質 問 対 象 質 問 回 答 保 一般ガス導管事業者は24時間対応とのこと

用語の定義:「ガス事業法」→法 「ガス小売事業者」→小売事業者
質 問 対 象
保…保安関係
質 問
回 答
保
一般ガス導管事業者は24時間対応とのことだが、小売事業者の連絡窓口
も24時間対応とする必要があるか。
保
液石法におけるLPガス販売の場合と同様、小売事業を営む地域に事業所
保安上、そこまでは求めていない。
を設置する必要があるのか。
保
保安業務監督者は、小売事業を営む地域ごとに専任する必要があるか。
地域ごとではなく、事業所ごとに選任する必要がある。
保
保安業務監督者は、事業所等の長でなければならないか。
必ずしも長である必要はない。保安について責任を持てる者を充て
ていただきたい。
保
内管検査の頻度についての省令は発出されるのか。
発出するが、内容は検討中である。
保
現行の大口需要家の保安(定期保安調査等)について、自由化後に変更は
内容は検討中だが、基本的には従来と同様となる予定である。
あるのか。
保
大規模災害発生時、被災地域の小売事業者には顧客対策隊としての役割
が発生するが、小売事業を営む地域の災害の大きさに応じて、役割が大き あらかじめ一般ガス導管事業者との取り決めた内容による。
くなるということか。
保
新たに大口需要家に対し小売事業を営む場合、保安業務規定は必要か。
緊急時対応の観点から必要となる。
保
多くの小売事業者が存在し、災害が発生した際の消防や警察等の関係機
関との連携はどうなるのか。
事前に災害時の役割分担について定めておくことが望ましい。
保
小売事業者のスイッチの際に消費機器調査を行わないことは、需要家に
とっては不安に感じるのではないか。
需要家が情報提供を承諾した消費機器調査結果を一般ガス導管事
業者から引き継げた場合のみ、スイッチ時の消費機器調査をしなく
てもよいこととされている。スイッチの際に需要家に不安等があれ
ば、調査をすることを妨げるものではない。
保
液石法によるLPガス事業では緊急時に30分以内にかけつけること
ができる体制を確保する必要がある旨の規定があるが、ガス事業
法では保安対応は一般ガス導管事業が一元的に行うことから、小
○小売事業者の自主保安活動を促進するとのことだが、小売事業区域と営
売事業者においてそうした規定はない(ガス小売事業者が自ら導管
業所との距離や緊急時にかけつける際の所要時間については何らかの規
網を維持・運用する場合には、一般ガス事業者と同様に、緊急時に
定があるのか。
は速やかに対応を行う必要がある。ホ−12参照。)。なお、旧簡易
○待機場所からガス工作物の場所までの地理的な規制はあるのか。
ガス事業用のモデル保安業務規定には、これまでの事業者の取組
等を踏まえ30分以内にかけつけることができるように要員を配置す
る旨の規定を置いている。
保
保安業務監督者として選任することが可能なガス主任技術者は、乙種以上
ガス主任技術者ならば、甲、乙、丙種問わず選任が可能である。
か。
保
小売事業を営むにあたり、最低限必要な資格は保安業務監督者と消費機
器調査員の2つということか。
その通り。
保
ガス消費機器調査等の保安業務(周知業務も含め)を外部に委託すること
は可能か。
可能。ただし、外部に委託したとしても、保安責任は小売事業者が
負うこととなる。
保
小売事業登録申請時に保安業務規定が必要なのか。
登録前の届出は不要。登録後、事業開始までに届出が必要となる。
保
消費機器調査員資格については、民間団体にて講習制度を設けて
消費機器調査員の資格について、液石法に係る資格と互換性はあるのか。 いるが、液石設備士を有する者については講習時間が短くなる特別
講習を受講することが可能となる。
保
LPガス事業における30分規制に相当する24時間保安を確保することにつ
いて、法令上の規定はあるのか。
一般ガス導管事業者(自ら導管網を維持・運用するガス小売事業者
を含む。)については、緊急時には速やかに対応を行う旨の規定を
ガス事業法に置いている(法第159条第5項)。また、本規定を踏ま
え、ガスシステム改革保安対策WG報告書において、一般ガス導管
事業者は、24 時間体制の緊急保安受付窓口を設置し、緊急車両の
配備や緊急出動班の整備など、ガス漏れ等の緊急事態が発生した
場合には、迅速な判断のもと、緊急時対応を行う旨記載している。
保
電気事業設備のガス導管を用いた特定ガス導管事業者においても、保安
業務規定を定める必要があるか。
緊急時対応の観点から必要となる。
法では、24時間対応までは求めていない。