高齢者の「おぼれ」を防ぐために ・ ・ ・ ・ ・ 湯温は39~41℃くらいで長湯をしない。 脱衣場や浴室の室温が低くならない工夫をする。 食事直後や深夜に入浴しない。 気温の低い日は夜早めに入浴する。 心肺の慢性疾患や高血圧症をもつ人では半身浴が望ましい。 【出典:東京都健康長寿医療センター研究所HP~高齢者の入浴事故はどうして起こるのか?-特 徴と対策―】 ※ 入浴時には家族に知らせ、家族はこまめに声をかけましょう。 もしもの ときの 応急手当 STOP!高齢者の事故シリーズ ① STOP!高齢者の入浴中の「おぼれ」 東京消防庁 高齢者が浴槽でおぼれる事故が多く発生しています! 【お問合せ先】 東京消防庁防災部防災安全課 電話 03-3212-2111(代表) FAX 03-3213-1478 ホームページ http://www.tfd.metro.tokyo.jp Twitter や Facebook でイベント情報や日常生活に関する事故情報などを発信 しています。 89.8% 700人 600人 救 急 500人 搬 送 400人 人 員 300人 90.0% 88.4% 87.4% 87.1% 88.0% 86.0% 84.0% 81.7% 82.0% 200人 80.0% 100人 78.0% 0人 65歳以上 ・約5cm沈むまで押し下げる。 ・圧迫は1分間に100回から120回のテンポで。 ・人工呼吸は、胸の上がりが見える程度の量を約 1秒かけて2回吹き込む。 ・胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を繰り返して行 う。 92.0% 800人 意識がないとき、呼吸がないとき ・胸の真ん中に両手を置く。 高齢者の事故を減らそう 64歳以下 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年 410人 566人 561人 603人 529人 92人 64人 83人 79人 76人 全体 502人 630人 644人 682人 605人 高齢者の割合 81.7% 89.8% 87.1% 88.4% 87.4% 76.0% 年別の救急搬送人員 お風呂にも危険が潜んでいるのね…。 冬場は特に事故が多いので注意が必要です。 こんな事故が起きています。 重症度が高く危険な事故です 軽症 53人 2.0% 死亡 1,155人 43.3% 事故事例 中等症 197人 7.4% 重症 156人 5.8% 8割以上が重症以上と 診断されています。 自宅で息子が付き添い入浴をしていた際、息子が 5 分ほど浴室を離れ ている間に浴槽内で溺水しており、救急要請した。 (平成27年1月 83歳 女性 重症) 重篤 1,108人 41.5% n=2,669 軽 症:入院を要しないもの 中等症:生命の危険はないが入院を要するもの 重 症:生命の危険が強いと認められたもの 重 篤:生命の危険が切迫しているもの 死 亡:初診時死亡が確認されたもの 初診時程度別割合 (65歳以上) 冬場に多く発生しています。 600 518 n=2,669 500 476 帰宅した妻が浴槽内で苦しがっている夫を発見し、隣人に助けを求め、 隣人が救急要請した。 (平成27年1月 78歳 男性 重篤) 同居する息子が仕事先から帰宅した際、居室内の電気は点いていたが父 親の姿が見えなかったため浴室を見に行ったところ、浴槽内で意識がなか ったため救急要請した。 (平成27年2月 78歳 男性 重篤) 男性は飲酒後入浴していたが、その後「ゴボゴボ」という音がしてきた ので妻が様子を見に行くと、浴槽内で顔が半分お湯に浸かった状態でもが いていたため、お湯を抜き、引き上げようとしたが上がらず、妻から救急 要請となった。 (平成27年11月 65歳 男性 中等症) 425 救 急 400 搬 送 人 300 員 ( 人 200 ) 317 252 195 133 127 70 100 48 47 61 7月 8月 9月 10月 11月 12月 0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 65歳以上の月別救急搬送人員 ・ お風呂から出てこないので、心配した息子が見に行ったところ浴槽内に 沈んでいる状態になっていたため、救急要請した。 (平成27年1月 89歳 女性 重篤) 図のデータは、平成23年~平成27年に東京消防庁管内※で救急搬送されたもの。 ※ 東京都のうち、稲城市、島しょ地区を除く地域 自宅での事故が多く発生しているのね…。
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