとEPAを含有した粉末油脂により健康食品・ペットフードなど新たな需要先を開拓。
●チョコレート用油脂への取り組み
・AAK社(本社:スウェーデン)と合弁会社「AAK・ミヨシジャパン㈱」を設立。
・チョコレート用油脂専用の設備を増強し、販売活動を開始。
7
5-1.事業戦略の進捗(油化事業)
◆油脂化学と界面化学の先端技術を活かした安全・安心な製品を提供し、
経営基盤をより強固なものにする
●脂肪酸・グリセリン・石鹸
・高品質グリセリン、食添グリセリンの拡販に注力。
・脂肪酸は、国内での販売に加え、台湾をはじめとするアジア圏の開拓を推進。
・不採算製品の原料見直し、付加価値製品の拡販により収益改善。
●界面活性剤並びに環境関連製品
・製紙パルプ用薬剤および香粧品分野でのトイレタリー原料基剤の拡販に注力。
・ピペラジン系の飛灰用重金属処理剤の販売を推進。
・名古屋工場の両性界面活性剤設備を増強。
8
5-2.事業戦略の進捗(油化事業)
◆新規素材を活かした新たな市場に挑戦する
●新たな市場展開による収益向上
・新規イオン液体を開発、電気化学・バイオサイエンスなどの分野に加え、医薬分野への
応用を狙う。
・新規紫外線吸収剤の生産体制を整備、フィルムやシート用途を中心に提案継続中。
・農業用撥水防止剤「土のオアシス」を開発。従来品よりも優れた透水性の持続を実現。
9
本資料に関する注意事項
本資料に掲載されている将来の見通しに関する事項については、本資料発表日現在におい
て入手可能な情報に基づき作成したものであり、将来の業績を保証するものではなく、実際は
今後の様々な要因によって変動する可能性があります。
平成29年2月10日
以 上
10