「横浜市人権施策基本指針」改訂の主なポイント

横 浜 市 記 者 発 表 資 料
平成 29 年1月 27 日
市 民 局 人 権 課
横浜市では、あらゆる施策・事業を人権尊重の視点を持って推進するため、平成 10
年度に「横浜市人権施策基本指針」を策定しました。(改訂:平成 23 年度)
このたび、人権尊重の市政を一層推進するため、新たな人権課題への対応や人権に
関する法整備が進んでいる状況等を踏まえ、
「横浜市人権施策基本指針」を改訂しまし
た。
改訂にあたっては、平成 27 年度に実施した「人権に関する市民意識調査」の結果
を踏まえるとともに、様々な人権問題に取り組む関係団体の皆様からの意見聴取や、
パブリックコメント(平成 28 年7~8月)の結果 ※ についても反映しました。
※パブリックコメント実施結果は裏面の「パブリックコメント実施結果」をご覧ください。
「横浜市人権施策基本指針」改訂の主なポイント
(1)新たな人権課題への対応
・「災害に伴う人権問題」、「ハラスメント」、「生活困窮者」を新たな人権課題として位置
づけました。
(2)人権に関する法整備を踏まえた反映
・障害者差別解消法やヘイトスピーチ解消法など、人権に関する様々な法整備が進んでい
る状況を踏まえて、本市における取組内容に反映しました。
(3)平成 27 年度に実施した「人権に関する市民意識調査」結果の反映
・本市における人権問題に対する現状認識を改めて整理するとともに、それぞれの人権課
題において施策の方向性を示すことなどを行いました。
(4)活用しやすさの工夫
・章立ての整理やレイアウトの工夫、関連法など参考資料の拡充、専門用語等の解説
などを行いました。
「横浜市人権施策基本指針(改訂版)」は、人権課のホームページでご覧いただけます。
また、各区役所(区政推進課広報相談係)、市民情報センターでは、2月中旬より閲覧
できます。ぜひ手に取ってご覧ください。
お問合せ先
市民局人権課長
酒井
勝己
Tel 045-671-3984
【裏面あり】
パブリックコメント実施結果
■ パブリックコメント実施結果 ■
募集期間:平成 28 年7月5日~8月 15 日
意見数
■ 内
:121 件
訳 ■
Ⅰ 改訂原案に反映したもの
16 件
Ⅱ 意見の趣旨が既に素案に(一部)含まれていると考えられるもの
17 件
Ⅲ 素案に賛同いただいたもの
1件
Ⅳ 参考とさせていただくもの
74 件
1
全般に関すること
(10 件)
2
第1章人権問題についての基本認識に関すること
(3件)
3
第2章人権施策基本指針策定にあたってに関すること
(3件)
4
第3章人権施策推進の考え方に関すること
(6件)
5
第4章人権施策推進のための取組に関すること
(10 件)
6
第5章様々な人権課題への取組に関すること
(32 件)
7
第6章市民・地域団体・事業者の皆様へに関すること
(1件)
8
その他に関すること
(9件)
その他の意見・質問等
13 件
合計
121 件
■ ≪参考≫ 改訂原案に反映したもの(抜粋) ■
意見の概要
「ひきこもり当事者」を取り上げて欲しい。
部落差別の取組状況については「残された課題解決に向けて」という表現を「最近のインタ
ーネット上の差別事件など新たな部落差別をめぐる状況の変化に伴い」などの表現に変えて欲
しい。
「外国人」という表現について、海外からきている人、外国籍などと捉えられるが、外国の文
化を持った日本国籍の人もいる。それらの方が外国人と言う定義の中に含まれるということが
分かるようにして欲しい。
ブラック企業の問題も私企業の問題とせずに市の人権啓発研修でも取り上げて欲しい。
★ パブリックコメント実施結果は下記ホームページでご覧いただけます。
http://www.city.yokohama.lg.jp/shimin/jinken/