仕様書 - 沖縄県

仕様書
この仕様書は、昆虫細胞観察装置一式に適応するものであり、納入物品は以下に定める
仕様を満たす物とする。
１．納入する機器及び数量
（１）器機：昆虫細胞観察装置一式
（２）数量：一式
（内訳）１）生物顕微鏡（位相差付）一式
２）実体顕微鏡（リング照明付）二式
３）顕微鏡デジタルカメラ2台＋画像ソフト一式
２．使用目的
沖縄県農業研究センターでは、特殊病害虫特別防除事業においてエックス線による不
妊化技術の開発を行う。不妊化線量の決定には、対象昆虫へのエックス線による影響を
細胞レベルで詳細に調べる必要がある。
当該機器は、照射後の昆虫内部の生殖器官や消化管などの組織を、実体顕微鏡下に置
いた生理食塩水中で摘出後、実体顕微鏡と生物顕微鏡を用いて各種器官や生細胞の状態
観察、顕微鏡デジタルカメラによるサイズ計測等を行うために必要な装置である。当該
機器を用いて、エックス線による昆虫器官への影響調査用として使用する。
３．必要とする仕様
以下の要件を満たす昆虫細胞観察装置一式とする。
（１）生物顕微鏡は正立型で位相差機能付属、鏡筒角度が任意調整できる三眼鏡筒で、LED
照明、接眼レンズは拡大倍率10倍、対物レンズは拡大倍率10、20，40，100倍のプ
ランとする。これらの付属品を含むニコンCiL-Ph-21もしくはオリンパスBX43と同
等以上とし台数は1台とする。
（２）実体顕微鏡は鏡筒角度が任意調整できる三眼鏡筒で、LEDリングライトを付属し、
接眼レンズは拡大倍率10倍で視野数は22以上、対物レンズは拡大倍率1倍でズーム
範囲0.7～10倍以上とする。これらの付属品を含むニコンSMZ18もしくはオリンパ
スSZX16と同等以上とし台数は2台とする。
（３）顕微鏡デジタルカメラは、画素数500万以上で、
（１）ならびに（２）に接続可能で、
位相差画像観察、明視野観察がスムーズに撮影できるもので付属品を含むニコン
DS-Fis3-U3もしくはオリンパスDP22と同等以上とし台数は2台する。
（４）画像統合ソフトウエアは、（３）のカメラを制御できるもので、撮影した画像
の加工や保存、指定した部位の面積や周囲長など各種計測が可能なシステムと
する。また、作業状況や観察経過を共有するため20型以上のモニターを付属す
るものとし、ニコンNIS-ElementもしくはオリンパスcellSensと同等以上する。
（５）当該機器の初期運転に最低限必要な消耗品や付属品を付属している。
（６）機器の説明や使用法、点検方法を記した日本語マニュアルを備えている。
４．納入場所
沖縄県農業研究センター（沖縄県糸満市字真壁820）
５．納入期限
平成29年2月28日（火曜日）
６．納入方法
納入場所で担当者による動作確認を得るとともに、担当者へ取扱説明を行うこと。
７．その他
（１）契約金額には、上記１および６に関する金額をすべて含むものであること。
（２）納入業者は、担当者立ち会いのもと、その指示に従うこと。
（３）納入の際、連絡事項や問題が発生した場合は、直ちに下記担当者に連絡すること。
（４）納入業者は、機器の搬入、添え付け完了後、試運転と性能試験を行うこと。
（５）納入後、
作業中に発生したトラブルやアフターケアーについて即時対応できること。
（６）納入後１年以内の製造元に起因する故障に対する対応は無償で行うこと。
担当者
沖縄県農業研究センター病虫管理技術開発班金城邦夫
電話 (098)840－8504

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