『廻り縁カバー』 施⼯説明書 下記の施⼯説明をよく御覧の上、正しく施⼯を⾏なってください。 ■ 設計・施⼯時の注意 ○ 本製品がカバーできる既存廻り縁は、⽊製廻り縁、シート貼り廻り縁です。それ以外の材質の廻り縁には使⽤できません。 ○ 本製品がカバーできる既存廻り縁の形状は、およそ四⾓形となります。表⾯凹凸が激しいデコラティブな形状(例:右図)は カバーできません。またカバーできる既存廻り縁サイズは、⾼さ30〜45㎜、厚み5〜30㎜です。 ○ 既存廻り縁がシート貼りの場合は、まず、シートに切り込みを⼊れて基材とシートが密着しているか確かめてください。 次に、シートにはがれやよじれ(しわ)があったり、塗装はがれがある場合はその部分を除去してください。 また、既存廻り縁に⽔濡れ、汚れ、油分、ほこり等がある場合は除去してください。除去しないと接着不良の原因となります。 ○ 接着剤やコーキング材は、必ず指定品(弊社カタログ掲載品)をご使⽤ください。 ○ カッターを使⽤する際は、刃が通る位置に⼿を置かないでください。カッターが滑り⼿にけがをするおそれがあります。 ○ カット後の端⾯(製品の継ぎ⽬など)は、サンドペーパー等でバリを取ってください。端⾯で⼿にけがをするおそれがあります。 ○ 製品本体と役物(⼊隅・出隅)の間、本体と天井⾯および壁⾯の間、などに隙間ができる場合は、コーキング処理が必要です。 ○ 保管の際は、直射⽇光を避けて平らな場所に平置きしてください。⽴て掛けると製品が変形するおそれがあります。 ■ 使⽤部材 ※右上図参照 ○ 本体、⼊隅、出隅 ○ 両⾯テープ(⼱5㎜)、接着剤、コーキング材 <⼊隅> デコラティブ 形状 <本体> <出隅> ■必要⼯具・部材 ※現地調達 【⼯具】 巻尺、のこぎり、カッター、サンドペーパー(番⼿#180)、シーリングガン(接着剤塗布⽤) 【部材】 マスキングテープ ■ 施⼯⼿順 1. 既存廻り縁の表⾯を確認する 1. ○ シート貼り廻り縁の場合は、⽩い粉が出るまでサンドペーパー(番⼿#180)で表⾯を荒らす。 注意 注意 荒らさないと接着不良の原因となります。 表⾯を荒らす (シート貼り以外の廻り縁の場合は荒らす必要はありません) サンドペーパー (番⼿#180) 既存廻り縁 2. 本体のカット →両⾯テープ貼り →接着剤塗布 →貼り付け 2.-① ① 廻り縁と同じ⾼さ・厚みになるように、カッターでカットする。 ※裏⾯の1㎜ピッチ溝に沿って切れ⽬を3〜4回⼊れてカットする。 ② 裏⾯の上端に両⾯テープをしっかり圧着して貼り、離けい紙をはがす。 裏⾯溝 廻り縁と 同じ⾼さ カット ③ 裏⾯に接着剤を塗布する。(ビード塗布径Φ4) カット カバー本体 注意 <塗布数> 厚み⾯10㎜未満…⾼さ⾯2本 10㎜以上…⾼さ⾯2本+厚み⾯1本 注意 <塗布位置> 廻り縁と本体が接触する箇所をねらって塗布する 本体 既存廻り縁 廻り縁と 同じ厚み 2.-②③ 注意 <接着剤の塗布数> 接着剤(ビード塗布径Φ4) 10㎜程度 注意 廻り縁の溝部は 避けること 10㎜程度 上端に 両⾯テープ 2本 厚み⾯ 10㎜未満の場合 <接着剤の塗布位置> ⾼さ⾯ 上端に両⾯テープ (圧着後、先に離けい紙をはがしておく) 10㎜程度 10㎜程度 厚み⾯ 10㎜以上の場合 10㎜程度 3本 上端に 両⾯テープ ⾼さ⾯ ④ 廻り縁に本体を貼り付ける。 ※⼊隅部は突き付ける。出隅部は壁⾯の⾓に合わせる。 ※カバーどうしの継ぎ⽬は突き付ける。 ※枠材との取り合いは突き付ける。⼩⼝が⾒える場合はサンドペーパー等で⾯取りする。 ※天袋(押⼊れ)の枠材との取り合いは、本体を切り⽋く。 2.-④ 本体貼り付け後 天井⾯ 既存廻り縁 壁⾯の⾓に合わせる 天井 本体 天袋(押⼊れ)枠材と本体の取り合い 突き付ける 本体 両⾯テープ 接着剤 本体 継ぎ⽬ 突き付け 接着剤 本体 本体 出隅部 ⼊隅部 取り合い 突き付け 枠材 (縦枠) 切り⽋く 廻り縁 天袋の 枠材 3. ⼊隅・出隅のカット →両⾯テープ貼り →接着剤塗布 →貼り付け ① 廻り縁に取り付けた本体の⼨法に合わせて、⼊隅・出隅をカットする。 ※裏⾯の1㎜ピッチ溝に沿って切れ⽬を⼊れてカットする。 3.-① ⼊隅 出隅 カット 本体と 同じ⾼さ カット カット 本体 本体と 同じ厚み カット ② 裏⾯に両⾯テープをしっかり圧着して貼り、離けい紙をはがす。 ⼊隅:細⻑い部分に2本貼付 出隅:左右に2本貼付 ③ 裏⾯に接着剤を塗布する。 ⼊隅:厚み⾯10㎜未満…下⾯のおよそ中⼼に塗布(球状点付け塗布Φ7) 厚み⾯10㎜以上…下⾯のおよそ中⼼に塗布(⾯の広さに応じて適量塗布) 出隅:厚み⾯10㎜未満…塗布なし 厚み⾯10㎜以上…⾯の広さに応じて適量塗布 3.-②③ 細⻑い部分に両⾯テープ (圧着後、先に離けい紙をはがしておく) 左右に両⾯テープ (圧着後、先に離けい紙をはがしておく) 厚み⾯ 10㎜以上の場合 厚み⾯ 10㎜未満の場合 厚み⾯ 10㎜未満の場合 下⾯のおよそ中⼼に接着剤 (球状点付け塗布Φ7) 厚み⾯ 10㎜以上の場合 ⾯の広さに応じて適量塗布 ⾯の広さに応じて適量塗布 ④ ⼊隅部・出隅部に貼り付ける。 3.-④ 天井⾯ 出隅部 出隅 ⼊隅 ⼊隅部 4. コーキング処理 ○ 本体どうしの継ぎ⽬、本体と役物の間、本体と枠材の取り合い部、本体と天井⾯や壁⾯の間、などの隙間が⽬⽴つ場合は、コーキング処理する。 ●製品図 ●参考納まり図 <本体> 30 <⼊隅> 1.5 30 8 <出隅> 例:既存廻り縁 ⾼さ40㎜、厚み15㎜の場合 (洋室に使われる⼩さいサイズの廻り縁を想定) 8 30 例:既存廻り縁 ⾼さ40㎜、厚み21㎜の場合 (和室に使われる⼤きいサイズの廻り縁を想定) 天井 天井 溝 1.5 45 溝 1.5 161130作成 45 45 壁 既存廻り縁 廻り縁カバー 壁 既存廻り縁 廻り縁カバー 福井県福井市三⼗⼋社町33-66 http://www.fukuvi.co.jp
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